JPH02173712A - マイクロフィルム投影レンズ系 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ この発明は、マイクロフィルムの像再生をおこなうため
にマイクロリーグあるいはリーグープリンタに使用され
るマイクロフィルム投影レンズ系に関する。

［従来の技術］ マイクロフィルムはその作成時において各コマが原本の
文字の向きを縦横統一しないで記録したものが多く、不
揃で撮影されたものが多い。このため従来からリーグあ
るいはリーグプリンタによる映像再生時においては投影
レンズとスクリーン間つまり投影レンズの拡大側に像回
転プリズムを配置してスクリーン上に投影される再生像
の縦・横位置を修正するようにしているのが一般的であ
る。

しかし、従来の投影レンズ系は入射瞳の位置が投影レン
ズ系のほぼ中心に位置するために、その画角が広い場合
には挿入される像回転プリズムを投影レンズ系の拡大側
端面の至近位置に配設しても光束が広がってしまうため
に上記像回転プリズムが大型化してしまう、また、像回
転プリズムは光軸に平行平板を４５度に傾斜させて配置
したものと等価であり、同じ像円径内でも場所によって
性能が異なり、像回転プリズムが大きい程軸上アステグ
マチズムの発生量が大きくなり（軸上アステグマチズム
はプリズム底面の長さに比例する）像の劣化を招き、ひ
いてはミラーを含めた投影光学系全体が大型化してしま
うといった欠点を有していた。

このため、投影レンズ系において光束が最も収束する入
射瞳位置を投影レンズ系端面に位置させるいわゆる前絞
りタイプの投影レンズ系が種々提案されてきている。（
例えば、特公昭４７−３５０２７号公報、特公昭４７−
３５０２８号公報、特開昭５７−４０１６号公報参照） ［発明が解決しようとする問題点］ ところで、一般に前絞りタイプの投影レンズ系では、使
用可能な画角を広くとれず像面湾曲、非点収差が太き（
なり、広画角のレンズ系ではコマ収差の補正が困難であ
った。また、コンパクト性にも困難性があった。さらに
、前絞りであるために軸上色収差と倍率色収差を同時に
補正するための硝材の組合せが限定されるといった設計
上において非常に困難性を有している。

この発明は、このような点に鑑みてなされたもので、望
遠比ＴＬ（４）／ｆを０．８程度と非常にコンパクトに
形成され、画角２ω＝２９６〜３０°、有効Ｆナンバー
８．８で諸収差がよく補正されて性能の良好な新規なタ
イプのマイクロフィルム投影レンズ系を提供することを
目的とする。

［問題点を解決するための手段１ この発明では、拡大側より順に、強い凸面を拡大側に向
けた両凸の第１正レンズおよび両凹レンズの第２負レン
ズの接合レンズからなる集束性の第１レンズ群Ｉ、１枚
の正レンズと拡大側に凹面を向けた１枚の負レンズより
なる集束性の第２レンズ群ＩＩ、拡大側に強い凹面を向
けた凹レンズと凸レンズからなる発散性の第３レンズ群
ＩＩＩとから構成され、絞りを第１レンズ群Ｉの拡大端
から縮小端の範囲に配したことを特徴とするマイクロフ
ィルム投影レンズ系である。

また、この発明を実施する際のより具体的な形態として
、全系の焦点距離をｆ、第１レンズ群Ｉの焦点距離をｆ
ｉ＋第２レンズ群ＩＩの焦点距離をｆｌ＋第３第３ス２
１ き、次の各条件式を満していることが望ましい。

■　１．　７＜　　ｆ／ｆ＋　＜　　２．　０■　　　
　　　　　　　　　ｆ／ｆ　菫　く　　　０　、　３■
　２，ｌ　＜　ｆ／ｌｆｍｌ＜２．４この発明のスクリ
ーン側である拡大側の第１レンズ群Ｉは、いわゆるダブ
レットタイプのレンズ群であり、前方絞りタイプのレン
ズ系に適し、しかも望遠タイプの前群レンズとして適し
たものとなっている。また、縮小側の第３レンズ群ＩＩ
Ｉは、負レンズと正レンズの組合せで主に種々の軸外収
差の補正を行うものである。さらに、第２レンズ群ＩＩ
は主に第１レンズ群Ｉで補正不足である球面収差の補正
ならびに像面湾曲，コマ収差の補正に寄与している。

上記条件式■，■は、各々第１レンズ群，第３レンズ群
の屈折力を規定するもので、条件式■の下限値および条
件式■の下限値を外れると、レンズ系の全長が長くなり
、コンパクト性に欠けるものとなる。

また、上記条件式■の上限値および上記条件式■の上限
値を越えると、各群のパワーが強くなり過ぎるために、
いずれもレンズの製造誤差、特に芯厚、空気間隔やレン
ズの偏芯に対する性能の劣化が大きくなり製造しにくい
レンズとなる。

上記条件式■は、第２レンズ群の屈折力を規定するもの
で上限値を越えると、球面収差の補正ならびにコマ収差
の補正が困難になる。また下限値を下回ると像面湾曲の
補正が困難になる。

絞りＳは、第１レンズ群Ｉの拡大端から縮小端の範囲に
配置される。この範囲より、縮小側に絞りＳを配置する
と、レンズの拡大端に配置される像回転用のプリズムを
大型化する必要があり、拡大端に配置するとレンズ全長
が大きくなる。

［実　施　例］ 第１図および第３図は、この発明の第１実施例、第２実
施例の像回転プリズムを有するマイクロフィルム投影レ
ンズ系の構成を示す断面図である。左側のスクリーン側
である拡大側より順に、強い凸面を拡大側に向けた両凸
レンズの第１正レンズＧ１と両凹レンズの第２レンズＧ
２の接合レンズからなる集束性の第１レンズ群Ｉ、１枚
の第３正レンズＧ３と拡大側に凹面を向けた第４負レン
ズの６４よりなる集束性の第２レンズ群ＩＩ、拡大側に
強い凹面を向けた第５負レンズＧ、と両凸レンズの第６
正レンズＧ６からなる発散性の第３レンズ群１１１とか
ら構成され、絞りＳは第１レンズ群■の拡大端から縮小
端の間に配置される。なお、右側の平行平面ガラスはフ
ィルムホルダーを示し、この右側の面ｒ１３と図示しな
いもう１枚の平行平面板とによりマイクロフィルムを挟
着保持するようになっている。

拡大側より順に、曲率半径をｒ、、ｒ２　　・ｒ１３．
軸上面間隔をｄ　＋　１　ｄ　２１　・・・１　ｄ　１
ｍ、硝材のｄ線での屈折率をＮｌ、Ｎ２．・・　Ｎ７、
硝材のアツベ数をシ１．シ２．　゛・　シフとしたとき
の実施例１および実施例２の具体的な数値をそれぞれ第
１表および第２表に示す。

また、これらのマイクロフィルム投影レンズ系の収差曲
線図をそれぞれ第２図および第４図に対応させて示して
いる。

画角２ω＝２９°〜３０°と広画角でありながら極めて
良好でコンパクトな低倍率のマイクロフィルム投影レン
ズ系となっている。

（以下余白） 第　　　　１　　　　表 曲率半径　　軸上面間隔　屈折率（Ｎｄ）　　７フベ数
（νｄ）曲率半径 第　　　　２　　　　表 軸上面間隔　屈折率 （Ｎｄ） アツベ　数 （νｄ） 開口絞り ｄ。

０．４０ ｄ３’５．１０ 開口絞り ｄ。

０．３１ ′５．１９ ｄ。

３．６０ ３．５９ ｃＬ＋　　１３．４０ １４．７０ ｆ＝４２．９４ 望遠比　０．８１ Ｂ＝　−１７１７，８ ｆ／ｆ、　＝１．７８ ω　＝１４．９’ ｆ／ｆ、＝０．０８ Ｆｅｆｆ、　＝８．８ ｆ／ｉｆ厘巨２．２１ ｆ＝４４．０４ 望遠比　０７９ β＝　−１７１７，８ ｆ／ｆ＋　＝１．８２ ω　＝１４．５’″ ｆ／ｆ夏＝０．１６ Ｆｅｆｆ、　＝８．８ ｆ／１ｂｌ＝２．３４ 【発明の効果１ 以上述説明したように、この発明の拡大側に像回転プリ
ズムを配置してマイクロフィルムを投影するレンズ系は
、光束が最も収束する入射瞳位置を投影レンズ系の拡大
側近傍に配置し、像回転プＪズムをその端面の至近位置
に配設することにより投影像の劣化を最小限にとどめる
とともに、像回転プリズムおよび投影光学系全体のコン
パクト化を図ることができる。

さらに、望遠比を０．８前後と従来の低倍率の投影レン
ズを非常にコンパクトにすることができた。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の実施例１の構成を示す側断面図、 第２図は、上記第１図の投影レンズ系の収差曲線図、 第３図は、本発明の実施例２の構成を示す側断面図、 第４図は、上記第３図の投影レンズ系の収差曲線図であ
る。 特許出願人　ミノルタカメラ株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）拡大側より順に、強い凸面を拡大側に向けた両凸
   の第１正レンズおよび両凹レンズの第２負レンズの接合
   レンズからなる集束性の第１レンズ群 I 、１枚の第３
   正レンズと拡大側に凹面を向けた１枚の第４負レンズよ
   りなる集束性の第２レンズ群II、拡大側に強い凹面を向
   けた第５負レンズと第６正レンズからなる発散性の第３
   レンズ群IIIとから構成され、 絞りを第１レンズ群 I の拡大端から縮小端の範囲に配
   したことを特徴とするマイクロフィルム投影レンズ系。
2. （２）下記の条件式［１］、［２］、［３］を満足する
   ことを特徴とする特許請求の範囲第１項記載のマイクロ
   フィルム投影レンズ系。 ［１］１．７＜ｆ／ｆ＿ I ＜２．０ ［２］ｆ／ｆ＿II＜０．３ ［３］２．１＜ｆ／｜ｆ＿III｜＜２．４ ただし、 ｆ；全系の焦点距離 ｆ＿ I ；第１レンズ群 I の焦点距離 ｆ＿II；第２レンズ群IIの焦点距離 ｆ＿III；第３レンズ群IIIの焦点距離 である。