JPH02166357A - 冷媒流量調節弁 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はヒートポンプ装置の制御用要素の一つである冷
媒流量調節弁に関するものである。

従来の技術 第三図はマルチヒートポンプ装置の構成を示す図で、圧
縮機３１の吐出管３２に四方弁３３２分岐部３４を介し
て複数個の熱交換器（凝縮器）３６−Ｎを設けると共に
、前記熱交換器３６−Ｎの各々に流量検出器３６．冷媒
流量調節弁３７゜温度検出器３８に接続するとともに、
合流部３９゜膨張弁４ｏを介して第二の熱交換器（蒸発
器）４１を接続し、前記第二の熱交換器４１を前記四方
弁３３を介して前記圧縮機３１の吸入口４２に接続ｔて
マルチヒートポンプ回路を構成している。

４３は前記圧縮機３１の電源装置でインバータ機能を有
している。実線の矢印は給湯機能時または暖房機能時の
、点線の矢印は冷房機能時の冷媒の流れ方向を示す。マ
ルチ空調Ｖステムの機能構成とするためには、凝縮器の
冷房時の冷媒流入側に流量調節弁と流量検出器を設ける
ほうがよい。

第三図に示す従来のと一トポンプ装置において、マルチ
給湯システムまたはマルチ空調システムの暖房時を示す
ものとすれば、圧縮機３１から吐出された冷媒は実線の
矢印で示すごとく、四方弁３３、分岐部３４．流量検出
器３６．冷媒流量調節弁３７．温度検出器３８をへて凝
縮器３６−Ｎに流入する。したがって、各凝縮器３５−
Ｎに流入する冷媒量は、気相域で制御されているため、
凝縮器内の気液のバランス作用に影響されることなく、
所定の流量で凝縮器内に流れ込むことができる。その結
果、各凝縮器への冷媒の分配制御は、高速で安定性よく
、正確に行なうことができるようになつた。

発明が解決しようとする課題 しかし、この従来例のヒートポンプ装置においては、冷
媒流量調節弁と流量検出器ならびに温度検出器は、それ
ぞれ別の部品であるため、それぞれ個々の部品はある精
度範囲で特性が同じであっても、それらが組合わさった
特性は必ずしも同じでなく、かなシの範囲でばらつくこ
とになる。高速で安定性よく正確に冷媒分配制御を行な
うためには、安定性よく流量計測を行えることが必要で
ある。また、部品としての特性がわかっていても、組み
立て後の総合特性を調整する必要があシ、生産性の上で
も改善を要する問題を有している。

本発明は上記従来課題の課題を解決することを目的とす
る。

課題を解決するための手段 本発明は、冷媒流量調節弁と流量検出器と温度検出器を
一体としたものである。

作用 本発明は上記した構成によシ、部品の組み立てによる特
性のばらつきを排除するとともに、パルプ操作による流
れの変化の影響を受けないパルプの上流位置で、殆ど時
間遅れなく流速を計測することによって安定性よく流量
を計測し、安定性の高い流量制御のできる制御部品を提
供することができるとともに、製造行程における生産性
の高い部品を提供できるものである。

実施例 以下に、本発明の実施例を図面に基いて説明する。

第一図は、本発明の一実施例を示す図で、１は弁体、２
は弁ケース、３は駆動装置で弁体１はスプリング４とネ
ジ６によって弁ケース２に組み込まれている。駆動装置
側への洩れはシール装置６によって防止されている。弁
ケース２の上流部にはオリフィス部８が設けられておシ
、温度検出器７が設けられているとともＫ、オリフィス
９がスペーサ１０を介してネジ１２によって装着されて
いる。オリフィス部８は上流側圧力ポート１４および下
流側圧力ポート１３とによって、差圧検出器１６に連接
している。オリフィス部８における半径方向の洩れは図
中の３カ所のシール装置１１によって防止されている。

次に実施例の作用について説明する。第一図に示す冷媒
流量調節弁が、第三図に示す従来例のマルチヒートポン
プ装置に装着されているものとし、給湯過稈にあるもの
とすると、圧縮機３１から吐出された高温高圧の冷媒は
、四方弁３３から各分岐点３４および第一図に示す冷媒
流量調節弁を通って、各々の凝縮器３６にいたる。この
とき分岐点３４を通った冷媒は、必要量がそれぞれの凝
縮器に流れ込むように、弁体１の作用によって調節され
る。その流速は、それぞれの弁体１の上流側に設けたオ
リフィス部８の上流側圧力と下流側圧力の差圧を、差圧
検出器１５で検知する事によって計測される。弁体１の
上流位置で流速を計測するため、弁体１の影響を受ける
ととなく、安定した条件で測定する事ができ、温度検出
器７の機能も併せて、冷媒の流速、流量または加熱量を
安定性よく計測・制御することができる。

第二図に本発明のその他の実施例を示す。２１は弁体、
２２は弁ケースで、弁体２１はスプリングを介してネジ
２６によって弁ケース２４に装着されている。２６はシ
ールである。弁ケース２２の弁体２１の上流側には上流
側空間部２７が、下流側には下流側空間部２８が設けら
れており、そのそれぞれは、上流側圧力ポート２９と下
流側圧力ポート自０とによって差圧検出器３１に連通し
ている。作用・機能は基本的には第一図に示す実施例と
同じであるが、下流側圧力ポート３０は弁体２１の下流
に設けられているため、弁体の作動による流れの変化の
影響を受けるが、安価にコンパクトに作ることができる
ものである。また、これらの実施例のものは、制御機能
とセンシング機能が一体に作り上げられているため特性
が安定しているとともに品質管理が容易なものである。

発明の詳細 な説明したごとく、本発明の構成によれば、性能の安定
した、品質管理および行程管理の容易な、マルチヒート
ポンプ回路における冷媒分配用の制御部品を提供するこ
とができる。その結果、高速で安定性がよくしかも正確
な冷媒分配制御機能を実現することができるもので、実
用的にきわめて有用である。

【図面の簡単な説明】

第一図は本発明の冷媒流量調節弁の一実施例を示す略示
構造図、第二図は本発明の他の実施例を示す略示構造図
、第三図は従来例を示すマルチヒートポンプ装置のブロ
ック図である。 １．２１・・・・・・弁体、２．２２・・・・・・弁ケ
ース、３゜２３・・・・・・駆動装置、７，３２・・・
・・・温度検出器、８・・・・・・オリフィス部、９・
・・・・・オリフィス、１３，３０・・・・・・下流側
圧力ポート、１４　、２９・・・・・・上流側圧力ポー
ト、１５．３１・・・・・・差圧検出器。 代理人の氏名　弁理士　粟　野　重　孝　ほか１名第２
図 ２１−弁イ本 ２２−弁ケース ２３−駆ｖＪ装置 ２７−上流側空間記 田・−下涼聯１空間部 ２９−に５’Ｒｔ９ＪＪｆｔＪ７に一ト（資）−下流イ
Ｉｌ鉦！力木５ト ３１−着刀書鉗土寥象 ３２−湯１υ灸出器

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）弁本体の弁装置部の上流側流路に上流側圧力ポー
   トを設け、前記弁本体の弁装置部の下流側流路に下流側
   圧力ポートを設け、前記上流側圧力ポートと前記下流側
   圧力ポートを差圧検出器に連接すると共に、前記上流側
   流路または下流側流路のいずれかに温度検出器を設けた
   ことを特徴とする冷媒流量調節弁。
2. （２）弁本体の弁装置部の上流側流路にオリフィス部を
   設け、前記オリフィス部の上流側と下流側に圧力ポート
   を設け、前記両圧力ポートを差圧検出器に連接するとと
   もに前記オリフィス部の上流側または下流側流路に温度
   検出器を設けたことを特徴とする冷媒流量調節弁。