JPH02164132A - 数字の一致・不一致を判定する判定機構及び数字表示機能を有するスイッチ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、登録された暗証登録番号と入力した数字とを
比較してその一致・不一致を判定するための判定機構に
関する。

（従来の技術） 暗証登録番号を予め登録させておき、０〜９までの数字
に対応した少なくとも１０個の独立したスイッチからな
るスイッチ群、いわゆるテンキースイッチの個々の数字
を記されたスイッチを順に動作させ、登録された暗証登
録番号と一致するか否かを判断する数字の一致・不一致
判定機構が様々な用途に使用されている。

従来は数字が十進法であるので、スイッチ群としてはＯ
〜９の１０個のスイッチか最低必要であった。それ以外
にも操作用のスイッチか別に必要であり、スイッチ群の
個々のスイッチの数はどうしても多くならざるを得ない
、それがこの判定機構を有する装置の小型化を図ろうと
するときの妨げとなっていた。このスイッチ群のスイッ
チは人間が指で操作するものであるので、各スイッチの
大きさをあまり小さくできないためである。

（発明か解決しようとする課題） 本発明は、このような点を改善し、より小型化を図るこ
とのできる数字の一致・不一致判定機構を提供すること
を目的としてなされたものである。

また、他の課題は上記課題を解決する機構に使用するた
めのスイッチを提供することである。

（課題を解決するための手段） 本発明は、スイッチ群の個々のスイッチに対応する数字
を固定せずに、個々のスイッチに数字表示機能を持たせ
、各スイッチにランダムに表示された数字群の中から暗
証番号の数字の一桁の数字を選択させるようにしたこと
を特徴とするものである。すなわち、暗証登録番号の一
桁ごとにランダムな数字群から選択するようにしたもの
である。

したがって、本発明はこのスイッチ群の各スイッチに別
々に数字、すなわち数字群を表示させる表示数字設定回
路を有するが、この回路は暗証登録番号の前の桁のため
の数字群の中から一つの数字を選択してその数字か表示
されているスイッチを動作させたときにその数字群を消
去し、次の桁のための数字群を表示するように構成され
ている。しかも、その数字群には暗証登録番号の該当桁
の数字を必ず含み他はそれとは異なる数字となる。

本発明はさらに比較回路を有するが、この回路は、数字
群の中から選択した数字を暗証登録番号に該当する桁の
数字と各桁ごとに比較するものである。全桁か等しかっ
たとき一致信号を出し、いずれか一つの桁の数字でも異
なっていれば不一致信号を出すように構成されている。

数字選択のためのスイッチ群のスイッチの数は２個以上
９個以下とするが、５個とすることが望ましい。

他の発明は、１桁の０〜９までの数字を外部からの信号
入力で表示する複数の数字表示器と、その数字表示器て
表示された数字の箇所を押すことによってその位置を検
出できる数字入力パネルとを有することを特徴とするス
イッチである。

（作用） 本発明機構においては、予め暗証登録番号は登録されて
いる。操作時にはまず、表示数字設定回路によって、ス
イッチ群に暗証登録番号の最上位の桁の数字に対応する
数字群が表示される。その数字群には暗証登録番号の最
上位桁の数字が必ずある。暗証登録番号を知っていれば
、当然その正しい数字を押す、この数字はスイッチに表
示されているのでそのスイッチか動作し、比較回路にそ
の情報を入力するとともに表示数字設定回路を動作させ
て次の桁に対応する数字群を表示させる。

当然、その中の一つは暗証登録番号の次の桁の数字と一
致している。同様にそのスイッチを動作させることによ
り、暗証登録番号の各桁ごとの数字の選択が全桁にわた
って行われる。

比較回路ではスイッチを動作させるごとに暗証登録番号
の対応する桁の数字と比較している。全桁が一致すれば
一致信号を出し、この機構を取り付けた機器を正常に動
作するようにする。逆に何れか一つの数字でも異なると
その時点で又は全体を照合してから不一致信号を出し警
報等を出すことになる。一致信号、不一致信号の後の取
り扱いは一般的なテンキーを用いた場合と特に変らない
。

上記のように暗証登録番号の各桁ごとにランダムに数字
を表示し、その中から正しい数字を選択させる構成とし
ているので、スイッチ群のスイッチの数は複数であれば
任意でよい。

又、スイッチは、複数の数字表示器を有し、その数字表
示器で表示された数字の箇所を押すことによってその位
置を検出できる数字入力パネルが設けられているので１
表示された数字を押して、その数字の情報を他に伝える
ことができる。したがって、個々のスイッチに予め対応
する数字を固定しておく必要がなく、必要に応じて数字
を表示させ、その表示された数字を他の電気的回路に入
力させることかできる。すなわち少ないスイッチの数で
テンキースイッチの変りとすることかできる。

（実施例） 第３図が数字選択用のスイッチの平面図であり１図示の
ように５個のスイッチ２，２・・・か−列に並べられて
いる。スイッチ群のスイッチの数は５個に限ぎるわけで
はなく、最低２個あればよい。本発明の目的はスイッチ
群のスイッチの数を減らすことであるので、１０個では
従来のテンキーと同じで意味がなく、少なくとも９ｆｆ
ｌ以下とする必要がある。２個でもよいが、偶然に一致
する確率が高くなるので、実施例のように５個程度が望
ましい。

第４図に示すように個々のスイッチ２は、プリント基板
３に形成された数字表示器４の上に設けられた数字入力
パネル５によって構成されている。このパネルの表面は
保護カバー６で覆われている。数字入力パネル５は指先
で圧力を加えることによってその位置が電気的に検出で
きるものてあって、透明、半透明の材質で形成されてい
る。

数字表示器４で表示した数字が見えるようにするためで
ある。プリント基板３には入出カケ−プル７が接続され
、かつ、この基板３と数字入力パネル５とはコネクター
８を介して接続されている。

そして全体がケース９でスイッチ群の表面部を除いて覆
われている。すなわち、このスイッチ群ｌは５個のスイ
ッチ２によって構成され、そのスイッチ２は、数字入力
パネル５を押すことによってオンとなるスイッチであり
、かつ、その表面には数字表示器４の数字か表示される
ようになっている。

本実施例機構の電気的回路構成は第１図の通りである。

釦１〜釦５は前記スイッチ２の押す部分であると同時に
数字を表示する状態を示している。図は各釦を押すこと
によりて、その上に描いているスイッチＳＷＩ〜ＳＷ５
かオンとされることを示している。このスイッチはスイ
ッチ入力回路１１へ接続され、どのスイッチが押された
かの情報をここに与えるようになっている。

１２は暗証登録番号の登録回路であり、予め所望の暗証
登録番号を登録しておく、今、仮に４桁の数字”１２３
４”を登録しであるものとする。

コントロール回路１３はスイッチ入力回路１１への入力
に応じてオンとされたスイッチに表示された数字を情報
として比較回路１４へ送るとともに表示数字設定回路１
５を動作させる信号を送る。

この表示数字設定回路１５はコントロール回路１３から
のスイッチＳＷＩ〜ＳＷ５のいずれかがオンとなった情
報によって、スイッチ２．２・・・に暗証登録番号の下
位の桁の数字に対応する数字群を表示するように数字表
示器４に情報を伝達するものである。その数字群の個々
の数字はランダムになるように予めセットされているが
、そのうちの一つは必ず暗証登録番号の対応する桁の数
字と一致している。また、動作開始時には暗証登録番号
の最上位桁の数字に対応する数字群をスイッチ群１に表
示させるように構成されている。すなわち、この実施例
では暗証登録番号の上位桁から順に数字を選択させよう
とうするものであるか、逆に下位桁から選択させても作
用効果に差異はない。

なお、暗証登録番号の桁の数字に対応する数字群とは、
具体的な例で示せば次のようなことである。仮に暗証登
録番号が”３４５”であったとすると、その最上位桁に
対応する数字群とは数字”３”とそれ以外のランダムに
選択された四つの数字例えば、　０”１”９″　”８″
′などである。この場合の数字群は”０，１，３，８．
９”であり、その並べる順序は任意である。

比較回路１４は選択されて押されたスイッチに表示され
ていた数字と暗証登録番号の対応する桁の数字とを比較
して照合し、その照合が全体の桁て一致したとき一致信
号１６を出し、いずれか一つでも違っている場合には不
一致信号１７を出すものである。一致信号１６は制御出
力１８となり、不一致信号１７では警報出力１９となる
。

上記実施例機構を例えば扉の鍵と組み合わせて設置して
るような場合についての使用を第２図のフローチャート
に基づいて説明する。

スイッチ２に最初は一切表示されていない。

キーを鍵穴に差し込むとか、スイッチ群ｌを覆うカバー
を設けておいてそのカバーを開けるとか、さらにはスイ
ッチ群ｌのスイッチをどれでもいいから一つ押すとかに
よって動作開始させるようにする。動作開始すると、ま
ず、スイッチ群ｌの各スイッチ２．２・・・の表示部に
数字群が表示される（１回目の数字表示）。

その数字のうちには暗証登録番号”１２３４”の最上位
桁の数字”１”を含んでいる。暗証登録番号を知ってい
る者は当然その数字″ｌ”が表示されているスイ・ンチ
を押す（１回目の釦操作）。

その情報がスイッチ入力回路１１からコントロール回路
１３へ送られ、さらに比較回路１４へ送られるとともに
、表示数字設定回路１５を動作させ、暗証登録番号の次
の桁に対応する数字群をスイッチ群ｌに表示させる（２
回目の数字表示）。数字表示後タイマーか動作し、釦操
作を５秒間行なわないとカウンター（図示せず）を動作
させる。

前記２回目の数字表示で表示される数字群は今度は”２
″をいずれかに含み他は別の数字となっている。暗証登
録番号を知っている者は当然数字″２”を表示している
スイッチを押す（２回目の釦操作）。同様に比較回路１
４へその情報が送られ、かつ、表示数字設定回路１５を
動作させてスイッチ群ｌにさらに暗証登録番号の次の桁
の数字に対応する数字群を表示させる（３回目の数字表
示）、釦操作がない場合はカウンタな動作させる。その
数字群には３″を含むことはいうまてもない、同様にそ
の数字″３″を表示されているスイッチを押す（３回目
の釦操作）と、次は暗証登録番号の最小桁の数字に対応
する数字群がスイッチ群１に表示される（４回目の数字
表示）。

その数字群の中から４″が表示されているスイッチをオ
ンとさせる。以上で操作は終了する。

図示のように各釦操作は一定時間内に行わなければカウ
ンタな動作させ、３回動作させない場合は警報出力を出
すようにする。

上記の暗証登録番号の各桁に対応ごとに数字群かスイッ
チ群に表示され、各桁ごとに押したスイッチの数字か比
較回路で比較され、それが暗証登録番号とすべて一致し
たときには一致信号１６を出し制御信号によってキーロ
ックを解除する。−方、何れか一つの桁の数字でも異な
っている場合にはカウンタな動作させるとともに、最初
から操作を行なうように指示する。本実施例は３度やり
直しを認める構成とし、４度目も違えば不一致信号１７
を出して警報出力を出して警報を出すようにしている。

上記のようにこの実施例では３度やり直しがてきるよう
にしているが、そうしなければならないわけではない。

また１本実施例は暗証番号桁全体を入力させて、全体の
桁を比較して判定するようにしているか、何れかの桁で
違ったときにその段階でカウンタな動作させ、最初に戻
るようにしてもよいのはいうまでもない。

（発明の効果） 以上のように本発明によれば、スイッチ群のスイッチの
数が少なくとも暗証登録番号と入力数字との照合が正し
くでき、従来の１０個のスイッチからなるテンキーによ
る機能と同一の機能を少ないスイッチによって達成させ
ることができた。したがって、この機構を使用した機器
の小型化に役立てることができる。

また、本発明のスイッチは数字表示器と数字人カバネル
とによって構成されているのて、各スイッチに数字を固
定的に対応させる必要がなくなり、必要に応じて数字を
表示させ、その表示された数字を情報として他の電気回
路に入力させることかできる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の実施例の電気的回路のブロック図、 第２図はそのフローチャート 第３図は本発明に使用するスイッチ群の一例の平面図。 第４図はその側面図である。 １・・・スイッチ群　　　２・・・スイッチ３・・・プ
リント基板　　４・・・数字表示器５・・・数字入力パ
ネル　６・・・保護カバー７・・・入出カケ−プル　８
・・・コネクター９・・・ケース　　　　　１１・・・
スイッチ入力回路１２・・・登録回路　　　　１３・・
・コントロール回路１４・・・比較回路　　　　１５・
・・表示数字設定回路１６−・・−負信号　　　　１７
・・・不一致信号１８−・・制御出力　　　　ＩＪ・・
・警報出力特許出願人　トリノ電子工業株式会社

Claims (2)

【特許請求の範囲】
1. （１）予め登録されている暗証登録番号とスイッチによ
   って入力される数字とを比較して、一致したときに適正
   出力を出力する数字の一致・不一致を判定する判定機構
   において、 数字を表示する表示部を有するスイッチを複数個設けた
   スイッチ群と、 前記スイッチ群の各スイッチの表示部に暗証登録番号の
   最上位桁の数字を何れか一つのスイッチに表示し、他の
   スイッチにはそれと異なる数字をランダムに表示する最
   上位桁の数字群を表示し、何れかのスイッチ操作に応じ
   てその数字群の表示から暗証登録番号の次の桁に対応す
   る数字群の表示へとスイッチ郡の数字表示を順次暗証登
   録番号の最小桁の数字に対応する数字群にまで一つのス
   イッチの動作で変えて行く表示数字設定回路と、 前記表示数字設定回路でスイッチ群に表示された数字群
   からスイッチの操作によって選択された一つの数字を暗
   証登録番号の全桁の数字に対して行ない、全体が一致し
   たとき一致信号を、何れか一つでも異なるとき不一致信
   号を出す比較回路と、 を具備することを特徴とする数字の一致・不一致を判定
   する判定機構。
2. （２）１桁の０〜９までの数字を外部からの信号入力で
   表示する数字表示器と、その数字表示器で表示された数
   字の箇所を押すことによってその位置を検出できる数字
   入力パネルとを有することを特徴とするスイッチ。