JPH02158926A - 対物レンズ駆動装置 - Google Patents

対物レンズ駆動装置

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JPH02158926A
JPH02158926A JP31239188A JP31239188A JPH02158926A JP H02158926 A JPH02158926 A JP H02158926A JP 31239188 A JP31239188 A JP 31239188A JP 31239188 A JP31239188 A JP 31239188A JP H02158926 A JPH02158926 A JP H02158926A
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JP
Japan
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objective lens
lens holder
base
tracking
focusing direction
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JP31239188A
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Masayoshi Kobayashi
小林 正良
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Original Assignee
Sharp Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、例えば記録媒体に光ビームを照射することに
よって光学的に情報を記録、再生あるいは消去するよう
に構成された光情報記録再生装置に適用される対物レン
ズ駆動装置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の対物レンズ駆動装置は、例えば第9図及
び第10図に示すように、対物レンズ83を保持する対
物レンズ保持体82の中心位置に筒体79を垂設すると
ともに、ベース70に垂直に軸76を立設し、この軸7
6に上記筒体79を回転自在にかつ昇降摺動可能に外嵌
し、対物レンズ保持体82の外周囲に設けたフォーカス
コイル80と対物レンズ保持体82の外側に設けたフォ
ーカス磁気回路71とからなるフォーカス駆動手段によ
り対物レンズ83をフォーカシング方向に駆動し、フォ
ーカスコイル80の両側にトラッキング方向に並べて配
置された1対のトラッキングコイル81とトラッキング
磁気回路72からなるトラッキング駆動手段により対物
レンズ83をトラッキング方向に駆動するように構成さ
れている。
〔発明が解決しようとする課題〕
上記従来例においては、軸76に筒体79が回転自在に
かつ昇降摺動可能に外嵌される構造を採用しているので
、これらの部品間の摺接面どうしの間に動作性を高める
ために何らかのクリアランスを設ける必要がある。しか
し、このクリアランスを大きくすると、動作に遊びが出
て動作が不確実になるおそれがある上、外部から振動が
与えられた時に軸76と筒体79とが衝突して次第に傷
付は合うおそれが生じてくる。また、このクリアランス
に侵入した微小な塵埃等の異物によって動作性能が低下
したり、その異物によって軸76を筒体79に微小な傷
が付き、この傷が原因となって軸76と筒体79が傷付
き動作性能が低下することもある。このような動作特性
の低下は対物レンズ駆動装置のゲイン特性や位相特性に
悪影響を与え、極端な場合には対物レンズ駆動装置の制
御自体が不可能になるおそれがある。
このような動作性能の低下を防止するためには製造過程
においては、形状精度及び寸法加工精度を高める必要が
あり、厳格な作業管理が要求されるとともに作業効率が
低下する上、ユーザ側では厳格なメンテナンス作業が要
求される。
本発明は、上記の事情を考慮してなされたものであり、
その目的は、耐振性を高めること、また、加工寸法精度
、組立精度等を緩和して作業管理の簡易化を図るととも
に製造過程における作業能率を高めること、更に、塵埃
等の異物の侵入や部品の微小な傷つきによる動作性能の
低下を防止して、メンテナンスフリー化を図ることにあ
る。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る対物レンズ駆動装置は、上記の課題を解決
するために、対物レンズ保持体を複数の弾性部材を介し
て片持ち状にかつ平行移動可能にベースに支持させるよ
うに構成したことを特徴としている。
具体的には、ベースと、ベースに対してフォーカシング
方向及びトラッキング方向に変位可能に設けられた対物
レンズと、対物レンズを保持する対物レンズ保持体と、
上記対物レンズをフォーカシング方向に駆動するフォー
カス駆動手段と、上記対物レンズをトラッキング方向に
駆動するトラッキング駆動手段とを備えた対物レンズ駆
動装置であって、上記ベースに対してフォーカシング方
向に回転可能な複数の平行リンク部材を設けるとともに
、各平行リンク部材の自由端部にフォーカシング方向及
びトラッキング方向に自在に弾性変形し、かつ、フォー
カシング方向に互いに離間させて平行に配置した複数本
の弾性連結部材を介して前記対物レンズ保持体を支持さ
せるようにした構成である。
〔作 用〕
上記の構成によれば、フォーカス駆動手段を作動させる
と、対物レンズ保持体は他の部材に摺接することなく、
平行リンク部材及び弾性連結部材に拘束されて平行に昇
降される。また、トラッキング駆動手段を作動させると
、弾性連結部材が弾性変形されて、対物レンズ保持体が
他の部材に摺接することなくトラッキング方向に平行移
動される。
本発明において、弾性連結部材を対物レンズ保持体に連
結する位置は特に限定されないが、例えば、弾性連結部
材を対物レンズ保持体に、該対物レンズ保持体の重心に
対してフォーカシング方向及びトラッキング方向に対称
な位置に固定した場合には、対物レンズ保持体の回転に
よる不要共振を抑制してスムーズな駆動特性が得られる
ので有利である。
特に、上記ベースに固定され、その一側部に平行リンク
部材がフォーカシング方向に回転自在に連結される取付
部材を設け、上記取付部材、平行リンク部材、及び弾性
連結部材、好ましくは更に対物レンズ保持体を、合成樹
脂あるいは合成樹脂を含む複合材料で一体成形した場合
には、部品点数を減らして組立作業性を高めることがで
きるうえ、合成樹脂の射出時に生じる組織の方向性(配
向)を利用して平行リンク部材、弾性連結部材の耐屈曲
疲労特性を高めることができる。
〔実施例1〕 本発明の一実施例を第1図ないし第3図に基づいて説明
すれば、以下の通りである。
ベース1は略長方形の平面投影を有しており、その−側
半分(図上、左側半分)の上面に1対のヨーク2が立設
され、各ヨーク2の互い対向しあう面にはそれぞれマグ
ネット3が固着されている。ベース1の他側端部は一段
高く形成してあり、この股上がり部に取付部材4とこれ
を挟んで上下に重ね合わされた1対の平行リンク部材6
がネジ5によって固定されている。各平行リンク部材6
は例えば弾性部材で形成され、第3図に示すように、取
付部材4に固定される基端部17と、取付部材4から一
側方に延出される板状部材18と、板状部材18の基端
部17側端部で薄肉に形成された可撓部16とを備え、
基端部17には前記ネジ5が挿通される丸孔19が形成
されている。また、板状部材18の先端の両隅部には弾
性連結部材7の一端を所定の位置に受は止める凹部15
が形成される。この平行リンク部材6には上記のように
可撓部16を形成しであるので、基端部17をベース1
に固定した状態で、可撓部16から一側方の部分をフォ
ーカシング方向(第1図中の矢印Fの方向)に揺動させ
ることができる。各平行リンク部材6の先端の凹部15
は互いにトラッキング方向(第1図中の矢印Tの方向)
に離間させて形成されており、各凹部15に一端をネジ
止めされた弾性連結部材7の他端は対物レンズ保持体1
1の他側端部の4隅の凹部8にネジ止めされる。このた
め、各弾性連結部材7は第2図に示すように両端に取付
部13とこれを連結する細い棒状の弾性変形部14とを
備えている。
対物レンズ保持体11はその中央部を上下に貫通する光
路を有する四角柱形に形成され、その4方の横周囲には
フォーカスコイル9が巻き付けられ、その外側の各磁石
3に対向する位置にトラッキングコイル10が装着され
る。即ち、対物レンズ保持体11をフォーカシング方向
に駆動するフォーカス駆動手段は、上記磁石3とフォー
カスコイル9とで構成され、対物レンズ保持体11をト
ラッキング方向に駆動するトラッキング駆動手段は上記
磁石3とトラッキングコイル10で構成される。対物レ
ンズ12は対物レンズ保持体11の上面の中央に保持さ
れている。
上記の構成において、フォーカスコイル9に通電すると
これに電磁力が発生して対物レンズ保持体11がフォー
カシング方向に変位され、トラッキングコイル10に通
電するとこれに電磁力が発生して対物レンズ保持体11
がトラッキング方向に変位される。対物レンズ保持体1
1がフォーカシング方向に変位されるときには、平行リ
ンク部材6の板状部材18が互いに平行状態を保ったま
ま昇降揺動し、それらの自由端に連結された各弾性連結
部材7も互いに平行を保った状態でフォーカシング方向
に弾性変形する。その結果、対物レンズ保持体11がフ
ォーカシング方向に平行移動することになる。また、対
物レンズ保持体11がトラッキング方向に変位されると
きには、各弾性連結部材7が互いに平行を保った状態で
トラッキング方向に弾性変形し、対物レンズ保持体11
がトラッキング方向に平行移動することになる。この場
合、対物レンズ保持体11のフォーカシング方向の変位
量をトラッキング方向の変位量よりも大きくとれるので
、例えば、フォーカシング方向に約2aon、)ラッキ
ング方向に約0.5mmの変位量が要求されるレーザー
ディスク再生用ピックアップ等に適用するのに最適であ
る。このように平行リンク部材6を介在させることによ
りトラッキング方向の変位量よりもフォーカシング方向
の変位量を大きくとれるようにすると、対物レンズ保持
体11の位置及び姿勢のコントロールに不安定要素を与
える弾性連結部材7の長さを短くできるので、フォーカ
スコイル9に発生する駆動力の作用線と対物レンズ保持
体11の重心とのずれや対物レンズ保持体11の重量の
アンバランスによってフォーカシング方向とトラッキン
グ方向との間に生じるクロストーク量や不要共振を防止
することができる。
また、上記の構成によれば、従来の軸76及び筒体79
並びにこれらの間の摺接部がなくなるので、摩擦抵抗が
なくなりフォーカス駆動手段やトラッキング駆動手段の
駆動効率の低下を無くせるとともに、耐振特性を高める
ことができ、しかも、摺接部への塵等の異物の侵入や該
摺接部の微小な傷付きによる動作特性の低下を無(すこ
とができる。従って、製造過程において、軸76や筒体
79の加工精度確保等のための厳格な作業管理、寸法精
度管理、形状精度管理等を緩和して作業能率を高められ
る一方、ユーザー側にとっても上記摺接部の塵埃等の異
物の排除、傷の点検等のメンテナンスを省略してメンテ
ナンス作業を筒易化することができる。
〔実施例2〕 次に、第4図ないし第6図に基づき本発明の第2の実施
例に係る対物レンズ駆動装置について説明する。
この実施例では、ベース20の一側半分の上側に内外各
対をなすヨーク23及び21が立設され、各外ヨーク2
1の内側面にマグネット22が固着されている。また、
ベース20の両内ヨーク23の間の部分に光学ブロック
から出射される光束を通過させる貫通孔24が形成され
る。この貫通孔24の上方に略四角柱状の対物レンズ保
持体36が配置され、対物レンズ保持体36の上面の中
央部に対物レンズ37が保持される。また、対物レンズ
保持体36には内ヨーク23を遊嵌する1対の貫通角孔
36aが形成されている。更に、対物レンズ保持体36
の四方の横周面にはフォーカスコイル34が巻き着けら
れ、このフォーカスコイル34の外側のマグネット22
に対向する1対の面にそれぞれトラッキングコイル35
が固着されている。そして、このフォーカスコイル34
とマグネット22とでフォーカス駆動手段が構成され、
トラッキングコイル35とマグネット22とでトラッキ
ング駆動手段が構成される。
対物レンズ保持体36は次のようにしてベース20に対
してフォーカシング方向及びトラッキング方向に変位可
能に支持される。即ち、上記ベース20に平行リンク部
材30あるいは41を取り付ける取付部材が上下に分割
された取付部材26及び38で構成され、各取付部材2
6あるいは38にトラッキング方向に離間された1対の
上記平行リンク部材30あるいは41が薄肉部29ある
いは40を介して連設され、各平行リンク部材30ある
いは41の各自由端にそれぞれ弾性連結部材31あるい
は42を連結し、トラッキング方向に互いに対を成す弾
性連結部材31あるいは42どうしの画先端部にわたっ
てそれぞれ平板状の固定枠32あるいは43を連結して
上下1対の支持部材Sを構成し、これら支持部材Sの固
定枠32あるいは43で対物レンズ保持体36を上下か
ら挟んで保持する。各固定枠32あるいは43の中央部
には上記光束を通過させるための貫通孔33あるいは4
4が形成され、各貫通孔33には固定枠32あるいは4
3を対物レンズ保持体36に取付けるガイドが付設しで
ある。ここで、互いに対をなす各弾性連結部材31ある
いは42の先端部31aあるいは42aは固定枠32あ
るいは43の中心、即ち、対物レンズ保持体36の重心
を通るフォーカシング方向の軸及びトラッキング方向の
軸が形成する平面上で、重心を通るフォーカシング方向
の軸に対して軸対称の位置で固定枠32あるいは43に
連結されている。また、これら支持部材Sはそれぞれポ
リエステル等の高弾性を有する熱可塑性樹脂で例えば射
出成形等によって一体成形しである。尚、下側の取付部
材26の上面には上側の取付部材38との位置合わせ用
に固定用ネジ45の挿通孔28の両側に1対のピン27
が突設してあり、上側の取付部材38の下面にはこれら
のピン27に対応するピン孔が固定用ネジ45の挿通孔
39の両側に形成される。そして、ベース20の他端の
段上がり部には固定用ネジ45が螺合されるネジ孔25
が形成されている。また、各平行リンク部材30及び4
Iどうしの間隔並びに各弾性連結部材31及び42どう
しの間隔はスペース上許される限り大きくすればよい。
上記の構成によれば、弾性連結部材31及び42が対物
レンズ保持体36の重心に対してフォーカシング方向及
びトラッキング方向に対称な位置で対物レンズ保持体3
6に連結されているので、例えば対物レンズ保持体36
がフォーカシング方向に駆動された場合にその駆動力の
作用線が存在する平面に弾性連結部材31及び42と対
物レンズ保持体36との連結点が位置し、対物レンズ保
持体36の不要共振の発生を抑止できる。
即ち、フォーカシング方向に駆動された場合、例えば第
6図に示すように、対物レンズ保持体11の端部で弾性
連結部材7を対物レンズ保持体11に連結している場合
には、駆動力P1は両側に均等に分布し、これらの合力
P、の作用線は対物レンズ保持体11の重心Gを通過す
るので、対物レンズ保持体11の端縁の弾性連結部材7
を中心とする回転力Rが生じる。この時に弾性連結部材
7の弾性強度が弱ければその回転力Rによって弾性連結
部材7が異常な撓みを起こし、これに続いてその撓みと
その撓みに対する復元作用とが交互に起こり対物レンズ
保持体11の不要共振が発生することになる。しかし、
この実施例では、上記のように対物レンズ保持体36に
作用するフォーカシング方向の駆動力の作用線が存在す
る平面に弾性連結部材31及び42と対物レンズ保持体
36との連結点が位置しているので、弾性連結部材31
及び42と対物レンズ保持体36との連結点に不要共振
の原因となる回転力が作用せず、不要共振の発生を防止
できるのである。
また、この実施例によれば、取付部材26あるいは38
、平行リンク部材30あるいは41、弾性連結部材31
あるいは42及び固定枠32あるいは43が一体の支持
部材Sとして射出成形のより一体に形成することにより
、必要な精度を容易に確保できる。また、この一体部品
である支持部材Sの固定枠32及び43で対物レンズ保
持体36を上下から挟み、固定用ネジ45でベース20
に支持部材Sの取付部材26及び38を締めつけること
により、これらの部品を高精度に組み立てることができ
、組立作業を一層簡素にして作業効率を高めることがで
きる。
尚、上記の構成によれば、第1図ないし第3図に示した
実施例と同様の機能により、同様の効果を得ることがで
きるが、重複を避けてこれらの説明は省略する。
〔実施例3] 次に、第7図及び第8図に基づき本発明の第3の実施例
に係る対物レンズ駆動装置について説明する。
この実施例では、取付部材55.1対の平行リンク部材
57.2対の弾性連結部材58及び対物レンズ保持体5
9がガラス繊維等を含有するポリエステル系等の高弾性
を有する熱可塑性樹脂を基材として含む複合材料で射出
成形によって一体のユニッ)Uに形成されていることが
大きな特徴となっている。即ち、このユニットUにおい
ては、上記取付部材55の一側面の上下に薄肉に形成さ
れた可撓部56を介して平板状の平行リンク部材57が
それぞれ連設され、各平行リンク部材57の自由端部に
トラッキング方向に離間させた1対の弾性連結部材58
が連設され、更に、各弾性連結部材58の先端に四角柱
形の対物レンズ保持体59を連設しである。
また、ベース50の段上がり部94のネジ孔51の一側
方には位置決め孔92が設けられ、他側方にはその位置
決め孔92を中心とする円弧状のガイド溝93が形成さ
れ、取付部材55の下面には位置決め孔92に対応する
位置決めピン90と、ガイド溝93に嵌入されるガイド
ピン91が突設してあり、ベース50にユニットUを組
着ける時に、上記位置決めピン90を位置決め孔92に
嵌入するとともにガイドピン91をガイド溝93に嵌入
させ、ガイドピン91の位置をガイド溝93の方向に移
動させることにより対物レンズ60の光軸をベース50
の下方に配設された光学ブロックの出射光軸に一致する
位置にユニットUの位置を調整できるようになっている
点もこの実施例の大きな特徴である。
その他の構成は本発明の第1の実施例と同様に構成され
ている。即ち、ベース50の一側半分の上側に1対のヨ
ーク52が立設され、両ヨーク52の互いに対向してい
る面にそれぞれマグネット53が固着される。また、ベ
ース50の両ヨーク52の間の部分には光学ブロックか
ら出射される光束を通過させる貫通孔54が形成されて
いる。
ベース50の他端部に形成された股上がり部94の上面
にはネジ孔51が形成してあり、上記ユニッl−uの取
付部材55に挿通された丸貫通孔61に挿通された固定
用ネジ62をこのネジ孔51に螺締することによってユ
ニットUがベース50に固定される。そして、このユニ
ットUの対物レンズ保持体59の上面の中央部に対物レ
ンズ60が保持される。また、この対物レンズ保持体5
9の四方の横周囲にはフォーカスコイル63が巻き着け
られ、このフォーカスコイル63の外面の各マグネット
53に対向する位置にトラッキングコイル64が設けら
れる。
尚、上記ユニッ)uを射出成形する金型のゲート65及
びランナ66は取付部材55の他端側に設定されている
この実施例においては、取付部材55.1対の平行リン
ク部材57.2対の弾性連結部材58及び対物レンズ保
持体59がガラス繊維等を含有するポリエステル系等の
高弾性を有する熱可塑性樹脂を基材として含む複合材料
で射出成形によって一体のユニットUに形成しであるの
で、本発明の第2の実施例よりも一層組立作業の作業効
率を高められる上、射出成形時の樹脂の流動方向に沿っ
てガラス繊維等の補強繊維が配向するので、細身の弾性
連結部材5日の耐屈曲疲労特性が高く、しかも、対物レ
ンズ保持体59にも上記補強繊維が圧入されるので、対
物レンズ保持体59の剛性及び寸法安定性が高(なる。
また、この実施例では、ベース50とユニットUとにわ
たって位置決め孔92、これを中心とする円弧状のガイ
ド溝93、位置決め孔92に嵌合される位置決めビン9
0及びガイド溝93にその溝中心に沿って移動可能に嵌
合されるガイドビン91とを設けて、ベース50に対す
るユニットUの位置を簡単に調整し、ベース50へのユ
ニットUや光学ブロックの取付誤差、ユニットuの寸法
誤差等により生じる光学ブロックの出射光軸と対物レン
ズ60の光軸のずれを簡単に解消することができ、この
ずれに起因して生じる対物レンズ60の入射光量の低下
やこれによる低周波出力(RF比出力及び誤差信号出力
の低下を防止できる。
その他、この実施例においては第1の実施例と同様の作
用効果を得られるが、重複をさけるためにその説明は省
略する。
〔発明の効果〕
本発明の対物レンズ駆動装置は、以上のように、ベース
と、ベースに対してフォーカシング方向及びトラッキン
グ方向に変位可能に設けられた対物レンズと、対物レン
ズを保持する対物レンズ保持体と、上記対物レンズをフ
ォーカシング方向に駆動するフォーカス駆動手段と、上
記対物レンズをトラッキング方向に駆動するトラッキン
グ駆動手段とを備えた対物レンズ駆動装置であって、上
記ベースに対してフォーカシング方向に回転可能な複数
の平行リンク部材を設けるとともに、各平行リンク部材
の自由端部にフォーカシング方向及びトラッキング方向
に自在に弾性変形し、かっ、フォーカシング方向に互い
に離間させて平行に配置した複数本の弾性連結部材を介
して前記対物レンズ保持体を支持させた構成である。
−このように、対物レンズ保持体を複数の弾性部材を介
して片持ち状にかつ平行移動可能にベースに支持きせで
あるので、フォーカス駆動手段あるいはトラッキング駆
動手段を作動させたときに対物レンズ保持体が平行移動
し、しかも、ベースと対物レンズ保持体との間に互いに
摺接する箇所がなくなる。従って、対物レンズ保持体の
移動に伴う摩擦抵抗がなくなりフォーカス駆動手段やト
ラッキング駆動手段の駆動効率を高められるとともに、
耐振特性を高めることができる。また、摺接部への塵等
の異物の侵入や該摺接部の微小な傷付きによる動作特性
の低下の問題からも解放される。もちろん、製造過程に
おいて、互いに摺接する軸や筒体の寸法精度、加工精度
等を確保するための厳格な作業管理、寸法精度管理、形
状精度管理等を省略し、あるいは簡易化して作業能率を
高められるとともに、ユーザー側にとっても高度の注意
力が要求される摺接部の塵埃等の異物の排除、傷の点検
等のメンテナンス作業を省略し、メンテナンス作業を全
体として簡易化することができるという効果を奏する。
また、特に、本発明において、弾性連結部材を対物レン
ズ保持体に、該対物レンズ保持体の重心に対してフォー
カシング方向及びトラッキング方向に対称な位置に固定
した場合には、対物レンズ保持体の回転による不要共振
を抑制してスムーズな駆動特性が得られる。
また、本発明において、ベースに対物レンズを保持する
のに要する部分、即ち、ベースへの取付部材、対物レン
ズ保持体、これらを連結する平行リンク部材、及び弾性
連結部材を一体のユニット部品として合成樹脂あるいは
これを基材とする複合材料で形成した場合には、部品点
数を減らして組立作業性を高めることができるうえ、合
成樹脂の射出時に生じる組織の方向性(配向)を利用し
て平行リンク部材や弾性連結部材の耐屈曲疲労特性を高
めることができる。また、この場合には、例えば射出成
形等によって寸法精度、形状精度、寸法安定性等の高い
ユニットを節単に得ることができるという利点もある。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第3図は本発明の第1の実施例を示すもの
であって、第1図は対物レンズ駆動装置の斜視図、第2
図はその弾性連結部材の斜視図、第3図はその平行リン
ク部材の斜視図である。 第4図ないし第6図は本発明の第2の実施例を示すもの
であって、第4図は対物レンズ駆動装置の斜視図、第5
図はその分解斜視図、第6図は対物レンズ支持体の不要
振動の発生原理を示す原理図である。 第7図および第8図は本発明の第3の実施例を示すもの
であって、第7図は対物レンズ駆動装置の斜視図、第8
図はその分解斜視図である。 第9図は従来例における対物レンズ駆動装置の斜視図、
第10図はその分解斜視図である。 1はベース、3はマグネット、6は平行リンク部材、7
は弾性連結部材、9はフォーカスコイル、10はトラッ
キングコイル、11は対物レンズ保持体、12は対物レ
ンズ、20はベース、22はマグネット、26は取付部
材、30は平行リンク部材、31は弾性連結部材、34
はフォーカスコイル、35はトラッキングコイル、36
は対物レンズ保持体、37は対物レンズ、38は取付部
材、41は平行リンク部材、42は弾性連結部材、50
はベース、53はマグネット、55は取付部材、57は
平行リンク部材、58は弾性連結部材、59は対物レン
ズ保持体、60は対物レンズ、63はフォーカスコイル
、64はトラッキングコイルである。 嬉8図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、ベースと、ベースに対してフォーカシング方向及び
    トラッキング方向に変位可能に設けられた対物レンズと
    、対物レンズを保持する対物レンズ保持体と、上記対物
    レンズをフォーカシング方向に駆動するフォーカス駆動
    手段と、上記対物レンズをトラッキング方向に駆動する
    トラッキング駆動手段とを備えた対物レンズ駆動装置で
    あって、上記ベースに対してフォーカシング方向に回転
    可能な複数の平行リンク部材を設けるとともに、各平行
    リンク部材の自由端部にフォーカシング方向及びトラッ
    キング方向に自在に弾性変形し、かつ、フォーカシング
    方向に互いに離間させて平行に配置した複数本の弾性連
    結部材を介して前記対物レンズ保持体を支持させたこと
    を特徴とする対物レンズ駆動装置。 2、上記弾性連結部材が対物レンズ保持体に、該対物レ
    ンズ保持体の重心に対してフォーカシング方向及びトラ
    ッキング方向に対称な位置に固定されている請求項第1
    項に記載の対物レンズ駆動装置。 3、上記ベースに固定され、その一側部に平行リンク部
    材がフォーカシング方向に回転自在に連結される取付部
    材を設け、上記取付部材、平行リンク部材、及び弾性連
    結部材が、合成樹脂あるいは合成樹脂を含む複合材料で
    一体成形されている請求項第1項に記載の対物レンズ駆
    動装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5453881A (en) * 1991-07-22 1995-09-26 Sharp Kabushiki Kaisha Objective lens holding device
US5463501A (en) * 1992-01-13 1995-10-31 Sharp Kabushiki Kaisha Objective-lens driving apparatus

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