JPH021583Y2 - - Google Patents

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JPH021583Y2
JPH021583Y2 JP1984111316U JP11131684U JPH021583Y2 JP H021583 Y2 JPH021583 Y2 JP H021583Y2 JP 1984111316 U JP1984111316 U JP 1984111316U JP 11131684 U JP11131684 U JP 11131684U JP H021583 Y2 JPH021583 Y2 JP H021583Y2
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fuel injection
injection pipe
pipe
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annular groove
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JP1984111316U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はデイーゼルエンジンの燃料噴射弁に高
圧の燃料を供給する燃料噴射管の取付構造の改良
に関する。
(従来技術) 従来の燃料噴射管の取付構造では例えば第3図
に示すように、STS42等の高圧配管用炭素鋼製
の燃料噴射管2にあらかじめ袋ナツト4、スリー
ブ6を通した後に、噴射管2の端部に略円錐状の
ニツプル部8をプレス加工で形成し、スリーブ6
をニツプル部8の上端面に嵌合させて袋ナツト4
を継手部10に螺合して燃料噴射管2を継手部1
0に取付けている。
ところで、近年のデイーゼルエンジンの高出力
化および低燃費要求に対しては、種々対策がなさ
れているが、燃料噴射系については、噴射期間の
短縮が効果があるとされている。これの対策とし
て、燃料噴射管内圧の高圧化は避けられず、現
在、1200Kg/cm2までは実用化に至つている。今後
さらに高圧化が進むものと思われ、1500Kg/cm2
度を実現させるのが望まれる。一方、低質油焚機
関においては、燃料の性状による燃焼の困難さ
(低セタン価)、および高粘度化等の対策として、
燃焼改善のため、燃料噴射管内圧の高圧化が進ん
でいる。
しかしながら斯かる従来例では噴射管2の耐圧
限度が約1000Kg/cm2であり、最近の低質油の高圧
噴射化に対応できない。すなわち従来構造では、
燃料噴射管2の製作時に、製品外径よりも大きい
素材を引き伸ばして仕上げていくが、この際、芯
金あるいはプラグを入れて抜くことにより燃料通
路を形成するので、縦じわができやすく、これを
外部から除去することは困難である。このため内
圧作用時に、縦じわが起点となつて亀裂に至るこ
とが多い。また大径のニツプル部8をアプセツト
加工(鍜造)により形成するので、燃料通路を構
成するニツプル部8の内面に円周方向のしわが生
じると共に、袋ナツト4による組付け時にニツプ
ル部8のスリーブ6との当接面に軸力が発生し、
この結果ニツプル部8の段部と前記しわとで応力
集中を起こして亀裂が発生する。また上記のよう
な製造方法であるので、燃料噴射管2として高抗
張力材を使用できない。したがつて燃料噴射管2
の耐久性が充分ではなく、耐圧限度がほぼ1000
Kg/cm2程度に制限される。また袋ナツト4、スリ
ーブ6をあらかじめ噴射管2に通した状態でニツ
プル部8を加工しなければならず、加工が面倒で
ある。またニツプル部8をアプセツト加工により
形成するので、アプセツト時のチヤツキングの長
さとして燃料噴射管2の直管部分を長く要求され
ると共に、燃料噴射管2の曲げ加工時にアプセツ
ト加工後の袋ナツト4やスリーブ6が一体となつ
た状態で行なう必要があり、このことからも燃料
噴射管2の直管部分を長く要求され、以上の結果
燃料噴射管2の長さが長くなる。た燃料噴射管2
の両端部は通常同じ取付構造が採用されるが、袋
ナツト4およびスリーブ6を装着した後にニツプ
ル部8を形成するので、一方の端部の袋ナツト4
あるいはスリーブ6のみが損傷した場合でも、こ
れらの部品を個別に取替えることができず、全体
を取替える必要がある。
(考案の目的) 本考案は燃料噴射管の耐圧限度を向上させて高
圧噴射化を可能にするとともに、燃料噴射管の端
部を容易に加工でき、また燃料噴射管を短くで
き、さらには部品を個別に取替えることができる
燃料噴射管の取付構造を提供することを目的とし
ている。
(考案の構成) 上記目的を達成するため、本考案の燃料噴射管
の取付構造は、先端部が継手部に螺合する袋ナツ
トを用いて燃料噴射管と継手部とを接続する燃料
噴射管の取付構造において、前記燃料噴射管は、
切削加工により燃料通路が形成され、かつ管端部
が均一外径で直管状であり、かつ管端が前記継手
部の合せ面に密接する先細り状のテーパ面に形成
されており、この燃料噴射管の管端部外周面に、
環状溝を円周方向全長にわたつて形成し、前記燃
料噴射管の管端部外周に、前記環状溝に嵌合する
円周方向複数割りの縦割りコツタを配置し、この
縦割りコツタの外周面を、前記袋ナツトの基端部
に直接あるいはスリーブを介して密着しかつ前記
燃料噴射管の管端から遠ざかるにつれて小径にな
るテーパ面に形成し、前記縦割りコツタの外周に
嵌合して縦割りコツタの各分割片を保持する円環
状の保持部材を設けたものである。
(実施例) 本考案によるデイーゼルエンジンの燃料噴射管
の取付構造を示す第1図において、20は燃料噴
射管である。この燃料噴射管20は例えばS50C
等の炭素鋼の丸棒にガンドリル加工で燃料通路2
2を形成し、通路22の内面はサイジング加工で
平滑に仕上げて応力集中を防止してある。噴射管
20の端部外周面には環状溝24が形成されてお
り、環状溝24はプレス加工又は、施削等により
断面が半月状をなすように形成されている。また
噴射管20の端面26は例えば58゜の角度をなす
切頭円錐状に形成されており、端面26は燃料噴
射弁の継手部28の合せ面30に密接するように
平滑に仕上げられている。さらに噴射管20には
例えば焼ナラシ等の熱処理が施されており、硬度
をHS26〜35程度に硬化させてある。
環状溝24には2分割の縦割りコツタ32が配
置されている。コツタ32の内周面は環状溝24
に密着する曲面状に形成されており、コツタ32
の外周面には下方へ向かうにつれて大径になつた
テーパ面34が形成されている。またコツタ32
の外周面下部には環状溝36が形成されている。
環状溝36には止め輪38(保持部材)が嵌合
しており、例えばゴム製の止め輪38で2分割さ
れている縦割りコツタ32を一体に保持するとと
もに、コツタ32を環状溝24に嵌合するように
位置決めしている。
コツタ32の外周には袋ナツト40が設けられ
ている。袋ナツト40の基端部内面にはコツタ3
2のテーパ面34にテーパ嵌合するテーパ面42
が形成されており、袋ナツト40の先端部内面に
は継手部28のねじ部44に螺合するねじ部46
が形成されている。
次に作用を説明する。まず噴射管20、コツタ
32、袋ナツト40等は個別に加工される。そし
て次のように取付作業を行なう。すなわち噴射管
20に袋ナツト40を通した後に、噴射管20の
環状溝24にコツタ32を配置して止め輪38で
コツタ32を一体に保持し、位置決めし、この状
態で袋ナツト40のテーパ面42をコツタ32の
テーパ面34にテーパ嵌合させながら袋ナツト4
0のねじ部46を継手部28のねじ部44にねじ
込み、合せ面30と端面26およびテーパ面3
4,42を密着させて噴射管20を継手部28に
取付ける。
(考案の効果) 以上説明したように本考案によれば、燃料噴射
管20の燃料通路22をガンドリル等による切削
加工により形成するので、燃料通路22の壁面に
縦じわが発生するのを良好に防止でき、縦じわが
起点となつて亀裂が発生することがない。また燃
料噴射管の管端部外周面に、環状溝を円周方向全
長にわたつて形成し、燃料噴射管の管端部外周
に、環状溝に嵌合する円周方向複数割りの縦割り
コツタを配置し、縦割りコツタの外周面を、袋ナ
ツトの基端部に直接あるいはスリーブを介して密
着しかつ燃料噴射管の管端から遠ざかるにつれて
小径になるテーパ面に形成したので、従来のよう
に大径のニツプル部8を加工する必要がなく、ア
プセツト加工によるニツプル部8内周の円周方向
に沿うしわが発生せず、しかもニツプル部8のス
リーブ6との当接面に軸力が作用することがな
く、したがつてニツプル部8の段部と前記しわと
で応力集中を起こして亀裂が発生するということ
も当然にない。また燃料通路22は切削加工によ
り形成されており、先端面26および環状溝24
も切削加工により形成できるので、燃料噴射管2
0として高抗張力材を使用できる。以上のことか
ら、燃料噴射管20の耐久性を大幅に向上させる
ことができ、耐圧限度をほぼ1500Kg/cm2程度に向
上させることができる。また燃料噴射管20に大
径のニツプル部8がなく、しかも縦割りコツタ3
2を円周方向複数割りに構成したので、各部品を
個別に加工した後に組み立てることができ、従来
のようにスリーブ6および袋ナツト4を装着した
後にアプセツト加工によりニツプル部8を形成す
るという面倒な加工が不要になり、全体として加
工を非常に容易に行なうことができる。また大径
のニツプル部8がないことから、従来のようにア
プセツト時のチヤツキングの長さとして燃料噴射
管20の直管部分を長く要求されることがなく、
しかも燃料噴射管20の曲げ加工時にアプセツト
加工後の袋ナツト4やスリーブ6が一体となつた
状態で行なう必要がなく、したがつて燃料噴射管
20の長さを短くできる。また燃料噴射管20の
両端部は通常同じ取付構造が採用されるが、大径
のニツプル部8がないので、一方の端部の縦割り
コツタ32あるいは保持部材(止め輪38やスリ
ーブ50)等が損傷した場合、その部品だけを個
別に取替えることができ、修理が容易でしかも経
済的である。また円周方向複数割りの縦割りコツ
タ32を、保持部材(止め輪38やスリーブ5
0)により保持するので、燃料噴射管20の取付
けおよび取外しに際して脱落しやすい小物部品で
ある縦割りコツタ32の各分割片の脱落を良好に
防止することができ、燃料噴射管20の取付けお
よび取外し作業を容易に行なうことができると共
に、縦割りコツタ32の分割片を紛失する恐れも
ない。
(別の実施例) (1) 保持部材は止め輪38に限らず、例えば第2
図に示すようにコツタ32のテーパ面34にテー
パ嵌合するスリーブ50として、スリーブ50の
外周に袋ナツト40を設けてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案による燃料噴射管の取付構造を
示す縦断面図、第2図は別の実施例を示す縦断面
図、第3図は従来例を示す縦断面図である。 20……燃料噴射管、24……環状溝、32…
…縦割りコツタ、38……止め輪(保持部材)、
40……袋ナツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 先端部が継手部に螺合する袋ナツトを用いて燃
    料噴射管と継手部とを接続する燃料噴射管の取付
    構造において、前記燃料噴射管は、切削加工によ
    り燃料通過が形成され、かつ管端部が均一外径で
    直管状であり、かつ管端が前記継手部の合せ面に
    密接する先細り状のテーパ面に形成されており、
    この燃料噴射管の管端部外周面に、環状溝を円周
    方向全長にわたつて形成し、前記燃料噴射管の管
    端部外周に、前記環状溝に嵌合する円周方向複数
    割りの縦割りコツタを配置し、この縦割りコツタ
    の外周面を、前記袋ナツトの基端部に直接あるい
    はスリーブを介して密着しかつ前記燃料噴射管の
    管端から遠ざかるにつれて小径になるテーパ面に
    形成し、前記縦割りコツタの外周に嵌合して縦割
    りコツタの各分割片を保持する円環状の保持部材
    を設けたことを特徴とする燃料噴射管の取付構
    造。
JP11131684U 1984-07-23 1984-07-23 燃料噴射管の取付構造 Granted JPS6127963U (ja)

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