JPH02155139A - 含浸型陰極 - Google Patents
含浸型陰極Info
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- JPH02155139A JPH02155139A JP63309534A JP30953488A JPH02155139A JP H02155139 A JPH02155139 A JP H02155139A JP 63309534 A JP63309534 A JP 63309534A JP 30953488 A JP30953488 A JP 30953488A JP H02155139 A JPH02155139 A JP H02155139A
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Landscapes
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、ＴＶ用受像管、オシロスコープ用観測管、撮
像管または進行波管などの電子管に用いられる含浸型陰
極に関するものである。
像管または進行波管などの電子管に用いられる含浸型陰
極に関するものである。
従来の技術
従来、ヒータを内蔵した帽状金属スリーブの天板部上に
、モリブデン製カップ体の底板部を溶着し、バリウム・
カルシウム・アルミネート等の電子放射性物質を含浸し
た多孔質タングステン製のペレットを前記底板部上に固
着せしめてなる含浸型陰極が知られている。
、モリブデン製カップ体の底板部を溶着し、バリウム・
カルシウム・アルミネート等の電子放射性物質を含浸し
た多孔質タングステン製のペレットを前記底板部上に固
着せしめてなる含浸型陰極が知られている。
かかる含浸型陰極を備えた電子管は、高電流密度の電子
ビームを生ぜしめ得る反面、陰極の動作温度が比較的高
いので、前記カップ体や前記金属スリーブをモリブデン
またはその合金等の高融点金属で形成しなければならな
い。このため、前記ペレット、前記カップ体および前記
金属スリーブを一体に組み立てる場合の溶接が容易でな
いばかりでなく、前記ペレットに含浸させた電子放射性
物質が溶接時の高温で蒸発するという問題点があった。
ビームを生ぜしめ得る反面、陰極の動作温度が比較的高
いので、前記カップ体や前記金属スリーブをモリブデン
またはその合金等の高融点金属で形成しなければならな
い。このため、前記ペレット、前記カップ体および前記
金属スリーブを一体に組み立てる場合の溶接が容易でな
いばかりでなく、前記ペレットに含浸させた電子放射性
物質が溶接時の高温で蒸発するという問題点があった。
特開昭６３−６４２３６号公報に開示されている発明で
は、モリブデンからなるカップ体にレニウムもしくはそ
の合金またはルテニウムもしくはその合金からなる表面
層を有せしめ、溶接時におけるカップ体の脆化を防いで
いる。また、ペレットとカップ体とをレーザ溶接したの
ち、前記ベレットに電子放射性物質を含浸させることに
より、電子放射性物質の溶接時における蒸発を防いでい
る。
は、モリブデンからなるカップ体にレニウムもしくはそ
の合金またはルテニウムもしくはその合金からなる表面
層を有せしめ、溶接時におけるカップ体の脆化を防いで
いる。また、ペレットとカップ体とをレーザ溶接したの
ち、前記ベレットに電子放射性物質を含浸させることに
より、電子放射性物質の溶接時における蒸発を防いでい
る。
発明が解決しようとする課題
しかし、カップ体に固着したのちのベレットに電子放射
性物質を含浸させようとすると、含浸のための装置や治
具が複雑化する。また、モリブデン製カップ体の表面に
レニウムやルテニウムの層を設けると、電子放射特性に
悪影響を与えかねない。
性物質を含浸させようとすると、含浸のための装置や治
具が複雑化する。また、モリブデン製カップ体の表面に
レニウムやルテニウムの層を設けると、電子放射特性に
悪影響を与えかねない。
課題を解決するための手段
本発明によると、ヒータを内蔵した帽状金属スリーブの
天板部上にモリブデン製カップ体の底板部を溶着し、電
子放射性物質を含浸した多孔質タングステン製のペレッ
トを前記底板部上に固着するのであるが、前記ペレット
の前記底板部側の面および前記カップ体の前記天板部側
の面の少なくとも一方に、Ｏｓ、ＲυおよびＷから選ば
れた２種の金属の合金からなる薄層またはＩｒの薄層を
被着せしめておく。
天板部上にモリブデン製カップ体の底板部を溶着し、電
子放射性物質を含浸した多孔質タングステン製のペレッ
トを前記底板部上に固着するのであるが、前記ペレット
の前記底板部側の面および前記カップ体の前記天板部側
の面の少なくとも一方に、Ｏｓ、ＲυおよびＷから選ば
れた２種の金属の合金からなる薄層またはＩｒの薄層を
被着せしめておく。
作 用
このように構成すると、ベレットの裏面やカップ体の裏
面に設けられた０ｓ−Ｒｕ合金等の薄層が、モリブデン
製のカップ体や金属スリーブの融点に近い融点を有する
ことから、ペレットとカップ体との抵抗溶接や、カップ
体と金属スリーブとの抵抗溶接が短時間ででき、しかも
良好な溶接面を得ることができる。このため、電子放射
性物質を含浸した状態のペレットをキャップ体に抵抗溶
接しても、電子放射性物質を蒸発させることは少なく、
含浸用の装置や治具が複雑化することもない。また、前
記薄層は電子放射特性に悪影響を及ぼさないのみならず
、とくに０ｓ−Ｒｕ合金からなる薄層は電子放射特性を
良好ならしめるので、この薄層が含浸ベレットの裏面の
みならず表面側に及んでいてもよく、被着の作業性が非
常によいという利点がある。
面に設けられた０ｓ−Ｒｕ合金等の薄層が、モリブデン
製のカップ体や金属スリーブの融点に近い融点を有する
ことから、ペレットとカップ体との抵抗溶接や、カップ
体と金属スリーブとの抵抗溶接が短時間ででき、しかも
良好な溶接面を得ることができる。このため、電子放射
性物質を含浸した状態のペレットをキャップ体に抵抗溶
接しても、電子放射性物質を蒸発させることは少なく、
含浸用の装置や治具が複雑化することもない。また、前
記薄層は電子放射特性に悪影響を及ぼさないのみならず
、とくに０ｓ−Ｒｕ合金からなる薄層は電子放射特性を
良好ならしめるので、この薄層が含浸ベレットの裏面の
みならず表面側に及んでいてもよく、被着の作業性が非
常によいという利点がある。
実施例
つぎに、本発明を図面に示した実施例とともに説明する
。
。
バリウム・カルシウム・アルミネート等の電子放射性物
質を含浸した多孔質タングステン製のベレットｌは、モ
リブデン製のカップ体２の底板部２ａ上に固着されてお
り、底板部２ａは帽状の金属スリーブ３の天板部３ａに
固着されている。そして、金属スリーブ３内にヒータ４
が納められている。５は陰極支持用の金属細線で、本例
では直径０．０５ｍのレニウムタングステン合金（ＷＲ
ｅ）線を用いている。金属スリーブ３はレニウムモリブ
デン合金（Ｍｏ−Ｒｅ）からなる。
質を含浸した多孔質タングステン製のベレットｌは、モ
リブデン製のカップ体２の底板部２ａ上に固着されてお
り、底板部２ａは帽状の金属スリーブ３の天板部３ａに
固着されている。そして、金属スリーブ３内にヒータ４
が納められている。５は陰極支持用の金属細線で、本例
では直径０．０５ｍのレニウムタングステン合金（ＷＲ
ｅ）線を用いている。金属スリーブ３はレニウムモリブ
デン合金（Ｍｏ−Ｒｅ）からなる。
ベレットｌの底板部２ａ（ｌＩＩＩの面には、０ｓ−Ｒ
ｕ合金の薄層６が被着されており、かかるペレットはカ
ップ体２の底板部２ａ上に、薄層６を介して抵抗溶接に
より固着されている。カップ体２の天板部３ａ側の面に
も、０ｓ−Ｒｕ合金の薄層７が被着されており、かかる
天板部は底板部２ａに薄層７を介して抵抗溶接により固
着されている。肉薄層６，７は、Ｏ３（オスビウム）約
８０重量％、Ｒ，（ルテニウム）約２０重量％の○５−
Ｒｕ合金からなり、薄層６，７の各層厚は約０．５μｍ
である。この層厚は０．１μｍ〜１μｍが適当で、これ
よりも薄いと溶接性改善の効果が十分に得られず、逆に
厚すぎると、被着の処理に長時間を要して不経済である
。薄層の被着には通常の真空蒸着法を適用してもよいが
、スパッタリング法を適用するのが好ましい。スパッタ
リング法を適用すると、Ｍｏ等の高融点金属に対しても
容易かつ堅固に薄層を形成することができる。
ｕ合金の薄層６が被着されており、かかるペレットはカ
ップ体２の底板部２ａ上に、薄層６を介して抵抗溶接に
より固着されている。カップ体２の天板部３ａ側の面に
も、０ｓ−Ｒｕ合金の薄層７が被着されており、かかる
天板部は底板部２ａに薄層７を介して抵抗溶接により固
着されている。肉薄層６，７は、Ｏ３（オスビウム）約
８０重量％、Ｒ，（ルテニウム）約２０重量％の○５−
Ｒｕ合金からなり、薄層６，７の各層厚は約０．５μｍ
である。この層厚は０．１μｍ〜１μｍが適当で、これ
よりも薄いと溶接性改善の効果が十分に得られず、逆に
厚すぎると、被着の処理に長時間を要して不経済である
。薄層の被着には通常の真空蒸着法を適用してもよいが
、スパッタリング法を適用するのが好ましい。スパッタ
リング法を適用すると、Ｍｏ等の高融点金属に対しても
容易かつ堅固に薄層を形成することができる。
前述の実施例では、肉薄層６，７にＱ Ｓ −Ｒ１１合
金を用いたが、Ｗ−Ｏ，合金や、Ｗ−Ｒ，合金など、要
するに、Ｑ Ｓ 、 Ｒ１＋およびＷから選ばれた２種
の金属の合金を用いることができ、若干の不純物を含ん
でいてもよい。また、かかる合金に代えてＩｒ（イリジ
ウム）を用いることもできる。
金を用いたが、Ｗ−Ｏ，合金や、Ｗ−Ｒ，合金など、要
するに、Ｑ Ｓ 、 Ｒ１＋およびＷから選ばれた２種
の金属の合金を用いることができ、若干の不純物を含ん
でいてもよい。また、かかる合金に代えてＩｒ（イリジ
ウム）を用いることもできる。
図示の実施例では、金属細線５を天板部２ａと底板部３
ａとの間に介在させているが、金属細線５は非常に細い
ので、前記抵抗溶接は主として天板部２ａと底板部３ａ
とが直接接触した部分で行われる。金属細線５は天板部
２ａと底板部３ａとの間に介在させる必要はなく、金属
スリーブ３の適所にとりつけることができる。
ａとの間に介在させているが、金属細線５は非常に細い
ので、前記抵抗溶接は主として天板部２ａと底板部３ａ
とが直接接触した部分で行われる。金属細線５は天板部
２ａと底板部３ａとの間に介在させる必要はなく、金属
スリーブ３の適所にとりつけることができる。
発明の効果
本発明は上述のように構成されるので、電子放射特性の
優れた含浸型陰極を、特殊な含浸装置を用いることな（
抵抗溶接法による溶着て溶接性よく組み立てることがで
きる。
優れた含浸型陰極を、特殊な含浸装置を用いることな（
抵抗溶接法による溶着て溶接性よく組み立てることがで
きる。
第１図は本発明を実施した含浸型陰極の側断面図である
。 １・・・・・・ペレット、２・・・・・・カップ状体、
３・・・・・・金属スリーブ、４・・・・・・ヒータ、
６，７・・・・・・薄層。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか１２第 １ 図 ／−一一ごレッド ２’−−−キへツプイ木 ３−全溝スリーブ ４・−ヒータ ｇ、 ７−−−簿°層
。 １・・・・・・ペレット、２・・・・・・カップ状体、
３・・・・・・金属スリーブ、４・・・・・・ヒータ、
６，７・・・・・・薄層。 代理人の氏名 弁理士 粟野重孝 ほか１２第 １ 図 ／−一一ごレッド ２’−−−キへツプイ木 ３−全溝スリーブ ４・−ヒータ ｇ、 ７−−−簿°層
Claims (1)
- ヒータを内蔵した帽状金属スリーブの天板部上にモリブ
デン製カップ体の底板部を溶着し、電子放射性物質を含
浸した多孔質タングステン製のペレットを前記底板部上
に固着してなる含浸型陰極において、前記ペレットの前
記底板部側の面および前記カップ体の前記天板部側の面
の少なくとも一方に、Ｏｓ、ＲｕおよびＷから選ばれた
２種の金属の合金からなる薄層またはＩｒの薄層を被着
せしめてなることを特徴とする含浸型陰極。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30953488A JP2753008B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 含浸型陰極 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP30953488A JP2753008B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 含浸型陰極 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH02155139A true JPH02155139A (ja) | 1990-06-14 |
| JP2753008B2 JP2753008B2 (ja) | 1998-05-18 |
Family
ID=17994174
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP30953488A Expired - Fee Related JP2753008B2 (ja) | 1988-12-07 | 1988-12-07 | 含浸型陰極 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2753008B2 (ja) |
Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6191822A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-09 | エヌ・ベー・フイリツプス・フルーイランペンフアブリケン | スカンジウムを含むデイスペンサ陰極の製造方法及びそれで作られたスカンジウムを含むデイスペンサ陰極 |
| JPS6334832A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-15 | Hitachi Ltd | 含浸形カソ−ドの製造方法 |
| JPS6364236A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-22 | Hitachi Ltd | 含浸形陰極の製造方法 |
| JPS63254637A (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-21 | Hitachi Ltd | 含浸形陰極 |
-
1988
- 1988-12-07 JP JP30953488A patent/JP2753008B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6191822A (ja) * | 1984-10-05 | 1986-05-09 | エヌ・ベー・フイリツプス・フルーイランペンフアブリケン | スカンジウムを含むデイスペンサ陰極の製造方法及びそれで作られたスカンジウムを含むデイスペンサ陰極 |
| JPS6334832A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-15 | Hitachi Ltd | 含浸形カソ−ドの製造方法 |
| JPS6364236A (ja) * | 1986-09-05 | 1988-03-22 | Hitachi Ltd | 含浸形陰極の製造方法 |
| JPS63254637A (ja) * | 1987-04-10 | 1988-10-21 | Hitachi Ltd | 含浸形陰極 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2753008B2 (ja) | 1998-05-18 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |