JPH02153199A

JPH02153199A - 隧道の防水処理法

Info

Publication number: JPH02153199A
Application number: JP63308472A
Authority: JP
Inventors: Yoshiki Katou; 加藤　佳喜
Original assignee: NISSO SHOJI KK
Current assignee: NISSO SHOJI KK
Priority date: 1988-12-06
Filing date: 1988-12-06
Publication date: 1990-06-12

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は鈴道の防水方法である。

〔従来の技術〕

山腹や地下等を貫いて設けられ、鉄道、自動車、人の通
路及び水路等に供・Ｕられる隨道は地山を掘削して坑道
を形成した後、地山面に吹付コンクリートを一次打設し
て仮巻しく一次覆工コンクリート）、次に地山面からの
地下湧水による靜道への漏水を１４止するために塩化ビ
ニール、ポリエチレンおよびポリエチレン・酢と共重合
体等のシートを釘等によって吹付はコンクリート壁面に
水密状態に張り付け、その後本巻コンクリートを打設（
二次ＩＷエコンクリート）する建設工法が実施されてき
ている。

〔発明が解決しようとする課題〕

該種従来技術において、−次覆エコンクリートの形成に
おける吹付はコンクリート工法は地肌に圧）ｌｉ空気で
コンクリートを吹き付ける工法のため材料の２５％以上
がはね返るロスが生じること、坑内にセメント粉塵が飛
散するため作業環境が非常に悪くなる欠点を抱えている
。

さらに掘削された鈴道の地肌面の凹凸が深い場合、−次
１Ｗエコンクリートの表面を平滑に仕上げることはコン
クリートの吹き付ける工法では非常に困難である。

かかる凹凸の多い一次覆工コンクリートの壁面に防水シ
ートを張り付けた場合シートの防水性能に奢るしい悪影
響を及ぼしシートの破断等により二次覆工コンクリート
に対する漏水が住じ易くなる。

このように従来の技術による対道の防水法は施工面と性
能面において多くの問題点を抱えている。

本発明は前述の従来技術に基づく一次覆エコンクリート
の吹付工法とシート防水工法の内蔵する多くの欠点を一
度に解決し、卓越した一次覆エコンクリートと防水層を
形成するものである。

〔！！Ｉ題を解決するための手段〕

本発明は、希望する所定の形状に掘削された岩肌に反ｔ
ｆ１弾性を有する合成＃ＭｆｆＦ？板、合成ゴム仮；繊
維強化樹脂板成いは金属板等を用いて防水層を形成し、
次に地山と防水層との空隙に硬化性充填材を注入して裏
込めを行なう総道の防水方法を得供せんとするものであ
る。

本発明の反ｔａ弾性をもつ板とは、合成樹脂板、合成ゴ
ム板、繊維強化樹脂板および金属板等であり、これらを
地中を掘削して形成した坑道の地山の壁面に機械および
治具圧を用いて水害状態に張り付ける。この場合防水板
の取り付けは洞性の釘、ホールインアンカー等を岩山に
直接打１？によって固定される。

こうして、１回の覆工コンクリートを打設するζご適当
な長さ、例求ば１０　ｔｎ程度の長さまで静道の長子方
向に順次アーチ状に防水板を張り付ける。

先５２１側面から打設した一次覆エコンクリートが流出
しないように地山と防水板の間に適切なシール材を用い
て堰板を介在せしめることが好ましい。

次に地山と防水板の空隙に硬化性充填材であるコンクリ
ートを流し込むか、又は非硬化性充填材である砂利、砕
石又はズリを注入して、後結合７’）Ｉ＋としてセメン
トミルク、エボ・トシ樹脂、ウレタン樹脂等の硬化性物
質を注入して裏込めを行なう。

本発明に用いられる合成樹脂板はポリエチレン、ポリプ
ロピレン、塩化ビニール、酢と、エチレン酢ビ井重合体
、ポリアクリレート、ポリメタアクリレート、ポリエス
テル、不飽和ポリエステル、尿素、メラミン、フェノー
ル、エボニトン、ポリカーボネート、ナイロン、ポリス
ルフォン、ポリエーテルスルフォン、ポリアセタール、
ポリイミド、ポリアラミド、ポリスチレン等の樹脂から
作られた防水板を意味する。

又、本発明に用いられる合成ゴム板とはブタジェン、イ
ソプレン、アクリル、アクリロニトリル・ブタジェン、
エチレン・プロピレン、エチレン・塩ビ、エチレンクロ
ルヒドリン、ウレタン、クロロプレン、ネオプレンシリ
コン、フッソ等のゴムを意味する。

又、繊維強化樹脂板とは上述の樹脂およびゴムを各ｌＩ
Ｉ！繊維とかウィスカで強化した樹脂板、ゴム板を意味
する。

各種繊維としてはレーヨン、アセテート、ポリアミドポ
リエステル、ポリプロピレン、塩化ビニール、塩化ビニ
リデン、ポリアクリロニトリル、ポリビニルアルコール
、ポリウレタン、ガラス、セラミック、ロックウール、
炭素、アラミド、スチール、ボロン等の繊維が使用され
る。

又、ウィスカーとしてはチタン酸カリウム、炭化ケイ素
、窒化ケイ素、酸窒化ケイ素、塩基性硫酸マグネジ電シ
１１、チタン酸バリウム、β−サイアしＩン、高分子ウ
ィスカ等が使用される。

本発明に用いられる金属板は鉄、銅、アルミ銅、ｖＪｔ
銅、青銅、ジュラルミン、チタン錫合金、亜鉛合金等の
金属板から作られた防水板を意味する。

勿、！ご上記金４１ｉ仮にエポキシ、塩ビ、ウレタンア
ル千、ド、アクリル、フッ素等の防錆樹脂塗料を塗装し
た防水板とかｆｉｌ記合成樹脂板や合成ゴム板を貼着し
た７Ｍ合金ｔＦＡ仮をも使用することが出来る。

これらの防水板の裏面は地山側からの湧水を１ｌｒＮ道
の取水孔からｊＪｔ水溝を経て速やかに腔３道外に排出
させるために、透水材としてポリエチレン、ポリプロピ
レン、ポリエステル等の合成樹脂製の不繊布や、ポリ塩
化ビニール、ポリウレタン、フェノール等の連続気泡発
泡体からなるシート等を熱融着法や接着剤等で上記防水
板に、貼着して使用される。

又防水板の裏側に波状シートを積ＩＧさせたり、導水ｉ
Ｍや導水パイプを取り付けた防水板を使用する。

〔発明の効果〕

以上本発明によれば、従来の随道の建築工法における掘
削された坑道の地山面にコンクリートを吹付ける際のセ
メント粉じんの飛散による作業環境の悪化と、これによ
るコンクリート材料の大巾なｔｌ失を阻止する効果があ
り、さらに従来の防水シートによる水密張りの作業性の
？Ｍ雑さとシートの二次覆エコンクリート打没によるシ
ートの破断等を防止しうる非常に卓越した効果がある。

次に、本発明の実施例を図面に拠り説明するが、本発明
はこれらの例のみに限定されるものではない。

実施例！次の施工手順によって導水路の防水施工を行なった（第
１図、第２図及び第５図参照）（＋）　　地山（１）を
掘削機を用いて堀削し坑道を形成した。

（２）　　天端位置にポリ塩化ビニール板（３）を取付
機械により堀削した地山肌面にゴム裏当て（６）を介し
て圧着した。

（３）　　次いでエヤ式釘打ち銃を用いてゴムバンキン
グ（４）と押え座金（５）を通してコンクリート釘（７
）を打ち付けた。

（４）　　天端取り付は後、反撥弾性を利用して地山の
側壁、底壁にポリ塩化ビニール板を添張りした。

（５）所定の間隔でポリ塩化ビニールの側面底面及び端
面をエヤ式釘打ち銃でコンクリート釘（７）にて地山に
固定した。

（６）　　現場でのポリ塩化ビニール板の接続は、携帯
式熱風溶接器を用いて、重ね合わせ代１０ｃｍとしてボ
ットメルト接着剤（８）にて接着し溶接した。

（７）　　次に所定の位置にポリ塩化ビニール板にコン
クリートのポンプ注入口の径よりやや大きい穴をあけた
。

（８）　　コンクリートポンプ１１１からコンクリート
（２）をコンクリート注入口（１１）を通して地山とポ
リ塩化ビニ−°ル仮の空隙に流し込んだ。

（９）　　コンクリートの注入口を携帯式熱風溶接器を
用いて融着させた。

実施例２次の施工手順によって支保溝造にロックボルトを用いて
構築されたトンネルの一次ＩＷ工防水施工を行なった（
第４図及び第５図参照）。

（１）　　天端位置に所定の軸方向長さをもつポリエチ
レン製の防水板（３）を取付機械によってロックボルト
（９）を打ち込んだ地山肌面に裏当でゴムを介して圧着
した。

（２）トンネルの円周方向、軸方向の位置決めを行ない
、先づ地山（１）の天井壁面にエヤ代打ち銃を用いて未
加硫プチルゴムパツートングと押え座金を当て板として
ポリエチレン板を取り付は固定する。

さらにコンクリート釘の頭からゴム変性エチレン酢ビ系
ボットメルト接着剤をハンドガン等の射出装置を用いて
射出し釘の頭部を熱融着性物質で被ＩＷ　した。

（３）所定の間隔でポリエチレン板の側面をエヤ式釘打
ち銃で地山に固定した。

（４）　ポリエチレン製の防水板の重なり部分０ωを重
ね合せ代１０ｃｍとして携帯式熱風溶接器を用い、溶接
した。

（５）　　次に所定のコンクリ−１・注入口（１１）を
通してコンクリート（２）を地山と防水板との空１１１
：ｔに流し込んだ。

（６）　　コンクリートの注入口（１１）をポリエチレ
ン板をラップさせて貼りつけ携帯式熱風）容接器を用い
て融着させた。

（７）　　防水施工終了後二次覆工コンクリート０２）
で内壁を仕上げした。

【図面の簡単な説明】

第１図は、導水路の、又第４図はトンネルの、それぞれ
軸方向の断面図、第２図は結合部の、又第３図は固定部
の、それぞれＩ＄Ｊｉ面図、第５図は防水板の斜視図１・・・地　山　　　　　２・・・−法覆エコンクリー
ト３・・・防水板　　　　４・・・ゴムバンキング５・
・・座　金　　　　６・・・ゴム裏当て７・・・コンク
リート釘　８・・・ポットメルト接着剤９・・・ロツクポルト！０・・・防水板の重なり部分１１・・・コンクリート注入口

Claims

【特許請求の範囲】

隨道の一次覆工、防水処理を行なうに際し、反撥弾性を
もつ板によって防水層を形成し、地山と該防水層との空
隙に硬化性充填材を注入して裏込めを行なって一次覆工
を形成することを特徴とする随道の防水方法。