JPH02152176A - 合成物質製ハウジング - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は、例えば電気コネクタ端子を収容するためのハ
ウジング容室と、互いに係合可能なフランジ手段とを備
えた合成物質製ハウジングであって、前記フランジ手段
のうち第１フランジ手段が一方の側壁に、そして第２フ
ランジ手段が対向する他方の側壁に設けられて、帯状化
連結が可能なものに関する。

し従来の技術］ この種の帯状化連結可能な合成物質製ハウジングはドイ
ツ公開公報３５４１６１０号で知られている。この公知
の帯状化連結可能な合成物質ハウジングは、それぞれ隣
合うハウジングの孔に受けられる１つ以上の材料部材を
備えるように構成されている。この公知の合成物質製ノ
＼ウジングは好評を得て用いられているが、造形のため
に３つの造形方向があり、そのため３回の造形ステップ
が必要とされる。さらに帯状化連結の強度に関してこの
公知のハウジングの特性を向上させることが要望されて
いる。

冒頭部に記載した形式の帯状化連結可能なハウジングは
電気接点を収容するために用いられている。このハウジ
ングは、機械的な作業を施されるために互いに１本の帯
になるよう連結される。

この連結条件に対応して、このハウジングは比較的界な
った条件を満足しなければならない。

ハウジングの側面の１つにフレキシブルで巻き込み可能
なしかも小さい曲率半径をもって巻き込み可能なフラン
ジを備えるように構成される。

また個々のハウジングの連結は比較的簡単に行わなけれ
ばならない。連結が外れると新しく帯体が装着されるま
で機械が停止してしまい、生産が中断されるので、ハウ
ジングはその他方の側面でしっかりと連結されなければ
ならない。

［発明が解決しようとする課題］ 本発明の課題は、簡単で安価に製作され、簡単な方法で
連結され、その連結部が高い引っ張り強度を有するフラ
ンジ手段を備えたハウジングを提供することである。

［課題を解決するための手段］ 上記課題は、本発明により、第１係合手段が前記側壁に
形成され突き出している少なくとも１つのフック状の係
合指片から構成され、この係合指片が接続部材とこれよ
り形成されて上方に延びている係合部材によって形成さ
れ、かつ前記側壁のところに外方に突き出した少なくと
も１つのはとめ状の第２係合手段が設けられ、この第２
係合手段が接続部材とこれと接続しているヨークから構
成され、このヨークが前記係合部材を支持するための孔
を設けていることによって解決される。

さらに本発明による好適な実施態様は請求項第２項〜第
１５項に記載されている。

［作用・効果］ 本発明では、特に簡単な方法で製作することができる帯
状化連結可能なハウジングを提供することができる。そ
のために、材料費と製作費に大きく関係する造形方向の
数が減少されている。従来の帯状化可能な合成物質ハウ
ジングでは、孔を備えたハウジングを製作するために３
つの造形方向が必要であったが本発明によるハウジング
では、２つだけの造形方向ですみ、その製造は大幅に簡
単化される。

さらに本発明による構造では、合成物質ハウジングを簡
単な方法で互いに機械的に連結すること、すなわち機械
的に帯状化連結することが可能である。

さらに本発明による構造では、個々のハウジングの連結
をわずかな材料で行うことが可能である。

さらに別な本発明の他の特徴は、次の図面を用いた実施
例の説明により明らかにされるだろう。

［実施例］ 第１図〜第３図には合成物質を射出成形した帯状化可能
なハウジング１が示されている。

ハウジング１は、底壁２、第１図に関して左側の側壁３
、右側の側壁４、そして天壁５を備えている。ハウジン
グ内部には両側の側壁に平行に中間壁６が配設されてお
り、この中間壁によって側壁に平行に延びているそれぞ
れ同じ大きさの２つの容室７と８が形成されいる。これ
らの容室はハウジング前端部９とハウジング後端部１０
のところで開口しており、ここに図示されていない電気
接点素子が収納されている。

フック状の第１係合手段は右側の側壁４に形成され、そ
こから外方に突き出している。これは２つの係合指片２
０．２１から構成され、その係合指片は、接続部材２２
と、そこに形成され接続部材から上方に垂直に延設され
ている係合部材２３とにより作られている。接続部材２
２の下面２４は底壁２の下面と同一平面に位置している
。接続部材はさらに四角形断面をもって形成されている
。

係合部材２３は長（延びている孔２５を設けており、ま
た２つの側部ヘリ２３ａと１つの湾曲状の上部ヘリ２３
ｂを備えている。側部ヘリ２３ａには、下方を向いた係
合ヘリ２８．２９を有する係合突起２６．２７が形成さ
れている。

ハウジングの左側の側壁３には外方に突き出した第２係
合手段３０．３１が設けられ、これは第１係合手段より
複雑に構成されている。

はとめ状の第２係合手段は、接続部材３２とこれに接続
されているヨーク３３から構成されている。接続部材３
２は、底壁２の下面から延び、約４５度上方に傾斜して
いる。この接続部材に接続しているヨーク３３は底壁に
対して水平でつまり平行に延設され、２つのＵ字側辺３
４．３５と、左側の側壁に平行に延びているＵ字基辺３
６から構成されている。両Ｕ字側辺３４．３５とＵ字基
辺３６は、接続部材と共に四角形の孔３７を取り囲んで
いる。接続部材３２が屈曲していることでヨーク３３の
下側に所定の高さ“Ｈ１１をもった自由空間３３ａが形
成される。この高さは接続部材２２の厚さに対応してお
り、ハウジングの一直線上に並んだ底面を有するフラン
ジが形成される。

このハウジングの構造は特別に好都合な製造をもたらす
。ハウジングは１つずつ製作され、フランジ手段の好適
な空間形状により、２つの造形方向だけが、つまり長手
方向、すなわちコネクタ容室の長手方向とそれに対する
横断方向での方向だけが要求されるだけである。これに
より工具の設定及び製作が経済的となる。

製作の後、個々のハウジングは好ましくは機械的に互い
に接続される。このために、ハウジングの一側面に位置
する両係合部材２３がハウジングの他の側面に位置する
ヨーク３３の孔３７に、係合突起２６．２７が部材３４
．３５上に突き出すまで差し込まれる。係合突起の下側
の係合部材２３は孔３７にぴったりと装着され、接続部
材２２の上面がヨーク３３の下面に接当され、ハウジン
グ同士がぴったりと帯状化される。このようなハウジン
グが集まってハウジング帯が形成される。

このハウジング帯はフランジ手段がフレキシブルである
ことからリールに巻き付けることができる。このフレキ
シブル性にもかかわらず、この係合手段は高い引っ張り
強度を備えており、これは係合手段の底壁の平面上での
形成と断面形成により達成される。

さらにこの係合手段の形成により帯として個々に配置さ
れているハウジングのそれぞれの正確な距離が保証され
、このことは機械作業を木質的に容易にする。接続部材
２２の接続箇所での帯体のフレキシビリティを向上させ
るためにノツチ２２ａが設けられ、このノツチはリンク
弐に作用する。このノツチは、その上、孔３７への差込
みと装備されたハウジングの分離を簡単にする ２つの形態方向を有するフランジ手段を作ることが、本
発明によって達成される。公知のフランジ手段では、生
じる引っ張り力は係合突起によって受けなければならな
い。これに対し、本発明では、その引っ張り力は接続部
材によって受けられるので、非常に大きな引っ張り力が
生じてもフランジ手段が亀裂することはない。

この新しいフランジ手段は容易に差し込むことができ、
外れにくい。孔２５は前からみてＵ字状の係合部材の残
りの部分の弾性による逃げに利用される。帯体において
、ハウジング外壁面は、隣接するハウジングが上から差
し込まれるので、ガイド面ないしは取付面として機能す
る。

公知のフランジ手段ではハウジングの側方へのすべりは
非常に困難である。したがって、本発明は簡単なやりか
たで非常に効果的なフランジ手段を提供しているのであ
る。

孔３７に向かい合ったＵ掌側辺３４．３５の内面は下側
から孔３７の内部空間に向いているガイド傾斜面３７ａ
を備えており、この傾斜面は、係合部材２３の孔３７へ
の差込みがスムーズに行われるように係合部材２３の湾
曲状ヘリ２３ｂと相互作用する。孔３７の幅は係合部材
２３の幅に対応しており、ヘリ２３ａから他のヘリ２３
ａの寸法となっている。ヘリ２３ａのところで突き出て
いる係合突起２６．２７が形成されているにも係わらず
、孔２５を設けたＵ字状の係合部材２３の空間形状が係
合部材２３のＵ掌側辺３４．３５の孔２５の内部空間へ
のたわみを可能にするため、係合部材２３は大きな差込
み力がなくとも孔３７に差し込まれることができる。係
合部材２３の厚みが孔３７の深さに合わされているので
、係合手段２３の係合の後既に述べたように係合部材が
孔３７にぴったりと嵌まり込む。

尚、特許請求の範囲の項に図面との対照を便利にする為
に符号を記すが、該記入により本発明は添付図面の構造
に限定されるものではない。

【図面の簡単な説明】

図面は、本発明による合成物質製ハウジングの実施例を
示し、第１図は下側からみた図、第２図は第１図による
ハウジングの下半分を示す第１図の■−■線断面図、第
３図は係合部材の正面図である。 （３）　、　（４）・・・・・・側壁、（２０）　、　
（２１）・・・・・・係合指片、（２２）・・・・・・
接続部材、（２３）・・・・・・係合部材、（３０）（
３１）・・・・・・第２係金手段、（３２）・・・・・
・接続部材、（３３）・・・・・・ヨーク、（３７）・
・・・・・孔。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ハウジング容室と、互いに係合可能なフランジ手段
   とを備えた合成物質製ハウジングであって、前記フラン
   ジ手段のうち第１フランジ手段が一方の側壁に、そして
   第２フランジ手段が対向する他方の側壁に設けられてい
   るものにおいて、 第１係合手段が前記側壁（４）に形成され突き出してい
   る少なくとも１つのフック状の係合指片（２０、２１）
   から構成され、この係合指片が接続部材（２２）とこれ
   より形成されて上方に延びている係合部材（２３）によ
   って形成され、かつ 前記側壁（３）のところに外方に突き出した少なくとも
   １つのはとめ状の第２係合手段（３０、３１）が設けら
   れ、この第２係合手段が接続部材（３２）とこれと接続
   しているヨーク（３３）から構成され、このヨークが前
   記係合部材（２３）を支持するための孔（３７）を有す
   ることを特徴とするハウジング。 ２、前記接続部材（２２）が側壁（４）の平面に対して
   垂直に突出配設され、かつ前記係合部材 （２３）が接続部材（２２）に対して垂直に延びている
   ことを特徴とする請求項１に記載のハウジング。 ３、前記接続部材（２２）の下面（２４）が底壁（２）
   の下面と同じ平面上に位置することを特徴とする請求項
   １又は２に記載のハウジング。 ４、前記接続部材（２２）が四角形断面を有しているこ
   とを特徴とする請求項１〜３のいずれかに記載のハウジ
   ング。 ５、前記係合部材が中央を長く延びている孔（２５）を
   有することを特徴とする請求項１〜４のいずれかに記載
   のハウジング。 ６、前記係合部材が、前から見て、Ｕ字状に形成され、
   外側に垂直な側部ヘリ（２３ａ）及び湾曲状の上部ヘリ
   （２３ｂ）を備えていることを特徴とする請求項１〜５
   のいずれかに記載のハウジング。 ７、前記側部ヘリ（２３ａ）のところに係合突起（２６
   、２７）を形成しており、この係合突起は下側を向いた
   係合ヘリ（２８、２９）を備えていることを特徴とする
   請求項６に記載のハウジング。 ８、前記第２係合手段の接続部材（３２）が底壁（２）
   の下面を始点として上方に傾斜して延設されており、ヨ
   ーク（３３）が水平につまり底面に平行に延びているこ
   とを特徴とする請求項１〜７のいずれかに記載のハウジ
   ング。 ９、前記ヨーク（３３）が２つのＵ字側辺（３４、３５
   ）と側壁に平行に延びているＵ字基辺（３６）とから構
   成され、Ｕ字側辺（３４、３５）とＵ字基辺（３６）が
   接続部材（３２）といっしょになって四角形孔（３７）
   を形成することを特徴とする請求項１〜８のいずれかに
   記載のハウジング。 １０、前記接続部材（３２）が屈曲していることで前記
   ヨーク（３３）の下側に自由空間（３３）が形成され、
   この空間の高さ：Ｈが係合指片（２０、２１）の接続部
   材（２２）の厚さに対応していることを特徴とする請求
   項８又は９に記載のハウジング。 １１、前記係合ヘリ（２８、２９）がＵ字側辺（３４、
   ３５）の上面の高さに設けられていることを特徴とする
   請求項１〜１０のいずれかに記載のハウジング。 １２、前記係合部材（２３）が孔（３７）内にぴったり
   と装着され、その際接続部材（２２）の上面がヨーク（
   ３３）の下面と接当することを特徴とする請求項１〜１
   １のいずれかに記載のハウジング。 １３、前記係合部材（２３）の幅が前記孔（２７）の幅
   に、そして前記係合部材（２３）の厚さが前記孔（３７
   ）の深さに対応していることを特徴とする請求項１〜１
   ２のいずれかに記載のハウジング。 １４、前記接続部材（２２）の接続箇所においてノッチ
   （２２ａ）が設けられていることを特徴とする請求項１
   〜１３のいずれかに記載のハウジング。 １５、前記孔（３７）の内部空間の方を向いたＵ字側辺
   （３４、３５）の面がその下面から内部空間へ延びたガ
   イド傾斜面（３７ａ）を有することを特徴とする請求項
   １〜１４のいずれかに記載のハウジング。