JPH02150896A - 平面ｃａｄデータの立体表示装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［発明の目的］ （産業上の利用分野） 本発明は、平面ＣＡＤデータを立体的に表示させる平面
ＣＡＤデータの立体表示装置に関する。

（従来の技術） 近年、マンマシンシステムの開発に伴なって３次元ＣＡ
Ｄデータの立体表示が実用化されている。これは、ＣＡ
Ｄシステムに３次元テレビジョンの原理を適用したもの
である。即ち、３次元ＣＡＤデータから右眼画像データ
、及び左眼画像データを生成し、両画像データを一定の
周期で切換えて交互にＣＲＴ画像等の表示手段に出力す
る。

そして、表示手段の前面に取付けられた偏光板の偏光角
度を画像データの切換周期と同期させて切換え、ＣＡＤ
を運用するオペレータは立体認識用の特殊眼鏡を使用し
て画像を観察する。

これによって、オペレータは３次元ＣＡＤデ−タを立体
的に見ることができ、工場プラントや建築物等を立体視
しながら設計している。

しかしながら、このような表示方法は３次元ＣＡＤデー
タにのみ適用されるものであり、従来においては、平面
ＣＡＤデータを立体視する表示装置は考案されていない
。例えば、集積回路のパターン設計などに用いられるＣ
ＡＤデータは、平面データであり、マルチウィンドで表
示させる場合には、すべてのウィンドが同一平面上に映
し出される。このため、特定のウィンドを強調して表示
するときには、このウィンドをブリンクさせたり、他の
ウィンドと色を変えたりしている。

そこで、より強調性を向上させるために、強調したいウ
ィンドの２次元データに奥行きを持たせ、立体的に表示
することのできる表示装置の考案が望まれている。

（発明が解決しようとする課題） このように、従来におけるＣＡＤデータの立体表示装置
は、３次元データを立体的に表示するものであり、平面
データを立体的に表示することがてきないきいう課題が
あった。

本発明は上記した課題を解決する目的でなされ、平面Ｃ
ＡＤデータを立体視することのできる立体表示装置を提
供しようとするものである。

［発明の構成］ （課題を解決するための手段） 上記目的を達成するため、本発明は立体ＣＡＤデータか
ら生成される右眼画像データ、及び左眼画像データを記
憶する右眼画像メモリ、及び左眼画像メモリと、前記両
画像メモリの出力データを一定周期で切換えて交互に出
力する画像メモリ切換手段と、前記画像メモリ切換手段
から出力された画像データを表示する表示手段と、前記
表示手段の前面に取付けられ、前記画像メモリ切換手段
の切換動作と同期して偏光角度が切換わる偏光板と、を
有し、立体認識用眼鏡を装着したオペレータが前記偏光
板を介して画像データを立体視するようにした立体表示
装置において、平面ＣＡＤデータが与えられた際に、該
平面ＣＡＤデータを構成する点の座標に幾何学的変換を
施し、前記右眼画像データ、及び前記左眼画像データを
生成する図形変換手段を備えたことを特徴とする。

（作用） 本発明による平面ＣＡＤデータの立体表示装置では、平
面ＣＡＤデータに平行移動、回転等の幾何学的変換を施
すことによって、右眼画像データ、及び左眼画像データ
を生成している。そして、両画像データを一定周期で切
換え、交互に表示手段に表示させている。その後、表示
された画像は、偏光板によって偏光角度が切換えられる
ので、立体認識用眼鏡を使用したオペレータは、この画
像を立体視することができるようになる。

（実施例） 第１図は本発明が適用された立体表示装置の一実施例を
示す構成図である。

図示のように、立体表示装置１は、平面ＣＡＤデータを
立体化し、右眼画像データ、及び左眼画像を生成する図
形変換部２と、右眼画像データを記憶する右眼画像メモ
リ３と、左眼画像データを記憶する左眼画像メモリ４を
有している。また、立体画像装置１は、両画像メモリ３
．４の出力データを一定周期で切換えて交互に出力する
画像メモリ切換部５と、画像メモリ切換部５から出力さ
れた画像データを表示するＣＲＴデイスプレィ６と、Ｃ
ＲＴデイプレイ６の前面に取付けられ、画像メモリ切換
部５の切換動作と同期して偏光角度が切換わる偏光板７
を備えている。

図形変換部２は、外部のコンピュータ等から平面ＣＡＤ
データが与えられると、キーボード８から与えられる変
換指令信号に従ってこの平面データを３次元データに変
換し、右眼画像データ、及び左眼画像データを生成する
ものである。

特殊眼鏡９は、立体テレビジョン等で使用されている眼
鏡と同一のものであり、ＣＲＴデイスプレィ６に表示さ
れる右眼画像を右眼でのみ見ることができ、左眼画像を
左眼でのみ見ることができる立体認識用眼鏡である。

次に動作について説明する。

第２図は、図形変換部２において平面ＣＡＤデータから
右眼画像データ、及び左眼画像データを生成する原理を
示す説明図である。

第１図に示す図形変換部２に平面ＣＡＤデータが与えら
れ、キーボード８から立体表示指令信号が与えられると
、第２図に示す平面ＣＡＤデータに対して所定距離Ｌ１
だけ離れた位置に、観察点０１　＋　　０２が設定され
る。

このときの距ＭＬＩは平面ＣＡＤデータを立体視する際
の奥行き距離である。また、両観察点００２間の距Ｍ　
Ｌ　２は、はぼ人間の両眼間の距離に設定され、両観察
点ｏ、、ｏ２ではそれぞれ異なる角度から平面ＣＡＤデ
ータ１０を観察することができる。

いま仮りに、平面データＣＡＤ　１０上に存在する物体
Ｐを立体視する場合には、観察点ＯＩと物体Ｐを結ぶ直
線に直交する左眼画像面１１を想定する。そして、この
画像面１１に投影される物体Ｐの写像Ｐ１を左眼画像デ
ータとして生成する。

同様に、観察点０２と物体Ｐを結ぶ直線に直交する右眼
画像面１２を想定し、画像面１２に投影される物体Ｐの
写像Ｐ２を右眼画像データとして生成する。

以上のような図形処理は、平面ＣＡＤデータ１０を構成
している点の座標値に、平行移動、回転等の幾何学的な
変換を施すことによって行なわれている。

そして、図形変換部２で生成された左眼画像データ、及
び右眼画像データは第１図における左眼画像メモリ４、
及び右眼画像メモリ３にそれぞれ供給される。その後、
両画像メモリ３，４の出力データは画像メモリ切換部５
によって切換えられ、交互にＣＲＴデイスプレィ６に表
示され、特殊眼鏡９を使用したオペレータは偏光板７を
介して、ＣＲＴデイスプレィ６に表示された画像を立体
視することができるのである。

このようにして、本実施例では、平面ＣＡＤデタに、平
行移動、回転等の幾何学的変換を施すことによって右眼
画像データ、及び左眼画像データを生成し、平面データ
を立体化して表示している。このため、例えば、マルチ
ウィンド表示の際に２、特定のウィンドを立体化して強
調することが可能となる。

またＣＲＴデイスプレィ６の四隅など、表面が曲面状と
なる部分は、これを平面的に表示させることも可能とな
る。

［発明の効果］ 以上説明したように、本発明では、平面ＣＡＤデータを
構成する点の座標に平行移動、回転等の幾何学的変換を
施し、右眼画像データ、及び左眼画像データを生成して
いるので、平面ＣＡＤデタを立体的に表示することがで
きる。

このため、ＣＡＤデータをマルチウィンドで表示し、特
定のウィンドを強調させたい場合には、従来のように、
このウィンドをブリンクさせたり、色を変えたりするだ
けでなく、立体化することができるので、より強調性を
向上させることができるという効果が得られる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例を示す構成図、第２図は図形
変換部２において、平面ＣＡＤデータから右眼画像デー
タ、及び左眼画像データを生成する原理を示す説明図で
ある。 １・・・立体表示装置 ２・・・図形変換部 ３・・・右眼画像メモリ ４・・・左眼画像メモリ ５・・・画像メモリ変換部 ６・・・ＣＲＴデイスプレィ装置 ７・・・偏光板 ９・・・特殊眼鏡 １０・・・平面ＣＡＤデータ １１・・・左眼画像面 １２・・・右眼画像面 代理人−ｆ′ｒ理士三好・イ呆男

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 立体ＣＡＤデータから生成される右眼画像データ、及び
   左眼画像データを記憶する右眼画像メモリ、及び左眼画
   像メモリと、 前記両画像メモリの出力データを一定周期で切換えて交
   互に出力する画像メモリ切換手段と、前記画像メモリ切
   換手段から出力された画像データを表示する表示手段と
   、 前記表示手段の前面に取付けられ、前記画像メモリ切換
   手段の切換動作と同期して偏光角度が切換わる偏光板と
   、 を有し、立体認識用眼鏡を装着したオペレータが前記偏
   光板を介して画像データを立体視するようにした立体表
   示装置において、 平面ＣＡＤデータが与えられた際に、該平面ＣＡＤデー
   タを構成する点の座標に幾何学的変換を施し、前記右眼
   画像データ、及び前記左眼画像データを生成する図形変
   換手段を備えたことを特徴とする平面ＣＡＤデータの立
   体表示装置。