JPH02150348A - 樹脂被覆基布 - Google Patents

樹脂被覆基布

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JPH02150348A
JPH02150348A JP30447688A JP30447688A JPH02150348A JP H02150348 A JPH02150348 A JP H02150348A JP 30447688 A JP30447688 A JP 30447688A JP 30447688 A JP30447688 A JP 30447688A JP H02150348 A JPH02150348 A JP H02150348A
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resin
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Toyoyasu Satou
佐藤 豊保
Toshikazu Shimamura
島村 敏和
Ikuo Nagaya
長屋 郁雄
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Toyo Heisei KK
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Heisei Polymer Co Ltd
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    • DTEXTILES; PAPER
    • D06TREATMENT OF TEXTILES OR THE LIKE; LAUNDERING; FLEXIBLE MATERIALS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06NWALL, FLOOR, OR LIKE COVERING MATERIALS, e.g. LINOLEUM, OILCLOTH, ARTIFICIAL LEATHER, ROOFING FELT, CONSISTING OF A FIBROUS WEB COATED WITH A LAYER OF MACROMOLECULAR MATERIAL; FLEXIBLE SHEET MATERIAL NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • D06N3/00Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof
    • D06N3/04Artificial leather, oilcloth or other material obtained by covering fibrous webs with macromolecular material, e.g. resins, rubber or derivatives thereof with macromolecular compounds obtained by reactions only involving carbon-to-carbon unsaturated bonds

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本発明は、合成樹脂の被膜層を改良した樹脂被覆基布に
関するものである。
「従来の技術」 従来より、柔軟な合成樹脂の被膜を各種織物等基材に被
覆してなる樹脂被覆基布、いわゆるターポリンは産業用
資材として各方面に広く使用されており、その用途はテ
ント、シート、フレキシブルコンテナーなど多岐にわた
っている。樹脂被覆基布には、合成ゴム、軟質塩化ビニ
ル(軟質PVC)、エチレン−酢酸ビニル共重合体(E
VA)などが織布を被覆する合成樹脂として、一般に用
いられている。
「発明が解決しようとする課題」 ところがこれらの合成樹脂の内、合成ゴムは耐熱性、耐
寒性において優れているが、着色性、加工性が劣り、ま
た臭気を有する等の欠点があるため利用範囲が限定され
ている。
さらに軟質PVCは、加工性に優れ、耐摩耗性が良いな
どの長所を有するが、耐寒性、比重の面で劣り、さらに
可塑剤の移行による問題が発生する。
またEVAは、その酢酸ビニル含有量が高いもの(以下
高VA含有EVAとする)は、可塑剤を添加しなくとも
柔軟性とゴム的弾性を有し耐寒性に優れているが、耐傷
性、耐摩耗性、耐熱性に劣る欠点を有する。またこの高
VA含有EVAは、高周波ウエルダーによる内部発熱量
が多く、よって良好な溶着強度を示すが、ウェルグー時
にウェルドバーへの粘着性が強く、連続加工時に作業性
を低士さ仕る欠点を有する。ここで、高周波ウェルグー
とは、材料を高周波に上り内部から加熱し、溶青さ仕る
装置であり、ウェルドバーとは、その装置において溶着
させるための加圧を行う金型のことをいう。
また酢酸ビニル含Kmの低いEVA(以下低VA含有E
■Δとする)は、−11記高周波ウェルグー時において
ウェルドバーへの粘着は起こらないが、内部発熱量が少
ないため、溶着に時間を長くとる必要かあり、作業効率
が低下する。また低VA含fう“EVAは耐摩耗性、耐
傷性は良好であるが、柔軟性に欠けるという欠点を有す
る。
本発明は」−記事情に鑑みなされたもので、表面の耐摩
耗性、耐傷性が良好で柔軟性に富み、加工性、特に高周
波ウェルグー時の加工性および溶着性の良好な樹脂被覆
基布を提供することを目的とセるらのである。
[′課題を解決するための手段」 本発明においては、5〜15重量%の酢酸ビニルを含有
するEVAからなる表層と、18〜30重量%の酢酸ビ
ニルを含有するEVAからなる内層との少なくとも2層
を有する層を被膜層とする樹脂被覆基布とすることを、
解決するための手段と1−1た。
「作用 」 まず加工性においては、内層を高VA含白’EVAとし
たことにより、高周波ウェルグー時に内部発熱量が多い
ため、樹脂被覆基布を溶着した場合、短時間で良好な溶
着強度が得られる。また表層を低VA含pi E V 
Aとしたことにより、高周波ウェルグー時にウェルドバ
ーへの粘着が防げ作業性が良好となる。次に物性におい
ては、表層を低VA含有EVAとすることにより表面硬
度が高くなり、表面の耐摩耗性、耐傷性が向上し、内層
を高VA含有EVAとすることにより柔軟な樹脂被覆基
布となる。
以下、本発明の樹脂被覆基布について詳しく説明する。
本発明の樹脂被覆基布は、5〜15重量%の酢酸ビニル
を含有するE V Aからなる表層と、18〜30重量
%の酢酸ビニルを含有する)E V Aからなる内層と
の少なくとら2層を有する層を被膜層とすることを特徴
とする樹脂被覆基布である。
ここで、上記表層のEV/〜の酢酸ビニル含有量が5重
量%未満であると、表層の硬度が高くなりすぎ、また溶
着強度の低下を招く。15重量%を越えると、高周波ウ
エルグー時に、ウェルドバーへの粘着か激しくなり作業
性が悪化する。また、上記内層のEVAの酢酸ビニル含
有量が18重量%未満であると、高周波ウェルグー時の
内部発熱量が少なくなり溶着に時間がかかり、さらに樹
脂被覆基布の柔軟性を損なう不具合を生じ、30重量%
を越えるとクリープ特性等の物性を悪化させる。上記E
VAには、安定剤、滑剤、着色剤、紫外線吸収剤、酸化
防止剤、難燃剤、充填剤等の添加剤を適宜添加してもよ
い。また、これらのEVAは、VFR(メルトフローレ
イト ASTM D+238)が3〜I 2g/ 10
m1nの範囲のものが好適に使用される。
本発明の樹脂被覆基布の織布の素材は、ポリエチレン、
ポリプロピレン等のポリオレフィン、ししくけナイロン
、ポリエステル、アクリル樹脂等がその目的、用途に応
じて選択され、使用されろ。
また繊維の形状は、長繊維、偏平糸、フラ・ソトヤーン
等が好適に使用される。その織り形状は平識が好ましく
、緯糸と経糸で絡み織りにした織布が特に好ましい。
本発明の樹脂被覆基布は、まず第1図に示すように織布
1を中心として被覆層2が織布1を挾むように積層され
る。被覆層2は、溶融状態で積層させることが好ましい
。ここで被覆層2は低VA含有EVAからなる表層3と
、高VA含存E V Aからなる内層4とからなるもの
である。
被覆層2は、カレンダー、押し出しラミネータなどによ
り溶融状態で形成されるが、加工時間、各層間の溶着強
度等より、多層樹脂を同時に溶融押し出し可能な、多層
押し出しラミネータにより好適に形成される。第1図に
は、被覆層2を織布1の両面に設けた図を示したが、被
覆層2は織布lの片面のみに設けても良い。また、表層
3の厚みは25〜100μm、内層4の厚みは75〜3
00μmがそれぞれ好適であ、る。
また多層フレキシブルコンテナに用いられる樹脂被覆基
布の厚みとしては、その機械的強度および防水性を考慮
すると0.5〜I 、 I mmの厚みが好適である。
「実施例J 以下、実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例) 被覆層の表層として、昭和電工(株)製ショウレックス
EVA  DLI!18(VA含有110重量%、MF
R=8.5g/l 0m1n)を用い、内層として、三
井−デュポンポリケミカル(株)製エバフレックスEV
−260(VA含有量28重量%、MFR= 6.0 
g/ 10 m1n)を用い、これらを多層押し出しラ
ミネータにて、経糸にI!50デニールの偏平糸を用い
、緯糸に2700デニールの偏平糸を用い、梓糸を経糸
2本で絡む、いわゆる絡み織りの織布の片面に溶融押出
して被覆層を形成した後、前記と同様な方法にて、他の
片面にも被覆層を形成させ、織布の両面に被覆層を有す
る樹脂被覆基布を形成した。上記被覆層の片面の厚みは
270μmで、表層と内層の比率は、表層25に対し内
層75とした。溶着成形後の樹脂被覆基布の厚みは約1
mmであった。(試料A) (比較例) 被覆層として、昭和電工(株)製のショウレックスEV
A、F’L 14−1(VA含有量19%、MFR=3
.7g/l 0m1n)を用い、実施例と同じ方法にて
樹脂被覆基布を形成した。なお、被覆層の厚みおよび樹
脂被覆基布の厚みは実施例と同じであった。(試料B) 第1表に実施例(試料A)および比較例(試料B)の引
張強力、引張伸度、引裂強力、溶着強力、糸引波抵抗、
曲げ硬さについて、それぞれ経糸方向、緯糸方向に測定
した結果を示す。ここで引裂強力は、シングルタング法
にて測定した。また、曲げ硬さとして、テーバースティ
フネステスター法にて一定幅の樹脂被覆基布を15度の
角度で曲げた時の力を測定した。この値は小さい程柔軟
性があることを示す。
第2表には、実施例、比較例における耐揉性について荷
重と揉み回数を変えて経糸方向、緯糸方向についてそれ
ぞれ試験した結果を示す。試験方法はflS  Z−1
651にて行い、試験機はスコツト揉み試験機を使用し
た。試験条件は揉み速さを120回/min、往復距離
を50mm、チャック距離を25mmとした。表中に示
す○は異常の無かったことを示し、△は少し異常が発生
したことを示し、×は異常が発生したことを示す。
第3表には、実施例、比較例それぞれの樹脂被覆基布の
表面耐熱性についての試験結果を示す。
表中の記号は、温度を80℃〜95℃まで変化させ、そ
の表面状態を観察した結果を示し、○は粘着の無かった
ことを、△はやや粘着状態であったことを、×は粘着状
態であったことを示す。
第4表には、実施例、比較例それぞれの高周波特性の測
定結果を示す。表中に示す誘電体損率は、誘電率(ε)
×誘電圧接(tanδ)で与えられる値である。誘電体
損率は、高周波ウエルグー時の内部発熱量に関係する値
であり、その値が大きいほど内部発熱量も多い。
第5表には、実施例、比較例の高周波ウエルダーの連続
使用におけるウェルドバーへの粘着状態を連続使用の回
数にて現したものである。
(以下、余白) 第1表中の曲げ硬さ、第2表および第3表から明らかな
ように、本実施例は柔軟性、耐揉性、表面耐熱性が良好
であった。また第4表より明らかなように、誘電体損率
は実施例か比較例の1.5倍近く大きかった。これは、
実施例の内部発熱量の多さを示すものである。また、第
5表より明らかなように、本実施例は高周波ウエルグー
時の加工性も良好であった。
「発明の効果」 以上説明したように、本発明は8〜15重呈%の酢酸ビ
ニルを含有するEVAからなる表層と、18〜30重量
%の酢酸ビニルを含有するE V Aからなる内層との
少なくとも2層を有する層を被膜層とすることを特徴と
する樹脂被覆基布であるので、表層に低VA含有EVA
を設けたことにより、表面の耐摩耗性、耐熱性等の表面
特性が改良され、また内層に高VA含有EVAを設けた
ことにより柔軟性が良好となり、高周波ウェルグー時の
内部発熱量が多くなった。つまり本発明の樹脂被覆基布
は、耐摩耗性等の表面特性の改良に伴う長寿命化がなさ
れ、かつ柔軟性のある樹脂被覆基布であり、さらに表面
耐熱性が良好であるため高周波ウエルダーを長時間連続
的に使用でき、かつ内部発熱量か多いため短時間または
低出力での加工が可能な樹脂被覆基布である。従って、
本発明の樹脂被覆基布は長寿命でかつ柔軟で、さらに加
工が容易という効果を有するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は溶融樹脂積層後の樹脂被覆基布を示す概略断面
図である。 出願人 大成ポリマー株゛式会社 第1図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 5〜15重量%の酢酸ビニルを含有するエチレン−酢酸
    ビニル共重合体からなる表層と、18〜30重量%の酢
    酸ビニルを含有するエチレン−酢酸ビニル共重合体から
    なる内層との少なくとも2層を有する層を被膜層とする
    ことを特徴とする樹脂被覆基布。
JP30447688A 1988-12-01 1988-12-01 樹脂被覆基布 Granted JPH02150348A (ja)

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JP30447688A JPH02150348A (ja) 1988-12-01 1988-12-01 樹脂被覆基布

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JPH02150348A true JPH02150348A (ja) 1990-06-08
JPH0560787B2 JPH0560787B2 (ja) 1993-09-03

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