JPH0214863Y2 - - Google Patents

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JPH0214863Y2
JPH0214863Y2 JP600281U JP600281U JPH0214863Y2 JP H0214863 Y2 JPH0214863 Y2 JP H0214863Y2 JP 600281 U JP600281 U JP 600281U JP 600281 U JP600281 U JP 600281U JP H0214863 Y2 JPH0214863 Y2 JP H0214863Y2
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torch
angle
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は自動若しくは半自動溶接装置に設ける
溶接トーチ(以下単にトーチという)の角度変更
機構に関し、特に簡単な機構によつて自由方向に
容易に変更し得る様に構成したものである。
前記した様な溶接装置に設けられるトーチは、
溶接進行方向や開先状況或は溶接姿勢等によつて
その狙い角度を調節する必要がある。例えば第1
図で示すものはアーク溶接用トーチ1が母材2に
対して前進角を保持する様に取り付けたもので矢
印A方向に溶接され、一般に浅い溶け込み溶接を
行なう場合に利用される。また第2図は後退角を
保持する様に取り付けたもので、この場合は一般
に溶け込みが深くなる。この様な理由からアーク
方向を調整するためにトーチ支持部に種々のトー
チ角度変更装置が組み込まれている。ところが従
来の角度変更装置では、機構並びに構成が複雑
で、変更調整に当つて手数を要したり或は取付保
持面が僅少で不安定であつたりする欠点がある。
例えば第3図(側面図)及び第4図(第3図の右
正面図)で示す様なトーチ取付装置では、トーチ
1がトーチ保持部材3に挿通されたトーチ取付筒
部材1aに取り付けられ、該筒部材1aは保持部
材3にその軸方向へ摺動可能に設けられており、
ハンドル3aによつて摺動されると共に自由位置
で支持される様になつている。また該トーチ保持
部材3は、その取付部3bが、割り締め型となつ
ており揺動腕4の先端側に該揺動腕と直交する様
に形成した軸4aに嵌装される。ハンドル3cは
該嵌装を締め付けるハンドルであるが、これを緩
めればトーチ保持部材3を紙面と平行に旋回させ
ることができ、トーチ1の指向方向を調整でき
る。また揺動腕4はその他端側が取付ブラケツト
5の枢支部に軸支されており、該軸の締付用ナツ
ト5aによつて自由位置に止着できる様になつて
いる。そしてこの取付ブラケツト5は台座6の頂
面に固設されると共に該台座6は支持座8に摺動
並びに傾動可能に設けられている。即ち支持座8
は、溶接走行台車7に固定若しくは摺動調節可能
に設けられると共にハンドル8aによつて台座6
を紙面貫通方向へ自由に旋回できる様に構成して
おり、又台座6はハンドル6aにより支持座8に
対して紙面と平行に摺動調整できる様に構成され
ている。よつてトーチ1の指向方向を調整するに
当つては、前記締付用ナツト5aを操作して揺動
腕4を例えば点線4′のごとく旋回させると共に
ハンドル3cを緩めてトーチ保持部材3を点線
3′のごとくすればよく、アーク点の調節は前記
ハンドル3a及び6aによつて行なうことができ
る。一方該トーチ1を前記した様な進入角又は後
退角に変更するに当つては、ハンドル8aを操作
し、台座6を支持座8に対して例えば第4図の点
線で示す様に傾斜させる。しかし支持座8と台座
6との接合面が少ないだけでなく台座6が支持し
ている装置の重量が大きいので、上記傾斜の保持
が不安定である。またこの様な傾斜変更装置では
機構が複雑で保守管理に手数を要している。その
為特別な傾斜調節機構を用いずに簡単な手段でト
ーチ角度が変更できしかも確実に支持される様な
角度変更機構の開発が望まれる。
本考案はこれらに着目してなされたもので前記
要望を満足し得る様な角度変更機構を提供しよう
とするものである。しかしてこの様な本考案と
は、溶接装置台座とブラケツトの取り付け部、ブ
ラケツトと揺動腕の取り付け部、揺動腕と溶接用
トーチ保持部材の取り付け部の一部又は全部に
は、テーパプレートを配設し、該テーパプレート
はそのほぼ中央部を中心として旋回可能に構成し
たことを特徴とするものである。
以下図面に基づいて本考案を詳細に説明するが
図は本考案の具体的な実施の一例を示すもので本
考案はこれらの図示例に限定されず、前・後記の
趣旨に徴して他の装置の枢支取付部に適用したり
或は形状並びに一部の設計を変更しても同様に実
施することができる。第5図乃至第9図は本考案
トーチ角度変更機構の要部を示す説明見取図及び
側面図であつて、止着圧接面を夫々円形で形成し
たものを示す。即ち本考案機構はトーチ支持部材
の組み付け枢支部の取り付け面部にテーパ面を形
成し或はテーパ面を有するプレートを介装してト
ーチ角度を変更調節するもので、該テーパ面を互
いに旋回し或は当接面部を変更してトーチの角度
を変更するものである。即ち第6図(側面図)に
示す一対のテーパプレート9,10は、夫々の当
接面9a,10aが同じ傾斜角度の当接面を形成
しており、該テーパプレート9,10は第5図
(半裁見取図)の様に円形で形成されている。ま
た当接面の反対面9b及び10bは夫々取付面を
形成すると共に該プレートのほぼ中央部に透孔1
1が形成される。そしてこれらのテーパ角度をa
としたとき、第6図では夫々の取付面9b,10
bが平行であるが、当接面を180度旋回すると第
7図に示す様に取付面9b,10bとの角度θが
2aとなり、旋回角度によつてθを0から2aまで
自由に設定することができる。また第8図に示し
たものは平行傾斜面を形成した補助プレート1
2,12aをテーパプレート9に替えたもので、
テーパ角度はaとなる。また第6図に示したテー
パプレート9,10の間に、両面に反対傾斜面を
設けたテーパプレート13を配設しても同様の効
果を得ることができ、この様な機構では、テーパ
プレートを旋回させて取付面の傾斜角度を変更で
きると共に旋回角度によつて所定の傾斜角を保持
される。また透孔11を介して挾圧される締付部
材によつて当接面が均一に圧接されて安定的に支
持されることになる。
第10図(側面図)及び第11図(第10図の
右側要部破断正面図)は、本考案を前第3図に例
示したトーチ支持装置に適用したものを示す。即
ちトーチの角度変更は、揺動腕4とトーチ保持部
材3との取付部及びブラケツト5と台座6との取
付部において調整できる様にすれば、従来の装置
をそのまま利用することができ合理的である。ま
た一方取付部のみで変更しきれない場合は他方側
の取付部を共同させて変更量を多くすれば良い。
即ち第10図の実施例ではトーチ保持部材3(一
部を省略して示す)と揺動腕4の連結取付部及び
ブラケツト5と台座6との取付部に夫々テーパプ
レートを利用したものを示すが、ブラケツト5と
揺動腕4との連結部に本考案を適用したり、或は
これらのうちの一部例えば揺動腕4とトーチ保持
部材3との取付部のみに本考案を適用しても同様
の効果を奏することができる。以下主としてトー
チ保持部材3に適用したものについて述べる。即
ち第11図に示す様に揺動腕4は、そのブラケツ
ト枢支側に、ボス部4bを形成してブラケツト5
の当接部に締付用軸5bをもつて枢支され、ナツ
ト5aによつて保持される。また該枢支部にはピ
ン14がブラケツト側に植設され、前記ボス部4
bの当接面側に形成された円溝14aにその突出
部を嵌合させて揺動腕4の旋回(紙面貫通方向)
を規制する様になつている。一方該揺動腕4の他
端側は、該揺動腕4の旋回面(紙面貫通方向)に
対して夫々平行な取付面を形成した枢支部15を
形成する。他方トーチ保持部材3を取り付ける軸
としては、枢支軸16aを形成した段付軸16で
構成すると共にカラー17を介してトーチ保持部
材3の取付部を嵌合する。そして該段付軸16を
前記枢支部15に設けるに当つては、球面軸受2
1を介装して該段付軸16を傾動自在に設けると
共に、該枢支部15を挾んで両側に夫々前記した
テーパプレート10,9の取付面側を接する様に
介装する。またこれらのテーパプレート9,10
の夫々傾斜当接面側には、同じ傾斜面を形成した
テーパ付ワツシヤ18及び19を介装し、これら
ワツシヤ18,19の外面が枢支部15の取付面
と夫々平行である様にし、前記枢支軸16aが、
これらのテーパプレート及びワツシヤを貫通して
挿通され、ナツト20によつて互いに締め付けら
れる。そしてテーパプレート9,10の傾斜面に
は、対称的に夫々ピン14が植設されてその一部
が突出しており、該突出部は前記ワツシヤ18,
19に夫々形成した円溝18a及び19aに嵌装
される。またこれらの円溝18a,19aは、第
11図において、ワツシヤ19及び18の当接面
側を第12図及び第13図で示す様に、ピン14
を夫々180度移動する範囲で形成させており、ナ
ツト20を緩めた状態においてテーパプレート
9,10を0〜180度の範囲で回転できる。また
この回転によつて枢支軸16aの軸心BをB′の
ごとく傾斜させることができナツト20の緊締に
よつて該段付軸16を揺動腕4に強固に保持させ
ることができる。尚この取付構成は、球面軸受2
1を挾んで両側にテーパプレートを配したものを
示したが、一方側にテーパプレートを介装しても
同様に実施できる。即ち第11図では揺動腕支持
ブラケツト5を台座6に取り付けるに当つて、テ
ーパプレート9,10のみを用いたもので、双方
若しくは一方のテーパプレートを旋回させること
によつてブラケツト5の取り付け軸線CをC′の如
く変更することができる。
本考案トーチ角度変更機構は、この様なテーパ
プレート或はテーパ取付面を形成したワツシヤを
枢支取付部に介装して締め付ける様に構成したの
でトーチの角度変更に当つては緊締を緩めてテー
パプレートを旋回させるだけでよく、しかもこの
変更量は旋回度によつて特定されるので極めて能
率的である。また角度保持に当つては当接面を広
くすることができると共に中心部で挾圧するので
均一に保持することができ極めて安定的であり溶
接作業を合理化できる。
【図面の簡単な説明】
第1図及び第2図はトーチ角度の説明図、第3
図はトーチ支持装置の一例を示す側面略図、第4
図は第3図の右側正面略図、第5図はテーパプレ
ートを示す半裁見取図、第6図〜第9図はテーパ
プレートの取付構成説明側面図、第10図は第3
図の一部に本考案を適用した要部側面図、第11
図は第10図の右側正面図で要部を破断して示
す。第12図及び第13図は第11図における当
接面の断面図である。 1…トーチ、3…トーチ保持部材、4…揺動
腕、5…ブラケツト、6…台座、7…台車、8…
支持座、9,10…テーパプレート、11…透
孔、12…補助板、13…両面テーパプレート、
14…ピン、15…枢支部、16…段付軸、17
…カラー、18,19…テーパワツシヤ、20…
ナツト、21…球面軸受。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 溶接装置台座上にブラケツト及び揺動腕を介し
    て溶接用トーチ保持部材を取り付け、上記保持部
    材に溶接用トーチを取付けて該溶接用トーチの指
    向角度を変更する溶接トーチ角度変更機構であつ
    て、前記溶接装置台座とブラケツトの取り付け
    部、ブラケツトと揺動腕の取り付け部、揺動腕と
    溶接用トーチ保持部材の取り付け部の一部又は全
    部には、テーパプレートを配設し、該テーパプレ
    ートはそのほぼ中央部を中心として旋回可能に構
    成したことを特徴とする溶接トーチ角度変更機
    構。
JP600281U 1981-01-19 1981-01-19 Expired JPH0214863Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP600281U JPH0214863Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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JP600281U JPH0214863Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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Publication Number Publication Date
JPS57122784U JPS57122784U (ja) 1982-07-30
JPH0214863Y2 true JPH0214863Y2 (ja) 1990-04-23

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ID=29804337

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JP600281U Expired JPH0214863Y2 (ja) 1981-01-19 1981-01-19

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Families Citing this family (2)

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US20140197149A1 (en) * 2011-06-27 2014-07-17 Satoshi Ohta Torch adjustment apparatus
JP6876223B2 (ja) * 2016-12-26 2021-05-26 株式会社コクホ 溶接台車

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JPS57122784U (ja) 1982-07-30

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