JPH02148470A - 情報記録再生装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、情報記録再生装置に関するもので、特にピッ
クアップを良好に動作させるようにしたものである。

〔従来の技術〕

情報記録再生装置では、情報の記録、再生を行なうピッ
クアップは本体内部に貫通させたガイド軸を介して往復
移動自在にされているものが知られている。

近年、情報記録媒体の情報記録容量の増大に伴って、適
正な情報の再生、記録を行なうためにはピックアップの
移動における位置決め精度の向上が要望されている。

ところが、ガイド軸受の中にはガイド軸受口径よりやや
小径のガイド軸が貫通している。上記それぞれの径の差
はスムーズにピックアップが移動するために必要である
が、この差に基づく間隙はピックアップの移動にとって
はガタとなってしまう。ミクロン単位のピックアップの
移動時の位置決めが必要な現在、このガタは大きな問題
である。

このガタを解消する方策として例えば特開昭６２６２４
８５号公報に記載があるように、ガイド軸を直接押しつ
ける部材を設けてガイド軸受内壁にガイド軸を軸方向に
対し直交方向から押しつけ接触させるようにしたものが
ある。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら、上記従来の技術はガイド軸を弾性部材等
の押圧部材で直接押圧するものであるため、ガイド軸と
押圧部材との摩擦により０ずれかが摩耗し、摩耗粉等に
よりピックアップのスムーズな移動を妨げてしまう不具
合ある。

本発明は、上記問題点を解決すべく提案されるもので、
ピックアップのスムーズな移動を妨げることがなく、組
み立て上の不利も少なし）情報言己録再生装置を提供す
ることを目的としたものである。

〔課題を解決するための手段および作用〕本発明は、上
記目的を達成するため本体内部１こ設けたガイド軸受に
貫通させたガイド軸を介して往復移動自在であるととも
に連結部材を介して駆動部材に連結されたピックアップ
を有する情報言己録再生装置において、 連結部材をビツクア・ツブを所要方向から押しつけるよ
うに設け、ガイド軸がガイド軸受内の一定内壁に接触し
ながら擦動し得るようにしたものである。

このように簡単な構成でピックアップを間接的に押しつ
けるようにしているため、組み立て力く容易であり、ま
た長期にわたりピックアップの適正な移動を実現できる
。

〔実施例〕

第１図は、本発明の第１実施例を示したもので、ピック
アップ本体１は、並設されたガイド軸２および従動軸３
によって支持されている。ガイド軸２の軸受７は、例え
ば含油性焼結合金などで形成され精度よくガイド軸２を
貫通させている。従動軸の軸受８は例えばポリアセター
ルなどで形成され、孔の水平方向径の寸法に余裕を持た
せ、２本の軸の平行度の狂いを吸収するようにしている
。

本体１の駆動は、モータ（図示していない）によってリ
ードスクリュー４を回転させ、本体１に一端を固定した
連結部材５の他端に設けた係合部６をリードスクリュー
４のリード４ａに係合することによりガイド軸に沿って
本体１が往復運動されるようになっている。

連結部材５は、弾性を有する部材で形成してあり、リー
ドスクリュー４との係合個所を押し上げるようにバネ力
が作用してる。リードスクリュー４への押し上げ力は連
結部材５のピックアップ本体１との固定個所を介してピ
・ツクアップ本体１に反力を生じさせる。

したがって、実際の組み立て状態では、第２図に示す正
面図のように係合部６は連結部材５によってリードスク
リュー４に（矢印方向）押圧されるため、押圧力の作用
線上にある軸受７の内壁は反力によりピックアップ本体
１の重力と相俟ってガイド軸２の上表面側に圧着される
ようになりピックアップ本体１が保持される。このよう
にして、ガイド軸２と軸受７との間のガタは除去される
。

このとき、ガイド軸２は軸受の内部で擦動する以外に接
触するものはなく、滑らかな移動状態を保つことができ
る。さらに、駆動力伝達部品である連結部材５が押圧部
材を兼用しているため、特別の押圧部材を設けることな
く組み立ても容易である。

なお、第３図Ａ、Ｂは連結部材５の正面図、側面図であ
り、第４図は連結部材５とリードスクリュー４との係合
状態を示す正面図である。

２個の係合部６の間隔を、リードスクリュー４のリード
に対して若干プラス公差の寸法とすることにより、ガイ
ド軸方向のガタを除去しながら移動させることも可能で
あり、前記のガタ除去とともに、ピックアップ本体１を
極めて良好な状態で移動させることが可能である。

なお、連結部材５、係合部材６については、別部品を結
合したものでも、一体に形成したものでもよく、係合部
の個数も複数であれば２個に限定するものではない。

第５図は、本発明の第２実施例を示したもので、第１実
施例と対応する個所には同一符号を付した（以下の実施
例についても同じ）。本実施例は、第１実施例の変形で
あり、軸受７、ガイド軸が連結部材５による押圧力の作
用線上にないものであるが、ピックアップ本体ｌ全体に
及ぼす力は第１実施例と同様であるので軸受７の内壁は
ガイド軸２の上表面側に圧着されるようになる。

第６図は、本発明の第３実施例を示したもので本実施例
では、ガイド軸２と従動軸３とを高さ位置を変えて配設
したものであり、連結部材５は係合部６を介してリード
スクリュ−４をリードスフＩＪ　５−軸に対し直交する
水平方向（矢印方向）に押圧するようにしである。ガイ
ド軸２、軸受７は上記押圧力の作用線上にあり、押圧さ
れた結果ピックアップ本体１はガイド軸２の左表面側に
圧着されるように保持される。

第７図は、本発明の第４実施例を示したもので、本実施
例のピックアップ本体１の移動方式は前記各実施例のリ
ードスクリ５−４と連結部材５によるものに対し、ラッ
クピニオン方式で往復運動を行う方式である。ピニオン
１０をモータ１２により回転動させることにより、ピニ
オン１０に噛合しているラック９が移動し、ピックアッ
プ本体１が移動する。ここで、連結部材１１はラック９
をピニオンｌＯに押圧するためのものである。う、ツク
９が押圧されると本体１は第８図に示す正面図のように
矢印方向に反力を受けるため、軸受７は前記反力の作用
線上にあるガイド軸２の右表面側に圧着されるように保
持されガイド軸２と軸受６との間でのガタは除去される
。

本実施例においても、ガイド軸２は軸受部の擦動以外に
接触するものはなく滑らかな運動状態を保つことが可能
である。

第９図は、本発明の第５実施例を示したもので、第４実
施例の変形である。本実施例では、押圧部材１３でピニ
オン１０側を押圧したものであるが、第４実施例と同様
の効果を得られる。

第１０図は、本発明の第６実施例を示したもので、ラッ
ク９に連結部材としての機能をもたせるように構成した
ものである。そしてラック自体の弾性でピックアップ本
体１を押しつけ、その反力で第４実施例のごとき効果を
得るようにしたものである。本実施例は第４実施例のも
のより部品点数が少なくでき生産効率を上げることがで
きる。

なお、以上の第４実施例以下において第３実施例のごと
くガイド軸２、従動軸３、連結部材５を配設したもので
あってもよいことはいうまでもない。

〔発明の効果〕

以上のごとく、本発明によればガイド軸に間接的に押圧
力を作用させる構成とすることにより、長期間経過後も
駆動機構に支障を与えることなく、ピックアップ本体を
ガイド軸に対しガタのない状態で保持させることができ
る。これにより、ピックアップの駆動を精度よく行なわ
せ、誤差のない正確な記録、再生を実現できる。さらに
本発明は簡素な構成であり、組み立て上の特別の不利を
招くこともない。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の第１実施例を示す要部斜視図、 第２図は、同正面図、 第３図Ａ、　Ｂは連結部材のみの正面図、側面図、第４
図は、連結部材とスクリューとの係合状態を示す正面図
、 第５図は、本発明の第２実施例を示す要部正面図、 第６図は、本発明の第３実施例を示す要部正面図、 第７図は、本発明の第４実施例を示す要部斜視図、 第８図は、同正面図、 第９図は、本発明の第５実施例を示す要部斜視図、 第１０図は、本発明の第６実施例を示す要部正面図であ
る。 ■・・・ピックアップ本体　２・・・ガイド軸３・・・
従動軸　　　　　　５・・・連結部材７・・・軸受

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、本体内部に設けたガイド軸受に貫通させたガイド軸
   を介して往復移動自在であるとともに連結部材を介して
   駆動部材に連結されたピックアップを有する情報記録再
   生装置において、 連結部材をピックアップを所要方向から押 しつけるように設け、ガイド軸がガイド軸受内の一定内
   壁に接触しながら擦動し得るようにしたことを特徴とす
   る情報記録再生装置。