JPH02146428A

JPH02146428A - オーブントースタ

Info

Publication number: JPH02146428A
Application number: JP30171488A
Authority: JP
Inventors: Tatsuo Machida; 達男町田; Kenji Otsuka; 健司大塚
Original assignee: Tokyo Electric Co Ltd
Current assignee: Toshiba TEC Corp
Priority date: 1988-11-29
Filing date: 1988-11-29
Publication date: 1990-06-05

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔産業上の利用分野〕本発明は、パンやピザバイ等を加熱調理するオブントー
スタに関する。

〔従来の技術〕

一般にオーブントースタは、タイムスイッチにより通電
時間を制御している。

すなわち、オーブントースタで調理物を加熱する場合は
、調理物をトースタ本体の庫内に収容し、トースタ本体
の前面に取着しであるタイマー摘みを回して表示板に記
載されている時間にセットすれば、庫内に設置しである
ヒータに通電がなされてこのヒータが発熱する。このヒ
ータは上記タイムスイッチで設定した時間中は通電し放
しとなり、庫内温度を高めて調理物を加熱するものであ
る。

調理時間は調理物に応じて選択し、したがってそれぞれ
の調理物に応じてかつ食べる人の好みに応じてタイムス
イッチの時間を選択設定するようになっている。

しかしながら、調理具合を加熱時間のみで制御するよう
にしたものは、最適な調理時間の設定が難しく、良好な
調理具合を得難い不具合があり、このためタイムスイッ
チとヒータの発熱量を切換る手段とを併用するものが提
案されている。

すなわち、このような従来のオーブントースタの回路構
成図を第１０図にもとづき説明する。

図において、３．３はトースタ本体の庫内に設置される
ヒータであり、これらヒータ３，３はタイムスイッチ５
と直列に接続されている。これらヒータ３．３とタイム
スイッチ５．との直列回路には半波整流作用を奏するダ
イオード３１が直列に接続されており、このダイオード
３１には手動切換スイッチ３０が並列に接続されている
。

このような構成のオーブントースタにおいては、タイム
スイッチ５が作動している（オン）場合に手動切換スイ
ッチ３０をオンにすると、ヒータ３゜３に大電力が供給
され、したがってヒータ３，３の発熱量が大きくなり、
庫内温度を高くすることができる。

また、タイムスイッチ５が作動している（オン）場合に
手動切換スイッチ３０をオフにすると、ダイオード３１
の作用によりヒータ３．３には前記大電力の半分の電力
しか供給されなくなり、′シたがってヒータ３３の発熱
量が小さくなり、庫内温度を低くする。

すなわち、上記従来の構成によると、ヒータの発熱量を
選択し、かつ調理時間を選定することにより調理物に見
合った加熱具合を選択することができる。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかしながら最近では、調理済のフライをオブントース
タで再加熱するなどの使用方法が多くなってきている。

上記従来のオーブントースタでフライを再加熱する場合
は、使用者は手動切換スイッチ３０を操作して「強」　
（最大消費電力９００Ｗ）または［中Ｊ　　（１／２消
費電力４５０Ｗ）のどちらかを選択するとともに、タイ
ムスイッチ５で加熱時間を選定する。これによりヒータ
３，３に通電がなされてこれが発熱し、したがってフラ
イを再加熱することができる。

しかしながら、フライの場合は「ころも」が温度に対し
て敏感であるため、「強」のみの状態で加熱すると、表
面の温度を最適温度に加熱した状態では未だ内部は充分
に加熱されずに冷たいままとなっており、また内部の温
度を最適な温度に上昇させようとすると、表面が過熱さ
れて「ころも」が焦げだし、燃焼する場合がある。

一方、「中コの状態で加熱すると、表面の焦げを防止で
きるが、内部が暖まるまでに長時間を要する欠点がある
。

このようなことから、表面および内部とも最適な状態に
加熱するためには、加熱当初は大きな発熱量で庫内全体
およびフライ表面の温度上昇を促し、調理終期に近づく
と発熱量を落とすようにすることが望ましい。

しかしながら、上記第１０図に示す従来の場合、調理途
中で発熱量を変化させるには、調理途中で使用者が手動
により切換スイッチ１５を切換操作しなければならず、
この場合は切換タイミングをうまく合致させ難く、最適
な発熱量をコントロールするのが難しい不具合がある。

本発明の１番目は、加熱終了近くで自動的に発熱量を変
化させるようにして、最適な調理が可能になるオーブン
トースタを提供しようとするものである。

また、本発明の２番目は、パンなどを焼＜（トースト）
場合には、上記加熱終了近くで自動的に発熱量を落とす
ような調理方法は不要であるから、終始大発熱量のまま
で調理することもできるオーブントースタを提供しよう
とするものである。

〔課題を解決するための手段〕

本発明の１番目は、タイムスイッチにヒータを接続する
とともに、このタイムスイッチにこのタイムスイッチに
より回転駆動されるカムを連結し、このカムは上記タイ
ムスイッチにより設定された通電終了前の所定の時間内
ではマイクロスイッチを切換え作動させるようにし、こ
のマイクロスイッチは上記カムにより切換られる前は上
記ヒータを大電力供給回路に接続するとともに、上記カ
ムにより切換られた上記通電終了前の所定の時間内では
上記ヒータを上記大電力より小さな電力を供給する回路
に接続するようにしたことを特徴とする。

また、本発明の２番目は、上記タイムスイッチに手動切
換スイッチを直列に接続し、この手動切換スイッチは、
一方に切換えた場合に上記ヒータを上記タイムスイッチ
が作動中の全時間に亘り大電力を供給する回路に接続す
るとともに、他方に切換られた場合には上記ヒータを上
記タイムスイッチの通電終了前の所定の時間内で小電力
に自動的に切換える制御回路に接続するようにしたこと
を特徴とする。

〔作用〕

本発明の１番目によると、調理終了前の所定時間になる
と、タイムスイッチに連動して回転するカムによりマイ
クロスイッチが切換え作動されてヒータの発熱量を自動
的に低下させるようになり、したがって調理物表面の焦
げを防止しかつ内部の温度を充分に高めるような最適な
調理を自動的になし得ることになる。

また、本発明の２番目によると、トーストを焼く場合な
どには手動切換スイッチを一方に切換操作すると、調理
終了まで大発熱量のままで加熱するように設定すること
ができ、したがって使い勝手が増す。

〔実施例〕

以下本発明について、第１図ないし第９図に示す一実施
例にもとづき説明する。

第４図はオーブントースタの全体を示し、１は箱形をな
すトースタ本体である。このトースタ本体１は前面＠２
により開閉されるようになっているとともに、庫内には
上下に位置してそれぞれヒータ３，３　（第５図の回路
図に示す）が設置されており、かつ調理物を載置する金
網やトレー等の載置台（図示しない）が設けられている
。

トースタ本体ｌの前面にはタイマー摘み４が取付けられ
ているとともに、手動切換スイッチ１７の押しボタン１
７ａ　、　１７ｂが取付けられている。

タイマー摘み４はタイムスイッチ５に連結されており、
このタイマー摘み４を回すとタイムスイッチ５が作動し
、かつこのタイマー摘み４の回動量によりタイムスイッ
チ５の作動時間が選定されるようになっている。

タイムスイッチ５はトースタ本体１の内部に取付けられ
ており、その構造を第１図および第２図にもとづき説明
する。

前記タイマー摘み４は、回転軸６によりタイムスイッチ
５に連結されている。このタイムスイッチ５は、周知で
あるから図示を省略するが、ぜんまいばねやスイッチ機
構等を備えており、上記タイマー摘み４を例えば時計回
り方向に回動するとぜんまいばねが巻き上げられ、同時
にスイッチが入り、タイマー摘み４を放すと上記ぜんま
いばねの巻き戻し力により回転軸６およびタイマー摘み
４が復帰回動され、上記タイマー摘み４の回動量に見合
った時間だけスイッチがオン作動するものである。

なお、７は通電終了を知らせるベル、８はこのベル７を
叩く叩打子である。

上記タイムスイッチ５にはブラケット９を介してマ・ｆ
クロスイッチ１０が取付けられている。このマイクロス
イッチ１０は常閉スイッチ形であり、がつ作動突子１１
を備えており、この作動突子１１が押されて没入される
とオフ作動するようになっている。

このようなマイクロスイッチ１０は、カム１２によりオ
フ作動される。カム１２は上記タイムスイッチ５の回転
軸６に一体的に回転するように取付けられている。すな
わち、回転軸６には係合ビン１３が突設されているとと
もに、上記カム１２には係止孔１４が形成されており、
これら係合ビン１３と係止孔１４の係合によりカム１２
は回転軸６に取着されている。

このカム１２には、周囲に所定の回転角度範囲θに亘り
突部１５が形成されている。この突部１５は、第６図お
よび第７図にＡ点からＢ点の範囲で示されており、Ａ点
は回転軸６の回転終了点、すなわちタイムスイッチ５の
作動終了点であり、Ｂ点はこのＡ点から所定の時間、例
えば２〜４分間さかのほる時間となるように設定されて
いる。

したがって、上記カム１２の回転に伴って突起１５がマ
イクロスイッチ１０の作動突子１１を押すと、マイクロ
スイッチ１０はオフ作動されるもので、これはタイムス
イッチ５の作動終了前の例えば２〜４分前にこの状態が
自動的に切換えられるものである。

なお、第１図に示す１６はタイマー摘み４を係止するビ
ンである。

前記手動切換スイッチ１７は、第３図に示すブラケット
１８を介してトースタ本体１に取付けられており、押し
ボタン１７ａ　、　１７ｂにより切換作動される。

これら押しボタン１７ａ　、　１７ｂは後述するが、方
の押しボタン１７ａを押すとヒータ３，３が常時大発熱
量の状態で作動し、他方の押しボタン１７ｂを押すとヒ
ータ３，３は調理終了近くの所定時間、例えば３分前に
発熱量を減じるように作動する。

このようなトースタの回路構造は第５図に示されており
、これにもとづき説明する。

前記ヒータ３゜３はタイムスイッチ５に直列に接続され
ているとともに、この直列回路には切換回路２０が直列
に接続されている。

切換回路２０は、何も有しない最大消費電力非制御回路
２１と、自動切換制御回路２２とを並列に接続して構成
され、これら最大消費電力非制御回路２１と自動切換制
御回路２２は上記手動切換スイッチ１７の押しボタン１
７ａ　、　１７ｂによりいづれか一方に切換え接続され
る。すなわち、一方の押しボタン１７ａを押すと、ヒー
タ３，３は最大消費電力非制御回路２Ｉに接続されると
ともに、他方の押しボタン１７ｂを押すと、ヒータ３，
３は自動切換制御回路２２に接続されるようになってい
る。

そして、自動切換制御回路２２は、上記マイクロスイッ
チ１０を備える最大消費電力供給回路２３と、半波整流
作用をなすダイオード２４を備えた最大消費電力の半分
の電力を通電する１／２電力通電回路２５とを互いに並
列に接続して構成されている。

したがって、自動切換制御回路２２は、上記マイクロス
イッチｌＯがオンの状態ではヒータ３，３に最大消費電
力を供給するとともに、マイクロスイッチ１０がオフに
切換られた場合にはヒータ３，３に最大消費電力の半分
の電力、つまり１／２の電力を供給するようになってい
る。

このような構成によるオーブントースタの作用を説明す
る。

まず、フライ等を再加熱調理する場合、この調理物をト
ースタ本体１の庫内に収容し、トースタ本体１の前面の
押しボタン１７ｂを押して手動切換スイッチ１７を自動
切換制御回路２ｚに接続し、かつトースタ本体１の前面
のタイマ摘み４を例えば時計方向に回動して所望の時間
（３分以上）にセットする。

このようなセット状態は第７図に示され、タイマー摘み
４を放すと、タイムスイッチ５のぜんまいばねの巻き戻
し力により回転軸６およびタイマ摘み４が回動復帰し始
めるとともに、タイムスイッチ５がオン作動され、これ
によりヒータ３．３に通電されてヒータ３．３が発熱す
る。

この場合、カム１２の周囲に形成した突起１５が第７図
に示すように、マイクロスイッチＩＯの作動突子１１に
当接しない状態となっており、したがって自動切換制御
回路２２はの最大消費電力供給回路２３が閉じられてお
り、このためヒータ３．３には最大消費電力が供給され
る。

この結果、ヒータ３，３の発熱量は最大となっており、
庫内温度を迅速に上昇させ、調理物を素早く暖める。

上記タイムスイッチ５の回動復帰により調理終了の３分
前になると、カム１２の突起１５がＢ点でマイクロスイ
・ソチ１０の作動突子１１を押し、これによりマイクロ
スイッチ１０はオフされる。したがって最大消費電力供
給回路２３は開かれ、自動切換制御回路２２はダイオー
ド２４を備えた１／２？Ｉｉ力通電回路２５に自動的に
切換えられる。

この結果、ヒータ３，３にはダイオード２４の作用によ
り最大消費電力の半分の７Ｅ力が供給され、発熱量を減
じる。

これにより、調理物の表面を焦がすことなく内部を充分
に暖めることができる。

つまり、上記の作動は加熱調理中に、第６図に示すよう
な消費電力の切換を自動的に行うことになるから、調理
物の表面を焦がすことなく内部を充分に暖め、かつ短時
間で調理を行うことができる。

第９図にはフライを再加熱した場合に、このフライの各
部における温度上昇具合を測定した結果を示す。

同図において実線は本実施例のオーブントースタを上記
自動切換により加熱した場合であり、破線は第１０図に
示す従来のダイオードを使用した「中」状態で過熱した
場合をそれぞれ示し、それぞれａはフライの上面、ｂは
フライの下面、実Ｃはフライの内部の各温度上昇具合を
示す。

この第９図の測定結果からも、本実施例の場合は調理物
の表面を焦がすことなく内部を充分に暖め、かつ従来に
比べて３０〜４０％の短時間で調理が行えることが確認
される。

また、上記の構成によれば、タイムスイッチ５の回転軸
６にカム１２を取付けるとともに、このカム１２と対向
してマイクロスイッチ１０を設置する構造であるから、
機械的な組合わせの構造で実現でき、面倒な配線の引回
しや、電気的および熱的な絶縁に苦慮することがなくな
り、組立てが容易となる。

一方、トーストを調理する場合、食パンなどはヒータ３
．３の大発熱により４〜５分位で焼き上がるものである
ため、わざわざ自動切換制御回路２２を使用する必要は
ない。

このため、このような調理に際しては、押しボタン１７
ａを押して手動切換スイッチ１７を最大消費電力非制御
回路２１に接続し、トースタ本体ｌの前面のタイマ摘み
４を例えば時計方向に回動して所望の加熱時間にセット
する。

このようにすれば、自動切換制御回路２２は使われるこ
とがなく、タイムスイッチ５が回動復帰してカム１２か
回転されてもこれとは関係なしにヒータ３，３に始終大
電力が供給され続ける。つまり、調理終了に近づいても
発熱量を低下させることがない。

これにより庫内温度を迅速に上昇させ、調理物を素早く
調理することができる。

〔発明の効果〕

以上説明したように本発明の１番目によると、調理終了
前の所定時間になると、タイムスイッチに連動して回転
するカムによりマイクロスイッチが切換え作動されてヒ
ータの発熱量を自動的に低下させるようになり、したが
って調理物表面の焦げを防止しかつ内部の温度を充分に
高めることができ、かつ迅速な調理が自動的になし得る
ことになる。

【図面の簡単な説明】

第１図ないし第９図は本発明の一実施例を示し、第１図
はタイムスイチ部分を示す斜視図、第２図はカムとマイ
クロスイッチの関係を示す斜視図、第３図は手動切換ス
イッチの斜視図、第４図はオブントースタの全体を示す
斜視図、第５図は回路構成図、第６図および第７図はそ
れぞれカムの作動状態を説明する図、第８図は消費電力
の変化を示す特性図、第９図は調理物の温度変化を示す
特性図、第１０図は従来のオーブントースタの回路構成
図である。 ■・・・トースタ本体、４・・・タイマ摘み、５・・・
タイムスイッチ、６・・・回転軸、ＩＯ・・・マイクロ
スイッチ、１．１・・・作動突子、１２・・・カム、１
５・・・突起、１７・・・手動切換スイッチ、１７ａ　
、　１７ｂ・・・押しボタン、２０・・・切換回路、２
１・・・最大消費電力非制御回路、２２・・・自動切換
制御回路、２３・・・最大消費電力供給回路、２４・・
・ダイオード、２５・・・１／２電力通電回路。出願人代理人　弁理士　鈴江武彦 ’Ｓ　Ｌｎ　（０９：　！’　ｙ− 第図更り方向ｌ′−＼１タイマー（トき工１す゛方向／−セへ、第６１第７図第８図Ｔ叶ｒ５（別− 第図

Claims

【特許請求の範囲】

（１）タイムスイッチにヒータを接続するとともに、こ
のタイムスイッチにこのタイムスイッチにより回転駆動
されるカムを連結し、このカムは上記タイムスイッチに
より設定された通電終了前の所定の時間内ではマイクロ
スイッチを切換え作動させるようにし、このマイクロス
イッチは上記カムにより切換られる前は上記ヒータを大
電力供給回路に接続するとともに、上記カムにより切換
られた上記通電終了前の所定の時間内では上記ヒータを
上記大電力より小さな電力を供給する回路に接続するよ
うにしたことを特徴とするオーブントースタ。
（２）上記タイムスイッチに手動切換スイッチを直列に
接続し、この手動切換スイッチは、一方に切換えた場合
に上記ヒータを上記タイムスイッチが作動中の全時間に
亘り大電力を供給する回路に接続するとともに、他方に
切換られた場合には上記ヒータを上記タイムスイッチの
通電終了前の所定の時間内で小電力に自動的に切換える
制御回路に接続するようにしたことを特徴とする第１の
請求項記載のオーブントースタ。