JPH02145574A - ジテルペンアルカロイド類を有効成分とする血液粘度低下剤 - Google Patents

ジテルペンアルカロイド類を有効成分とする血液粘度低下剤

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JPH02145574A
JPH02145574A JP63298301A JP29830188A JPH02145574A JP H02145574 A JPH02145574 A JP H02145574A JP 63298301 A JP63298301 A JP 63298301A JP 29830188 A JP29830188 A JP 29830188A JP H02145574 A JPH02145574 A JP H02145574A
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JP
Japan
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formula
blood viscosity
compound
hexane
medicine
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Application number
JP63298301A
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English (en)
Inventor
Kazuaki Niitsu
新津 和明
Yukinobu Iketani
幸信 池谷
Kiyoshi Kubota
久保田 潔
Hiroshi Mihashi
博 三橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tsumura and Co
Original Assignee
Tsumura and Co
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は医薬品としてfT用な血液粘度低下剤に関する
ものである。
[従来の技術および課題] 脳軟化症、脳梗塞等の脳疾患および心筋梗塞等の心臓病
は、我が国を始めとして世界の大部分の国々の死因の上
位を占めており、その予防および治療は世界的Jこ大き
な問題となっている。
脳疾患および心臓病の原因の一つとして血栓症が挙げら
れるが、血栓症のような血液の血管内での凝固を予防ま
たは治療するためには、血管内を流れる血液そのものの
流動性を改善すること、すなわち血液粘度を低下させる
ことが重要であり、そのような薬効を有する薬剤の開発
が望まれていた。
[課題を解決するための手段] 本発明台等は上記課題を解決すべく、血液粘度を低下さ
せ、血栓症さらには脳疾患および心臓病の治療に有効な
血液粘度低下剤を提供すべく、鋭意研究を重ねた結果、
八味地黄丸、桂枝加AL附場等の漢方処方に用いられる
修治附子が血液粘度低下作用を有することに着目した。
修冶附子は、キンポウゲ科(Ranunclaceae
)のトリカプト属植物の塊根をオートクレーブ処理して
調製する生薬であり、鎮痛、新陳代謝の活性化等を目的
として使用されている。
この修治附子中には、多くのジテルペンアルカロイドが
含有されており、本発明省等は、修冶附子成分について
血液粘度低下作用のスクリーニングを行った結果、 下記式I (ただし、式中Bzは−COCs H5を示し、Rはメ
チル基またはエヂル基を示す。) で表される新規ジテルペンアルカロイド、ベンゾイルメ
サコニン、ペンゾイルアコニン、ペンゾイルヒバコニン
、およびイグナビンが強力な血液粘度低下作用を示すこ
とを見いだした。
すなわち本発明はこの知見に基づくもので式Iで表され
る新規ジテルペンアルカロイド(以下、式■の化合物と
いう)ならびにベンゾイルメサコニン、ペンゾイルアコ
ニン、ペンゾイルヒパコニンおよびイグナビンからなる
化合物群(以下、有効成分化合物という)より選ばれる
少なくとも一種の化合物を有効成分とする血液粘度低下
剤である。
ベンゾイルメサコニン、ペンゾイルアコニン、ペンゾイ
ルヒパコニンおよびイグナビンの構造式は、それぞれ次
のように表される。
(式中、Bzは−G OCsHsを示す。)イグナビン (式中、Bzは−COCaHal示す。)式■の化合物
および有効成分化合物は修冶附子から、例えば次のよう
にして得ることができる。
修治附子を水、メタノール、エタノール、アセトン、酢
酸エチル、エーテル、塩化メヂレン、ベンゼン、n−ヘ
キサン、石油エーテルから選ばれる少なくとら1つの混
合溶媒を用いて、抽出液を得る。この抽出液を濃縮した
後、3%アンモニア水クロロホルムで分配する。、得ら
れたクロロホルム層を濃縮し、n−ヘキサンを加え、n
−ヘキサン可溶部とn−ヘキサン不溶部に分ける。得ら
れたn−ヘキサン不溶部を水、アンモニア水、ジエチル
アミン、メタノール、エタノール、アセトニトリル、テ
トラヒドロフラン、アセトン、酢酸エチル、エーテル、
クロロホルム、塩化メチレン、ベンゼン、n−ヘキサン
、シクロヘキサン、石油エーテルから選ばれる少なくと
も1つの溶媒を溶出溶媒としてアルミナ、シリカゲル、
逆相系シリカゲル、セルロース等を担体に用いたカラム
クロマトグラフィーに1回または数回付し、溶出したフ
ラクションの含有成分を確認し、目的化合物を含むフラ
クションを合併し、溶媒を留去することにより式1の化
合物および有効成分化合物を得る。
また、必要に応じ、通常用いられる適当な溶媒を用いて
再結晶による精製を行ってもよい。
以下に有効成分化合物の製造の具体例を挙げる。
具体例! 修治附子10kgをメタノール40σにて24時間ずつ
5回室温で抽出し、メタノール抽出液を減圧下で濃縮し
た。得られたメタノールエキス1 、1 kgを3%ア
ンモニア水2Qに溶解し、クロロホルム2gにて5回分
配抽出した。
得られたクロロホルム層は硫酸ナトリウムで脱水後、溶
媒を留去し、クロロホルムエキス88.8gを得た。こ
のクロロホルムエキスを少量のクロロホルムに溶解し、
512のn−ヘキサン中に滴下しn−ヘキサン可溶部と
n−ヘキサン不溶部に分けた。n−ヘキサン不溶部の溶
媒を留去し、残留物29.79を得た。この残留物をア
ルミナカラムクロマトグラフィー(メルク社製アルミニ
ウムオキシド 90.中性、以下同じ)に付し、酢酸エ
チル、酢酸エチル−メタノール(10:1,5:1゜1
:l)、メタノールの順に溶出した。
酢酸エチル−メタノール(l O:l)12oodで溶
出したフラクション7.59を中圧シリカゲルカラムク
ロマトグラフィー(CI Gカラム、45朋φ×400
RR1草野科学社製)に付し、ベンゼン酢酸エチル−メ
タノール(2:2:l)で溶出したフラクションのうち
、薄層クロマトグラフィー(展開溶媒、シクロヘキサン
:酢酸エチル:ジエチルアミン−5:5:1)において
Rf値0.24を示す成分のみを含むフラクションを合
併し、減圧乾燥することにより白色粉末3.09を得た
この白色粉末の化学的性質は文献[坂井ら、薬学雑誌、
104巻、222(1984)]記載のペンゾイルメザ
コニンの理化学的性質に一致した。
性状:白色粉末 比旋光度=[α]o  +16.9゜ (c = l 、 l 3 、ClIC13)マススペ
クトル(E I −M S )  m/z:589(M
”)、558(I O0%)。
540.105 赤外線吸収スペクトル νCMCI 3α゛1:370
0〜3300.1714 紫外線吸収スペクトル λ二二?HMl(logε):
227(4,03) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm  in  CDC13):3.30(3
H,s)、3.3 1(3H,s)。
3.70(31−1,s)。
4.1 5(I  H,d、J=8Hz)。
4.6 2 (I  H,d 、J = 6 Hz)。
4.9 7 (I  I−1、d 、J = 5 Hz
)。
7.27〜8.06(5H,m) 炭素核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl5): a 1.2(t)、35.9(t)、41.4(d)4
2.2(q)、43.4(s)、45.0(d)45.
2(d)、47.8(d)、50.3(s)。
50.7(t)、55.9(q)、58.0(q)。
59.2(q)、61.2(q)、64.4(d)。
70.9(d)、74.7(s)、77.2(t)78
.2(s)、79.5(d)、81.6(d)。
8 t、7(d)、82.4(d)、9o、5(d)。
128.5(d)、129.9(d)。
129.9(s)、133.0(cl)。
466.3(s) 2.5 5(3H,s)、3.2 9(3H,s)。
具体例2 具体例1の中圧シリカゲルカラムクロマトグラフィーに
おいて、ベンゼン−酢酸エチル−メタノール(2:2:
1)で溶出したフラクションのうち、薄層クロマトグラ
フィー(展開溶媒、シクロヘキサン:酢酸エチル:ジエ
チルアミン−5:5 :l )においてRf値0.37
を示す成分を含むフラクション2.09をアルミナカラ
ムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム、クロロホ
ルム−メタノール(100:1)の順に溶出した。
クロロポルム−メタノール(100:l)溶出部650
 M9を、さらに中圧シリカゲルカラムクロマトグラフ
ィー(CI Gカラム、22ffffiφ×300朋)
に付し、ベンゼン−酢酸エチル−メタノール(l:1:
1)溶出部を減圧乾燥し白色粉末170 tsgを得た
この白色粉末の理化学的性質は文献[A、Katzら、
11elv、Chim、Acta、 87巻、2017
(1984)]記載のペンゾイルアコニンの理化学的性
質に一致した。
性状:白邑粉末 比旋光度:Uαコ。+7.l。
(c = 0.98 、EtO)り マススペクトル(E I −M S )  m/z:6
03(M’)、588,572(100%)。
554 468 438.105 赤外線吸収スペクトル ν警cI3  cll−+37
00〜3300.1720 紫外線吸収スペクトル λu+買”  71ffi(I
Ogε)=229(4,09) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl5): 1.11 (3H,t 、J = 7 Hz)3.25
(3H,s)、3.29(31−1,s)。
3.31(31(、s)、3.71(3H,s)。
4.08(IH,dd、J=6.IHz)4.54 (
I H、m)。
5.01 (l H、d 、J = 5 Hz)。
7.36〜8.06(5H,m) 炭素核磁気共鳴スペクトル (δ ppm+ in CDCl5) 13.3(q)、33.1(t)、36.1(t)。
42.0(d)、43.0(s)、46.2(d)47
.7(t)、48.6(d)、48.9(t)50.5
(s)、55.8(q)、58.0(q)。
59.1 (q)、61.0 (d )、61.7 (
q)72.0(d)、74.9(s)、77.4(t)
78.7(s)、79.9(d)、81.9(d)。
82.5(d)、83.5(d)、90.8(d)12
8.5Cd)、129.9Cd) 129.9(s)、133.1(d) 166.3(s) 具体例3 具体例!の10目のアルミナカラムクロマトグラフィー
において、酢酸エチル−メタノール(10:1)300
−で溶出したフラクション740119を再度アルミナ
カラムクロマトグラフィーに付し、クロロホルム、クロ
ロホルム−メタノール(50:l)の順に溶出し、クロ
ロポルム−メタノール(50:l)溶出部360■を得
た。このクロロポルム−メタノール溶出部を、さらにア
ルミナカラムクロマトグラフィーに付し、酢酸エチルと
メタノールの混合溶媒で溶出した。ここで得られた酢酸
エヂルーメタノール(50:l)溶出部を減圧乾燥し白
色粉末147 m9を得た。
この白色粉末は以下に示す理化学的性質より文献[佐原
ら、Tohoku J、exp、Med、、128巻、
175(1979)]記載のペンゾイルヒパコニンと決
定した。
性状:白色粉末 比旋光度:[α]o  +13.9゜ (c = 1.04 、ELOII) マススペクトル(E I −M S ) rn/z:5
73(M”)、542(l O0%)524.105 赤外線吸収スペクトル シ:昔13  α3700〜3
200 1720 紫外線吸収スペクトル λ二二υ n、m(logε)
228(4,12) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC1a): 2.40(31(、s)。
3.29(6H,s)、3.30(3H0s)。
3.68(3H,s)。
4.05(IH,d、J=7Hz) 4 54(IH,d、J=6Hz)。
5.02(I H,d、J =5Hz)。
7.38〜8.04(5H,m) 炭素核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl5)− 26,0(t)、34.1 (t)、36.8(t)。
39.2(s)、42.0(d)、42.8(q)46
.5(cl)、47.4(d)、47.9(d)。
50.4(s)、56.6(q)、56.7(t)。
58.0(q)、59.1(q)、61.5(q)。
63.0(d)、74.9(s)、78.5(s)。
79.9(d)、80.2(t)、81.9(d)。
83.2(d)、85.0(d)、91.1 (d)。
128.4(d)、l 29,9(d)。
1 3 0.0(s)、1 3 3.1(d)。
166.3(s) 具体例4 具体例1の1回目のアルミナカラムクロマトグラフィー
において酢酸エチル−メタノール(5:1)500−で
溶出したフラクション1.59を再度アルミナカラムク
ロマトグラフィーに付し、酢酸エチル、酢酸エヂルーメ
タノール(50:I)の順に溶出した。得られた酢酸エ
チル−メタノール(50:l)溶出部49019を、さ
らにアルミナカラムクロマトグラフィーに付し、クロロ
ホルム−メタノール(50:l)で溶出したフラクショ
ンを、アセトンから結晶化し、無色針状晶1603!I
Fを得た。
この無色針状晶の理化学的性質は文献[高山ら、薬学雑
誌、102巻、525(1982年)]記載のイグナビ
ンの理化学的性質に一致した。
性状二無色針状晶 融点:225〜228℃ 比旋光度:[α]D +85.2゜ (c = 1 、03 、EtOIl)マススペクトル
(E I−MS) m/z:449(M”)、432,
327(100%)。
310.105 赤外線吸収スペクトル シ二:i ’ 1 cM−1;
3600〜3200.1722 紫外線吸収スペクトル λmad’ y+m(logε
)230(4,06) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD、OD): 1.17(3H,s)。
3.65(l H,d、J =2Hz)。
3.99(l H,brs)、5.00(2H,m)。
5.39 (l H、ddd、J = 4.4.2 H
z)。
7.45〜8.05(5H,m) 炭素核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CD5OD): 25.8(t)、25.9(q)、30.1(t)。
34.4(t)、36.4(d)、39.8(t)。
42.3(s)、43.2(d)、45.4(s)。
51.6(d)、52.2(s)、62.5(t)。
6 5.8(d)、7 1 .4(d)、7 3.0(
d)。
7 4.9(d)、7 5.9(d)、8 0.2(s
)。
1 1 0.2(t)、1 2 9.8(d)。
1 3 0.3(d)、1 3 1 .4(s)。
1 34.5(d)、1 5 5.9(s)。
166.9(s) 次に、式Iの化合物および有効成分化合物が血液粘度低
下作用を有することについて実験例を挙げて説明する。
実験例 1週間予備飼育したウィスター(Wistar)系雄性
ラット(10〜12週齢)をエーテル麻酔下において腹
部大動脈より採血し、抗凝血剤として40%エチレンジ
アミン四酢酸・2カリウム[(E D T A・2K)
生理食塩水コを1dあたり3度の割合で添加した。血液
は遠心分#!(3000rpm、 4℃、5分間)を行
い、上清と赤血球層とに分離した。この上清をさらに遠
心分離(3000rpm、4℃、15分間−)−シて得
られた上清をプラズマとした。赤血球層とプラズマは、
それぞれ数匹分を合わせ、赤血球層のへマドクリット値
(以下、14T値という。)を測定し、HT値を45%
に調節し、血液粘度の測定に供した。
測定用血液l−に弐fの化合物または有効成分化合物を
それぞれ最終濃度4.8XlO−’Mになるように50
%エタノール生理食塩水に溶かし、この溶液50辺を血
液粘度測定用向tLidに添加し、37℃で60分間イ
ンキュベートした。次にインキュベートした血液0.5
戴を分取し、粘度測定器を用いてすり速度7.53−’
で粘度の測定を行い、次式より血液粘度低下度を算出し
た。
ただし、A:式Iまたは有効成分化合物を含まない場合
の血液粘度 B:式Iまたは有効成分化合物を含む場合の血液粘度 その結果を第1表に示す。
第1表 以」−の結果より、式Iの化合物および有効成分合物に
血液粘度低下作用が確認された。
次に、式Iの化合物および有効成分化合物急性毒性試験
をddY系雄性マウスを用いて行った。各化合物の腹腔
内投与でのL D 、、を以下に示す。
また、式Iの化合物および有効成分化合物は、塩酸塩、
ヨウ素酸塩、臭素酸塩等の薬学的に許容しうる塩として
も用いることができる。
次に、式Iの化合物および有効成分化合物の投与量およ
び製剤化について説明する。
式Iの化合物および有効成分化合物はそのまま、あるい
は慣用の製剤担体と共に動物および人に投与することが
できる。投与形態としては、特に限定がなく、必要に応
じ適宜選択して使用され、錠剤、カプセル剤、顆粒剤、
細粒剤、散剤等の経口剤、注射剤、坐剤等の非経口剤が
挙げられる。
経口剤として所期の効果を発揮するた、めには、患咎の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で式
Iの化合物および有効成分化合物の重量として5〜50
0 m9を、■日敗回に分けての服用が適当と思われる
経口剤は、ρjえばデンプン、乳糖、白糖、マンニット
、カルボキンメチルセルロース、コーンスターチ、無機
塩類等を用いて常法に従って製造される。
この種の製剤には、適宜前記賦形剤の他に、結合剤、崩
壊剤、界面活性剤、滑沢剤、流動性促進剤、矯味剤、着
色剤、香料等を使用することができる。それぞれの具体
例は以下に示す如くである。
[結合剤] デンプン、デキストリン、アラビアゴム末、ゼラチン、
ヒドロキンプロピルスターチ、メチルセルロース、カル
ボキンメチルセルロースナトリウム、ヒドロキシプロピ
ルセルロース、結晶セルロース、エチルセルロース、ポ
リビニルピロリドン、マクロゴール。
[崩壊剤] デンプン、ヒドロキシプロピルスターヂ、カルボキシメ
チルセルロースナトリウム、カルボキシメチルセルロー
スカルシウム、カルボキシメチルセルロース、低置換ヒ
ドロキシプロピルセルロース。
[界面活性剤] ラウリル硫酸ナトリウム、大豆レシチン、ショ糖脂肪酸
エステル、ポリソルベート 80゜[滑沢剤] タルク、ロウ類、水素添加植物油、ショ糖脂肪酸エステ
ル、ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウ
ム、ステアリン酸アルミニウム、ポリエチレングリコー
ル。
[流動性促進剤] 軽質無水ケイ酸、乾燥水酸化アルミニウムゲル、合成ケ
イ酸アルミニウム、ケイ酸マグネシウム。
また、本発明の化合物は、懸濁液、エマルジョン剤、シ
ロップ剤、エリキシル剤としても投与することができ、
これらの各種剤形には、矯味矯臭剤、着色剤を含有して
らよい。
非経口剤として所期の効果を発揮するためには、患者の
年令、体重、疾患の程度により異なるが、通常成人で本
発明の化合物の重量として1日0、・5〜tooxyま
での静注、点滴静注、皮下注射、筋肉注射が適当と思わ
れる。
この非経口剤は常法に従って製造され、希釈剤として一
般に注射用蒸留水、生理食塩水、ブドウ糖水溶液、注射
用植物油、ゴマ油、ラッカセイ油、ダイズ油、トウモロ
コシ油、プロピレングリコール、ポリエチレングリコー
ル等を用いることができる。さらに必要に応じて、殺菌
剤、防腐剤、安定剤を加えてもよい。また、この非経口
剤は安定性の点から、バイアル等に充填後冷凍し、通常
の凍結乾燥技術により水分を除去し、使用直前に凍結乾
燥物から液剤を再調製することもできる。さらに、必要
に応じて適宜、等張化剤、安定剤、防腐剤、無痛化剤等
を加えても良い。
その他の非経口剤としては、外用液剤、軟膏等の塗布剤
、直腸内投与のための坐剤等が挙げられ、常法に従って
製造される。
次に、実施例を挙げて本発明をさらに詳細に説明するが
、本発明はこれによりなんら制限されるものではない。
実施例1 具体例1の1回目のアルミナカラムクロマトグラフィー
において、酢酸エチル800−で溶出したフラクション
1.0gを再度アルミナカラムクロマトグラフィーに付
し、n−ヘキサン−酢酸エチル(I:1)、酢酸エチル
の順に溶出した。n−ヘキサン酢酸エチル(1:I)で
溶出したフラクションのうち、薄層クロマトグラフィー
(展開溶媒、シクロヘキザン:酢酸エチル:ジエチルア
ミンχ5 :5 :1 )においてRf値0.41を示
す成分を含むフラクション360 M9を、さらにアル
ミナカラムクロマトグラフィーに付し、ベンゼン−酢酸
エチル(1:1)で溶出したフラクションを酢酸エチル
より結晶化し、無色プリズム品13019を得た。
この無色プリズム晶は、以下に示す理化学的性質より、
下記の構造を有する16−ニピーピロメサコニチンすな
わち14α−ベンゾイルオキシ−3α。
I3−ジヒドロキシ−1a、6a、16a−トリメトキ
シ−4〜メトキシメチル−20−メチルアコニタン−1
5−オンと決定した。
性状;無色プリズム品 融点:174〜176℃ 比旋光度=[α]o   104.7゜(c = 1.
05 、ELOII) マススペクトル(El−MS)ra/z  :571(
M’)、540(100%)。
522.105 元素分析 C5rH−+N Oe ・X Hto :計
算値:C,64,23、H,7,13、N、2.42実
測値:C,64,39、H,7,17;N、2.36赤
外線吸収スペクトル シ:H213a−’ :3700
〜3300.1714 紫外線吸収スペクトル λ二:’:’  ym(Iog
ε):229(4,13) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl5): 1.88 (L H,ddd、J = 16.6,11.4,2.
3Hz)。
2.29(IH,s)。
3.04(IH,dd、J=16.6,7.1  夏(
2)。
3.05(IH,dd、J=10.0,6.7Hz)3
.26(3H’、s)、3.27(31−1,s)。
3.30(3H,s)。
(l H,ddd、J = 11.8.5.4 、! 
、3 l−1z)。
3.70 (l H、d 、J = 9.3 Hz)。
3.75(IH,d、J=9.3Hz)3.80(3H
,s)。
3.87(l I−1,dd、I =2.3,1.9)
(z)。
3.90 (11(、d 、J = 6.6 Hz)。
5.43 (f H,d 、J = 5.1 Hz)。
7.40〜8.01(5H,m) 炭素核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDC1z) 32.8(t)、34.2(t)、38.8(d)40
.8(d)、42.1(q)、43.9(s)44.8
(d)、48.0(d)、49.3(d)49.8(d
)、51.9(s)、56.4(q)。
57.8(q)、59.2(q)、62.3(q)62
.9(d)、71.8(d)、76.8(t)77.5
(s)、78.5(d)、83.7(d)。
84.0(d)、86.2(d)、128.6(d)。
129.4 (s )、 129.7 (d )133
.6(d)、1.66.1 (s)。
211.5(s) 実施例2 具体例Iの1回目のアルミナカラムクロマトグラフィー
において、酢酸エチル80077で溶出したフラクショ
ン1.09を再度アルミナカラムクロマトグラフィーに
付し、n−ヘキサン−酢酸エチル(l:1)、酢酸エチ
ルの順に溶出した。n−ヘキサン酢酸エチル(1:1)
で溶出したフラクションのうち、薄層クロマトグラフィ
ー(展開溶媒、シクロヘキサン・酢酸エチル:ジエチル
アミン−5:5:l)においてRf(tmo、48を示
す成分を含むフラクション69胛9を中圧シリカゲルク
ロマトグラフィー(CIGカラム、22φX300.、
)に付し、nヘキサン−酢酸エチル(3:I)溶出フラ
クション22m9を得た。このn−ヘキサン−酢酸エチ
ル溶出フラクションを酢酸エチルから結晶化し、無色針
状晶7 、01!9を得た。この無色針状晶は、以下に
示す理化学的性質より、下記の構造を何するI6エピー
ピラコニチンすなわち14α−ベンゾイルオキシ−20
−エチル−3α、13−ジヒドロキシ−1α、6α、1
6α−トリメトキシ−4−メ;・キシメチルアコニタン
−15−オンと決定した。
性状:無色針状晶 融点:l7l−173℃ 比旋光度;[α]a    113.7゜(c = 0
.73 、EtOH) マススペクトル (E I −M S ) m/z:5
85(M”)、570,554(100%)。
536.105 元素分析  Cs*tl 43N Oa計算値:C,6
5,62、H,7,40、N  2.39実測値:C,
65,25;H,7,32;N、2.34赤外線吸収ス
ペクトル νC1+(+3  α3700〜3300 
1714 紫外線吸収スペクトル λ二t011  n、(log
ε)230(4,18) プロトン核磁気共鳴スペクトル (δppn in CDC13) 1.05 (3H,t 、J = 7.1 Hz)。
1.82 (l H,ddd、J = 15.7 、I l 、5
.2.51−12)3.04 (I H,dd、J =
 15.7.7.6Hz)。
3.05(I H,dd、J= I O,8,6,3H
z)。
3.25(6H,s)、3.30(3H,s)3.68
(l H,dd、J = I 2.2,5.1 Hz)
3  .6  9  (I   H,d   、J  
 =   9  .3   Hz)。
3.75 (l H、d 、J = 9.3 Hz)。
3.81(3H,s)。
3.86(IHdd、J=2.5.21Hz)。
3.9 0 (l  H、d  、J  = 6.71
−1z)。
5.4  2(l   H,d   、J   =  
 5.1   Hz)7.4 0〜8.0 1(5H,
m) 炭素核磁気共鳴スペクトル (δ ppm in CDCl5) 13.4(q)、32.9(t)、34.1(t)。
38.7(d)、41.8(d)、43.7(s)。
44.8(d)、47.4(t)、48.6(d)。
49.0(t)、49.4(d)、51.2(s)。
56.1 (q)、57.8(q)、59.2(q)。
61.6(d)、62.3(q)、71.8(d)。
76.7(t)、77.4(s)、78.5(d)。
83.6(d)、84.1(d)、86.1(d)。
128.7(d)、129.5(s)。
129.7(d)、l 33.e(d)。
166.1 (s)、211.6(s)。
実施例3 ■コーンスターチ      449 ■結晶セルロース      40g ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.59■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■ 体側1で得た化合物   
10y 計     100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、打錠機にて
圧縮成型して一錠200 Rflの錠剤を得た。
この錠剤−錠には、具体例Iで得た化合物20JI9が
含有されており、成人185〜25錠を数回にわけて服
用する。
実施例4 ■結晶セルロース     84.59■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■カルボキシメチル セルロースカルシウム    5g 具体例2で得た化合    lO 計     l 00g 上記の処方に従って■、■および■の一部を均一に混合
し、圧縮成型した後、粉砕し、■および■の残量を加え
て混合し、打鍵機にて圧縮成型して一錠200肩9の錠
剤を得た。
この錠剤−錠には、具体例2で得た化合物2゜j19が
含有されており、成人1日5〜25錠を数回にわけて服
用する。
実施例5 ■結晶セルロース     49.59■lO%ヒドロ
キシプロピル セルロースエタノール溶液 359 ■カルボキシメチル セルロースカルシウム   59 ■ステアリン酸マグネシウム 0.59■具体例3で得
た化合物   to9 計     1009 上記の処方に従って■、■および■を均一に混合し、常
法によりねつ和し、押し出し造粒機により造粒し、乾燥
・解砕した後、■および■を混合し、打鍵機にて圧縮成
型して一錠200 R9の錠剤を得た。
この錠剤−錠には、具体例で得た化合物20句が含有さ
れており、成人185〜20錠を数回にわけて服用する
実施例6 実施例7 ■コーンスターチ       849■ステアリン酸
マグネシウム 0.59■カルボキソメチル セルロースカルシウム   59 ■軽質無水ケイ酸      0.59■具体例4で得
た化合物   +017計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、圧縮成型機
にて圧縮成型後、破砕機により粉砕し、篩別して顆粒剤
を得た。
この顆粒剤1gには、具体例4で得た化合物l00R9
が含有されており、成人1日■〜10gを数回にわけて
服用する。
■結晶セルロース      559 ■lO%ヒドロキシプロピル セルロースエタノール溶/&359 ■実施例!で得た化合    IO 計     1009 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、ねつ和した
。押し出し造粒機により造粒後、乾燥し、篩別【7て顆
粒剤を得た。
この顆粒剤19には、実施例1で得た化合物+oox9
が含有されており、成人1日1〜49を数回にわけて服
用する。
実施例8 ■コーンスターチ     89.5y■軽質無水ケイ
酸      0.5g■実施例2で得た化合物   
109 計      100g 上記の処方に従って■〜■を均一に混合し、200 m
yを2号カプセルに充填した。
このカプセル剤lカプセルには、化合物20R9が含有
されており、成人1日5〜20カプセルを数回にわけて
服用する。
実施例9 ■注射用蒸留水      89,59■大豆油   
        59 ■大豆リン脂質       2.59■グリセリン 
        2g ■具体例Iで得た化合物    1g 全量       100v 上記の処方に従って■を■および■に溶解し、これに■
と■の溶液を加えて乳化し、注射剤を得た。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (ただし、式中Bzは−COC_6H_5を示し、Rは
    メチル基またはエチル基を示す。) で表される新規ジテルペンアルカロイド。
  2. (2)下記式 I ▲数式、化学式、表等があります▼ I (ただし、式中Bzは−COC_6H_5を示し、Rは
    メチル基またはエチル基を示す。) で表される新規ジテルペンアルカロイド、ベンゾイルメ
    サコニン、ベンゾイルアコニン、ベンゾイルヒパコニン
    およびイグナビンからなる化合物群より選ばれる少なく
    とも一種の化合物を有効成分とする血液粘度低下剤。
JP63298301A 1988-11-28 1988-11-28 ジテルペンアルカロイド類を有効成分とする血液粘度低下剤 Pending JPH02145574A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO1995025517A1 (fr) * 1994-03-18 1995-09-28 Tsumura & Co. Remede contre les maladies infectieuses
CN104792912A (zh) * 2015-05-13 2015-07-22 济南康众医药科技开发有限公司 一种麻附甘制剂单酯型生物碱的含量测定方法
CN104833754A (zh) * 2015-05-13 2015-08-12 济南康众医药科技开发有限公司 一种附甘药物质量检测方法

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CN104792912A (zh) * 2015-05-13 2015-07-22 济南康众医药科技开发有限公司 一种麻附甘制剂单酯型生物碱的含量测定方法
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