JPH02141946A - 光ディスク - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要］ 光ディスクの改良に関し、 情報の消去・書き込み・読み出し速度を向上しうるよう
に改良された光ディスクを提供することを目的とし、 基板上に、それにそって情報が書き込まれるトラックを
なすグルーブが形成されている情報記録ディスクの少な
くとも１枚が、強固であり平面性の良好な支持基板上に
貼着され、前記の情報記録ディスクの平面性が良好にさ
れるように構成される。

〔産業上の利用分野〕

本発明は、光ディスクの改良、特に、情報の消去・書き
込み・読み出し速度を向上しうるようにする改良に関す
る。

〔従来の技術］ 光ディスクは、円板状をなすオン・オフ情報媒体であり
、上記オン・オフ情報の書き込みまたは書き込み・消去
は光照射に起因する光ディスクの物理的作用（例えば、
開口形成、相変化または光磁気作用）をもってなされ、
オン・オフ情報の読み出しは光デイスク面の反射光の存
否・強弱等をもってなされる。

第２図、第３図参照 情報書き込みが開口形成をもってなされる例としては、
第２図に示すように、厚さ１．２〜１．５論程度のポリ
カーボネート等の円板１の表層にヘッド案内用のトラッ
ク４を約１．６ｎのピッチをもって渦巻状または同心円
状に形成し、その上に記録層３としてテルル等の層を形
成するか、または、第３図に示すように、ガラス等の円
板１上に紫外線硬化型樹脂２を使用してトラック４を形
成し、その上に記録層３を形成する。情報の書き込みに
あたっては、光ディスクの角位置とトラックとによって
決定されるアドレスに書き込まれるべきオン・オフ情報
に対応して、そのオン・オフ情報が書き込まれるべきア
ドレスに約１ｎ２のビームスポットを照射し、照射され
た領域のテルル等の記憶層３に開口を形成する。情報の
読み出しにあたっては、光ディスクにビームスポットを
照射し、開口が形成されている領域からと開口が形成さ
れていない領域からとの反射光の存否・強弱を検出して
オン・オフ情報を読み出す。

情報書き込みが相変化をもってなされる例としては、前
記の記録層３にインジュウムアンチモン（ＩｎａｓＳｂ
ｓｓ）等よりなる層を形成する。情報の書き込みにあた
っては、前記と同様に書き込まれるべきオン・オフ情報
に対応してビームスポットを照射し、照射された領域の
低反射率の安定状態にあるインジュウムアンチモン等の
層を高反射率の状態に変化させる。情報の読み出しにあ
たっては、光ディスクにビームスポットを照射し、イン
ジュウムアンチモン等の層の低反射率の安定状態と高反
射率の状態との反射率の相違による反射光の強弱を検出
してオン・オフ情報を読み出す。

情報の消去は、ビームスポットを連続的に照射して、照
射された領域のインジュウムアンチモン等の層を低反射
率の状態にもどすことによってなされる。

情報書き込みが光磁気作用をもってなされる例としては
、前記の記録層３に鉄コバルトテルビウム等の層を形成
する。情報の書き込みにあたっては、光デイスク面に初
期化状態とは逆方向に磁界を印加し、書き込まれるべき
オン・オフ情報に対応して光ディスクにビームスポット
を照射し、照射された領域の磁界方向を反転する。情報
の読み出しにあたっては、磁界の方向を検出してオン・
オフ情報を読み出す、情報の消去は、磁界方向を初期化
方向とし、消去すべき領域にビームスポットを連続的に
照射して磁界方向を初期化状態にもどすことによってな
される。

第４図参照・第２図、第３図再参照 なお、上記いずれの場合も、光ディスクは第２図、第３
図に示すように、１枚単独で使用できるものと、第４図
に示すように、接着材７をもって２枚を貼り合わせて両
面使用可能としたものとがある。

情報の消去・書き込み・読み出しにあたっては、グルー
ブをもって規定されるトラック４にそって光照射手段ま
たは反射光受光手段を移動させてなすが、この場合、光
照射手段または反射光受光手段の光学ヘッドと情報記録
層３との距離を正確に維持する必要がある。

［発明が解決しようとする課題］ ところが、光ディスクの平面性が必ずしも十分でないの
で、光ディスクを高速回転すると光学ヘッドが情報記録
層面に追従できず、光学ヘッドと情報記録層面との距離
を一定に維持することができなくなる。ニーで、平面性
とは、ディスクの全面にわたって高低差がない性質をい
う、よって、回転速度を低下させざるを得ず、情報の消
去・書き込み・読み出し速度を向上することができない
。

本発明の目的は、この欠点を解消することにあり、情報
の消去・書き込み・読み出し速度を向上しうるように改
良された光ディスクを提供することにある。

〔課題を解決するための手段〕

上記の目的は、基板（１）上に、それにそって情報が書
き込まれるトラック（４）をなすグルーブが形成されて
いる情報記録ディスク（５）の少なくとも１枚が、強固
であり平面性の良好な支持基板（６）上に貼着され、前
記の情報記録ディスク（５）の平面性が良好にされてい
る光ディスク、特に、金属板よりなる支持基板（６）の
表裏面に前記の情報記録ディスク（５）の各１枚が貼着
されている光ディスクによって達成される。

〔作用〕

本発明に係る光ディスクにおいては、厚さが１．２〜１
．５閣程度の薄い基板１上に情報記録層３が形成された
情報記録ディスク５が、強固で平面性のよいガラス板、
金属板等よりなる支持基板６上に貼着されることによっ
て、情報記録ディスク５の反り等が矯正されて平面性が
向上し、高速回転においても、光学ヘッドが情報記録層
面に十分追従することができ、消去・書き込み・読み出
しの速度を向上することができる。

直径２００ＩＩＩＩ＋の従来構造の光ディスクを、今日
−般に使用されている回転数の２倍である３、６００ｒ
ｐｍで回転させ、中心から９０叩の位置における光ディ
スクの面振れに起因する垂直方向の加速度を測定したと
ころ、その値は２　Ｇ　（Ｉ　Ｇ　−９８０ｃｍ／ｓｅ
ｃ寞）であり、光学ヘッドが情報記録層面に追従するこ
とは不可能であったが、本発明に係る光ディスクの場合
には、前記の加速度はＩＧに減少し、光学ヘッドが情報
記録層面に十分追従できることが確認された。

〔実施例〕

以下、図面を参照しつ−、本発明の二つの実施例に係る
光ディスクについて説明する。

】しＬ医 第１ａ図参照 直径２００閤程度、厚さ１．２〜１．５ｍ程度のガラス
等の基板１上に、１．６ｎ程度のピンチをもってヘッド
案内用トラック４を形成し、その上に情報記録１］３を
形成する。１例として光磁気作用を利用する情報記録層
３を形成する場合について述べる。トラック４の形成さ
れたガラス等の基板１上に、先づ下地保護膜として二酸
化シリコンテルビウム層３１を形成し、その上に記録膜
として鉄コバルトテルビウム層３２を形成し、その上に
保ｇｔ膜として二酸化シリコンテルビウム層３３を形成
する。

上記工程を経て形成された情報記録ディスク５を厚さ５
閣程度で平面性の良好なアルミニウム等の金属、ガラス
等よりなる支持基板６上にエポキシ系樹脂７等を使用し
て貼着する。

第１ｂ図参照 ガラス等の基ＦｉＩ上に直接トラック４を形成せず、第
１ｂ図に示すように、ガラス等の基板ｌ上に紫外線硬化
型樹脂２を使用してトラック４を形成してもよい、その
他の構造は第１ａ図に示す構造と同一である。

１」１性 第１ｃ図参照 前記の情報記録ディスク５を、それぞれの記録層３が対
向するように、または、ガラス等の基板１が対向するよ
うに、厚さ５閤程度のアルミニウム等の金属板よりなる
支持基板６の表裏面に、各１枚をエポキシ系樹脂７等を
使用して貼着する。

〔発明の効果〕

以上説明せるとおり、本発明に係る光ディスクにおいて
は、基板上に、それにそって情報が書き込まれるトラッ
クをなすグルーブが形成されてなる情報記録ディスクの
少なくとも１枚が、強固であり、平面性の良好な支持基
板上に貼着されるので、情報記録ディスクの平面性が良
好となり、回転速度を高めても光学ヘッドが記録層面に
十分追従することができるので、消去・書き込み・読み
出し速度を向上することができる。

【図面の簡単な説明】

第１ａ図、第１ｂ図、第１Ｃ図は、本発明の実施例に係
る光ディスクの断面図である。 第２図、第３図、第４図は、従来技術に係る光ディスク
の断面図である。 ｌ・・・基板、 ２　・　・ ３　・　・ ４　・　・ ５　・　・ ６　・　・ ７　・　・ ・紫外線硬化型樹脂、 ・記録層、 ・トラック、 ・情報記録ディスク、 ・支持基板、 ・接着材。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 ［１］基板（１）上に、それにそって情報が書き込まれ
   るトラック（４）をなすグルーブが形成されてなる情報
   記録ディスク（５）の少なくとも１枚が、強固であり平
   面性の良好な支持基板（６）上に貼着されてなり、前記
   情報記録ディスク（５）の平面性が良好にされてなる ことを特徴とする光ディスク。 ［２］前記支持板（６）は金属板よりなり、該金属板よ
   りなる支持基板（６）の表裏面に前記情報記録ディスク
   （５）の各１枚が貼着されてなることを特徴とする請求
   項１記載の光ディスク。