JPH02139081A

JPH02139081A - 樹脂系廃棄物の処理装置

Info

Publication number: JPH02139081A
Application number: JP63291853A
Authority: JP
Inventors: Toshio Toda; 戸田　俊男
Original assignee: SANKO GIKEN KK
Current assignee: SANKO GIKEN KK
Priority date: 1988-11-18
Filing date: 1988-11-18
Publication date: 1990-05-29
Also published as: JPH0366033B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】［産業上の利用分野］この発明は、樹脂系廃棄物の処理装置に関するものであ
る。

［従来の技術］従来、プラスチック、ポリエチレン、塩化ビニール等の
樹脂系廃棄物を処理するには、樹脂系廃棄物を溶融させ
、この溶融廃棄物と土砂や粉砕ガラス等の骨材とを混合
して、溶融混合物を形成し。

これをブロック状に固化させるか、または、この混合物
を路面の補修材として使用する方法が提案されている。

［発明が解決しようとする課題］しかし、樹脂系廃棄物は、これを直接加熱すると燃焼し
て有害ガスを発生するために、樹脂系廃棄物を溶融させ
るには、特に注意を払う必要がある。しかも、溶融廃棄
物と土砂等の骨材とを均一連続的に混合させる必要があ
るが、これら要件を満足する、樹脂系廃棄物の処理装置
は、まだ提案されていない。

従って、この発明の目的は、樹脂系廃棄物を有害ガスを
発生さ′せることなく溶融させることができ、しかも、
溶融廃棄物と土砂等の骨材とを均−且つ連続的に混合す
ることができる、樹脂系廃棄物の処理装置を提供するこ
とにある。

［課題を解決するための手段］この発明は、上流端部の上部に樹脂系廃棄物用ホッパを
有し、下流端部の上部に煙突を有し、前記下流端部の下
部に溶融廃棄物と骨材とからなる溶融混合物の排出口を
有する、前記下流端部を上向きにして横倒しに固定され
た外筒と、前記外筒の上流端に設けられた加熱炉と、前
記加熱炉の上部に設けられた骨材用ホッパと、前記ホッ
パ内に設けられた、前記加熱炉によって予熱された、前
記ホッパ内の骨材を、前記外筒の上流端内に連続的に供
給するための骨材送り手段と、前記外筒内に水平且つ中
心軸線を中心として回転自在に取り付けられた、外面に
、溶融廃棄物と骨材とを混合し、且つ、この溶融混合物
を前記外筒の排出口側に連続的に移送するための溶融混
合物送り手段を有し、下流端部に前記加熱炉からの火炎
を排気するための排気口を有する内筒と、前記外筒の上
流端内に固定された、前記外筒と前記内筒との間の間隙
を塞ぐための塞ぎ板と、前記外筒の下流端に設けられた
、前記内筒をその中心軸線を中心として回転させるため
の駆動手段とからなることに特徴を有するものである。

次に、この発明の、樹脂系排気物の処理装置の一実施態
様を図面を参照しながら説明する。

第１図は、この発明の、樹脂系廃棄物の処理装置の一実
施態様を示す部分断面図である。

第１図に示すように、この発明の処理装置は、外筒１と
、外筒１の上流端に設けられた加熱炉２と、加熱炉２の
上部に設けられた骨材用ホッパ３と、骨材用ホッパ３内
に設けられた骨材送り手段４と、外筒１内に水平且つ中
心軸線を中心として回転自在に取り付けられた内筒５と
、外筒１の上流端内に固定された塞ぎ板６と、内筒５を
その中心軸線を中心として回転させるための駆動手段７
とからなっている。

上記外筒１は、上流端部の上部に樹脂系廃棄物用ホッパ
８を有し、下流端部の上部に煙突９を有し、前記下流端
部の下部に、溶融廃棄物と骨材とからなる溶融混合物を
排出するための排出口１０を有している。外筒１は、そ
の下流端部を上向きにして横倒しに固定されている。

上記加熱炉２は、骨材用ホッパ３内に投入された、土砂
、破砕ガラス等からなる骨材を予熱する作用と、内筒５
内に火炎を通して、外筒１内に供給された、プラスチッ
ク、ポリエチレン等の樹脂系廃棄物を間接加熱して、こ
れを溶融させる作用を有する。

上記骨材送り手段４は、モータ１１とこれによって回転
するスクリューコンベア１２とからなっており、ホッパ
３内に投入された骨材は、スクリューコンベア１２によ
って、ホッパ３の排出口３Ａから連続的に外筒１の上流
端内に供給される。

上記内筒５は、その外面に、溶融混合物と骨材とを混合
し、且つ、この溶融混合物を外筒１の排出口１０側に移
送するための、スクリューコンベアからなる溶融混合物
送り手段１３を有し、外筒１の煙突５の直下位置に、加
熱炉２からの火炎を排気するための排気口５Ａを有する
。内筒５は、外筒１に取り付けられたローラ１４上に外
筒１と平行且つ回転自在に載置されている。内筒５の下
流端には、後述する駆動手段の回転伝達板と係合するア
ーム１５が突設されている。

上記塞ぎ板６は、リング状に形成され、外筒１の上流端
と内筒５の上流端との間の間隙を塞いで、加熱炉２から
の火炎が外筒１内に侵入するのを防止する作用を有する
。

上記駆動手段７は、外筒１の下流端に熱式へい板１６を
介して設けられており、モータ１７と、これによって回
転する、熱式へい板１６から外筒１内に突出する駆動軸
１８と、駆動軸１８の先端に放射状に固定された、内筒
５の下流端に突設されたアーム１５と係合して、駆動軸
１８の回転を内筒５に伝達するための回転伝達板１９と
からなっている・このように構成されている、この発明の、樹脂系廃棄物
の処理装置によって、樹脂系廃棄物は、次のようにしぞ
処理される。

加熱炉２によって予熱された、ホッパ３内の骨材は、骨
材送り手段４によって、ホッパ３の排出口３Ａから連続
的に外筒５の上流端内に供給される。

加熱炉２からの火炎は、塞ぎ板６０作用によって、内筒
５内のみを通過し、その排気口５Ａから排気される。こ
れによって、ホッパ８から外筒１内に供給された樹脂系
廃棄物は、加熱炉２からの火炎により直接加熱されず、
加熱された内筒５によって間接加熱される。従って、樹
脂系廃棄物は、燃焼せずに溶融状態で、内筒５の送り手
段によって、予熱された骨材と混合されて溶融混合物と
なり、排出口１０から外筒１の外に排出される。

溶融混合物は、骨材が混入しているので、内筒５に付着
することはない。排出口１０から排出された溶融混合物
は、型に流し込むことによってブロックに成形すること
も、あるいは、路面の補修材として使用することもでき
る。

外筒１および内筒５内の熱気は、これらがその下流端部
を上向きにして傾斜しているので、煙突９から円滑に大
気に放出される。

上記内筒５を回転させるための駆動手段７は、熱式へい
板１６によって熱的に遮へいされているので、熱によっ
て損傷する虞れはない。

「発明の効果」以上説明したように、この発明によれば、樹脂系廃棄物
を、有害ガスを発生させることなく溶融させることがで
き、しかも、溶融廃棄物と土砂等の骨材とを均−且つ連
続的に混合することができるといったきわめて有用な効
果がもたらされる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、この発明の、樹脂系廃棄物の処理装置の一実
施態様を示す部分断面図である。図面において。１・・・外筒、　　　　　　２・・・加熱炉、３・・・
骨材用ホッパ、　　４・・・骨材送り手段、５・・・内
筒、　　　　　　６・・・塞ぎ板、７・・・駆動手段、
　　　　８・・・廃棄物用ホッパ、９・・・煙突、　　
　　　１０・・・排出口、１１・・・モータ、　　　　
　１２・・・スクリューコンベア、１３・・・溶融混合
物用送　１４・・・ローラ、り手段、１５・・・アーム、　　　　１６・・・熱式へい板、１
７・・・モータ、１８・・・駆動軸。１９・・・回転伝達板。

Claims

【特許請求の範囲】１　上流端部の上部に樹脂系廃棄物用ホッパを有し、下
流端部の上部に煙突を有し、前記下流端部の下部に溶融
廃棄物と骨材とからなる溶融混合物の排出口を有する、
前記下流端部を上向きにして横倒しに固定された外筒と
、前記外筒の上流端に設けられた加熱炉と、前記加熱炉の上部に設けられた骨材用ホッパと、前記ホ
ッパ内に設けられた、前記加熱炉によって予熱された、
前記ホッパ内の骨材を、前記外筒の上流端内に連続的に
供給するための骨材送り手段と、前記外筒内に水平且つ中心軸線を中心として回転自在に
取り付けられた、外面に、溶融廃棄物と骨材とを混合し
、この溶融混合物を前記外筒の排出口側に連続的に移送
するための溶融混合物送り手段を有し、下流端部に前記
加熱炉からの火炎を排気するための排気口を有する内筒
と、前記外筒の上流端内に固定された、前記外筒と前記内筒
との間の間隙を塞ぐための塞ぎ板と、前記外筒の下流端
に設けられた、前記内筒をその中心軸線を中心として回
転させるための駆動手段とからなることを特徴とする、
樹脂系廃棄物の処理装置。