JPH0213705Y2 - - Google Patents

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JPH0213705Y2
JPH0213705Y2 JP1984019628U JP1962884U JPH0213705Y2 JP H0213705 Y2 JPH0213705 Y2 JP H0213705Y2 JP 1984019628 U JP1984019628 U JP 1984019628U JP 1962884 U JP1962884 U JP 1962884U JP H0213705 Y2 JPH0213705 Y2 JP H0213705Y2
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JP
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pump housing
suction pipe
pump
engine body
cooling water
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JP1984019628U
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  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はエンジンの冷却水ポンプに関する。
(従来の技術) 従来のエンジンの冷却水ポンプは、実開昭57−
145722号公報に示されているように、ポンプハウ
ジングの周辺に配設された複数個のボルトにより
エンジン本体に装着されていて、ラジエータから
の冷却水を吸入する吸入管がポンプハウジングと
一体に形成されている。この吸入管はポンプハウ
ジングの周縁よりも更に外方へ片持ち状に突出し
ている。
(考案が解決しようとする課題) 上述の如く、吸入管は片持ち状になつているた
め、エンジンの振動とともに振動し、その付け根
付近に亀裂が発生するという問題がある。
この対策として、吸入管が振動しないように吸
入管の側壁部分にボルトボスを設けてこれをエン
ジン本体に固定することが考えられるが、それに
は次のような問題がある。
すなわち、上記ボルトボスのエンジン本体への
取付面とポンプハウジングのエンジン本体への取
付面、つまりはシール面とは同一平面となるよう
に同時にフライス加工するのが通常であるが、そ
れができないという問題である。この点を詳述す
ると、一般に、冷却水ポンプの前面にはタイミン
グベルトが配設されているため、安全のためベル
トカバーが取り付けられている。一方、吸入管の
断面形状は、流路抵抗を減らすために、吸入管付
け根部から先端に行くにしたがつて、扁平状から
円形状に変化せしめられているが、この場合、吸
入管とタイミングベルトとの干渉を避けるために
且つベルトカバー取付面よりも前方へ吸入管が突
出しないように、後方(エンジン本体側)に膨ら
みながら円形になつていつている。つまり、吸入
管はポンプハウジングの上記シール面よりもエン
ジン本体側に突出しているものであり、従つて、
上記フライス加工ができないものである。
そこで、本考案は、かかる問題を生ずることな
く、ポンプハウジングとその吸入管とをエンジン
本体に確実に固定できるようにするものである。
(課題を解決するための手段) 本考案は、このような課題に対して、吸入管を
エンジン本体に固定するにあたり、そのためのボ
ルトボスの取付面をポンプハウジングのシール面
と同一平面にするのではなく、このシール面より
も後退させ、このボルトボスにおいて、ポンプハ
ウジングと吸入管とをエンジン本体に弾性的に装
着できるようにするものである。
すなわち、そのための具体的な手段は、 ラジエータからの冷却水を吸入する吸入管がポ
ンプハウジングよりエンジン本体に沿つてポンプ
ハウジング外方へ片持ち状に延設されていて、ポ
ンプハウジングの周辺に配設した複数個のボルト
ボスにボルトを適用してエンジン本体に装着され
るエンジンの冷却水ポンプにおいて、 上記複数個のボルトボスのうちの一部のボルト
ボスは前記吸入管のポンプハウジングへの付け根
からこの吸入管の先端側へ離れた位置にあつてこ
の吸入管の側壁に結合されているとともに、該一
部のボルトボスと前記ポンプハウジングとがリブ
により連結され、且つ前記一部のボルトボスのエ
ンジン本体への取付面はポンプハウジングと吸入
管とをエンジン本体に弾性的に装着できるようポ
ンプハウジングのシール面よりも後退しているこ
とを特徴とするものである。
(作用) 上記冷却水ポンプにおいては、吸入管のポンプ
ハウジングへの付け根からこの吸入管の先端側へ
離れた位置にあつてこの吸入管の側壁に結合され
ているボルトボスは、そのエンジン本体への取付
面がポンプハウジングのシール面よりも後退して
いるから、このシール面との同時フライス加工の
必要はないものである。そして、このようなボル
トボスをボルトによりエンジン本体に締め付ける
と、ポンプハウジングと吸入管とはエンジン本体
に弾性的に装着されることになるから、ポンプハ
ウジングとエンジン本体との間のシール性を確保
できるとともに、吸入管のエンジン振動に伴う不
規則な振動が防止されて、この吸入管の亀裂が防
止されるものである。
(考案の効果) 従つて、本考案によれば、ポンプハウジング用
の一部のボルトボスを吸入管の付け根から先端側
へ離れた位置に設けてこの吸入管の側壁に結合す
るとともに、ポンプハウジングにリブにより連結
し、この一部のボルトボスのエンジン本体への取
付面を、ポンプハウジングと吸入管とをエンジン
本体に弾性的に装着できるようポンプハウジング
のシール面よりも後退させたから、ポンプハウジ
ング後面の加工上の問題を生ずることなく、ポン
プハウジングのシール性を確保しながら、吸入管
の亀裂を防止することが可能になる。
(実施例) 以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明す
る。
第1図に示すエンジン本体1において、2はシ
リンダブロツク、3はオイルパン、4はシリンダ
ヘツド、5はシリンダヘツドカバーである。エン
ジン本体1の前面においては、クランクスプロケ
ツト6がタイミングベルト7を介してカムスプロ
ケツト8を駆動するようになつており、タイミン
グベルト7には緩み防止用のテンシヨンプーリ8
が設けられている。
上記シリンダブロツク2の前壁には、冷却水ポ
ンプ10が装着されており、この冷却水ポンプ1
0はクランクプーリ(図示省略)によりVベルト
(図示省略)及びポンププーリ11(第3図参照)
を介して駆動されるようになつている。また、エ
ンジン本体1及び冷却水ポンプ10には、ベルト
カバーを装着するための取付座12が環状に形成
されている。
冷却水ポンプ10は、第3図に示すように、一
端に上記ポンププーリ11が結合されたポンプ軸
13と、このポンプ軸13の他端に結合されたポ
ンプインペラ14と、ポンプ軸13の軸受15
と、ポンプハウジング16とを備えている。上記
ベルトカバー用の取付座12はポンプハウジング
16の周囲に壁17を介して連なつている。ポン
プハウジング16は冷却水の吸入及び吐出が行わ
れるポンプ室を構成するハウジング本体18と、
上記軸受15のための軸受ケース19とを備えて
いる。そして、このポンプハウジング16にラジ
エータからの冷却水を上記ポンプ室に吸入するた
めの吸入管20が一体に設けられている。
ハウジング本体18は椀型であつて、その開口
21の周縁部にインロー部22が設けられ、この
インロー部22の外側にポンプハウジング16の
エンジン本体1への取付面、つまりはシール面2
3が形成されている。
軸受ケース19は、ハウジング本体18の前面
中央より突出した円筒状のものであつて、その中
空孔24に上記軸受15が固定され、この軸受1
5をポンプ軸13が貫通している。
吸入管20は、ハウジング本体18における上
記軸受ケース19の傍ら位置からエンジン本体1
に沿つてポンプハウジング16の半径方向外方へ
片持ち状に延設されている。この吸入管20の先
端にフランジ25が形成されていて、このフラン
ジ25に冷却水管26が接続されている。吸入管
20の断面形状は、ポンプハウジング16への付
け根部35から先端部に行くにしたがつて扁平状
から円形状に変化している。この場合、上記断面
形状は、吸入管20とタイミングベルト7との干
渉を避けるために且つベルトカバー取付座12よ
りも前方へ吸入管20が突出しないように、エン
ジン本体側に膨らみながら円形になつていつてい
る。つまり、吸入管20はポンプハウジング16
の上記シール面23よりもエンジン本体1側に突
出した膨出部31を備えているものである。
上記ポンプハウジング16の周辺には複数個の
ボルトボス27A,27Bが配設されている。す
なわち、一部のボルトボス27A(本例の場合は
1個)は、吸入管20のポンプハウジング16へ
の付け根部35からこの吸入管20の先端側へ離
れた位置にあつてこの吸入管20の側壁36に結
合されている。残りのボルトボス27B(本例の
場合は3個)は、ハウジング本体18の回りにハ
ウジング本体18の中心を中心とする円周線上に
配設されている。また、上記一部のボルトボス2
7Aは軸受ケース19より半径方向に延びるリブ
29Aによりポンプハウジング16に連結され、
ボルトボス27Bと上記軸受ケース19とはリブ
29Bにより連結されている。
そうして、上記一部のボルトボス27Aのエン
ジン本体1への取付面は、ポンプハウジング16
と吸入管20とをエンジン本体1に弾性的に装着
できるよう、第4図に示す如くポンプハウジング
16のシール面23よりも段差Tだけ後退してい
る。また、他のボルトボス27Bのエンジン本体
1への取付面は上記シール面23と面一に形成さ
れている。
なお、第1図において、30A,30Bは上記
ボルトボス27A,27Bに適用してシリンダブ
ロツク2に螺合されたボルトであり、このボルト
30A,30Bにより冷却水ポンプ10はエンジ
ン本体1に装着されている。
上記構造において、吸入管20の膨出部31は
上記円周線28の外側にあり、従つて、上記ポン
プハウジング16のシール面23とボルトボス2
7Bの取付面とはフライス加工により一挙に削成
することができる。ボルトボス27Aの取付面は
当初より上記シール面23より後退しているから
削成する必要はない。
冷却水ポンプ10をエンジン本体1に装着する
には、シリンダブロツク2に穿設された給水孔3
2にポンプハウジング16のインロー部22を挿
入するとともに、シリンダブロツク2のポンプ取
付面33にシール面23及びボルトボス27Bの
取付面を当接し、ボルトボス27A,27Bにボ
ルト30A,30Bを適用してポンプハウジング
16をシリンダブロツク2に締め付ける。この場
合、ボルトボス27Aとポンプ取付面33との間
にTだけ隙間が生じているので、ボルト30Aの
締付力はリブ29Aを弾性変形せしめ、ポンプハ
ウジング16をシリンダブロツク2に弾性的に保
持するとともに、吸入管20をシリンダブロツク
2に弾性的に保持することになる。
なお、ラジエータからの冷却水は、ポンプイン
ペラ14により冷却水管26、吸入管20を経由
してハウジング本体18のポンプ室に吸入され、
シリンダブロツク2の冷却水通路3に送られる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は冷却水
ポンプが装着されたエンジンの正面図、第2図は
冷却水ポンプの正面図、第3図は第2図の−
線断面図、第4図は第2図の−線断面図、第
5図は冷却水ポンプの背面図である。 1……エンジン本体、10……冷却水ポンプ、
16……ポンプハウジング、20……吸入管、2
3……シール面、27A,27B……ボルトボ
ス、29A,29B……リブ、30A,30B…
…ボルト、T……段差。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 ラジエータからの冷却水を吸入する吸入管がポ
    ンプハウジングよりエンジン本体に沿つてポンプ
    ハウジング外方へ片持ち状に延設されていて、ポ
    ンプハウジングの周辺に配設した複数個のボルト
    ボスにボルトを適用してエンジン本体に装着され
    るエンジンの冷却水ポンプにおいて、 上記複数個のボルトボスのうちの一部のボルト
    ボスは前記吸入管のポンプハウジングへの付け根
    からこの吸入管の先端側へ離れた位置にあつてこ
    の吸入管の側壁に結合されているとともに、該一
    部のボルトボスと前記ポンプハウジングとがリブ
    により連結され、且つ前記一部のボルトボスのエ
    ンジン本体への取付面はポンプハウジングと吸入
    管とをエンジン本体に弾性的に装着できるようポ
    ンプハウジングのシール面よりも後退しているこ
    とを特徴とするエンジンの冷却水ポンプ。
JP1962884U 1984-02-13 1984-02-13 エンジンの冷却水ポンプ Granted JPS60131623U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1962884U JPS60131623U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 エンジンの冷却水ポンプ

Applications Claiming Priority (1)

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JP1962884U JPS60131623U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 エンジンの冷却水ポンプ

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Publication Number Publication Date
JPS60131623U JPS60131623U (ja) 1985-09-03
JPH0213705Y2 true JPH0213705Y2 (ja) 1990-04-16

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ID=30509376

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JP1962884U Granted JPS60131623U (ja) 1984-02-13 1984-02-13 エンジンの冷却水ポンプ

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7588117B2 (en) 2003-09-29 2009-09-15 Nissan Motor Co., Ltd. Structure and method for mounting drive motor

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333739B2 (ja) * 1975-05-16 1978-09-16

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5333739U (ja) * 1976-08-30 1978-03-24

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US7588117B2 (en) 2003-09-29 2009-09-15 Nissan Motor Co., Ltd. Structure and method for mounting drive motor

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JPS60131623U (ja) 1985-09-03

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