JPH02135252A - 硬化性フッ素樹脂塗料 - Google Patents

硬化性フッ素樹脂塗料

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JPH02135252A
JPH02135252A JP29060688A JP29060688A JPH02135252A JP H02135252 A JPH02135252 A JP H02135252A JP 29060688 A JP29060688 A JP 29060688A JP 29060688 A JP29060688 A JP 29060688A JP H02135252 A JPH02135252 A JP H02135252A
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JP
Japan
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fluororesin
vinyl monomer
group
paint
curable
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JP29060688A
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English (en)
Inventor
Toru Kitamura
透 北村
Koji Matsuo
弘司 松尾
Shizuko Kudo
工藤 志津子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
DIC Corp
Original Assignee
Dainippon Ink and Chemicals Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、゛硬化性フッ素樹脂塗料に関し、更に詳しく
は、塗料成分中圧熱可塑性アクリル樹脂を必須成分の一
つとして含有させることにより、色調再現性が良好で、
かつ、可撓性に優れた塗膜が得られる常乾硬化性又は熱
硬化性フッ素樹脂塗料に関する。
〔従来の技術〕
フッ素樹脂塗料は、屋外曝露に対する高い耐候性のみな
らず、卓越した耐汚染性、耐薬品性等の特徴により、従
来より建築用途に多く使用されてきた。最も一般的に用
いられてきたものは、フッ化ビニル甜脂、フッ化ビニリ
デン樹脂等のフルオロオレフィン系熱可塑性樹脂(以下
、熱可塑性フッ素樹脂という。)を主成分とする塗料で
ある。
しかしながら、この種の塗料には、塗装後に熱可塑性フ
ッ素樹脂の融点以上の温度での焼付を必要とするため、
建築用塗料として広汎に用いることができなかった。
これらの問題点を解決するために、特開昭57−341
07号公報、特開昭59−102962号公報、特開昭
62−174213号公報等には、フッ素樹脂に官能基
を導入した熱硬化性フッ素樹脂を含有する塗料が記載さ
れている。熱硬化性フッ素樹脂と適当な硬化剤とを組み
合わせた塗料を用いると、常温、又は、200℃迄の比
較的低い焼付温度条件で硬化塗膜を得ることが可能とな
シ、高温焼付工程が不可能であった被塗装物にも塗装を
施すことが可能になった。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、かかる熱硬化性フッ素樹脂は一般に顔料
の分散安定性において著しく劣り、顔料の種類によって
も分散安定性が異なり、それらが原因となって塗装条件
によシ色調が振れやすいという問題点があった。また架
橋硬化反応により造膜する熱硬化性フッ素樹脂は、熱可
塑性フッ素樹脂に比べ可撓性の面でも著しく劣るという
間■点があった。
本発明が解決しようとする課題は、耐候性、耐薬品性、
耐溶剤性を損わずに、塗装条件による色調の蚤れを防止
し、加えて熱可塑性フッ素樹脂塗料に匹敵しうる可撓性
を有する硬化性フッ素樹脂塗料を提供することにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明は、上記課題を解決するために、(1)水酸基を
有するフッ素樹脂 (2)硬化剤、及び (3)  熱可塑性アクリル樹脂 を含有する硬化性フッ素樹脂塗料(以下、本発明のフッ
素樹脂塗料という)を提供する。
本発明で使用する水酸基を有するフッ素樹脂は、例えば
、含フッ素ビニルモノマーと水酸基を有する共重合性ビ
ニルモノマーと他の共重合可能なビニルモノマーカラ成
ル重合性ビニルモノマーを、ラジカル重合開始剤を用い
て、塊状重合、溶液重合、乳化重合法等の公知重合方法
で重合させることによって製造することができる。
含フッ素ビニルモノマーとしては、例えば、フッ化ビニ
ル、フッ化ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラ
フルオロエチレン、ブロモトリフルオロエチレン、クロ
ロトリフルオロエチレン、ペンタフルオロプロピレン、
ヘキサフルオtsフロピレン、()4−)フルオロアル
キルトリフルオロビニルエーテル((flL、(]4−
)フルオロアルキル基の炭素原子数は、1〜18の整数
である。)等が挙げられる。
含フッ素ビニルモノマーの使用量は、重合性ビニルモノ
マーの10〜90重量鴫の範囲が好ましく、20〜85
重量賜の範囲が特圧好ましい。
水酸基を有する共重合性ビニルモノマーとしてハ、例え
ハ、ヒドロキシエチルビニルエーテル、ヒドロキシプロ
ピルビニルエーテル、ヒドロキシブチルビニルエーテル
の如キヒドロキシアルキルビニルエーテル;2−ヒドロ
キシエチル(メタ)アクリレート、2−ヒドロキシプロ
ビルアクリレートの如きヒドロキシアルキル(メタ)ア
クリレート等が挙げられる。
水酸基を有する共重合性ビニルモノマーの使用量は、水
酸基を有するフッ素樹脂の水酸基価が固形分換算で30
〜90 m9KOH/gの範囲となる童が好ましい。
他の共重合可能なビニルモノマーとしては、例えば、酢
酸ビニル、プロピオン酸ビニル、酪酸ビニル、ピパリン
酸ビニル、カプロン酸ビニル、カプリン酸ビニル、カプ
リル酸ビニル、パーサティック酸ビニル、ラウリル酸ビ
ニル、ステアリン酸ビニルの如き直鎖状又は分備状の脂
肪族カルボン酸のビニルエステル;シクロヘキサンカル
だン酸ビニルエステルの如き脂環式カルボン酸ビニルエ
ステル; 安息香酸ビニルエステル、p−t−ブチル安
息香酸ビニルエステル、サリチル酸ビニルエステルの如
き芳香族カルボン酸ビニルエステル;グリシジルビニル
エーテル、グリシジルメタアクリレートの如きエポキシ
基を有するビニルモノマ;アクリル酸、メタクリル酸、
マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコ
ン酸、フマル酸、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モ
ノブチル、フマル酸モノブチル、イターン酸モノブチル
、アジピン酸モノビニル、セバシン酸モノビニル等のカ
ルボキシル基を含有するビニルモノマ;ジメチルアミノ
エチルビニルエーテル、ジメチルアミノプロピルビニル
エーテル、N、N−ジメチルアミノプロピル(メタ)ア
クリルアミド、ジメチルアミノエチル(メタ)アクリレ
ートの如きアミノ基を含有するビニルモノマー;塩化ビ
ニル、塩化ビニリデンの如き、フッ素を除く含ノ・ロr
ンピニルモノマー;スチレン、α−メチルスチレン、ビ
ニルトルエンの如き芳香族ビニルモノマー;メチル(メ
タ)アクリレート、エチル(メタ)アクリレート、ブチ
ル(メタ)アクリレート、シクロヘキシル(メタ)アク
リレート、β−ヒドロキシエチル(メタ)アクリレート
の如き(メタ)アクリル酸エステル;(メタ)アクリロ
ニトリル、(メタ)アクリルアミド、N−メチロール(
メタ)アクリルアミド等が挙げられる。
水酸基を有するフッ素樹脂の数平均分子量は、1.00
0〜300,000の範囲が好ましく、s、ooo〜2
00.000の範囲が特に好ましい。
水酸基を有するフッ素樹脂の代表的な市販品としては、
例えば、大日本インキ化学工業■製の「フルオネートに
700J、「フルオネートに701J、旭硝子■製の[
ルミフロンLP’1OOJ 、  rki 70ンLF
200J、「ルミフロンLF400J、「ルミフロンL
F601.J、「ルミフロンLF700J等が挙げられ
る。
水酸基を有するフッ素樹脂の使用量は、本発明のフッ素
樹脂塗料の固形分の20〜70重量憾の範囲が好ましい
本発明で使用する硬化剤としては、例えば、アミノプラ
スト、ポリインシアネート、ブロックポリイソシアネー
ト、多塩基酸、多塩基酸無水物、ポリエポキシ化合物、
エポキシ基又はインシアネート基含有シランカッブリン
グ剤等を挙げることができる。
アミノプラストとしては、例えば、メラミン、尿素、ア
セトグアナミン、ベンゾグアナミン、スピログアナミン
等の如きアミノ基含有化合物と、ホルムアルデヒド、ア
セトアルデヒド、グリオキゾールの如きアルデヒP基含
有化合物とを公知慣用の方法で反応させて得られる縮合
物、又は、これらの縮合物とアルコールとを反応させて
得られるエーテル化物が挙げられる。特に、フッ素樹脂
との相溶性の観点から、メチルエーテル化メチロールメ
ラミンの使用が望ましい。
前記メチルエーテル化メチロールメラミンの代表的な市
販品としては、大日本インキ化学工業■製の「スー/I
P−ベッカミンL105」、三井東圧化学■製の「サイ
メル303」、「サイメル37o」、三和ケミカル■製
の「二カラツクMW24XJ等が挙げられる。
ポリインシアネートとしては、例えば、ヘキサメチレン
ジイソシアネート、トリメチルへキサメチレンジイソシ
アネートの如き脂肪族ジイソシアネート類:キシレンジ
イソシアネート、インホロンジイソシアネートの如き環
状脂肪族ジイソシアネート類;トリレンジイソシアネー
ト、4.4’−ジフェニルメタンジイソシアネートの如
き芳香族ジインシアネート類などの有機ジイソシアネー
ト、又はこれら有機ジイソシアネートと、多価アルコー
ル、低分子/ IJエステル樹脂又は水などとの付加物
、有機ジイソシアネート同士の重合体やインシアネート
・ビウレット体等が挙げられる。
前記ポリイソシアネートの代表的な市販品としては、例
えば、大日本インキ化学工業■製の「バーノックDN−
950J、[バーノックDN−981J、太田薬品工業
■製の[タケネー)D14ONJ 、rタケネートD1
70J、日本Iリウレタン工業■製の「コロネートHL
J、「コロネートgaJ等が挙げられる。
ブロックポリイソシアネートとしては、前記ポリイソシ
アネートを公知のブロック化剤と反応させて得られたも
のが挙げられる。
多塩基酸としては、例えば−分子中に2個以上のカルゲ
キシル基を有するアクリル樹脂もしくはポリエステル樹
脂、又は、ピロメリット酸、トリメリット酸等が挙げら
れる。
多塩基酸無水物としては、例えば、−分子中に2個以上
の酸無水基を有するアクリル樹脂、無水トリメリット酸
、無水ピロメリット酸等が挙げられる。
ポリエポキシ化合物としては、例えば、エチレングリコ
ール、グリセリン、ペンタエリスリトール、ソルビトー
ルの如き多価アルコールのポリグリシジルエーテル、−
分子中に2個以上のエポキシ基を有するアクリル樹脂等
が挙げられる。
硬化剤の使用量は、水酸基を有するフッ素樹脂の2〜5
oxxtsの範囲が好ましい。
硬化剤としてアミノプラスト、ポリイソシアネート又は
ブロックポリイソシアネートを用いる場合、本発明のフ
ッ素樹脂塗料に硬化触媒を配合することができる。
硬化剤がアミノプラストである場合の硬化ゑ媒としては
、例えば、p−トルエンスルホン酸、リン酸、リン酸の
モノアルキルエステル、リン酸のシアルキルエステル、
ジノニルナフタレンノスルホン酸、ドデシルベンゼンス
ルホン酸、又ハ、これらの化合物の有機アミンブロック
化物等が挙げられる。
硬化剤がポリイソシアネート又はブロックポリイソシア
ネートである場合の硬化触媒としては、例えば、ジプチ
ル錫ノアセテート、ジプチル錫ジオクテート、ジプチル
錫シラウリレート、トリエチルアミン、ジメチルアミノ
エタノール等が挙げられる。
本発明のフッ素樹脂溶料は、硬化剤として遊離のインシ
アネート基を有する化合物を使用する場合圧は常温硬化
性二液型塗料として、その他の場合には熱硬化性−深型
塗料として使用できる。
本発明で使用する熱可塑性アクリル樹脂としては、アク
リル酸エステル及び/又はメタアクリル酸エステルを主
成分として含有する重合性ビニルモノマーを通常の方法
によって共重合させて得られる重合体が使用できるが、
(1)アクリル酸の、及び/又はメタクリル酸の炭素原
子数2〜4のアルキルエステル及び(2)カルボキシル
基又は無水カルボキシル基を有する共重合性ビニルモノ
マーを含有する重合性ビニルモノマーを共重合させて得
られる共重合体が好ましい。
アクリル酸の、及びメタクリル酸の炭素原子数2〜4の
アルキルエステルとしては、例えばエチルアクリレート
、n−プロピルアクリレート、イソプロピルアクリレー
ト、n−ブチルアクリレート、イソブチルアクリレート
、t−ブチルアクリレート、エチルメタクリレート、n
−プロピルメタクリレート、イソプロピルメタクリレー
ト、を−ブチルアクリレートが挙げられる。
アクリル酸の、及びメタクリル酸の炭素原子数2〜4の
アルキルエステルの重合性ビニルモノマー中の含有量は
、10〜99.5重量傷の範囲が好ましい。10x量憾
よシ少ない場合には水酸基を有するフッ素樹脂との相溶
性が低下する傾向にあるので好ましくない。
カルボキシル基又は無水カルボキシル基を有する共重合
性ビニルモノマーとしては、例えば、アクリル酸、メタ
クリル酸、マレイン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、
無水イタコン酸、7−F#酸、マレイン酸モノエチル、
マレイン酸モノブチル、イタコン酸モノブチル、アジピ
ン酸モノビニル、セパシン酸モノビニル等が挙げられる
カルボキシル基又は無水カルボキシル基を有スる共重合
性ビニルモノマーの重合性ビニルモノマー中の含有量は
、熱可塑性アクリル樹脂固形分の酸価が1.0〜11.
0の範囲となる量が好ましい。
酸価が10より小さい場合、顔料の十分な分散効果が得
にくくなる傾向にあるので好ましくない。
酸価が11.0より大きい場合、耐アルカリ性の如き耐
薬品性が低下する傾向にあり、硬化剤を混合した場合に
、増粘、グル化を誘起し易くなる傾向にあるので好まし
くない。
熱可塑性アクリル樹脂を構成する重合性ビニルモノマー
として、(1)アクリル酸の、及びメタクリル酸の炭素
原子数2〜4のアルキルエステル、及ヒ(2)カルボキ
シル基又は無水カルざキシル基を有する共重合性ビニル
七ツマー以外の、水酸基を有するフッ素樹脂を製造する
際に用いた他の共重合可能なビニルモノマーも使用する
ことができる。
熱可塑性アクリル樹脂の数平均分子量は、 15,00
0〜300,000の範囲が好ましい。
本発明で使用する熱可塑性アクリル樹脂の代表的な市販
品としては、例えば、大日本インキ化学工業■製の「ア
クリディックA166J、三菱レーヨン■製の[ダイヤ
ナールBR−106J 、米国ロームアンドハース社製
の「パラロイドB66JJ)臂うロイドB67」、「ノ
臂うロイドF−10J等が挙げられる。
熱可塑性アクリル樹脂の使用量は、水酸基を有するフッ
素樹脂の5〜50重量係の範囲が好ましい。5重量憾よ
シ少ない場合、十分な顔料分散性や可撓性が得にくくな
る傾向にあシ、50重−isより多い場合、耐候性、耐
溶剤性、耐薬品性等が低下する傾向にあるので好ましく
ない。
本発明のフッ素樹脂塗料を得るためには、上記した熱可
塑性アクリル樹脂あるいは熱可塑性アクリル樹脂と水酸
基を有するフッ素樹脂の混合物に有機溶剤を加え、その
中に公知の無機系または有機系の顔料を先ず、ゲールミ
ル、サンドミル、ロールミル、ホモディスノや一等公知
慣用の方法で分散攪拌し、その後に必要に応じて、水酸
基を有するフッ素樹脂、溶剤、硬化剤、硬化促進触媒、
紫外線吸収剤、酸化防止剤、その他の各椎添加剤を加え
て攪拌すればよい。不揮発分濃度は、塗料組成物全量に
対し10〜80重量優が好ましく、20〜60重量優が
特に好ましい。
本発明のフッ素樹脂塗料は、スプレー塗装、刷毛塗り、
ローラー塗装、ロールコータ−等、公知慣用の方法によ
り基体上に塗膜を形成することができる。
本発明のフッ素樹脂塗料が対象とする基材としては、例
えば、鋼板、亜鉛鉄板、アルミニウム材の如き金属系素
材;発泡コンクリート板、石膏ざ一層の如き窯業系素材
: FRPの如きプラスチック系素材等が挙げられるが
、これらの素材面に有機塗膜等で被覆(プライマー塗装
)されたものも挙げられる。
本発明のフッ素樹脂塗料を塗装する前に、耐蝕性及び基
材との密着性等を補うために、先ず、基材にプライマー
塗料を塗装することが一般的になされている。プライマ
ー塗料の樹脂成分としては、例えば、アルキッド樹脂、
エポキシ樹脂、アクリル樹脂等が挙げられるが、基材と
の密着性の向上をはかシ、また、耐蝕性を改善するため
に、アルキッド樹脂としては、エポキシ変性アルキッド
樹脂、フェノール変性アルキッド樹脂、アクリル変性ア
ルキッド樹脂を用いることが好ましい。また、エポキシ
樹脂又はアクリル樹脂を用いる場合には、硬化剤と併用
することが好ましい。
プライマー塗料に用いるエポキシ樹脂の硬化剤としては
、例えば、アミノプラスト、ポリイソシアネート、ブロ
ックポリイソシアネート、ポリアミン等が挙げられる。
プライマー塗料に用いるアクリル樹脂の硬化剤としては
、例えば、アミノプラスト、ポリイソシアネート、ブロ
ックポリイノシアネート等が挙げられる。
プライマー塗料に用いる顔料成分としては、基材の種類
によ#)Aなるが、基材が鉄材又は亜鉛メツキ鋼板であ
る場合には、鈴丹、シアナミド鉛の如キ鉛系顔料ニクロ
ム酸亜鉛、クロム酸ストロンチウムの如きクロム酸塩系
顔料等の防錆顔料が好ましい。
プライマー塗料の組成は、上記樹脂10〜60重量鳴、
顔料0〜50重量係及び溶剤10〜40重量優の範囲が
好ましい。
プライマー塗料は刷毛、羊毛ローラー スプレロールコ
ータ−等で基材に塗布され、20℃〜200℃の温度で
40秒〜7日間硬化きせる。
乾燥塗膜厚は5〜80μmの範囲が適当である。尚、塗
膜性能の更なる向上をはかる念め、同種または異種のプ
ライマー塗料を重ね塗りすることも行なわれている。ま
た、とくに基材がアルミニウム材であり、その表面に総
クロム量で50m97m”以上のクロム酸処理が施され
ている場合に限シ、敢えてプライマー塗装を省くことも
できる。
本発明のフッ素樹脂塗料は、スプレー塗装、刷毛盪夛、
ローラー塗装、ロールコータ−等の公知慣用の方法によ
って、必要に応じてプライマー塗装を施された基体上に
塗膜を形成することができる。
乾燥後の塗膜厚は、lO〜200/7mの範囲が好まし
く、15〜150μmの範囲が特に好ましい。
〔実施例〕
次に本発明を実施例、比較例により一層具体的に説明し
その効果を明らかにするが本発明は、これらの例に何ら
限定されるものではない。尚、以降において部および憾
はすべて重量基準である。
合成例(熱可塑性アクリル樹脂の合成)攪拌装置、温度
計、還流冷却器、窒素ガス導入管を備えた四ツロフラス
コに、トルエン300部及び酢酸ブチル500部を仕込
み115℃に昇温し、第1表に掲げた各々のモノマー組
成の温合物に、トルエン200部、t−ブチル/4’−
オクトエ−)20部及びt−プチルハーヘンゾエート3
〜5部を更に加えた混合物を4時間かけて滴下した後、
115℃で約6〜16時間保持して、第1表に掲げる熱
可塑性アクリル樹脂溶液A〜1〜A〜4を各々得た。た
だし、81表中の数平均分子量はrル浸透りロマトグラ
フィー法によって測定した。
また、上記熱可塑性アクリル樹脂の他に、「ダイヤナー
ルBR106J  (三菱レイヨン■天熱可塑性アクリ
ル樹脂、数平均分子量的60.000酸価3.5)10
00部をトルエン500部酢酸グチル500部の混合溶
剤に溶解した樹脂溶液をA−5とした。
第  1  表 実施例1(本発明のフッ素樹脂塗料の調製1良、アクリ
ル樹脂溶液A−4l b、酸化チタン           IC,カーゲン
ブラック d、キシレン 0.0部 5.51 2.0# 9.01 e、「フルオネー)K700J       56.0
部(大日本インキ化学工業■製フッ素樹脂501溶液)
f、ジプチル錫ジラウレート0.051溶液 1.OI
g、シリコン系消泡剤         0.1#h、
[バーノックDNQ80.J        6.1(
大日本イy−d廿学工業■製ポリイソシアネート75憾
溶液)a = dをメールミルにて十分線内した後、1
〜gの混合物を攪拌しながら加え、更に塗装置前にhを
添加、攪拌することによって硬化性フッ素樹脂塗料を得
た。
実施例2(本発明のフッ素樹脂塗料の調製2)実施例1
において、アクリル樹脂溶液A−4をA−5とした以外
は、実施例1と同様にして硬化性フッ素樹脂塗料を得た
比較例1 実施例1において、アクリル樹脂溶液A−4をA−1と
した以外は、実施例1と同様にして硬化性フッ素樹脂塗
料を得た。
比較例2 実施例1において、アクリル樹脂溶液A−4をA−2と
した以外は、実施例1と同様にして硬化性フッ素樹脂塗
料を得た。
比較例3 実施例1において、アクリル樹脂溶液A−4をA−3と
した以外は、実施例1と同様にして硬化性フン素樹脂塗
料を得た。
比較例4 実施例1において、アクリル樹脂溶液A−1を33 s
 ’Jフルオネートに700Jを33部、[パーツマク
DN980Jを38部とした以外は実施例1と同様にし
て硬化性フッ素樹脂塗料を得た。
比較例5 実施例1においてアクリル樹脂溶液A−1を使用しない
で、「フルオネートに700J 56.0部を66.0
部とし、「バーノックDN980J6.4部を7.5部
とした以外は、実施例1と同様にして硬化性フッ素樹脂
塗料を得た。
これらの塗料を試験に供するための基材としてはアルミ
ニウム板(材質JIS Al100.厚さ2.0 m/
m )を用いた。
アルミニウム板を脱脂液(日本・ぐ−カライジング社製
「ファインクリーナー315j)に10分間浸漬した後
、乾燥した。次いで、脱脂し九アルミニウム板を化成処
理液(日本パーカライジング社製[デンrラン)713
J)に2分間浸漬した後、乾燥し念。化成処理を施した
アルミニウム板(全クロム量80η/m2)に、実施例
あるいは比較例で得た各常温硬化性フッ素樹脂塗料をエ
アスプレーにて乾燥膜厚30ミクロンとなるように塗装
し、室温(20℃)にて7日間乾燥させて試験用塗装板
を各々得た。
試験条件 (1)耐候性試験 上記試験用塗装板の塗膜に、ASTM (米国材料試験
協会)G23の試験規格に準拠した装置を用いて、促進
耐候試験を500時間行なった後、光沢保持率及び色差
を求めた。
(2)耐光性試験 上記試験用塗装板の塗膜に、東芝製殺葭ランデを用い、
15cIrLの剥離から紫外線を1,000時間照射し
た後、光沢保持率及び色差を求めた。
〔光沢保持率(GR)) JIS−に5400の試験規格に準拠して、60’鏡面
光沢度を促進耐候試験又は紫外線照射試験の前後で測定
し、試験前の値に対する試験後の値を百分率で表わした
ものである。
〔色差(ΔE)〕
JIS−28722の試験規格に準拠する光学条件によ
り、促進耐候試験又は紫外線照射試験の前後で測定し、
ハンターの色差式により、色差(ΔE)を求めた。
(3)耐溶剤性試験 上記試験用塗装板をキシレン中に室温で24時間浸漬し
た後、温風で乾燥させて得られた浸漬後の塗膜を浸漬前
の塗膜と比較した。
(4)耐アルカリ性試験 5 ’I NaOH水溶液を塗装面上に滴下した後、時
計皿で覆って24時間放置した。次いで塗装面を水洗し
、温風乾燥させて得られた塗膜の状態を試験前の塗膜と
比較した。
(5)耐屈曲性試験 塗装板に当該アルミニウム板を用いた以外は、JIS 
K5400に準拠して実施し、塗膜にわれ、はがれが見
られない最小径の心棒の径で結果を示した。
この数値が小さい程耐屈曲性に優れる。
(6)色調安定性試験 スプレー塗装で作成した塗装板とは別に、パーコーター
にて塗装した塗装板を作成し、同一塗料における両者の
色調の差を色差(ΔE)で表した。
この値が小さい程色調の安定性が良い。
上記試験方法(1)〜(6)に従って行なった試験結果
を第2表に示した。
/ 乙≦2 第2表だ示した試験結果から明らかなように、本発明の
フッ素樹脂塗料は、従来のフッ素樹脂塗料が特徴として
いた耐光性、耐候性、耐溶剤性。
耐薬品(耐アルカリ性)性等をそのまま保持し、尚且つ
耐屈曲性に代表される可撓性や色調の安定性を大幅に改
善していることが理解できる。
〔発明の効果〕
本発明のフッ素樹脂塗料は、耐光性、耐候性、耐溶剤性
、耐薬品性等を損なわずに、可撓性、色調の安定性に優
れた塗膜を形成することができる硬化性フッ°素樹脂塗
料である。従って、本発明のフッ素樹脂塗料を用いると
、色調の撮れかなく、加工性に優れ之塗膜を形成するこ
とができるので、′PCM用塗料等に有用である。
代理人 弁理士  高 橋 勝 利

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、(1)水酸基を有するフッ素樹脂、 (2)硬化剤及び (3)熱可塑性アクリル樹脂 を含有する硬化性フッ素樹脂塗料。 2、水酸基を有するフッ素樹脂が、含フッ素ビニルモノ
    マー、水酸基を有する共重合性ビニルモノマー及び他の
    共重合可能なビニルモノマーから成る重合性ビニルモノ
    マーを共重合させて得た共重合体である請求項1記載の
    硬化性フッ素樹脂塗料。 3、含フッ素ビニルモノマーが、フッ化ビニル、フッ化
    ビニリデン、トリフルオロエチレン、テトラフルオロエ
    チレン、ブロモトリフルオロエチレン、クロロトリフル
    オロエチレン、ペンタフルオロプロピレン、ヘキサフル
    オロプロピレン、及び(パー)フルオロアルキルフルオ
    ロビニルエーテル(但しパーフルオロアルキル基の炭素
    原子数は1〜18の整数である。)からなる群より選ば
    れる請求項3記載のフッ素樹脂塗料。 4、含フッ素ビニルモノマーの使用量が重合性ビニルモ
    ノマーの10〜90重量%の範囲にある請求項2又は3
    記載のフッ素樹脂塗料。 5、水酸基を有する共重合性ビニルモノマーがヒドロキ
    シアルキルビニルエーテル、ヒドロキシアルキルアクリ
    レート及びヒドロキシアルキルメタクリレートから成る
    群より選ばれる請求項2記載の硬化性フッ素樹脂塗料。 6、水酸基を有する共重合性ビニルモノマーの使用量が
    、水酸基を有するフッ素樹脂の水酸基価が固形物換算で
    30〜90mgKOH/gの範囲となる量である請求項
    2又は5記載の硬化性フッ素樹脂塗料。 7、水酸基を有するフッ素樹脂の数平均分子量が1,0
    00〜300,000の範囲にある請求項1記載の硬化
    性フッ素樹脂塗料。 8、水酸基を有するフッ素樹脂の使用量が塗料固形分の
    20〜70重量%の範囲にある請求項1記載の硬化性フ
    ッ素樹脂塗料。 9、硬化剤がアミノプラスト、ポリイソシアネート、ブ
    ロックポリイソシアネート、多塩基酸、多塩基酸無水物
    、ポリエポキシ化合物、エポキシ基又はイソシアネート
    基含有シランカップリング剤からなる群より選ばれる請
    求項1記載の硬化性フッ素樹脂塗料。 10、硬化剤の使用量が水酸基を有するフッ素樹脂の2
    〜50重量%の範囲にある請求項1記載の硬化性フッ素
    樹脂塗料。 11、熱可塑性アクリル樹脂が (1)アクリル酸の、及び/又はメタクリル酸の炭素原
    子数2〜4のアルキルエステル及び (2)カルボキシル基又は無水カルボキシル基を有する
    共重合性ビニルモノマー を含有する重合性ビニルモノマーを共重合させて得た共
    重合体である請求項1記載の硬化性フッ素樹脂塗料。 12、アクリル酸の、及びメタクリル酸の炭素原子数2
    〜4のアルキルエステルの使用量が重合性ビニルモノマ
    ーの10〜99.5重量%の範囲にある請求項11記載
    の硬化性フッ素樹脂塗料。 13、カルボキシル基又は無水カルボキシル基を有する
    共重合性ビニルモノマーが、(メタ)アクリル酸、マレ
    イン酸、無水マレイン酸、イタコン酸、無水イタコン酸
    、フマル酸、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノブ
    チル、イタコン酸モノブチル、アジピン酸モノビニル、
    セバシン酸モノビニルから成る群より選ばれる請求項1
    1記載の硬化性フッ素樹脂塗料。 14、カルボキシル基又は無水カルボキシル基を有する
    共重合性ビニルモノマーの使用量が、熱可塑性アクリル
    樹脂の固形分の酸価が1〜11の範囲となる量である請
    求項11又は13記載の硬化性フッ素樹脂塗料。 15、熱可塑性アクリル樹脂の数平均分子量が15,0
    00〜300,000の範囲にある請求項1記載の硬化
    性フッ素樹脂塗料。 16、熱可塑性アクリル樹脂の使用量が水酸基を有する
    フッ素樹脂の5〜50重量%の範囲にある請求項1記載
    の硬化性フッ素樹脂塗料。
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