JPH02133532A - 希土類元素を相互分離する方法 - Google Patents

希土類元素を相互分離する方法

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JPH02133532A
JPH02133532A JP28373388A JP28373388A JPH02133532A JP H02133532 A JPH02133532 A JP H02133532A JP 28373388 A JP28373388 A JP 28373388A JP 28373388 A JP28373388 A JP 28373388A JP H02133532 A JPH02133532 A JP H02133532A
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Yutaka Takada
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、イオン交換法により希土類元素を相互分離す
る方法に関するものであり、詳しくは、陽イオン交換体
と錯形成剤とを用いて希土類元素の混合物から高純度の
希土類元素を高回収率で得る方法に関するものである。
希土類元素とは、ランタニド族元素に、スカンジウム(
Sc)及びイツトリウム(Y)を加えた17元素の総称
である。現在、希土類元素は、蛍光体材料、レーザー材
料、永久磁石材料、セラミックス強度発現剤、触媒、磁
気記録材料、水素貯蔵合金材料等、幅広く使用され、今
後も大きな需要の伸びが期待されている有用な元素であ
る。これらの用途に対しては、より高純度の希土類元素
か要求されている。
[従来の技術及び発明が解決しようとする課題]希土類
元素の混合物から各希土類元素を分離オーi製するJj
 ?J:として、イオン交換法がある。該方法は、強酸
性陽イオン交換樹脂の充填層に、希土類元素の塩類の混
合溶液を通液し、強酸性陽1′オン交換樹脂床の上部に
希土類元素の吸容層を形成させ水洗し、次いで、錯形成
剤水溶液を流し、各希土類元素と錯形成剤及びイオン交
換樹脂との親和力の(争かな差を利用することによりク
ロマト分離を行い、高純度の希土類元素を得る方法であ
る。
該方l去に於て、純度、収率、生産速度等の向上、即ち
、経済性の向上が望まれ、次のような改良がなされてき
た。
(1)2種類以上の錯形成剤を組合せて、希土類元素を
相互分離する方法。
この方法では、2種類の錯形成剤同士の混合の恐れがあ
り、その場合、希土類元素の相互分離性は低下する。又
、分離が2段以上の工程になり、経済的に不利である。
(2)陽イオン交換樹脂の対イオンをCu (II)、
Fe (III)等の金属イオンにして希土類元素を相
互分離する方法。
この方法は、混合希土類元素溶液の組成、目的とする希
土類元素の種類により金属イオンの選択が必要であるこ
と、使用した金属イオンを回収、再使用する為の装置が
別に必要になることから、工業的には不利である。又、
使用した金属イオンが、分離した希土類元素中に不純物
として混入してくるという製品品質上の問題点もある。
(3)陽イオン交換樹脂に改良を加えて、希土類元素を
相互分離する方法。
この改良方法としては、例えば、特開昭5688826
号公報、特開昭57−35650号公報等のように、陽
イオン交換樹脂の空隙率、粒度分布等を特定の範囲に限
定し、より安定的に、高速で希土類元素を相互分離する
方法が挙げられる。
しかしながら、改良点は、イオン交換体の保持体構造で
あり、本質的な分離性能の向上には至っていない。
また、特開昭58−45341号公報で示されているよ
うに繊維状イオン交換体を使って高速分離する方法が挙
げられる。該方法は、繊維状である為、圧力損失が低く
、高速分離が可能である。
しかしながら、繊維状であることから充填密度が安定せ
ず、使用中に徐々に密度が高くなり、圧力損失が増加す
る。また、その密度は、場所により異なり、密度差が生
じ、その結果、分離時間、分離性等が変化する。この傾
向は、充填塔の径が大きくなるほど、塔高が高くなるほ
ど強くなる。従って、繊維状イオン交換体を用いる場合
、充填方法、充填塔の構造、分離操作の工夫が必要であ
り、装置、操作が複雑になる。
以上の様に、イオン交換法について様々な改良がなされ
ているが、未だ本質的な改良に至っておらず、現在、高
純度、高回収率、高速で希土類元素を相互分離する方法
が待伍されている。
[本発明の1°1的] 本発明は、イオン交換法による希土類元素の相互分離方
法について、前記問題点を解決出来る方法、即ち、錯形
成剤と陽イオン交換体を用いて、高純度の希土類元素を
高回収率で得ることが出来る希土類元素の相互分離方法
を提供することを1」的とする。
[課題を解決する手段] 本発明は、錯形成剤と陽イオン交換体を用いて希土類元
素を相互分離する方法に於て、該陽イオン交換体の諸物
性と希土類元素の分離性について鋭意検討を重ねた結果
、該陽イオン交換体のイオン交換基の種類と形状を限定
することにより、希土類元素の相互分離効率を飛躍的に
向上できることを見出し本発明を完成するに至った。
即ち、本発明は、錯形成剤と陽イオン交換体を用いて希
土類元素を相互分離する方法において、陽イオン交換体
として、スルホン酸基と弱酸性陽イオン交換基とを有す
る球状陽イオン交換体を用いることを特徴とする希土類
元素の相互分離方法である。
本発明によれば、高純度、即ち、純度3N(99,9%
)以上更には4N (99,99%)以上の希土類元素
を容易に得ることが出来、又、収率70%以上更には9
0%以上と高くでき、加えて高速分離も可能である。
即ち、本発明は、品質上、経済上清れた希土類元素の相
互分離方法である。
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明で用いる陽イオン交換体は、スルホン酸基と弱酸
性陽イオン交換基とを有する球状陽イオン交換体である
ことを必須とする。スルホン酸基のみでも、又弱酸性基
のみでも希土類元素相互分離効果は不十分である。又、
スルホン酸基のみからなるイオン交換体と弱酸性陽イオ
ン交換基のみからなるイオン交換体とを混合して用いた
場合、分離性向上に若干の効果は認められるものの、満
足できるものではない、即ち、陽イオン交換体−粒子内
にスルホン酸基とカルボン酸基とが共存していることが
必要である。ここでいう弱酸性陽イオン交換基とは、カ
ルボン酸基、リン酸基、フェノール基等が挙げられるが
、これらの単独もしくは共存でら良い。弱酸性陽イオン
交換基としては、特にカルボン酸基が好ましく、分離性
向上の効果か大きい0弱酸性陽イオン交換容量は総陽イ
オン交換容景の5〜90%が好ましく、更には10〜5
0%であることが特に好ましい1弱酸性陽イオン交換容
量か小さいと分離効果が小さく、大きいと生産効率が低
下する。
又、スルホン酸基と弱酸性陽イオン交11!!!基の総
量、即ち、総陽イオン交換容量は、大きいほど陽イオン
交IQ体の水への溶解度が増し、一部溶解することにな
る。従って、好ましい総陽イオン交換容量は、乾燥基準
で0.5〜10meq/gであり、更に好ましくは、1
〜5 m e q / gである。
本発明に用いる陽イオン交換体は球状である。
繊維状、不定型等の球状以外の陽イオン交換体は、スル
ホン酸基と弱酸性陽イオン交換基が共存していても本発
明の目的を達成できない、即ち、これらは充填塔に充填
する時、塔上部と下部、塔中各部と周辺部で充填密度差
を生じやすい、その結果、錯形成剤水溶液を通液してク
ロマl−分離する際、液の片流れ、液の線速度の不均一
を生じ、溶出希土類元素がテーリング、リーディング現
象を起こす、その結果、希土類元素を高純度で高回収率
で得ることか難しくなる。又、使用過程に於て、充填密
度か増加し、圧力損失が変動し、安定した相互外耳か難
しくなる。更に、充填塔上部の隙間が大きくなり、分離
性か低下する。陽イオン交換体が球状である本発明では
、このような問題はなく、充填状態は、使用初期、及び
使用過程に於て、安定しており、分離操作は、容易で且
つ安定である。
更には、高純度の希土類元素を高回収率で得ることが出
来、高速度で分^を操作できる。
球状について更に説明する。球状の尺度として通常、真
球度が用いられる。真球度とは、球状陽イオン交換体の
重心を通る最大径の最小径に対する比の値である0球状
陽イオン交換体の真球度は、90%以上か、2,0以下
が好ましい、真球度が、2.0を越える場合は、充填層
内の圧力損失が増大し、分離効率の低下につながる。
以下、球状陽イオン交換体の諸物性について更に説明す
る。球状陽イオン交換体の粒度分布よしては、全粒子の
80%以」二が平均粒径の0.5r合〜1.5倍である
のが好ましい、こうすることによって、安定な分離操作
を実施でき、分離性及び高速分離性が向、トする。
また、球状陽イオン交換体の平均粒径は、20〜300
 )t mか好ましい、平均粒径が小さすぎると、カラ
ム内の圧力損失か大きくなり、高速分M操fヤか難しく
なり、大きすぎると2、粒子内拡散速度が低下し、分離
効率が低下する。
真球度の測定は、光学顕微鏡等により行なうことが出来
る。
又、平均粒径及び粒度分布の測定は、一般に知られてい
る方法、例えば光学頭黴鏡法、篩い分は法、電気伝導度
変位測定型粒度分布測定法等て行なうことが出来る。
本発明に用いる球状陽イオン交換体は、次の4種類であ
ることか好ましい。
第1に、ゲル型保持体粒子にスルホン酸基と弱酸性陽イ
オン交IQ基を導入した陽イオン交換体。
例えば、アンバーライト120B(オルカッ社製)、ダ
イヤイオン5KIB(三菱化成社製)等にカルボン酸基
を導入したもの。
第2に、ビーズ型保持体粒子にスルフ)′:ン酸基と弱
酸性陽イオン交換基を導入した陽イオン交換体。
この種の陽イオン交換体は、カラスビーズのような平滑
な芯の表面に薄く架橋高分子層を被覆、又は、化学結合
さぜなもので、表面の架橋高分子層にスルホン酸基と弱
酸性陽イオン交換基を導入したもの。例えば、ベリキュ
ラーカヂオン(パリアン社製)、ヤナコP E I−7
CX(柳本社豐)等にカルボン酸基を導入したもの。
第3に、表面多孔性保持体粒子にスルホン酸基と弱酸性
陽イオン交換基とを導入した陽イオン交操体、この種の
陽イオン交換体は、ガラスピーズのような平滑な芯の表
面にシリカゲル、アルミナ。
ケイ酸アルミナ等の多孔性の無vl物を層厚に付着させ
、この多孔性の無機物層に吸着1反応、グラフト重合等
でスルポン酸基と弱酸性陽イオン交換基とを直接導入し
たもの、スルホン酸基と弱酸性陽イオン交換基とを含む
ポリマーを被覆したもの。
市販品であるジバックス SCX (デュポン社製)等
に弱酸性陽イオン交換基を導入したものでも良い。
第4に、全多孔性保持体粒子にスルホン酸基と弱酸性陽
イオン交換基を導入した陽イオン交換体。
その保持体粒子の基材は、有機質のものでも、無機質の
ものでも良く、無機質の基材としては、シリカゲル、ア
ルミナ、多孔性カラス、多孔性カーボン、ゼオライト等
が挙げられる。有機質の基材としては、ビニル基を有す
る単量体から重合体、もしくは単量体と架橋単量体の共
重合体等が挙げられる。
単量体としては、スチレン、メチルスチレン。
エチルスチレン、クロルスチレン、ビニルスチレン等の
スチレン誘導体;アクリル酸;メタクリル酸;アクリル
酸メチル、アクリル酸エチル等のアクリル酸エステル;
メタクリル酸メチル、メタクリル酸シクロヘキシル、メ
タクリル酸グリシジル等のメタクリル酸エステル;マレ
イン酸ジエチル。
フマル酸ジエチル;アクリロニトリル誘導体等がある。
架橋単量体としては、ジビニルベンゼン、ジビニルトル
エン、ジビニルスルホン、エチレングリコールメタクリ
レート、トリエチレンジアミンメタクリレート、フタル
酸ジアリル等がある。
共重合体の製造時には、細孔径を調製する為希釈剤が用
いられ、トルエン等が使用される。
共重合体の製造方法としては、懸濁重合が好ましく、油
溶性の単量体を使用する場合は、O/W型の懸濁を実施
し、水溶性の単量体を使用する場合は、W2O型の懸濁
を実施する。この時、撹拌速度、温度等の条件で粒径等
をコントロールすることができる。
スルホン酸基と弱酸性陽イオン交換基の導入方法として
は、一般に知られている方法がもちいられる0例えば、
ジャーナル オブ アプライドポリマー サイエンス(
Journal  ofApplied  Polym
er  5cience) 旦 13−22  (19
84)に記載されているような、スチレンとジビニルベ
ンゼンとアクリロニトリルから成る共重合体である全多
孔性保持体粒子をクロルスルホン酸で処理しスルホン酸
基とカルボン酸基を同時に導入する方法がある。
又、アクリル酸エルテルやメタクリル酸エステル等を基
材とした共重合体である全多孔性強酸性陽イオン交換樹
脂を酸又はアルカリ性水溶液で処理し、エステルを加水
分解することによりカルボン酸を導入する方法らある。
更には、スルホン酸基を有する陽イオン交換体を次亜塩
素酸、又は、その塩等の酸化剤で処理してカルボン酸基
を導入することも出来る。この場合、保持体粒子自体を
一部破壊することになるので、導入量に留意する必要が
有る。
本発明において、イオン交換速度の速いビーズ型保持体
粒子6表面多孔性保持体粒子、全多孔性保持体粒子から
作られたイオン交換体か好ましく、保持体粒子の基材か
有機質のものである全多孔性陽イオン交換樹脂が特に好
ましい、全多孔性陽イオン交@樹脂は、導入できる陽イ
オン交換容址が大きく、体積空孔率のコントロールも容
易にできる。全多孔性陽イオン交換樹脂の体積空孔率は
、40%〜80%が好ましい0体積空孔率は、小さずぎ
ると樹脂粒子的拡散速度が遅くなり分離効率が低下する
。一方、体積空孔率が、大きすぎると樹脂中に導入でき
る陽イオン交換容量が小さくなり使用する樹脂量が多く
なる。
次に、スルホン酸基と弱酸性陽イオン交換基とを有する
球状陽イオン交換体と錯形成剤を用い”ζ希土類元素を
イオン交換クロッ1〜分離する方法について述べる。
イオン交換クロマト分離を行なう際、カラムに充填した
陽イオン交換体の対イオンは、H” 、 NH4、Cu
 (n)イオン、 Fe (II)イオン。
Fe (I[[)イオン、Zn(II)イオン、希土類
元素(I[[)イオン、 Pb (II)イオン、 P
d (II)イオン、 Ni (II)イオン、Na(
I)イオン。
K(Ilイオン等が挙けられるが、金属イオンを使用し
た場合、溶出してくる希土類元素中へ混入する恐れか有
り5又、使用した薬剤の再使用の為に、これらの金属イ
オンを回収しなければならず、操作が?!雑になってく
る。この為、H+イオン。
NH,″′イオン、Na (I>イオン、 K (I)
イオンか好ましく、H+イオン、NH,+イオンが特に
好ましい。
陽イオン交換体の対イオンはカラムへ錯形成剤を通液す
る方向から実質的に11“型とした場合か好ましい、 
ここでいう実質的とは、H+が吸着された部分(以下、
H″吸着層と呼ぶ)の対イオンに対するH+の比率が8
0%以上であることを示めし、これは吸着等混線図、破
過曲線から容易に判る。また、H+以外の対イオンを以
下Mイオンと呼ぶ、即ち、陽イオン交換体に錯形成剤水
溶液を通液する方向から、H+吸着層、Mイオン吸着層
の順に積層状に存在させなカラムに調製する。
その調製方法としては特に限定されないが、例えば、−
例として以下の方法が挙げられる。まず、陽イオン交換
体を充填したカラムを用意し、Mイオンを含む水溶液を
通液し、Mイオンを吸着させ水洗する0次いで、カラム
上部より酸を通液することにより、1」“を吸着させ、
陽イオン交換体の対イオンを、錯形成剤水溶液を通液す
る方向から実質的にH+どなるように調製されなカラム
、即ち、H+吸@層、H+以外のMイオン吸着層の順に
積層状に存在させたカラムを作成することが出来る。こ
の積層状態は、H”、Mイオンの吸着等1品線図、破過
曲線を求めることにより用意に知ることが出来る6次に
、該カラムにあらかじめ、混合希土類元素を吸着させた
カラムを連結して、混合希土類元素を吸着させたカラム
の先端から錯形成剤を通液し、希土類元素の相互分離を
行なう。
他の方法として、陽イオン交換体を充填したカラムにM
イオンを含む水溶液を通液し、Mイオンを吸着させ水洗
する0次いで、カラム上部よりPH調製した混合品土類
元素の水溶液を通液し、錯形成剤水溶液を通液する方向
から混合希土類元素吸着層、1(”吸着層、H’″以外
Mイオン吸着層のnI″iに積I―状に存在させたカラ
ムを作成する。次いで、カラムの先端から錯形成剤を通
液し、希土類元素の相互分離を行なう。
H+の吸着層は、以下の式で表されるH’比率て′6′
!≦〜80%当量が好ましい。
H”   比 率 =([H”   ]X100)/(
[H”   ]十[N丁イオン]) [H”]:イオン交換体操体+量(g当量)〔Mイオン
〕:イオン交IQ体中Mイオン4!(g当量) このうち、イオン交換体中H′量及びイオン交換体中M
イオン量は、強酸性陽イオン交ti基に吸着されれた1
11、及びMイオンを指す、また、イオン交換体中1(
“址には、Mイオン吸着層中のH゛は含まれない、H1
比率がこれより低いと希土類元素の相互分M性は著しく
悪化し、高純度希土類元素を得ることが出来ない。また
、H+比率がこれよりも高いと高純度の希土類元素が得
られろものの、その回収率は低下する。
本発明に使用される混合希土類元素の水溶液は、特に限
定しないか、例えば、ゼノタイム、モナザイト、バスト
ネサイト等の鉱石を鉱酸や苛性ソーダ等のアルカリで分
解忍解して得られる水溶液、またはこれら水/8液から
抽出法、晶析法等により粗精製して得られる希土類元素
の酸化物、水酸化物等を鉱酸で忍解した水溶液等が挙げ
られる。該水溶液は、pH0,5〜4.0が好ましく、
更には、1.0〜3.0か好ましい、PHが低すぎると
希土類元素の吸着率が低下する。逆に高ずき゛ると希土
類元素の水酸化物か析出する。
又、希土類元素イオンは、全対イオンに対して5〜50
当量%用いることが好ましい、これよりも少ないと、工
業的規模で行なう場合、膨大な樹脂か必要になり、又、
得られる溶出液中の希土類元素濃度が非常に低くなる。
又、これよりも多いと、充分な分離が行なわれない、よ
り好ましくは、10〜40当量%である。
混合希土類元素吸着帯の先端から通液する鋸形成剤には
、エチレンジアミン四酢酸(EDTA)。
N−ヒドロキシエチルエチレンジアミン三酢酸(HED
TA)、1.2−ジアミノシクロヘキサン五酢a (D
CPA)、ジエチレントリアミン五酢酸(DTPA)、
ニトリロ三酢酸(NTA)。
イミノニ酢酸(IMPA>等のアミノポリ酢酸類りエン
酸、乳酸、グリコール酸、リンゴ酸、酒石酸等のオキシ
カルボン酸類等が好ましく、アミノポリ酢酸類が特に好
ましく、希土類元素の相互後分離性が向上する。
錯形成剤水溶液の濃度は、溶離時の温度に於てカラム内
で析出しない範囲であれば、特に制限はないが、低すぎ
ると生産効率が悪くなる。又、錯形成剤水溶液のρ■(
は、4〜10が好ましく、このpH1li整剤には、ア
ンモニア水が好ましい。
本発明を実施する際、温度が低いと、錯形成剤水溶液中
の鋸形成剤か析出する恐れが有り、高いと、陽イオン交
換体が劣化し、鋸形成剤の安定性が低下する恐れが有り
、更には、高圧操作を必要とするので、20〜120℃
で展開溶離することが好ましい、更に好ましくは、30
〜80°Cである。
又、本発明に於て陽イオン交換体の再生、H+の吸着量
調製、溶液のpH調製の為の酸としては塩酸、硫酸等の
鉱酸、またアルカリとしては水酸化ナトリウム、アンモ
ニア水等を使用することが出来る。
[発明の効果] 以上の説明から明らかなように、希土類元素を相互分離
する方法に於て、陽イオン交換体として、スルホン酸基
と弱酸性陽イオン交換基とを有する球状陽イオン交換体
を用いることによる効果を以下列記する。
(1)より高純度、即ち3N以上更には4N以上の希土
類元素を容易に得ることが出来る6(2)高純度希土類
元素の回収率は、70%以上更には90%以上と高く出
来る。
(3)高速分離が出来、生産効率を高めることが出来る
(4)簡単な操作で希土類元素を相互分離できる。
(5)常に安定した状態で希土類元素を相互分離でき、
運転管理及び品質管理が容易である。
以下、実施例及び比較例を示すが、本発明はこれらの方
法に限定されるものでない。
実施例1゜ 単量体としてグリシジルメタクリレート、架橋単蔗体と
してエチレングリコールメタクリレート、希釈剤として
トルエンを用いて懸濁重合を行ない、全多孔性保持体粒
子を製造した6次に、この全多孔性保持体粒子を70°
C17時間で亜硫酸ナトリウム水溶液で処理しスルホン
酸基を導入な、その後、70°C5−昼夜、IN水酸化
ナトリウム水溶液で処理しカルボン酸基を導入した。得
られた全多孔性陽イオン交換樹脂は洗浄し、乾燥し、分
級した。その結果、平均粒径は50μ■1.95%以上
の粒子が25〜75μmであった。又、真球度は、95
%以上が2.0以下であり、体積空孔率は51%、総陽
イオン交換容量は、3.0meq/g、中性塩分解容量
は、2.1meq/gであった。この全多孔性陽イオン
交換樹脂を内径15φ、長さ300 m rnのフィル
ター付ガラス性充填塔に充填した後、充填塔上部よりI
 N−HClを通液し、水洗し、IN−NH2OIを通
液し、水洗し、スルホン酸基の対イオンをNH4+型と
した。
次に、Sm、Nd、Prを各々8mmol/1含む混合
希土類元素水/B液(pH1,54)111m1を充填
塔上部から通液し、水洗し希土類元素吸着帯を形成した
。その後、0.25W/V%EDTA、pH8,5水溶
液を充填塔上部より05 m I / rn i n 
、の速度で通液した。充填塔温度は、60°Cで行なっ
た。
充填塔から流出してくる流出液をフラクションに分画し
、ICP発光分析装置にて、希土類元素を分析した結果
、純度3N (99,9%)以上の希土類元素の回収率
は、Smで92%、Ndで91%、Prで93%であっ
た。
実施例2゜ mi体としてグリシジルメタクリレート、架橋Llkと
してエチレングリコールメタクリレ−1・、を用いてゲ
ル型保持体粒子を製造した。このゲル型保持体粒子を7
0℃、7時間で亜硫酸ナトリウム水7容液で処理しスル
ホン酸基を導入し、その後、70℃、−昼夜、IN水酸
化ナトリウム水溶液で処理しカルボン酸基を導入した。
得られたゲル型陽イオン交tlnh)1脂は洗浄し、乾
燥し、分級しな。
その結果、平均粒径は50μm、95%以上の粒子か2
5〜75μmであった。又、真球度は、95°g以上か
2.0以下であり、比隣イオン交換容量は、3.2me
q/g、中性塩分解容量容址は、2.3+neq/gで
あった。このゲル型陽イオン交換樹脂を内径15φ、長
さ300 m mのフィルター付カラス性充填塔に充填
した後、充填塔上部より、IN−MCIを通液し、水洗
し、IN−NH,CIを通清し、水洗し、スルホン酸基
の対イオンをNH4+型とした。
次に、Sm、Nd、Prを各々8mmol/1含む混合
希土類元素水溶液(pH1,54>117m1を充填塔
上部から通液し、水洗し、希土類元素吸着帯を形成した
。その後、実施例1と同様の操作を行った。その結果、
純度3N以上の希土類元素の回収率はSmで45%、N
dで25%4Prで40%であった。
比較例1゜ 単量体としてグリシジルメタクリレート、架橋単量体と
してエチレングリコールメタクリレ−1〜、希釈剤とし
て1〜ルエンを用いて懸濁重合を行ない、全多孔性保持
体粒子を製造した。次に、この全多孔性保持体粒子を7
0 ’C17時間で亜硫酸ナトリウム水溶液で処理しス
ルポン酸基を導入した。得ちれた全多孔性陽イオン交換
樹脂は洗浄し、乾燥し、分級した。その結果、平均粒径
は50μm、95%以上の粒子が25〜75μmであっ
た。又、真球度は、95%以上が2.0以下であり、体
積空孔率は49%、比隣イオン交換容置は、2.1me
q/gであった。この全多孔性陽イオン交換樹脂を内径
15φ、長さ300mmめフィルター付ガラス訃充jj
5塔に充填した後、実施例1と同様な操作を行なった結
果、純度3N(99,9%)以上の希土類元素の回収率
は、S mで8091;、Ndで71 %、 P rで
82L:′iであった。
比較例2 中tr水としてクリシシ” /レメタクリレー1・、架
橋中ν体とじて工・1−レンゲリコールメタクリレ−1
へ、と用いてゲル型保持体粒子を製造した。次いで、こ
のゲル型保持体粒子を70°C17時間で亜硫酸すトリ
ウノ\水溶液で処理しスルホン酸基を導入し、得られた
ゲルを陽イオン交換樹脂は洗浄し、乾燥し、分級した。
その結果、平均粒径は50μm、95?6以−Fの粒子
か25〜75ノ、Z 】I+であった。又、真球度は、
952も以上か2.0以下であり、比隣イオン交換容量
は、2.3meq/gであった。
このゲル型陽イオン交換(51脂を内径15φ、長さ3
00 m mのフィルター付カラス性充填塔に充填した
後、実施例2と同様の操作を行なった結果、純度3N以
上の希土類元素の回収率はSmて3,196、Ndで8
?≦、Prで33%であった。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 錯形成剤と陽イオン交換体を用いて希土類元素を相互分
    離する方法において、陽イオン交換体として、スルホン
    酸基と弱酸性陽イオン交換基とを有する球状陽イオン交
    換体を用いることを特徴とする希土類元素の相互分離方
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