JPH02132795A - 放電灯点灯回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の目的〕 （産業上の利用分野） 本発明は、自助式インバータ回路を有するたとえば螢光
灯などの放電灯点灯回路に関する。

（従来の技術） 従来のこの種の放電灯点灯回路としては、たとえば第２
図に示す回路が知られている。

第２図において、１は商用交流電源で、この商用交流電
源１には、商用交流を整流・平滑する直流化回路２の入
力端子が接続され、この直流化回路２の出力端子１０が
自励式インバータ回路３に接続されている。この自励式
インバータ回路３は、直流化回路２の正出力端子からコ
ンデンサ４およびＮＰＮ型トランジスタのコレクタ・エ
ミッタを介して直流化回路２の負出力端子に接続されて
いる。またトランジスタ５のベースには、直流化回路２
の正出力端子に接続されたバイアス抵抗６が接続されて
いる。前記コンデンサ４には昇圧用のトランス７の一次
巻線８が接続され、このトランス７は、前Ｂ己一次巻線
８の他に、胃圧巻線９を有している。また、帰還用のト
ランス１０は、帰還巻線１１および限流用巻線１２を有
している。そして、帰還巻線１１は一端が結合コンデン
サ１３を介してトランジスタ５のベースに接続されると
ともに、他端は直流化回路２の負出力端子に接続されて
いる。

さらに、昇圧巻線９の一端に限流用巻線１２の一端が接
続され、昇圧巻線９の他端および限流用巻線１２の他端
は、たとえば螢光灯からなる放電灯１６のフィラメント
１７．　１８の一端にそれぞれ接続され、フィラメント
１７．　１８の他端は始動用コンデンサ１９にそれぞれ
接続されている。

そうして、商用交流電源１からの商用交流を直流化回路
２で整流・平滑し、直流とする。この直流は、コンデン
サ４に充電され、このコンデンサ４および一次巻線８等
にて発振され、トランジスタ５のコレクタに正電圧が印
加され、たとえばバイアス抵抗６を介してトランジスタ
５にベース電流を供給されることによりトランジスタ５
がオンされる。このように、コンデンサ４および一次巻
線８等の発振に従ってトランジスタ５がオン・オフを繰
り返すことにより、昇圧巻ｗＡ９に交流電圧が誘起され
る。このとき、トランジスタ５の周期、ベース電流はト
ランス１０の限流用巻線１２側からの帰還石、すなわち
帰還巻線１１に誘起される電圧に従って設定される。そ
して、放電灯１６を点灯する。

（発明が解決しようとする課題） しかしながら、第２図に示す上記従来の放電灯回路は、
入力変動、温度等の環境変動および使用部品の変動等に
より出力の変動をきたす。また、放電灯の点灯が困難な
０℃程度の低温時を基準として始動電圧を保証するため
、５０℃〜６０℃の高温時には、各素子等の発熱が大き
くなるとともに自励式インバータ回路３の出力が変化し
て、放電灯１６の明るさが変化し、耐久性、信頼性およ
び安定性に欠けるという問題を有している。

本発明は上記問題点に鑑みなされたもので、耐久性、信
頼性および安定性のある放電灯点灯回路を提供すること
を目的とする。

〔発明の構成〕

（課題を解決するための手段） 本発明の放電灯点灯回路は、斤還巻線の出力にてスイッ
ヂング素子を制御する自励式インバータ回路に、前記帰
還巻線の電圧に従って前記スイッチング素子を制御する
制御回路を備えたものである。

（作用） 本発明は、帰還巻線の出力でスイッチング素子を制御し
て自励式インバータ回路の出力を制御する。また、制御
回路は、帰還巻線の電圧に従つて前記スイッチング素子
によって制御される出力を制御する。

（実施例） 以下、本発明の放電灯点灯回路の一実施例を第１図を参
照して説明する。なお、第１図に示す従来例の放電灯点
灯回路と対応する部分には同一符号を付し、説明は省略
する。

第１図に示す放電灯点灯回路は、第２図に示１放電灯点
灯回路に制御回路２１を接続したものである。この制御
回路２１はトランジスタ５のベース、抵抗６およびコン
デンサ１３の接続点に分流用のダイオード２２のアノー
ドが接続され、このダイオード２２のカソードは温度制
御用のトランジスタ２３のコレクタに接続され、このト
ランジスタ２３のベース抵抗２４を介して直流化回路２
の負出力端子に接続され、また、このトランジスタ２３
のベースとエミッタとの間に抵抗２５が接続されている
。さらに、トランジスタ２３のエミツタと直流化回路２
の負出力端子の間にはコンデンサ２６が接続され、エミ
ツタと帰還巻線１０およびコンデンサ１３の接続点との
問にはダイオード２７が接続されている。

次に上記実施例の動作について説明する。棋本的な動作
は、第２図に示す放電灯点灯回路と同様である。制御回
路２１は帰還巻線１０の電圧に従ってトランジスタ５の
ベース電流を変化させ自励式インバータ回路３の出力を
制御する。

まず、帰還巻線１１に誘起された電圧を帰還量に応じて
分流用のダイオード２２を介してトランジスタ２３に分
流する。自励式インバータ回路３の出力が小さいたとえ
ば低温、入力電圧減少等の使用環境下では、帰還巻ＩＩ
１１の電圧が低下し、トランジスタ２３のエミッタ・コ
レクタ間のインピーダンスが上昇する。これにより、ト
ランジスタ２３にバイパスされるベース電流は減少し、
トランジスタ５のベース電流は増加して、トランジスタ
５の出力の増加により、自励式インバータ回路３の出力
が上昇する。

反対に、自励式インバータ回路の出力が大きいたとえば
高温、入力電圧増加等の使用環境下では、帰還巻線１１
の電圧が上昇し、トランジスタ２３のエミッタ・コレク
タ間のインピーダンスが低下する。これにより、トラン
ジスタ２３にバイパスされるベース電流は減少し、トラ
ンジスタ５の出力減少により、自励式インバータ回路３
の出力が低下する。

上記実施例によれば、自励式インバータ回路３の出力が
大きい帰還巻線１１の電圧上昇時には制御回路２１でト
ランジスタ５を制御して自助式インバータ回路３の出力
を低下させるとともに、自助式インバータ回路３の出力
が小さい帰還巻線１１の電圧低下時には、制御回路でト
ランジスタ５を制御して自励式インバータ回路３の出力
を増加させるので、自励式インバータ回路３の出力が安
定し、素子の発熱等を防止でき、さらに、放電灯１６の
明るさが安定する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、制御回路が帰還巻線の電圧に従ってス
イッチング素子を制御し、自助式インバータ回路の出力
を一定に保つので、放電灯の明るさも一定となり耐久性
、信頼性および安定性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の放電灯点灯回路の一実施例を示づ回路
図、第２図は従来例を示す回路図である。 ３・・自励式インバータ回路、５・・スイッチング素子
としてのトランジスタ、１１・・帰還巻線、２１・・制
御回路。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）帰還巻線の出力にてスイッチング素子を制御する
   自励式インバータ回路に、前記帰還巻線の電圧に従って
   前記スイッチング素子を制御する制御回路を備えたこと
   を特徴とする放電灯点灯回路。