JPH02123652A - 後方散乱電子を利用して試料を分析する装置及び方法 - Google Patents
後方散乱電子を利用して試料を分析する装置及び方法Info
- Publication number
- JPH02123652A JPH02123652A JP1235846A JP23584689A JPH02123652A JP H02123652 A JPH02123652 A JP H02123652A JP 1235846 A JP1235846 A JP 1235846A JP 23584689 A JP23584689 A JP 23584689A JP H02123652 A JPH02123652 A JP H02123652A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sample
- electron
- energy
- detector
- electrons
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
- 238000000034 method Methods 0.000 title claims description 9
- 238000010894 electron beam technology Methods 0.000 claims abstract description 18
- 238000004458 analytical method Methods 0.000 claims 1
- 230000005684 electric field Effects 0.000 abstract description 20
- 239000000523 sample Substances 0.000 description 44
- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 12
- 238000007689 inspection Methods 0.000 description 11
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 4
- 238000000386 microscopy Methods 0.000 description 4
- 238000004626 scanning electron microscopy Methods 0.000 description 4
- 230000004075 alteration Effects 0.000 description 3
- 238000007796 conventional method Methods 0.000 description 3
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 3
- 230000000979 retarding effect Effects 0.000 description 3
- 238000012360 testing method Methods 0.000 description 3
- RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N Copper Chemical compound [Cu] RYGMFSIKBFXOCR-UHFFFAOYSA-N 0.000 description 2
- 230000008094 contradictory effect Effects 0.000 description 2
- 229910052802 copper Inorganic materials 0.000 description 2
- 239000010949 copper Substances 0.000 description 2
- 239000013078 crystal Substances 0.000 description 2
- 230000007423 decrease Effects 0.000 description 2
- 230000007547 defect Effects 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 2
- 238000001459 lithography Methods 0.000 description 2
- 230000003287 optical effect Effects 0.000 description 2
- 238000012545 processing Methods 0.000 description 2
- 125000003821 2-(trimethylsilyl)ethoxymethyl group Chemical group [H]C([H])([H])[Si](C([H])([H])[H])(C([H])([H])[H])C([H])([H])C(OC([H])([H])[*])([H])[H] 0.000 description 1
- 239000004642 Polyimide Substances 0.000 description 1
- 150000004645 aluminates Chemical class 0.000 description 1
- 230000008901 benefit Effects 0.000 description 1
- 239000000919 ceramic Substances 0.000 description 1
- 238000013480 data collection Methods 0.000 description 1
- 230000006866 deterioration Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 238000005194 fractionation Methods 0.000 description 1
- 230000007849 functional defect Effects 0.000 description 1
- 230000036039 immunity Effects 0.000 description 1
- 230000006872 improvement Effects 0.000 description 1
- 239000011810 insulating material Substances 0.000 description 1
- 238000000344 low-energy electron-beam lithography Methods 0.000 description 1
- 239000002184 metal Substances 0.000 description 1
- 229910052751 metal Inorganic materials 0.000 description 1
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 1
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 1
- 238000012544 monitoring process Methods 0.000 description 1
- 238000012536 packaging technology Methods 0.000 description 1
- 239000002245 particle Substances 0.000 description 1
- 229920001721 polyimide Polymers 0.000 description 1
- 229920000642 polymer Polymers 0.000 description 1
- 239000000843 powder Substances 0.000 description 1
- 230000009467 reduction Effects 0.000 description 1
- 239000004065 semiconductor Substances 0.000 description 1
- 230000001360 synchronised effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01J—ELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
- H01J37/00—Discharge tubes with provision for introducing objects or material to be exposed to the discharge, e.g. for the purpose of examination or processing thereof
- H01J37/26—Electron or ion microscopes; Electron or ion diffraction tubes
- H01J37/266—Measurement of magnetic- or electric fields in the object; Lorentzmicroscopy
-
- G—PHYSICS
- G01—MEASURING; TESTING
- G01R—MEASURING ELECTRIC VARIABLES; MEASURING MAGNETIC VARIABLES
- G01R31/00—Arrangements for testing electric properties; Arrangements for locating electric faults; Arrangements for electrical testing characterised by what is being tested not provided for elsewhere
- G01R31/28—Testing of electronic circuits, e.g. by signal tracer
- G01R31/302—Contactless testing
- G01R31/305—Contactless testing using electron beams
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Physics & Mathematics (AREA)
- General Physics & Mathematics (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Analytical Chemistry (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
Δ、産業上の利用分野
本発明は、基板と電子部品の高速検査に関し、特に電圧
を抑えたまま形状や構造に関する情報をオンラインで与
える電子ビーム検査法の実施に関するものである。
を抑えたまま形状や構造に関する情報をオンラインで与
える電子ビーム検査法の実施に関するものである。
B、従来技術
パッケージ技術とりわけVLS I技術は複雑化し1寸
法が集積回路素子に近づいている機能要素の接続点が増
えている。絶縁性のパッケージ基板や回路素子の高速検
査を行なうSEX検査装置はこれまで低電圧を用いてき
た。小ビーム電流、小信号、試料電荷に対する耐性の低
さといった欠点は、試料の形状や構造に関する情報と対
比されるものである(ヤマザキ他“中間引出を用いた低
電圧による走査電子顕微鏡の電子銃の輝度の改良”fl
mprovement in scanning
electron mxcroscopegun
brightness at low kV
using anintermediate ex
tractionl、走査型電子顕微鏡、1984.1
.23−281.高機能な基板上の欠陥パターンを検査
する場合、走査電子ビームには、高解像度や深い被写界
深度など電子光学的に望ましい特徴がある。さらに、電
子ビーム糸は。
法が集積回路素子に近づいている機能要素の接続点が増
えている。絶縁性のパッケージ基板や回路素子の高速検
査を行なうSEX検査装置はこれまで低電圧を用いてき
た。小ビーム電流、小信号、試料電荷に対する耐性の低
さといった欠点は、試料の形状や構造に関する情報と対
比されるものである(ヤマザキ他“中間引出を用いた低
電圧による走査電子顕微鏡の電子銃の輝度の改良”fl
mprovement in scanning
electron mxcroscopegun
brightness at low kV
using anintermediate ex
tractionl、走査型電子顕微鏡、1984.1
.23−281.高機能な基板上の欠陥パターンを検査
する場合、走査電子ビームには、高解像度や深い被写界
深度など電子光学的に望ましい特徴がある。さらに、電
子ビーム糸は。
ビームのアドレサビリティ (ビームの位置指定能力)
やコラムの自動監視、自動制御など電子的な特徴も備え
る。電子ビーム応用システムの特性は、パッケージ基板
の高速検査に欠かせないものである。このような特性を
まとめれば次のようになる。
やコラムの自動監視、自動制御など電子的な特徴も備え
る。電子ビーム応用システムの特性は、パッケージ基板
の高速検査に欠かせないものである。このような特性を
まとめれば次のようになる。
(1)低ビーム電圧、セラミックであれポリマであれ基
板表面の不要な電荷を避けるには、入射ビームの電圧は
1kV以下にする必要がある。
板表面の不要な電荷を避けるには、入射ビームの電圧は
1kV以下にする必要がある。
(2)大ビーム電流、電子検出時の信号対ノイズ比を太
き(したりデータ収集速度を速くするには1人材ビーム
電流はパッケージが耐えられる程度に太き(する必要が
ある。
き(したりデータ収集速度を速くするには1人材ビーム
電流はパッケージが耐えられる程度に太き(する必要が
ある。
(3)反射電子の収集、高エネルギーの後方散乱電子か
ら得られる信号は、2次電子よりも基板電荷による影響
が大幅に少ない。
ら得られる信号は、2次電子よりも基板電荷による影響
が大幅に少ない。
(4)適当な解像度、パッケージ基板で問題となる機能
上の欠陥の大きさは約lum以上であるため、0.1な
いしIgmの範囲の電子スポットの大きさが適当と考え
られる。
上の欠陥の大きさは約lum以上であるため、0.1な
いしIgmの範囲の電子スポットの大きさが適当と考え
られる。
このように一般化した基準は5要約して述べることもで
きるが、これらは現実には達成されていない項目である
。たとえば、大ビーム電流と低ビーム電圧は明らかに対
立する基準である。上記のヤマザキの試験結果を第5図
に示した1Lischke他の“集積回路の動的電子ビ
ーム検査用の電子光学系+(Electron−opt
ical instrumentat、ion for
dynamic E−beam testing of
integratedcircuits) 、 Pr
o、 of Mierocircuit Eng、、1
983.465−483+、第5図に示すとおり、ビー
ム電圧が約1kVのとき、直−径lumのスポットに使
用できるビーム電流は、ビーム電圧が10kVで使用で
きるビーム電流の約002@である。さらに、低ビーム
電圧と検出器の高効率という要件は、高速の検出系の場
合は矛盾する条件である。後方散乱電子を高速収集する
場合、シンチレータ光のバイブ光電子増倍管を用いた検
出器(scinLillator−1ight pip
e−photomultiplierrlefecLo
r)では、帯域幅が最大となる。ただし、オートラタ他
の“単結晶アルミン酸塩−一走査電子顕微鏡および電子
光学デバイスの透明スクリーン用新世代シンチレータ”
(Single crysLataluminate
s−−A new generation of
seintitl、ators for scanni
ng electronmicroscope and
t、ransparent 5creens 1ne
lectron optical devicesl
(走査型電子顕微鏡、1983.2.489−500
)に述べられているとおり、検出器からの光出力はビー
ム電圧が下がると急激に低下する。オートラタは、単結
晶とP47微粉のシンチレータの出力信号は11子ビー
ム電流を一定にした場−合(3,lX10−”A)、加
速電圧の関数として表せることを示した。
きるが、これらは現実には達成されていない項目である
。たとえば、大ビーム電流と低ビーム電圧は明らかに対
立する基準である。上記のヤマザキの試験結果を第5図
に示した1Lischke他の“集積回路の動的電子ビ
ーム検査用の電子光学系+(Electron−opt
ical instrumentat、ion for
dynamic E−beam testing of
integratedcircuits) 、 Pr
o、 of Mierocircuit Eng、、1
983.465−483+、第5図に示すとおり、ビー
ム電圧が約1kVのとき、直−径lumのスポットに使
用できるビーム電流は、ビーム電圧が10kVで使用で
きるビーム電流の約002@である。さらに、低ビーム
電圧と検出器の高効率という要件は、高速の検出系の場
合は矛盾する条件である。後方散乱電子を高速収集する
場合、シンチレータ光のバイブ光電子増倍管を用いた検
出器(scinLillator−1ight pip
e−photomultiplierrlefecLo
r)では、帯域幅が最大となる。ただし、オートラタ他
の“単結晶アルミン酸塩−一走査電子顕微鏡および電子
光学デバイスの透明スクリーン用新世代シンチレータ”
(Single crysLataluminate
s−−A new generation of
seintitl、ators for scanni
ng electronmicroscope and
t、ransparent 5creens 1ne
lectron optical devicesl
(走査型電子顕微鏡、1983.2.489−500
)に述べられているとおり、検出器からの光出力はビー
ム電圧が下がると急激に低下する。オートラタは、単結
晶とP47微粉のシンチレータの出力信号は11子ビー
ム電流を一定にした場−合(3,lX10−”A)、加
速電圧の関数として表せることを示した。
電子ビームを用いた検査装置の状態を示す文献は次のと
おりである。
おりである。
米国特許第3736422号4電界によって試料表面か
ら2次電子を放出させて2次電子の敢q=tを検出する
。
ら2次電子を放出させて2次電子の敢q=tを検出する
。
米国特許第4551625号、試料から2次゛電子を放
出させ、試料を加速電界、減速電界に置く装置を示す。
出させ、試料を加速電界、減速電界に置く装置を示す。
米国特許第4588891号、走査電子顕微鏡を対象と
する。
する。
米国特許第4647782号、帯電粒子ビーム装置に関
する(厳密な関係はない)、ある特定のパターンを露光
するため受は側の電子ビームの断面積が変えられる。
する(厳密な関係はない)、ある特定のパターンを露光
するため受は側の電子ビームの断面積が変えられる。
特開昭(Japanese Published Pa
tentApplication ) 53−6565
2号、ビームの中心部以外はすべて遮る環状ビーム検出
器に関する。
tentApplication ) 53−6565
2号、ビームの中心部以外はすべて遮る環状ビーム検出
器に関する。
米国特許第1085037号、これも励起ビームのまわ
りに位置づけられるセンサを用いて後方散乱電子を検出
する方法を採用している。
りに位置づけられるセンサを用いて後方散乱電子を検出
する方法を採用している。
本発明は、従来技術に欠点があるとして、減速電界にお
いて収集する全く新しい装置を対象としている。
いて収集する全く新しい装置を対象としている。
C9開示の概要
本発明により、絶縁性のパッケージ基鈑や回路素子の高
速検査を行なう装置は、SEM装置の減速電界を用いて
、基板の電荷が最小となる第2クロスオーバ点の入射ビ
ームのエネルギーを減少させる。これにより、パッケー
ジ基板表面から放出された2次電子からの後方散乱電子
が選択的に分離される1本発明を適用する装置の電子ビ
ームは、m子ビームのコラムネータによって方向づけら
れる。コラムネータによって円柱状になったビームは、
開口を持ったバイアス(偏向)板を通過する。この後ビ
ームは開口を持った検出器を通過する。T1子ビームの
円柱(コラム)は電気的に接地される。ビームは検出器
・を通過した後、バイアスが検出器とバイアス仮に対し
て負の状態に保たれた試料に向けられる。したがって試
料は負の高電位で浮遊した状態で、ビームの入射エネル
ギーが低減される。
速検査を行なう装置は、SEM装置の減速電界を用いて
、基板の電荷が最小となる第2クロスオーバ点の入射ビ
ームのエネルギーを減少させる。これにより、パッケー
ジ基板表面から放出された2次電子からの後方散乱電子
が選択的に分離される1本発明を適用する装置の電子ビ
ームは、m子ビームのコラムネータによって方向づけら
れる。コラムネータによって円柱状になったビームは、
開口を持ったバイアス(偏向)板を通過する。この後ビ
ームは開口を持った検出器を通過する。T1子ビームの
円柱(コラム)は電気的に接地される。ビームは検出器
・を通過した後、バイアスが検出器とバイアス仮に対し
て負の状態に保たれた試料に向けられる。したがって試
料は負の高電位で浮遊した状態で、ビームの入射エネル
ギーが低減される。
負のバイアスは、入射ビームが第2クロスオーバ・エネ
ルギーでターゲットを打ち、検出器側で2次電子ではな
く後方散乱電子が収集されるように決定される。電荷が
最小の表面からの後j:1敗乱電子をこのように選択的
に検出することで、試料表面の画像はより鮮明になる。
ルギーでターゲットを打ち、検出器側で2次電子ではな
く後方散乱電子が収集されるように決定される。電荷が
最小の表面からの後j:1敗乱電子をこのように選択的
に検出することで、試料表面の画像はより鮮明になる。
2次クロスオーバ・エネルギーの入射ビームによって得
られる後方散乱電子だけで形成される画像の鮮明度は、
従来法では全く予想されておらず明らかにされていない
。
られる後方散乱電子だけで形成される画像の鮮明度は、
従来法では全く予想されておらず明らかにされていない
。
本発明により、後方散乱電子の環状検出器は、装置の中
央部で最終レンズの下に置かれる。この検出器には半導
体またはシンチレータ型の素子のいずれかを使用できる
。1次ビームのエネルギーは5ないし30keVの範囲
すなわち入射する電子ビームが最終レンズ側から゛検出
器の入り口である開口を通過する前のエネルギーである
。電子のコラムの中の検出器は電子源より5ないし30
keV高い電位に保たれる。試料にはかなり大きな負の
電圧が印加される。代表的な試料は、ビームの有効入射
エネルギーがこの試料に電荷を与えないレベルの絶縁材
料を挙げることができる。すなわち、試料の2次クロス
オーバ電位であり、この絶縁試料の電子放射係数は全体
で実質的に1に等しい。
央部で最終レンズの下に置かれる。この検出器には半導
体またはシンチレータ型の素子のいずれかを使用できる
。1次ビームのエネルギーは5ないし30keVの範囲
すなわち入射する電子ビームが最終レンズ側から゛検出
器の入り口である開口を通過する前のエネルギーである
。電子のコラムの中の検出器は電子源より5ないし30
keV高い電位に保たれる。試料にはかなり大きな負の
電圧が印加される。代表的な試料は、ビームの有効入射
エネルギーがこの試料に電荷を与えないレベルの絶縁材
料を挙げることができる。すなわち、試料の2次クロス
オーバ電位であり、この絶縁試料の電子放射係数は全体
で実質的に1に等しい。
本発明により、検出器の構成すなわち中心孔と外径を、
試料の作動距離とともに適宜決定することで、試料表面
の電荷に反応する低エネルギーの2次電子は、検出器の
中心孔に集中しこれを通過する。横速度成分が2次電子
よりかなり大きい後方散乱電子が収集される。その結果
この構成では、不要な2次電子を簡単に効果的に分離す
る方法が得られ、後方散乱電子の収集効率も向上する。
試料の作動距離とともに適宜決定することで、試料表面
の電荷に反応する低エネルギーの2次電子は、検出器の
中心孔に集中しこれを通過する。横速度成分が2次電子
よりかなり大きい後方散乱電子が収集される。その結果
この構成では、不要な2次電子を簡単に効果的に分離す
る方法が得られ、後方散乱電子の収集効率も向上する。
高エネルギーの後方散乱電子が基板表面の電荷によって
受ける影響は2次電子よりかなり小さいため、検出器か
ら得られる′出力信号も試料表面の電荷による影響を受
けにくくなる。
受ける影響は2次電子よりかなり小さいため、検出器か
ら得られる′出力信号も試料表面の電荷による影響を受
けにくくなる。
さらに、本発明で用いる環状噴出器は様々のセグメント
に分割することができる。すなわち放射状(半径方向)
または対角線の方向に分割して複数のセグメントができ
る。この方法により1反射電子の各セグメントからの信
号を適宜処理して画像情報を取り出すことができる。こ
れにより、マルチ(複数)セグメントとした検出器を減
速電界の中で組み合わせれば、ビームの有効入射エネル
ギーが低(でも(たとえばl 0OOeVより低くとも
)、検出器の利得を高めて各セグメントの後方散乱電子
信号を得ることができる。
に分割することができる。すなわち放射状(半径方向)
または対角線の方向に分割して複数のセグメントができ
る。この方法により1反射電子の各セグメントからの信
号を適宜処理して画像情報を取り出すことができる。こ
れにより、マルチ(複数)セグメントとした検出器を減
速電界の中で組み合わせれば、ビームの有効入射エネル
ギーが低(でも(たとえばl 0OOeVより低くとも
)、検出器の利得を高めて各セグメントの後方散乱電子
信号を得ることができる。
一実施例として、環状検出器を2つに分けることができ
る。この2つのセグメントからの信号を加減算すること
により、形状と構成の像がオンラインで得られる。低エ
ネルギーの入射エネルギーによって形状と構成に関する
情報を同時に取得するというこの装置特有の能力は、基
板や回路素子上の様々な欠陥を確認する方法として従来
技術では達成できない大きな効果な有するものである。
る。この2つのセグメントからの信号を加減算すること
により、形状と構成の像がオンラインで得られる。低エ
ネルギーの入射エネルギーによって形状と構成に関する
情報を同時に取得するというこの装置特有の能力は、基
板や回路素子上の様々な欠陥を確認する方法として従来
技術では達成できない大きな効果な有するものである。
本発明の特徴は、最初に電子ビームを発生させて円柱状
にし、試料からの後方散乱電子を利用して試料を分析す
る方法にある0円柱状ビームはこの後、試料表面に向け
られる。試料表面から放出される2次電子は後方散乱電
子から分離され、後方散乱電子が検出される。
にし、試料からの後方散乱電子を利用して試料を分析す
る方法にある0円柱状ビームはこの後、試料表面に向け
られる。試料表面から放出される2次電子は後方散乱電
子から分離され、後方散乱電子が検出される。
D、実施例
第1図は、減速電界によって低エネルギーの入射電子を
発生させる本発明の基本原理を示す、試料IOは負の高
電位(−Vs)に保たれ、最終段のレンズ・アセンブリ
12.14からなる電子ビーム柱は接地される。したが
ってビームの有効入射エネルギーは大幅に低下する。試
料IOは最終レンズ14から距離Ziの位置に置かれる
。1次ビーム・エネルギーと作動距離が同じ従来の装置
と比べると、減速電界を用いることで色収差、球面収差
の係数はかなり低くなる。(ビーセの“低電圧走査電子
顕微鏡法”lLow voltagescanning
electron m1croscopyl 、第9
回電子0イオン・レーザ・ビーム技術′に関するシンポ
ジウムの記録、1976.176−187、ヤウ“低エ
ネルギー集束電子ビームの発生と応用−fGenera
tion and applications of
finelyfocused low enen
enenencLron beansl、 1983
年スタンフォード大学学位論文、38ページ)。
発生させる本発明の基本原理を示す、試料IOは負の高
電位(−Vs)に保たれ、最終段のレンズ・アセンブリ
12.14からなる電子ビーム柱は接地される。したが
ってビームの有効入射エネルギーは大幅に低下する。試
料IOは最終レンズ14から距離Ziの位置に置かれる
。1次ビーム・エネルギーと作動距離が同じ従来の装置
と比べると、減速電界を用いることで色収差、球面収差
の係数はかなり低くなる。(ビーセの“低電圧走査電子
顕微鏡法”lLow voltagescanning
electron m1croscopyl 、第9
回電子0イオン・レーザ・ビーム技術′に関するシンポ
ジウムの記録、1976.176−187、ヤウ“低エ
ネルギー集束電子ビームの発生と応用−fGenera
tion and applications of
finelyfocused low enen
enenencLron beansl、 1983
年スタンフォード大学学位論文、38ページ)。
さらに、ビーム柱の大部分を高エネルギーで移動する電
子は、普通の低電圧SEMと比べると外部の電磁波によ
る影響を受けにくい。
子は、普通の低電圧SEMと比べると外部の電磁波によ
る影響を受けにくい。
減速電界を用いたこれまでの用途はほとんどが低電圧電
子ビーム・リソグラフィ(上記ヤウの文献)による低エ
ネルギーの2次電子(バデンの゛減速電界走査電子顕微
鏡法” (Re t、a r d i n g t i
e l dscanning electron m
1croscopy) 、 J、 o fPhysf
cs E、1968.1073−1080)を用いた
表面電界および磁界の画像化か。
子ビーム・リソグラフィ(上記ヤウの文献)による低エ
ネルギーの2次電子(バデンの゛減速電界走査電子顕微
鏡法” (Re t、a r d i n g t i
e l dscanning electron m
1croscopy) 、 J、 o fPhysf
cs E、1968.1073−1080)を用いた
表面電界および磁界の画像化か。
または1次反射電子すなわち走査電子反射顕微鏡法にお
けるもの(ウイツザニイ他の“走査電子反射顕微鏡法+
lscanning electron mirror
microscopy) 、走査、1981.4.53
−61)のいずれかに焦点をあててき′た0本発明は複
数の検出器を用いることでこれら従来法とは区別される
ものである。検出器の構成を考慮し、後方散乱電子検出
器を減速電界に適切に位置づけることによって、パッケ
ージ基鈑の高速検査という要件を満足することができる
。
けるもの(ウイツザニイ他の“走査電子反射顕微鏡法+
lscanning electron mirror
microscopy) 、走査、1981.4.53
−61)のいずれかに焦点をあててき′た0本発明は複
数の検出器を用いることでこれら従来法とは区別される
ものである。検出器の構成を考慮し、後方散乱電子検出
器を減速電界に適切に位置づけることによって、パッケ
ージ基鈑の高速検査という要件を満足することができる
。
第1図に示すとおり、減速電界では試料側の放出電子は
検出器16の方向へ加速される。第1図で、1次ビーム
、低エネルギーの2次電子、および後方散乱電子はそれ
ぞれの名称を記した。加速電圧は比較的高いため、低エ
ネルギーの2次電子は集束度か高く、検出されない、つ
まり図示のとおり、このような低エネルギー2次電子は
反射して集束し、最終段レンズ12.14に入射される
。逆に高エネルギーの後方散乱電子は横速度成分が2次
電子よりかなり大きく、検出器16によって収集される
。第2図は、低エネルギー2次電子と1kV後方散乱電
子について検出器平面の入射角と試料表面の放射角の対
応を示したものである。この図は、減速電界における2
次電子と反射電子が、試料と検出器間の゛電位差を40
00ボルトに保ったときにどう集束するかを示している
。
検出器16の方向へ加速される。第1図で、1次ビーム
、低エネルギーの2次電子、および後方散乱電子はそれ
ぞれの名称を記した。加速電圧は比較的高いため、低エ
ネルギーの2次電子は集束度か高く、検出されない、つ
まり図示のとおり、このような低エネルギー2次電子は
反射して集束し、最終段レンズ12.14に入射される
。逆に高エネルギーの後方散乱電子は横速度成分が2次
電子よりかなり大きく、検出器16によって収集される
。第2図は、低エネルギー2次電子と1kV後方散乱電
子について検出器平面の入射角と試料表面の放射角の対
応を示したものである。この図は、減速電界における2
次電子と反射電子が、試料と検出器間の゛電位差を40
00ボルトに保ったときにどう集束するかを示している
。
この実施例で後方散乱電子の検出器は環状である。中心
孔の直径20は、横速度が遅い反射電子が多く収集され
るようできるだけ小さくする。必要があるゆなだし1次
電子が第1図の下向きの矢印の方向に通過でき、上向き
の矢印で示した2次電子を収集しない程度の大きさは必
要である。環状検出器16の外径は、金属板の場合には
検出器のキャパシタンスが最小となるようできる限り小
さくする必要がある。シンチレータの場合、小径であれ
ば光の収集効率は最大になる。ただし検出器16の外径
は試料から大きい角度で放出される後方散乱電子を収集
する程度の大きさにする必要がある。第1図の収集動作
は、検出器のほぼ環状の中間点で行なわれているが、後
方散乱電子が試料から様々な角度で放出されることは理
解されよう。
孔の直径20は、横速度が遅い反射電子が多く収集され
るようできるだけ小さくする。必要があるゆなだし1次
電子が第1図の下向きの矢印の方向に通過でき、上向き
の矢印で示した2次電子を収集しない程度の大きさは必
要である。環状検出器16の外径は、金属板の場合には
検出器のキャパシタンスが最小となるようできる限り小
さくする必要がある。シンチレータの場合、小径であれ
ば光の収集効率は最大になる。ただし検出器16の外径
は試料から大きい角度で放出される後方散乱電子を収集
する程度の大きさにする必要がある。第1図の収集動作
は、検出器のほぼ環状の中間点で行なわれているが、後
方散乱電子が試料から様々な角度で放出されることは理
解されよう。
環状検出器の収集効率を予測するには、様々な形状で計
算を行なえばよい、′たとえば孔径な6mmとすれば、
試料から大きい角度で放出される後方散乱電子をほぼす
べて収集する外径を選択できる、9次に、ビーム・エネ
ルギーと、試料/検出器間距離を変えて後方散乱電子に
ついて算定した収集効率は、1次ビームの強度ではな(
放出された後方散乱電子の強度に正規化される。このよ
うな計算では、試料と検出器の間の電界は均一であり、
後方散乱電子の角度強度分布(angu jarinL
ensity distribution)は正規余弦
従属性(normal cosine dep[!nd
encelをもつと想定している。この計算の結果を、
試料/検出器間距離をIOないし20mmの範囲として
第3図に示した。
算を行なえばよい、′たとえば孔径な6mmとすれば、
試料から大きい角度で放出される後方散乱電子をほぼす
べて収集する外径を選択できる、9次に、ビーム・エネ
ルギーと、試料/検出器間距離を変えて後方散乱電子に
ついて算定した収集効率は、1次ビームの強度ではな(
放出された後方散乱電子の強度に正規化される。このよ
うな計算では、試料と検出器の間の電界は均一であり、
後方散乱電子の角度強度分布(angu jarinL
ensity distribution)は正規余弦
従属性(normal cosine dep[!nd
encelをもつと想定している。この計算の結果を、
試料/検出器間距離をIOないし20mmの範囲として
第3図に示した。
この範囲は電子ビーム顕微鏡法では典型的なものである
。
。
したがって第3図は、後方散乱電子の収集効率と所定エ
ネルギーを試料/検出器間距離(mm)の関数とした。
ネルギーを試料/検出器間距離(mm)の関数とした。
1次ビーム・エネルギーが5kVの減速電界における後
方散乱電子の収集状態を示す、第3図かられかるとおり
、収集効率は、200eVないし1000eVの′エネ
ルギーを持つ後方散乱電子で40%以上である。
方散乱電子の収集状態を示す、第3図かられかるとおり
、収集効率は、200eVないし1000eVの′エネ
ルギーを持つ後方散乱電子で40%以上である。
第4A図、第4B図は、本発明の第2実施例を示す、第
4A図では共通要素については第1図と同じ符号を使っ
た。この実施例が第1図のものと異なるのは、後方散乱
電子検出器が2つ(16A、16B)に分けられている
点である。(キモト他 “複数の検出器を用いた走査型
顕微鏡の立体IO察” (Stereoscopic
observation inscanning
m1croscopy using multipl
edetectorsl“電子マイクロブローブーに関
するPro、J、of Electro、5oc19
64.480−489を参照のこと、)1次ビームは、
第1実施例と同様、試料に向けられ、検出器は後方散乱
電子を遮る位置に置かれる。検出器16Aと検出器16
Bからの信号はそれぞれ、最初に後方散乱プリアンプ2
2によって処理される。信号の処理は、所望の情報に応
じて、試料lOの表面に関する構造データ(組成構造に
関するデータ)または形状データ(立体形状に関するデ
ータ)が得られるよう行なわれる。構造データを取る場
合、信号A、Bが組み合わせられ、加算器24がプロセ
ッサ23の一要素となる。試料表面1[a状データを取
得する場合、[算器で信号の減算が行なわれる。こうし
て検出器を分別する方法を減速電界と組み合わせること
で、エネルギーが1000eV以下の後方散乱電子につ
いて検出器の利得を高めて構造と形状の像が得られる。
4A図では共通要素については第1図と同じ符号を使っ
た。この実施例が第1図のものと異なるのは、後方散乱
電子検出器が2つ(16A、16B)に分けられている
点である。(キモト他 “複数の検出器を用いた走査型
顕微鏡の立体IO察” (Stereoscopic
observation inscanning
m1croscopy using multipl
edetectorsl“電子マイクロブローブーに関
するPro、J、of Electro、5oc19
64.480−489を参照のこと、)1次ビームは、
第1実施例と同様、試料に向けられ、検出器は後方散乱
電子を遮る位置に置かれる。検出器16Aと検出器16
Bからの信号はそれぞれ、最初に後方散乱プリアンプ2
2によって処理される。信号の処理は、所望の情報に応
じて、試料lOの表面に関する構造データ(組成構造に
関するデータ)または形状データ(立体形状に関するデ
ータ)が得られるよう行なわれる。構造データを取る場
合、信号A、Bが組み合わせられ、加算器24がプロセ
ッサ23の一要素となる。試料表面1[a状データを取
得する場合、[算器で信号の減算が行なわれる。こうし
て検出器を分別する方法を減速電界と組み合わせること
で、エネルギーが1000eV以下の後方散乱電子につ
いて検出器の利得を高めて構造と形状の像が得られる。
これは、CRT30などの適当なデイスプレィに対する
入力として画像セレクタ28に対応する信号を送ること
で実現される。
入力として画像セレクタ28に対応する信号を送ること
で実現される。
第4B図は信号処理を示す0図の左側は構造データがど
う取得されるかを、右側は形状画像データがどう取得さ
れるかを示す、第4B図は、2つの信号を加えた場合、
構造イメージか得られるが、形状の違いについての出力
はゼロであることを示す、ただし信号の減算では、試料
の高さと傾斜の差異の関数として形状イメージが得られ
る。これは、ポリイミド基板上の銅ビア・チエイン 1
copper via chain)の検査、または6
4kCMO3RAM などの素子のレイアウトをチエ
ツクするといった試料検査によって確認できる。
う取得されるかを、右側は形状画像データがどう取得さ
れるかを示す、第4B図は、2つの信号を加えた場合、
構造イメージか得られるが、形状の違いについての出力
はゼロであることを示す、ただし信号の減算では、試料
の高さと傾斜の差異の関数として形状イメージが得られ
る。これは、ポリイミド基板上の銅ビア・チエイン 1
copper via chain)の検査、または6
4kCMO3RAM などの素子のレイアウトをチエ
ツクするといった試料検査によって確認できる。
本発明により、良好な信号対ノイズ比で検査の高速化が
図れる。これは減速電位(Vs)が高ければ、色収差2
球面収差の係数を下げることができるからである。これ
は上記のヤウによって予測されている。このようなデー
タを基に、所定の大きさのスポットに供給される1次ビ
ーム電流は、減速電界を用いる場合には大きくなること
が予想される。これは軸上で、また0、5Bmのオーダ
のスポット径について確認できる。′14速電界の場合
、プローブ電流は、従来の装置で入射ビーム・エネルギ
ーを同じにしくl kV)、作動距離を15mm一定に
したときの約10倍である。したがって、後方散乱電子
流は1次ビーム電流に比例するから、m位時間に検出さ
れる電子が増えることになる。これによりプローブ電流
の容量を高めることが可能になる。
図れる。これは減速電位(Vs)が高ければ、色収差2
球面収差の係数を下げることができるからである。これ
は上記のヤウによって予測されている。このようなデー
タを基に、所定の大きさのスポットに供給される1次ビ
ーム電流は、減速電界を用いる場合には大きくなること
が予想される。これは軸上で、また0、5Bmのオーダ
のスポット径について確認できる。′14速電界の場合
、プローブ電流は、従来の装置で入射ビーム・エネルギ
ーを同じにしくl kV)、作動距離を15mm一定に
したときの約10倍である。したがって、後方散乱電子
流は1次ビーム電流に比例するから、m位時間に検出さ
れる電子が増えることになる。これによりプローブ電流
の容量を高めることが可能になる。
さらに、減速電圧を印加するときの画像に対する効果と
して、減速電圧に比例する倍率の低下が顕著になる。走
査領域が小さい場合は目立つような画像の劣化はなく、
従来のSEMのように走査領域が大きい場合は修正が必
要になることがある。たと^ば10100xlOO以上
の大きなパッケージを走査するため非富に大きいfiU
域を要する場合、小さい走査領域を組み合わせるか、ま
たはテーブル動作の同期をとることができる。このよう
なハイブリッド法は、EEESリソグラフィ閾置の装合
について報告されている(ヘリオツド他の“EBES、
Ba実用電子リすグラフィ装M−(EBES、 Ba
practical electror+lithog
raphy system) 、 1975. I
E E ETran、 on Electron
Devices、22.385−392)。
して、減速電圧に比例する倍率の低下が顕著になる。走
査領域が小さい場合は目立つような画像の劣化はなく、
従来のSEMのように走査領域が大きい場合は修正が必
要になることがある。たと^ば10100xlOO以上
の大きなパッケージを走査するため非富に大きいfiU
域を要する場合、小さい走査領域を組み合わせるか、ま
たはテーブル動作の同期をとることができる。このよう
なハイブリッド法は、EEESリソグラフィ閾置の装合
について報告されている(ヘリオツド他の“EBES、
Ba実用電子リすグラフィ装M−(EBES、 Ba
practical electror+lithog
raphy system) 、 1975. I
E E ETran、 on Electron
Devices、22.385−392)。
さらに1本発明による実験結果は、減速電界の後方散乱
電子信号が表面の電荷によって受ける影響が2次電子イ
エ号と比較してかなり小さいことを示している。ビーム
の有効入射エネルギーが1000eVから200eVに
下がったときでも、出力信号の分解能やコントラス′ト
が大きく低下することのないことが観測されている。
電子信号が表面の電荷によって受ける影響が2次電子イ
エ号と比較してかなり小さいことを示している。ビーム
の有効入射エネルギーが1000eVから200eVに
下がったときでも、出力信号の分解能やコントラス′ト
が大きく低下することのないことが観測されている。
E1発明の効果
このように1本発明により、電子ビーム技術を応用した
検査は高速になり、従来法では解決されなかった互いに
矛盾する基準という問題がなくなる1本発明は、具体的
には大ビーム電流を使用できるようにし、横分解能を改
良するものである。
検査は高速になり、従来法では解決されなかった互いに
矛盾する基準という問題がなくなる1本発明は、具体的
には大ビーム電流を使用できるようにし、横分解能を改
良するものである。
試料表面の電荷に対する信号の耐性が改善されるため、
低電圧で検出器の利得を高められる。さらに、本発明に
よって形状と構造の像を電圧を押えてオンラインで取得
できる。最後に、走査領域が小さい場合、減速電界によ
るひずみを容易に訂正することができる。
低電圧で検出器の利得を高められる。さらに、本発明に
よって形状と構造の像を電圧を押えてオンラインで取得
できる。最後に、走査領域が小さい場合、減速電界によ
るひずみを容易に訂正することができる。
第1図は順次減速されるビームを示す側面概略図である
。 第2図は、後方散乱電子と低エネルギー2次電子の両方
について、検出器平面における放射角度を、試料側の放
射角度の関数゛とじた線図である。 第3図は、試料と検出器の距離を所定エネルギーの後方
散乱電子の収集率の関数とした線図である。 第4A図は、本発明の装置の第2実施例を示す。 第4B図は、構成と形状の像を得るための検出器出力信
号を示す。 第5図は、従来の2つの公開文書で報告されたもので、
算定ビーム電流と測定輝度をビーム電圧の関数を示す線
図である。 IO・・試料、12.14・・レンズ、16・・検出器
。 出願人 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーション 代理人 弁理士 山 本 仁 朗(外1名) 試料力試射角(良〕 ム1000 eVfBE) +200eV(8E) 2゜ 試料7枚だ@間距離(mm) 第S図
。 第2図は、後方散乱電子と低エネルギー2次電子の両方
について、検出器平面における放射角度を、試料側の放
射角度の関数゛とじた線図である。 第3図は、試料と検出器の距離を所定エネルギーの後方
散乱電子の収集率の関数とした線図である。 第4A図は、本発明の装置の第2実施例を示す。 第4B図は、構成と形状の像を得るための検出器出力信
号を示す。 第5図は、従来の2つの公開文書で報告されたもので、
算定ビーム電流と測定輝度をビーム電圧の関数を示す線
図である。 IO・・試料、12.14・・レンズ、16・・検出器
。 出願人 インターナショナル・ビジネス・マシーンズ
・コーポレーション 代理人 弁理士 山 本 仁 朗(外1名) 試料力試射角(良〕 ム1000 eVfBE) +200eV(8E) 2゜ 試料7枚だ@間距離(mm) 第S図
Claims (2)
- (1)試料から放出される後方散乱電子を利用して当該
試料を分析する装置であって、 電子ビームを生成する手段と、 当該電子ビームを円柱状にする手段と、 当該円柱状ビームを当該試料の表面に向ける手段と、 当該試料表面から放出される2次電子を後方散乱電子か
ら選択的に分離する手段と、 当該試料表面から放出される電子を検出する手段とより
なる装置。 - (2)試料の特性を分析する方法であつて、電子ビーム
を試料の表面に向け、当該電子ビームのエネルギーを調
節してクロスオーバ・エネルギーに変える場を設定する
ステップと、 当該試料から放出される低エネルギーの2次電当該後方
散乱電子を検出するステップとよりなる分析方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US254328 | 1988-10-06 | ||
US07/254,328 US4933552A (en) | 1988-10-06 | 1988-10-06 | Inspection system utilizing retarding field back scattered electron collection |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02123652A true JPH02123652A (ja) | 1990-05-11 |
Family
ID=22963859
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1235846A Pending JPH02123652A (ja) | 1988-10-06 | 1989-09-13 | 後方散乱電子を利用して試料を分析する装置及び方法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4933552A (ja) |
EP (1) | EP0362498A1 (ja) |
JP (1) | JPH02123652A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014511550A (ja) * | 2011-03-02 | 2014-05-15 | ガタン インコーポレイテッド | 移動可能なナイフを利用した減速場走査電子顕微鏡内におけるミクロトーム及びこのミクロトームを含む減速場走査電子顕微鏡 |
WO2018025849A1 (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 松定プレシジョン株式会社 | 荷電粒子線装置及び走査電子顕微鏡 |
Families Citing this family (22)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3291880B2 (ja) * | 1993-12-28 | 2002-06-17 | 株式会社日立製作所 | 走査形電子顕微鏡 |
US5466940A (en) | 1994-06-20 | 1995-11-14 | Opal Technologies Ltd. | Electron detector with high backscattered electron acceptance for particle beam apparatus |
US5644132A (en) * | 1994-06-20 | 1997-07-01 | Opan Technologies Ltd. | System for high resolution imaging and measurement of topographic and material features on a specimen |
US5586321A (en) * | 1995-02-21 | 1996-12-17 | Ramot Ltd. | Diffracting token router and applications thereof |
AU8746998A (en) | 1997-08-19 | 1999-03-08 | Nikon Corporation | Object observation device and object observation method |
US5973323A (en) * | 1997-11-05 | 1999-10-26 | Kla-Tencor Corporation | Apparatus and method for secondary electron emission microscope |
US6642520B2 (en) * | 1999-04-13 | 2003-11-04 | Kabushiki Kaisha Topcon | Scanning electron microscope |
US6566674B1 (en) | 1999-06-21 | 2003-05-20 | Komag, Inc. | Method and apparatus for inspecting substrates |
US6548821B1 (en) | 1999-06-21 | 2003-04-15 | Komag, Inc. | Method and apparatus for inspecting substrates |
US6888150B2 (en) * | 2001-12-13 | 2005-05-03 | Sony International (Europe) Gmbh | Method for defect and conductivity engineering of a conducting nanoscaled structure |
DE10236738B9 (de) * | 2002-08-09 | 2010-07-15 | Carl Zeiss Nts Gmbh | Elektronenmikroskopiesystem und Elektronenmikroskopieverfahren |
DE10301579A1 (de) * | 2003-01-16 | 2004-07-29 | Leo Elektronenmikroskopie Gmbh | Elektronenstrahlgerät und Detektoranordnung |
JP4092280B2 (ja) * | 2003-10-23 | 2008-05-28 | 株式会社東芝 | 荷電ビーム装置および荷電粒子検出方法 |
DE102005041923A1 (de) * | 2005-09-03 | 2007-03-08 | Comet Gmbh | Vorrichtung zur Erzeugung von Röntgen- oder XUV-Strahlung |
US20070090288A1 (en) * | 2005-10-20 | 2007-04-26 | Dror Shemesh | Method and system for enhancing resolution of a scanning electron microscope |
CN101461026B (zh) * | 2006-06-07 | 2012-01-18 | Fei公司 | 与包含真空室的装置一起使用的滑动轴承 |
DE102006043895B9 (de) * | 2006-09-19 | 2012-02-09 | Carl Zeiss Nts Gmbh | Elektronenmikroskop zum Inspizieren und Bearbeiten eines Objekts mit miniaturisierten Strukturen |
WO2010021012A1 (en) * | 2008-08-20 | 2010-02-25 | Advantest Corporation | Electron detection device and scanning electron microscope |
US9527732B2 (en) * | 2010-09-23 | 2016-12-27 | Seagate Technology Llc | Methods and devices for correcting errors in atomic force microscopy |
AU2012230944B2 (en) | 2011-03-21 | 2016-05-12 | Polaris Industries Inc. | Three wheeled vehicle |
EP3174085A1 (en) * | 2015-11-30 | 2017-05-31 | FEI Company | Filter assembly for discriminating secondary and backscattered electrons in a non-transmission charged particle microscope |
US11626267B2 (en) * | 2021-04-28 | 2023-04-11 | Applied Materials Israel Ltd. | Back-scatter electrons (BSE) imaging with a SEM in tilted mode using cap bias voltage |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55161344A (en) * | 1979-06-01 | 1980-12-15 | Philips Nv | Scan electron microscope |
JPS59217934A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-08 | Toshiba Corp | 走査電子顕微鏡の二次電子信号検出装置 |
JPS61294748A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 荷電ビ−ム照射装置 |
Family Cites Families (8)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3103584A (en) * | 1963-09-10 | Electron microanalyzer system | ||
US2901627A (en) * | 1953-02-19 | 1959-08-25 | Leitz Ernst Gmbh | Method of and apparatus for the electronic magnification of objects |
DE2005682C3 (de) * | 1970-02-07 | 1974-05-09 | Siemens Ag, 1000 Berlin Und 8000 Muenchen | Vorrichtung zum Absaugen der Sekundärelektronen in einem Rasterelektronenmikroskop oder einem Elektronenstrahl-Mikroanalysator |
GB1447983A (en) * | 1973-01-10 | 1976-09-02 | Nat Res Dev | Detector for electron microscopes |
US4217495A (en) * | 1978-04-18 | 1980-08-12 | Robinson Vivian N E | Electron microscope backscattered electron detectors |
DE2921151C2 (de) * | 1979-05-25 | 1982-12-02 | Ernst Leitz Wetzlar Gmbh, 6330 Wetzlar | Vorrichtung zum Nachweis von in einem Abtast-Elektronenstrahlmikroskop von einer Probe ausgehenden Rückstreuelektronen |
US4564758A (en) * | 1984-02-01 | 1986-01-14 | Cameca | Process and device for the ionic analysis of an insulating sample |
GB8607222D0 (en) * | 1986-03-24 | 1986-04-30 | Welding Inst | Charged particle collection |
-
1988
- 1988-10-06 US US07/254,328 patent/US4933552A/en not_active Expired - Fee Related
-
1989
- 1989-07-14 EP EP89112895A patent/EP0362498A1/en not_active Withdrawn
- 1989-09-13 JP JP1235846A patent/JPH02123652A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS55161344A (en) * | 1979-06-01 | 1980-12-15 | Philips Nv | Scan electron microscope |
JPS59217934A (ja) * | 1983-05-26 | 1984-12-08 | Toshiba Corp | 走査電子顕微鏡の二次電子信号検出装置 |
JPS61294748A (ja) * | 1985-06-24 | 1986-12-25 | Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> | 荷電ビ−ム照射装置 |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2014511550A (ja) * | 2011-03-02 | 2014-05-15 | ガタン インコーポレイテッド | 移動可能なナイフを利用した減速場走査電子顕微鏡内におけるミクロトーム及びこのミクロトームを含む減速場走査電子顕微鏡 |
WO2018025849A1 (ja) * | 2016-08-02 | 2018-02-08 | 松定プレシジョン株式会社 | 荷電粒子線装置及び走査電子顕微鏡 |
JPWO2018025849A1 (ja) * | 2016-08-02 | 2019-06-13 | 松定プレシジョン株式会社 | 荷電粒子線装置及び走査電子顕微鏡 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0362498A1 (en) | 1990-04-11 |
US4933552A (en) | 1990-06-12 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPH02123652A (ja) | 後方散乱電子を利用して試料を分析する装置及び方法 | |
JP3724949B2 (ja) | 基板検査装置およびこれを備えた基板検査システム並びに基板検査方法 | |
JP4069624B2 (ja) | 走査電子顕微鏡 | |
US7242015B2 (en) | Patterned wafer inspection method and apparatus therefor | |
KR20190089963A (ko) | 시료를 검사하기 위한 방법 및 하전 입자 다중-빔 디바이스 | |
JP2592180B2 (ja) | 磁気フィルタ式低損失走査型電子顕微鏡 | |
US20080099673A1 (en) | Electron Beam Apparatus and Electron Beam Inspection Method | |
JP2003202217A (ja) | パターン欠陥検査方法及びパターン欠陥検査装置 | |
JP2011187447A (ja) | ツインビーム荷電粒子ビームコラム及びその作動方法 | |
JPH09507331A (ja) | 高アスペクト比測定用検出システム | |
EP0244816A2 (en) | Mask pattern defect detection apparatus | |
JP2008135343A (ja) | 荷電粒子ビーム装置、走査型電子顕微鏡、及び試料観察方法 | |
TWI712069B (zh) | 帶電粒子束佈置、掃描電子顯微鏡裝置及其操作方法 | |
WO2010024105A1 (ja) | 荷電粒子線の照射方法及び荷電粒子線装置 | |
US8164067B2 (en) | Arrangement and method for the contrast improvement in a charged particle beam device for inspecting a specimen | |
JP2004513477A (ja) | 静電対物に調整可能な最終電極を設けたsem | |
EP1183707B1 (en) | Apparatus and methods for secondary electron emission microscopy with dual beam | |
JP2001148232A (ja) | 走査形電子顕微鏡 | |
JP2001093950A (ja) | 半導体パターン検査装置および半導体パターン検査方法 | |
JP3132796B2 (ja) | 半導体素子の観察方法及びそれに用いる走査形電子顕微鏡 | |
JP2000188310A (ja) | 回路パターン検査装置 | |
JP3107593B2 (ja) | パターン検査装置 | |
JP2001124713A (ja) | 回路パターン検査装置、および回路パターン検査方法 | |
JP2004014207A (ja) | 半導体回路パターンの検査装置 | |
US20020079449A1 (en) | SEM having a detector surface segmented into a number of separate regions |