JPH02122000A - エライオフイリンおよびエライオフイリン誘導体の塩基性開裂生成物 - Google Patents

エライオフイリンおよびエライオフイリン誘導体の塩基性開裂生成物

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JPH02122000A
JPH02122000A JP1237387A JP23738789A JPH02122000A JP H02122000 A JPH02122000 A JP H02122000A JP 1237387 A JP1237387 A JP 1237387A JP 23738789 A JP23738789 A JP 23738789A JP H02122000 A JPH02122000 A JP H02122000A
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iii
elaiophylline
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JP1237387A
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Gerhard Kretzschmar
ゲールハルト・クレツチユマル
Peter Hammann
ペーター・ハマン
Dieter Duewel
デイーター.デユヴエル
Gerhard Woehner
ゲールハルト・ヴエーナー
Ruediger Marquardt
リユーデイガー・マルクヴアルト
Klaus Kuehlein
クラウス・キユーライン
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Hoechst AG
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 16−員ラクトン構造を有するマクロサイクル化合物は
、駆虫活性を有する物質として特に産業上興味のあるも
のである。この群の活性物質の既知の代表的なものはア
ベルメクチンおよびミルベマイシン(Sり8C,Pub
l。−R,Soc、 Chem。
53、 Recent Advances Chem、
 In5ect Control、1985) 8よび
バフイロマイシン(G、 Werner等:J、Ant
ibiot、 37.110 (1984)) 、ツバ
マイシン(DE 3,402.075AI)およびロイ
カニシジン(JP60−190.785)である。
マクロライド抗生物質であるエライオフィリンは、スト
レプトミセスメラノスポルスの培養物からArcamo
ne等(Giorn、 Microbiol、 7.2
07゜1959)によって1959年に最初に単離され
そしてその後アライ等(J、  Antibiot、、
  Ser、  A、  13゜46、51 (196
0))によってアザロマイシンなる名称で報告されてい
る。
エライオフィリンの非常に改良された製造方法および駆
虫剤としてのその使用が、***特許比II P 372
1722.4に記載されている。
エライオフィリンの構造は、Kaiser等により分光
試験および分解反応によって(Helv、 Chim。
Acta、 64 (1981)、 407)およびX
−線回折によって(S、V、  Ley等:Tetra
hedron Lett、、  1207(1982)
)明らかにされている。
この16−員マクロジオライド化合物の興味のある生物
学的性質および異常なC1対称は、また、モデル構造と
してのマクロサイクル化合物の鏡像的−選択性分解(e
nantio−selectivedegradat 
1on)に基づく合成研究を刺激した(D。
5eebach等:Liebigs Ann、 Che
m、  1983.939およびT、  Wakama
tsu等:HeterocycLes 25. 43゜
1987)。これらの研究は、最終的には、アグリコン
11.11’−ジーO−メチルエライオフイリデン(D
、 5eebach等:J、  Am、 Chem、 
Soc、  107゜52(12,1985)および1
4.  Kinoshita等(Tetra−hedr
on Lett、 1986.4741)による天然的
に同一の化合物の全合成に至っている。
エライオフィリンは、酸による処理によって単離できる
アグリコンを経て確定した方法で分解することができる
けれども、おだやかな塩基との調節不可能な反応のため
に分子の完全な分解を招< (D、  5eebach
等: Liebigs Ann、 Chem。
1281、1986)。
しかしながら、11.11−ジー0−アルキル誘導体を
与えるエライオフィリンまたはエライオフィリン誘導体
のその場の誘導化をはじめに実施しそして次に生成物を
アルコレートと反応させる場合は、対称マクロジオライ
ド構造から誘導される二次的エライオフィリンエステル
が高収量で得られる。単離した11.11’−ジーO−
アルキル誘導体は、また、等しい好結果をもって開裂反
応に使用することもできる。11.11’−0−アルキ
ル誘導体によっては、既に特開昭61−36.295 
(Yokura等)に記載されティる。金属塩触媒によ
る改善された製法は、***特許出願P3736960.
1に記載されている 驚くべきことには、マクロサイクル化合物であるエライ
オフィリンそれ自体が駆虫剤として使用し得られるのみ
でなく、はじめて塩基分解によって製造された天然物質
と同一のセコ−ハーブ(seco−halves)およ
びその誘導体もまたエライオフィリンそれ自体の駆虫活
性に匹敵する駆虫活性を有しているということがわかっ
た。
本発明は、式(I)および(III) のエライオフ ィ リン誘導体に関するものであ る。
上記式において、 2.3および4.5−位における C−C二重結合は水素添加されていてもよく (式 (I′)および(■′)そして R1は、水素または式(■) −(CHI)。−R’         (Vl )〔
式中、nは1〜3でありそしてR4は水素、01〜Cl
5−アルキル、C2〜C+a−アルケニル、C8〜Cl
5−アルキニル、C3〜C2−シクロアルキル、フェニ
ルまたは3〜9個の環原子を有するヘテロアリール(複
素環式基は場合によっては塩素、臭素、沃素、ニトロ、
ヒドロキシルまたはC1〜C4アルキルまたはC1〜C
4−アルコキシによって置換されていてもよい)である
〕の基を示し、Xは、OであるかまたはもしR1が水素
でなくモして式(I)および(I[I)のC=C二重結
合が2,3および4,5−位において水素化されている
場合は、またNHであり、 R2は、水素または01〜C,アルキルであるかまたは
もしXがNHである場合は式(■)(式中nおよびR4
は前述した意義を有す)を有する基であり、そして R3は、水素または式(II) −C−(CHz)n−R’         (I[)
(式中、nおよびR4は前述した意義を有す)の基であ
る。
更に、本発明は、 (a)式(■)(式中、R1、R2およびR3は水素で
ある)のエライオフィリンを式HO−(CHz)n−R
’ (式中、nおよびR4は式(IV)について前述し
た意義を有す)のアルコールと反応させて弐(IVa)
(式中R1は(CHI)n−R’ (式中、nおよびR
4は式(Vl)について前述した意義を有す)である〕
の化合物を得、そして (b)先ず、中間体(It/a)を場合によってはその
単離後水素添加触媒の存在下において還元して化合物(
■a’) C式中2,3および4.5そしてまた2’、
3’および4’、5’位のC−C二重結合は水素添加さ
れておりそしてR1は式(IVa)の化合物に比較して
未変化である)を得るか、または、(c)反応(a)に
よって得ることのできる中間体(lVa)または反応(
b)によって得ることのできる中間体(IVa’)を式
R’O−M” (式中Mはリチウム、ナトリウムまたは
カリウムでありモしてR2は式(VI)について前述し
た意義を有す)のアルカリ金属アルコレートと反応させ
て式(IC)または(IC’)(式中、R3は水素であ
り、XR”は基OR”でありモしてR1およびR2は水
素のほかに式(Vl)について前述した意義を有す)の
化合物を得るが、または、 (d)非水性溶剤中において式(Ic)の化合物をルイ
ス酸と反応させて式(IIIc)(XR”およびR3の
意義は式(Ic)の出発化合物に比較して未変化のまま
残る)の化合物を得るか、まj;は、(e)式(Ic)
または(I[Ic)の化合物を水素添加触媒の存在下に
おいて水素で還元して式(Ic’)または(nlc’)
(式中、R1、XR”およびR3は式(Ic)または(
Illc)の化合物に比較して未変化のまま残る)の化
合物を得るか、または、 (f)式(Ic)の化合物を更にルイス酸活性を示す水
素添加触媒の存在下において還元して弐(n[c’)の
化合物を得るか、または、(g)式(Ic’)または(
n[c’)の化合物をアンモニアまたは式H2N−(C
Hz)n−R’ (式中nおよびR4は式(Vl)につ
いて前述した意義を有す)の第1級アミンと反応させて
式(Ie’)または(Idle’)(式中XはNHであ
る)の化合物を得るかまたは、(h)式(I c)、(
I c’)、(DI c)、(I[[c’)、(I e
’)または(Idle’)の化合物を式(V) Z−Co−(CJ)n−R’       (V )(
式中nおよびR4は式(I()について示した意義を有
しモしてZは離接性基である)の化合物と反応させて式
(1)または(I[[)または(I′)または(m ’
X式中R1、XR”およびR3は式(I)、(■′)、
(I[I)および(■′)について示した意義を有す)
の化合物を得るか、または (i)式(I )マタハ(I ’X式中、R’j5J:
びRsハ水素以外の前述した意義を有しそしてまたR3
は式(Vl)について前述した意義を有す)の化合物を
水性溶剤の存在下においてルイス酸と反応させて式(I
)または(1’X式中、R1は水素でありそしてXR”
およびR3は反応(i)に対する出発化合物(I)また
は(I′)に比較して未変化のまま残る)の化合物を得
ることからなる式(I)、(III)、(I′)および
(■′)のエライオフィリン誘導体の製法に関するもの
である。
更に、本発明は、医薬として使用するための、特に駆虫
医薬として使用するための前述したエライオフィリン誘
導体に関するものである。
ω−R ■−R ω−R ω−R ■−R ω−R ■−R ω−R Rは、(CHz)n−R’(式中nおよびR4は請求項
1に示した意義を有す)である。
水素添加方法(b)および(e)においては、それぞれ
の場合において水素添加される一般式(I)、(I[I
)および(TV)の不飽和化合物の基R’、 XR”お
よびR3中の水素で還元できる官能基は、同時に更に還
元される。従って、もしもこの水素添加が側鎖において
望ましくない場合は、凡らく方法工程の順序の変化が必
要であるということを心に留めなければならない。この
ように、例えば、基R1が水素添加できる官能基を有す
る場合は、基R1は、また、方法(b)または(c)を
実施した後にのみ方法(a)によって導入され、そして
水素添加できる基R3は、有利には、方法工程(e)後
にのみ方法(h)によって導入される。同様な考察は、
また R1またはR3が例えば硫黄化合物におけるよう
な水素添加触媒を被毒する官能基を有する場合にも適用
される。
ヘテロアリールは、ヘテロ芳香族炭化水素特にチオフェ
ンおよびフランそしてまたピリジン、ピリミジンおよび
ピラジンを意味するものとして理解されるべきである。
式(I)の化合物のC−1−C−10側鎖は、置換分R
1およびR3の型によって、水素添加されるかまたは水
素添加されない。これは、また、Xが酸素である場合に
基XR”に適用される。もしX=NHである場合は、式
(1)および(If)の化合物は、水素添加された形態
で存在する。
以下において、式(I)および(III)の種々置換さ
れた化合物を製造することを可能にする方法(a)〜(
i)を、更に詳述する。
エライオフィリン〔(■)、R’=H:] または2.
2′、3.3′、4,4′、5,5′−オクタヒドロエ
ライオフィリン〔(■)、R’=HSC=C二重結合は
例えば方法(b)によって水素添加されている〕におけ
る置換分R1は、方法(a)によって導入することがで
きる。式(■)(式中 R1は水素である)のエライオ
フィリンおよびエライオフィリン誘導体はヒドロキシル
イオン、金属アルコレートまたはアミンのような強塩基
を使用して調節できない方法で分解し得るので、これは
方法(C)によって開裂反応を実施するのに都合がよい
。本発明の方法においては、前述した出発化合物を、も
し必要ならばルイス酸の触媒量の存在下において反応が
完了するまで50倍までの過剰の式HO−(CH2)。
−R4ノアルコールと反応させるのが最良である。
種々な方法は、クロロホルム、塩化メチレン、THF、
酢酸エチルまたはジオキサンのような適当な溶剤中で実
施することからなる。適当なルイス酸は例えば銅、鉄ま
たはリチウムのハロゲン化物、特にCuCQ2、FeC
ff3またはLiBrである。
ルイス酸の濃度(エライオフィリンまたはエライオフィ
リン誘導体に関する)は、0.1〜5!i量%、好適に
は0.5〜1重量%である。この場合における反応温度
は、好適には溶剤の凝固点および沸点の間の溶剤を使用
して一40°Cと+100°Cとの間、特に0°Cと3
0°Cとの間の温度である。反応時間は、l−180分
、好適には5〜60分である。反応の完了は、例えば、
薄層クロマトグラフィーによって決定することができる
出発物質として必要なエライオフィリンは、例えば、西
独特許出願P37 21 722.4に記載されている
方法によって製造することができる。
エライオフィリンは、菌株ストレブトミセスビオラセオ
ニガーDSM 4137またはストレプトミセスパルブ
ルスDSM 3816の培養の醗酵生産物として製造さ
れる。
エライオフィリンを単離するために、培養培地および菌
糸好適には菌糸のみを、クロロホルムまたは酢酸エチル
のような有機溶剤、好適には酢酸エチルを使用して抽出
する。
純粋な状態における単離は、有機溶剤好適には酢酸エチ
ルからの結晶化によって実施される。
出発物質として必要な2.2′、3.3′、4.4′5
.5′−オクタヒドロエライオフィリンは、Kaise
r等(Helv、 Chim、 Acta 64 (1
981)、407〕の文献記載の方法によってエライオ
フィリンから製造することができる。
マクロジオライド環のC=C二重結合は、方法(b)に
よって水素添加することができる。もし所望のエライオ
フィリン誘導体が不飽和または還元性の置換分R1を含
有することを企図する場合は、マクロジオライドの水素
添加は、有利には、方法(a)による相当する不飽和置
換弁の結合の前に実施される。
方法(b)においては、好ましくは、メタノール、エタ
ノール、イソプロバノールマf二ハ酢酸エチルまたはこ
れらの溶剤の混合物のような溶剤に溶解した水素添加さ
れるエライオフィリンまたはエライオフィリン誘導体を
、標準的な水素添加触媒の存在下において、文献から知
られている方法によって水素と反応させる操作が最も良
く使用される。標準的な水素添加触媒としては、例えば
、普通反応表面面積を拡大するために活性炭、ンリカま
たはアルミナ支持体に適用される白金、パラジウムまた
はニッケルのような第8族の元素である。もし反応を溶
剤としての無水の第1級アルコール中で実施する場合は
、特殊な触媒を使用してC=C二重結合の水素添加のほ
かに、C+ + / C+ +  −ジー0−アルキレ
ンを与えるケタール化が得られる(実施例2を参照され
たい)。
使用される触媒によって、反応は、水素過圧力を使用し
および使用することなしに例えば1気圧までの水素圧で
実施することができる。反応温度は、0℃と40°Cと
の間の温度好適には室温である。反応時間は、バッチサ
イズおよび還元される化合物の濃度によってきまってく
る。
このような水素添加方法は、例えばOrganikum
Organisch−Chemisches Grun
dpraktikum (BasicPractice
 of Organic Chemistry)15t
h edition。
VEB Deutscher Verlag der 
Wissenschaften。
Berlin、 1976、359〜371頁に記載さ
れている。
方法(a)または(b)によって製造されたエライオフ
ィリン誘導体は、方法(C)によって、アルコレートに
よるマクロジオライドの二重のトランスのエステル化に
より開裂して2つの同一のセコ−エライオフィリンエス
テルにする。この場合においては、反応が完了するまで
エライオフィリンを、溶剤としてのアルコールR20H
中において、1.1〜5倍過剰のアルコレ−) R20
−M”と反応させる操作がもっともよく使用される。
アルコールR”OHとジクロロメタン、テトラヒドロフ
ランまたはジオキサンのような適当な不活性溶剤との溶
剤混合物も、また、適当している。
アルコレートR20−M″″の濃度は、溶剤iff当た
り0.1〜3.0モルの範囲内において変化することが
できそして好適に反応は0.8〜1.2モル/Qの濃度
を使用して実施される。この場合における反応温度は、
−30℃〜+30℃の間にある。反応時間は、10分〜
6時間好適には30分〜2時間である。反応の完了は、
例えば、ジクロロメタンおよびエタノールの溶剤混合物
を使用したシリカゲル上の薄層クロマトグラフィーによ
って決定することができる。もしも方法(a)によって
導入される基R1がアルコレートR”O−M+の基R2
に相当する場合は、方法(a)および(C)は、方法(
a)によって得られる中間体を単離することなしに、ワ
ン−ポット(one−pot)操作で実施することがで
きる。この場合においては、所望のアルコレート濃度が
達成されるように計算量のアルコレ−トR20−M”(
0,1−3,0モル/I2)を直接方法(a)i:よっ
て得られた生成物溶液に加えそして次に操作を前述した
ように実施する。
セコ−エライオフィリン誘導体〔(I)および(■)〕
のC=C二C=C二重力法(e)および(f)によって
水素添加することができる。この方法は、基本的に方法
(b)と同様に実施することができそして触媒活性およ
び基R3に依って一般式(I)または(I[[)の生成
物が化合物(1)から得られる。
脂肪族側鎖の2個のC=C二重結合がそのままでありそ
して方法(h)によりアシル化されている一般式(1)
のセコ−エライオフィリン誘導体は、型(1)の水素添
加されたセコ−エライオフィリン誘導体のみを与えるこ
とができる。方法(b)に包含されるすべての標準水素
添加触媒が適当である。他方において、R3が水素であ
る式(I)の相当する不飽和誘導体は、特異的触媒によ
りR’OHの除去によって反応して側鎖において水素添
加された生成物(I[l)を与える。一つのこのような
“特異的水素添加触媒”の例は、メルク社からの10%
パラジウム付炭素触媒である。比較として、式(1)の
水素添加誘導体は、例えばリーデルーデーハエン(Ri
edel−de−Haen)社からの10%パラジウム
付木炭水素添加触媒を使用して、R3が水素である式(
1)の不飽和誘導体から得られる。生成物(I[[)は
、C−11上の新規な不斉中心に関して立体異性体の混
合物として形成される。
方法(g )ハ、−OR”を−NH2まタハNHR2T
置換することによって式(I)および(■)(式中、X
は酸素であり、R1はHでありそしてRJま水素である
)の水素添加されたセコ−エライオフィリンエステルを
セコーエライオフィリン酸アミドに変換することを可能
にする。この場合においては、反応が完了するまで、セ
コ−エライオフィリンエステルをメタノール、エタノー
ル、イソプロパツール、酢酸エチル、テトラヒドロフラ
ンまたはジオキサンのような溶剤に溶解した等モル量ま
たは100倍までの過剰な量のアミンHzN−(CHz
)n−R’またはNu、と反応させる操作がもっともよ
く使用される。変形法は、溶剤としてアミンそれ自体を
使用することからなる。
この場合における反応温度は、好適には溶剤の凝固点お
よび沸点の間の溶剤を使用して20℃〜100℃特に2
0°C〜60°Cの間の温度である。反応時間は、1〜
72時間好適には8〜48時間である。反応の完了は、
TLC検査により決定することができる。
式H,NRのアミンは、商業的に入手することができる
かまたは有機合成の標準的な方法によって容易に製造す
ることができる。
セコ−エライオフィリン誘導体(I)および(III)
の3′−および4′−位におけるヒドロキシル基は、方
法(h)によってエステル化することができる。もし反
応を式(■)(式中、R3は水素である)の化合物から
出発する場合は、7−位のヒドロキシル基が更に選択的
にエステル化される。もし反応を式(■)(式中R3は
水素である)の化合物から出発する場合は、9−位にお
けるヒドロキシル基が更にエステル化される。式(I)
の化合物においては、7−位におけるヒドロキシル基の
みが更にエステル化されそして9−位におけるヒドロキ
シル基は保持されるので、実験的知見から、構造型(I
II)の誘導体の環化の可能性がブロックされるために
、方法(d)および(e)によるトリアジル誘導体のみ
が、更に反応して構造型(I)の生成物を与えることが
できるということが結論づけられる。方法(h)におい
ては、式(I)または(■)(式中R3は水素である)
のセコ−エライオフィリン誘導体を、等モル量または5
0倍までの過剰の量において、もし適当であるならばク
ロロホルム、塩化メチレン、テトラヒドロフラン(TH
F) 、酢酸エチルまタハジオキサンのような不活性の
非プロトン性溶剤中において、もし適当であるならば塩
基好適にはピリジンの存在下において反応が完了するま
で式(V)または(V′)の化合物と反応させる。
例えば4−ジメチルアミノピリジン(DMAP)のよう
なアシル化触媒の添加が、式(V)または(v′)の反
応−支持試薬とともに必要である。
適当な離接性基は、クロライド、ブロマイド、イミダゾ
リドまたは酸無水物である。
この場合における反応温度は、好適には溶剤の凝固点お
よび沸点の間の溶剤を使用して一70°C〜+100°
C特に−70℃〜+40°Cの間の温度である。反応時
間は、l−180時間、好適には1〜48時間、特に好
適には1〜8時間である。反応の完了は、例えば薄層ク
ロマトグラフィー(TLC検査)によって決定すること
ができる。
もし商業的に入手できない場合は、式(V)および(ま
たは)(V’)の化合物である方法(h)に対する出発
化合物は、文献から知られている方法によって簡単な方
法で製造することかできる。
例えば、酸クロライド(Z=U)は、相当するカルボン
酸を塩化チオニル、PCQ3またはPCQ 、と反応さ
せることによって得られる。このような方法は、例えば
、Gattermann/Wieland、  ”Di
ePraxis des Organischen C
hemikers”(The Practice of
 the Organic Chemist)、43r
d edi−tion、 WalLer de Gru
yter、 Berlin、 New York198
2、303頁以下に記載されている。
方法(1)によって、方法工程(a)でエライオフィリ
ンに導入され12式(I)のセコ−エライオフィリン誘
導体の保護基R1を再び***しそしてそれを水素によっ
て置換することができる。
式(I)(式中、R1は水素でない)の相当するセコ−
エライオフィリン誘導体を、ルイス酸とともに水性第2
級または第3級アルコールに溶解しそして反応が完了す
るまで反応する操作が使用される。ルイス酸の濃度(セ
コ−エライオフィリン誘導体に関する)は、0.1〜5
重量%、好適には、0.5〜1重量%である。適当な溶
媒としては、例えば、インプロパツール、2−ブタノー
ルまたは第3級ブタノール好適にはインプロパツールで
ありそして水含量は0.5〜10重量%、好適には0.
5〜2重量%である。この場合における反応温度は、−
20°C〜室温の間の温度でありそして反応時間は5〜
60分である。
適当なルイス酸は、既に方法(a)において述べた金属
塩、特に、FeCQ、である。
一般式(I)(式中、R3は水素でありそして2個の二
重結合はまた水素添加されてもよい)の化合物は、方法
(d)によってスピロ化合物(II[)に変換すること
ができる。この場合においては、式(I)の化合物を無
水の溶剤中で反応させる以外は方法(i)に全く類似し
た方法が使用される。
適当な溶剤としては、例えばジクロロメタン、THF、
ジオキサン、酢酸エチルまたはメタノール、エタノール
、プロパツールまたはインプロパツール好適にはメタノ
ールまたはエタノールのようなアルコールである。
好適にはルイス酸は、方法(a)および(i)において
既に述べた金属塩、好適にはFeCff3である。
ルイス酸の濃度、反応温度および反応時間は、方法(i
)において記載したものと同様である。
物質の精製、単離および処理は、慣習的な方法によって
実施される。例えば、反応生成物は、メタノールのよう
な低級アルカノールまたはクロロホルムまI;は酢酸エ
チルまたはメタノール/クロロホルム混合物のような溶
剤を使用したシリカゲルまたはセファデックス[F] 
LH20のような極性支持物質上のクロマトグラフィー
そしてまた、液体/液体抽出または固体/液体抽出のよ
うな抽出方法または結晶化によって精製することができ
る。
エライオフィリンの誘導体は、特にヘーモンクス(Ha
emonchus)、トリコストロンギルス(Tric
hostrongylus)、オステルタギア(Ost
ertagia)、クーペリア(Cooper ia)
、カベルチア(Chabertia) 、ストランギロ
イデス(Stran−gyloides)、オエソファ
ゴストムム(Oesopha−gostomum)、ヒ
オストロンギルス(Hyostrongylus)、ア
ンシロストマ(Ancylostoma)、アスカリス
(Ascaris)およびヘテラキス(He tera
k is)に対する駆虫作用を示す。特に家庭内および
生産動物を襲う胃腸ストロンギルス科線虫および肺寄生
虫に対する活性は、特に顕著である。
エライオフィリン誘導体は、基本的には物質そのままで
投与することができる。適当な賦形剤と混合して使用す
ることが好適である。慣習的な飼料混合物を賦形剤とし
て使用することができる。
更に、本発明を実施例によって説明する。重量および液
体との混合物割合に関する%値は、別に説明しない限り
は、容量に関する。
新規な化合物の構造的説明は、元素分析、赤外分光検査
法(IR)、FAB質量分光計(Na(jlまたはKC
Qマトリックス)および2−ジメンショナル(2D)’
Hおよび13C核磁気共鳴スペクトルによって実施した
実施例1 〔方法(a)〕 11.11’−ジーO−メチルエライオフィリン〔式%
式%) エライオフィリン〔式(IV)、R’−H〕20.0g
(19,5ミリモル)を、無水のメタノールloom1
2に懸濁しそして無水の塩化鉄(III )600mg
を加える。
この混合物を20°Cで約2〜5分撹拌すると、初期に
均質なオレンジ色〜黄色の溶液が得られる。
ガラス棒でこすった後、生成物が自然に析出する。濃縮
および冷却後、母液から更に生成物フラクションが得ら
れる。
収量: 18.99 (92%) 融点:17100 CssHszQ+a (1053,3)に対する分析値
:計算値: C63,8% H8,8% 実測値: C63,6% H8,7% 実施例2〔方法(b)〕 2.2’、3.3’、4.4’、5.5’−オクタヒド
ロ−11,11’−ジーO−メチルエライオフィリン[
(rV)、R−CH3、マクロジオライド環水素添加〕
II、11’−ジー0−メチルエライオフィリン(実施
例1から) lo、Og(9,5ミU モル) ヲ、メ
タノールloom+2に懸濁しそして常圧および室温で
10%パラジウム付炭素(リエデルーデーハエン) 0
.59を使用して計算量の水素が吸収されるまで水素添
加する。触媒を枦去しそして溶液を濃縮乾固した後、生
成物をジイソプロピルエーテルから再結晶する。
収量: 9.78g(97%) 融点:114°C(分解) (ff)r −49,5°(C= I 、CH30H)
分析値: 計算値:C63,3% H9,5% 実測値: C63,0% H9,7% 生成物は、また、反応をメルクからの10%パラジウム
付炭素を使用して無水のメタノール中で実施した場合に
、l工程でエライオフィリンから直接得ることができる
(収率(87%))。
実施例3〔方法(C)〕 11−〇−メチルーセコーエライオフィリンメチルエス
テル〔式(I)、R’−CH,、XR2= 0CI(3
)11.11’−ジーO−メチルエライオフィリン(実
施例1から) 2.159(2,04ミリモル)を、室
温で、ナトリウムメタル−ト溶液40mQに溶解する。
1.5時間後に、塩化アンモニウム5.359(100
ミリモル)を撹拌しながら一度に加えそして混合物を回
転蒸発器上で濃縮乾固する。残留物を、酢酸エチル中で
撹拌しそして沈澱した塩化ナトリウムを濾過によって除
去する。溶剤を溜去した後に残った油を、酢酸エチルを
使用してシリカゲルを通して濾過する。生成物は、n−
ペンタンとともに撹拌することによって濃縮した後、無
色の粉末として単離することができる。
収ik: 2.03g(89%) (a)L’−45° (c =  l 、CH30H)
C,、O,。0.。(558,71)に対する分析値:
計算値: C62,3% H9,0% 実測値: C62,1% H9,1% 化合物は、また、次のようにしてエライオフィリン〔式
(IV)、R’=H:]から直接製造することもできる
エライオフィリン2.10g(2,04ミリモル)を、
無水のメタノール20mQに溶解しそして無水の塩化鉄
(I[[)60mgを加える。室温で5分撹拌した後、
2Mナトリウムメタル−ト溶液20mQを加えそして次
に操作を前述したように実施する。
収量: 1.80g(79%) 実施例4〔方法(C)〕 2.3.4.5−テトラヒドロ−11−〇−メチルセコ
エライオフィリンメチルエステル〔式(1)、水素添加
されティる、R’=CH,、XR” = OCH,)2
.2’ 、3.3’ 、4.4’、5.5’−才クタヒ
ド口−11゜11’−ジーO−メチルエライオフィリン
(実施例2から) 2.00g(1,88ミリモル)を
、室温で、2Mナトリウムメタル−ト溶液30mαに溶
解する。
5時間後に、薄層クロマトグラム(シリカゲル、9/l
のジクロロメタン/メタノール、Rr−0,47)によ
って判るように反応は完了する。塩化アンモニウム5.
359 (100ミリモル)の添加および5分の撹拌後
に、混合物を回転蒸発器上で濃縮乾固しそして実施例3
に記載したと同様に処理する。ジイソプロピルエーテル
から結晶化した後融点81’C!の生成物656mg(
31%)を得た。
FAB(KCffマトリックス)クラスターイオン(M
十K)” : m/e−601 Cz*Hs*O+。(562,74)に対する分析値:
計算値: C61,9% R9,6% 実測値:C61,7% R9,7% 実施例5〔方法(e)〕 2.3.4.5−テトラヒドロ−11−〇−メチルセコ
エライオフィリンメチルエステル〔式(■)、水素添加
されティる、R’−CH,、XR” −0CH3)ll
−〇−メチルセコエライオフィリンメチルエステル(実
施例3からの生成物) 2.60g(4,65ミリモル
)を、メタノール50mQに溶解しそして常圧および室
温で10%パラジウム/炭素(リエデルーデーハエン)
0.209を使用して計算量の水素が吸収されるまで水
素添加する。触媒を枦去しそして濃縮した後、残留物を
ジエチルエーテル/ジイソプロピルエーテルから結晶化
する。
収量: 1.62g(62%) 分析データ:実施例4を参照されたい。
実施例6〔方法(g)〕 2.3.4.5−テトラヒドロ−11−0−メチルセコ
エライオフィリンカルボキサミド〔式(I)、水素添加
されティる、R1=CH,、XR2−Nl2)2.3 
4.5−テトラヒドロ−11−〇−メチルセコニライオ
フィリンエチルエステル(実施例4または5から) 0
.669(1,17ミリモル)を、0℃で飽和したメタ
ノール中のアンモニアの溶液50龍に溶解しそして密閉
反応容器中で室温で48時間放置する。次に、反応混合
物を濃縮乾固しそして残留物をシリカゲル上でクロマト
グラフィー処理する。酢酸エチルを使用して、未反応出
発化合物100mg(15%)を回収する。生成物を、
酢酸エチル中の10%メタノールの添加によって溶離し
そして濃縮後、無色の固体として単離する。
収量: 0.51g(79,5%) IR(KBr) 1675cm−’ (アミドI ) 
、1620cm−’(アミ ド ■ ) Ca  )r   −58,3’  (c  −1、C
H,0H)CzsH5sNO* (547,7)に対す
る分析値:計算値: C61,4% H9,7% N2
.5%実測値: C61,3% H9,6% N2.3
%実施例7〔方法(h)〕 3’、4’、7−1−リーO−アセチルー11−0−メ
チルセコエライオフィリンメチルエステル〔式%式% 7−位におけるR3= C0CH,) 11−0−メチルセコエライオフィリンメチルエステル
(実施例3から) 1.12g(2,01ミリモル)を
、ジクロロメタン10mQ、ピリジンlom12および
酢酸無水物10nQに溶解する。溶液を室温で14時間
放置しモしてジエチルエーテル200++12でうすめ
そして有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液とともにそ
れが中性となるまで振盪する。
硫酸ナトリウム上で乾燥し、濃縮しそしてジイソプロピ
ルエーテルを使用してシリカゲルを通して濾過した後、
生成物をジイソフロビルエーテル/n−ペンタンから再
結晶する。
収量: 0.65g(45%) 融点=164〜165°C(分解) IR(KBr) 1740 (アセテート) 、172
5(メチルエステル) 、1650/ 1620 (c
 −c )Ca )o   21.2’ (c −1、
CH30H)特有(7)13cデータ(δ、ヒリジ7−
 ds中ppm)  :93.90(C−1’)、17
0.91.170.76.170.03(OAc)、1
67 、25(C−1)、103.86(C−11)C
ssHseO+x (684,8)に対する分析値:計
算値: C61,4% H8,3% 実測値: C61,7% H8,5% 実施例8〔方法(e)〕 3’、4’、7 (または9)−トリー〇−アセチルー
11−〇−メチル−2,3,4,5−テトラヒドロセコ
エライオフィリンメチルエステル〔式(I)、水素添加
されている、R’−CH,、XR” −OCH3,3′
−4′−7−位におけるR3= C0CH5)3’、4
’、7− トリー〇−アセチルー11−O−メチルセコ
エライオフィリンメチルエステル(実施例7から) 0
.809 (1,16ミリモル)を、メタノール15m
12に溶解しそして常圧および室温で10%パラジウム
/炭素(リエデルーデーハエン)0.10gを使用して
計算量の水素が吸収されるまで水素添加する。コロライ
ド上で濾過し、濃縮しそして真空乾燥した後、生成物0
.79g(99%)を、無色の固体として得た。
IR(KBr) 1740(OAc)、1720(メチ
ルエステル)(r遺49°(c = 1 、 CH30
H)FAB  MS CKCQマトリックス)クラスタ
ーイオン(M+K)″: m/e= 727 C3sHa。O+x (688,85)に対する分析値
:計算値: c 61.0% H8,8%実測値:C6
1−4% H9,0% 特有の13cデータ(δ、ピリジン−d5中のppm)
 :173.76(C−1)、171.66.170.
79.170.04(OAc)、103.86(C−1
1)、93.86(C−1’)実施例9〔方法(h)〕 実施例8に記載した生成物は、また以下のようにして製
造することもできる。
2.3,4.5−テトラヒドロ−11−〇−メチルセコ
エライオフィリンメチルエステル(実施例5から) 0
.56g(1,00ミリモル)を、ジクロロメタ2ク に溶解する。溶液を、室温で16時間放置しそして実施
例7に記載したと同様に処理する。
収量: 0.48g(69%) 分析データ;実施例8を参照されたい。
実施例10 C方法(1)〕 3’,4’.7−トリー〇ーアセチルセコエライオフィ
リンメチルエステル〔式(I)、R’=HSXR2−O
CH 、、3’−、 4’−、 7−位におけるR3−
 C0CH,)3’,4’,7− トリー〇ーアセチル
ー11−〇−メチルセコエライオフィリンメチルエステ
ル(実施例7から) 1.37g(2.00ミリモル)
を、インプロパツール10mQおよび水Q.1m12に
溶解する。
塩化銅(II)50+119を加えそして混合物を室温
で反応の完了まで(40:1のジクロロメタン/メタノ
ールを使用したシリカゲル上の検査)(約15分の反応
時間)撹拌する。エーテルloomQの添加後、有機相
を重炭酸ナトリウム溶液50mQずつで2回洗滌し、乾
燥(NazSOa) シそして濃縮する。生成物を、ジ
イソプロピルエーテル/ n −ペンタンから結晶化す
る。
収量: 0.79g(58.9%) 融点:147〜148°C(分解) 〔、〕r−s9°( c − 1 10H30H)FA
B(KCQマトリックス)クラスターイオン(M+K)
” m/e=709 C.31H31013 (670.8)に対する分析値
:計算値: C  60.9% 8 8.1%実測値:
 C 61.2% H8.2%特有の130データ(δ
 ピリジン−d5中ppm) :171、10、170
.81、170 、06(OAc)、167、25(c
−1)、100、08(C−11)、93.8(C−1
’)実施例11 (方法(e)〕 3’,4’,7− )リーOーアセチル−2,3,4.
5−テトラヒドロセコエライオフィリンメチルエステル
〔式(I)、水素添加されティる、R’−)1, XR
”−OCH.、3’−、 4’−、 7−位におけるI
i” = C0CH5)実施例IOからの生成物0.4
59 (0.ロアミリモル)を、酢酸エチルlomQに
溶解しそして常圧および室温で10%パラジウム/炭素
(リエデルーデハエン) 100mgを使用して計算量
の水素が吸収されるまで水素添加する。触媒を枦去しそ
して溶剤を除去した後、残留物をジイソプロピルエーテ
ル/n−ペンタンから結晶化する。
収量: 0.36g(79%) 融点: 112〜113℃ 03+Hsao+s (674.8)に対する分析値:
計算値: C 60.5% H8.6%実測値: c 
60.3% H8.6%目C NMRデータ(δ、ピリ
ジン−aS中のppm) :173、78(C−1) 171、88,170.84。
170、10(OAc) +OO.04(c−1z) 93、85(C−1’) 77、40(C−7) 70、93(C−9) 70、82(C−13) 70、34(c−4’) 67、53(C−3’) 66、88(C−15) 65、55(C−5’) 51、25(Co,CH.) 実施例12(方法(h)〕 3’,4’,7 (または9) 11− 0−メチルセコエ ステル〔式(1)、R1− 4’−、7−位における 48、90(C−14) 43、11(C−8) 38、93(C−12) 38、29(C−10) 34、99,32.91(C−2,C−3)34、09
(C−6) 31、00(C−2’) 26、41,25.52(C−4.C−5)20、86
,20.75 20、56(OAc) 19、77(C−20) 19、51.  16.84,  15.73。
9、74,9.11.7.46(CH3)トリー〇ーペ
ンゾイルー ライオフイリンメチルエ CH,、XR2− OCH3、3′ R’ − COC6H3) 11−0−メチルセコエライオフィリンメチルエステル
(実施例3から) 1.08g(1,93ミリモル)、
安息香酸無水物2.26g(10,0ミリモル)および
4−ジメチルアミノピリジン300mg(2,45ミリ
モル)を、ジクロロメタン15+1112およびピリジ
ン15mffに溶解する。室温で5時間後に、無水のメ
タノール3m+2を加えそして混合物を10分後に次の
通り処理する。ジエチルエーテル150m12でうすめ
た後、有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液50mQず
つで3回洗滌し、乾燥(NazSOa)しそして濃縮す
る。残留物を、酢酸エチル/ヘキサン(2/l)を使用
してシリカゲル上でクロマトグラフィー処理する。生成
物は無色の固体である。
収量: 0.85g(50,5%) 〔α磨−37°(c −11CHxOH)分析値: 計算値:C68,9% H7,1% 実測値:C68,6% H7,1% IR(KBr) 1690 (メチルエステル)172
5 (ベンゾエート) 実施例13(方法(e)〕 7.11−アンヒドロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
セコエライオフィリンメチルエステル〔式(1)、XR
” −OCH,、R”−H) 11−○−メチルセコエライオフィリンメチルエステル
(実施例3から) 1.25g(2,23ミリモル)を
無水メタノール50mCに溶解しそして室温および常圧
で10%パラジウム/炭素(メルク)300+IIgを
使用して計算量の水素が吸収されるまで水素添加する。
反応溶液を濃縮しそして残留物ヲ、酢酸エチル/ヘキサ
ン(2/l)を使用してシリカゲル200g上でクロマ
トグラフィー処理する。この場合においては、次の(A
)および(B)によって示される立体異性体生成物を円
滑に分離しそして82%の全収率で無色の油として得る
生成物(A) 収量: 0.55g(47%) R,値: 0.30 (15/lのCH2Cff/CH
,OHを使用してシリカゲル上) (e)%’ −119°(c −1、CH30H)IR
(CHzCI2i) 1720cm−’ (メチルエス
テル)C*aHs。Oh (530,69)に対する分
析値:計算値: C63,3% H9,5% 実測値: C63,0% H9,4% FAB MS (NaCQマトリックス)クラスターイ
オン(M+ Na)” m/e−553 選択したIコCデータ(δ、ピリジン−ds中のppm
) : 173.95(C−1)、100.74(C−
11)、94.56(C−1’)、51.18(エステ
ル−OH5)生成物(B) 収量: 0.419 (35%) R,値: 0.19 (15/ 1のcH,cI2./
 CHsOHを使用して珪藻上上) Ca’Jr −87°(c = 11CHsOH)IR
(CHzCL) 1720cm−’ (メチルエステル
)C2a)Is。o、 (530,69)に対する分析
値:計算値: C63,3% H9,5% 実測値: C63,1% H9,6% FAB MS (NaC(2マトリツクス)クラスター
イオン(M+ Na)” m/e−553 選択した1sCデータ(δ、ピリジン−ds中のppm
) : 173.82(C−1)、102.03(C−
11)、94.34(C−1’ )、51 、18(エ
ステル−COS)実施例4からの生成物は薄層クロマト
グラフィーによって検出できない。
実施例14 (方法(h)〕 7.11−アンヒドロ−3’、4’、9− トリー〇−
アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロセコエライオ
フィリンメチルエステル、立体異性体(A)〔式%式%
) 7.11−アンヒドロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
セコエライオフィリンメチルエステル(実施例13力ラ
ノ立体異性体A) 1.lOg(2,07ミ!J モル
)を、ジクロロメタン7 mQ、ピリジン7mQおよび
酢酸無水物71中において室温で40時間アセチル化す
る。ジエチルニーチル200m12 ”C”) t メ
f:後、有機相を飽和重炭酸ナトリウム水溶液でそれが
中性となるまで洗滌する。乾燥(NazSO4)、濃縮
およびジイソプロピルエーテル/ヘキサン(1/1)を
使用したシリカゲルを通るカラム濾過によって、無色の
粘稠な油として生成物を得る。
収量: 1.20g(88%) (r)%’   133°(c −11CH30H)F
AB MS (KCI2マトリックス)クラスターイオ
ン(M+ K)”  m/e−695 Cx+HsaO+z (656,81)に対する分析値
:計算値: C62,1% H8,6% 実測値: C61,9% H8,4% 選択した13Gデータ(δ、ピリジン−H5中のppm
) : 173.90(C−1)、170.79.17
0.34.169.94(OAc)、100.53(C
−11)、94.42(C−1’)、51.24(−n
ステル−CH,) 実施例15〔方法(h)〕 7.11−アンヒドロ−3’、4’、9− )リー0−
アセチル−2,3,4,5−テトラヒドロセコエライオ
フィリンメチルエステル、立体異性体(B)(式%式%
) 7.11−アンヒドロ−2,3,4,5−テトラヒドロ
セコエライオフィリンメチルエステル(実施例13から
の立体異性体B ) 0.709 (1,32ミリモル
)を、ジクロロメタン5 mQ、ピリジン5mQおよび
酢酸無水物5mQ中で室温で40時間アセチル化する。
実施例14に記載したと全く同様にして、生成物の単離
を実施する。
収量:無色の固体として0.85g(98%)FAB 
MS (KC12マトリックス)クラスターイオン(M
+ K)” m/e−695 Cs<Hs*Orz (656,81)に対する分析値
:計算値:C62,1% H8,6% 実測値:C61,8% H8,3% 選択した13cデーク(δ、ピリジン−dB中のppm
) : 173.76(C−1)、170.77.17
0.34.170.10(OAC)、101.80(C
−11)、94.04(C−1’)、51.25(−1
ステル−CH,) 実施例16 C方法(d)〕 方法(d)による実施例13の生成物AおよびBの製造 実施例4または実施例5からの2.3.4.5−テトラ
ヒドロ−11−〇−メチ′ルセコエライオフィリンメチ
ルエステル〔式(I)、水素添加されている、R1−C
l、、XR2−0CH3) 563mg (1,00ミ
リモル)を、無水のメタノール5m12に溶解しそして
FeCQs 10m9を室温で添加する。10分後に、
混合物を濃縮しそして生成物を実施例13に記載したよ
うにして分離する。
生成物Aの収量: 239m9(45%)生成物Bの収
量: 212mg(40%)分析データについては、実
施例13を参照されたい。
実施例17〔方法(d)〕 7.11−アンヒドロセコエライオフィリンメチルエス
テル〔式(II[)、XR” −OCR,、R3=H)
実施例3からの1l−o−メチルセコエライオフィリン
メチルエステル0.95g(1,70ミリモル)を、2
0℃で無水のメタノールlOmQに溶解しモしてFeC
Ql 30m9を加える。10分後に、混合物を濃縮し
そして酢酸エチル/ヘキサン(2/l)を使用してシリ
カゲル50g上でクロマトグラフィー処理する。C−1
1エピマー生成物AおよびBは、それぞれの場合におい
て円滑に分離されそして真空乾燥後無色の固体として単
離される。
C−11−エピマー(A): 収量: 0.44g(49%) Rf値: 0.30 (酢酸エチルを使用してシリカゲ
ル上) Ca 鳶134’ (c = l 、 CH30H)I
R(KBr)1715cm−” (C−0) 、164
0.1620cm(C−C) FAB MS (NaC4マトリックス)クラスターイ
オン (M十Na)” m/e= 549CzsH4a
Os (526,66) +:対する分析値:計算値:
 C63,8% H8,8% 実測値: C63,5% H8,7% C−11−エピマー(B): 収量: 0.389 (42%) R,値70.16 (、酢酸エチルを使用してシリカゲ
ル上) (、rlr −58,2°(C−1、CHsOH)IR
(KBr)1715cm−’ (C−0) 、1640
FAB MS (Na(、Qマトリックス)クラスター
イオン(M+Na)” m/e=549 CzaHaaOs (526,66)に対する分析値:
計算値: c 63.8% H8,8%実測値: C6
3,6% H8,8% 実施例18〔方法(a)および(C)〕11−0− (
2−フェニルエチル)セコエライオフィリンメチルエス
テルC式(I )、R’ =CH2C)IよC,HいX
R” = OCR,)エライオフィリン〔式(IV)、
R’−H)2.00g(1,95ミリモル)をジクロロ
メタン17mI2中の2−フェニルエタノール3.00
g(24,6ミリモル)の溶液に懸濁しそして塩化鉄(
loo+ng)を加える。
20°Cで約5分撹拌した後、均質な溶液が得られそし
て出発化合物は定量的に反応する(TLC検査ニジクロ
ロメタン/メタノール 9/1)。次に1Mナトリウム
メタル−ト溶液40mQを加えそして混合物を室温で1
.5時間撹拌する。1.5時間後に、塩化アンモニウム
5.359(100ミリモル)を加えそして混合物を回
転蒸発器上で濃縮乾固する。更に、実施例3に記載され
ていると同様に旭理を実施する。
収量: 0.949 (37%) C3aHsaO+。(648,83)に対する分析値:
計算値: c 66.6% H8,69%実測値: C
66,4% H8,72%実施例19 (方法(a)お
よび(b)〕〕110−プロピルセコエライオフィリン
メチルエステル式(I)、R’−C,H,、XR” −
QC)13)エライオフィリン〔式(IV)、R1−H
〕2.009(1,95ミリモル)をジクロロメタン1
8m(2中のn−7’ロバノール1.2g(20ミリモ
ル)の溶液に懸濁しそして無水の塩化鉄(III )1
00mgを加える。
20°Cで約5分撹拌した後、均質な溶液が得られる(
TLC検査:実施例16と同様〕。1Mナトリウムメタ
ル−ト溶液40mQの添加および室温で1.5時間の撹
拌後に、塩化アンモニウム5.359(100ミリモル
)を添加しそして生成物を実施例3に記載したと同様に
して単離する。
収量: 1.20g(52%) cslus*oIo (586,76)に対する分析値
:計算値: C63,4% H9,2% 実測値: C63,1% H9,θ% IR(CHCL) 1695cm−’ (エステル)エ
ライオフィリン誘導体の駆虫作用 エライオフィリン誘導体の駆虫作用を、体重30〜4Q
Jq9の子羊において調査した。この目的のために、子
羊に人工的に感染段階の第四胃線虫〔ハエモンクス・コ
ントルラス(Haemonchuscontortus
) 〕を感染させる。線虫の生長時間(発症前期間)の
終結の後に、エライオフィリン誘導体の投与を実施する
羊線虫の減小%を、エライオフィリン誘導体の投与前お
よび投与後14日までの糞検査(cop−roscop
ic investigation)および次の嬬虫学
的実験を使用した部分によって測定する(第1表ヲ参照
されたい)。エライオフィリンを比較物質として使用す
る。5taph、オーレウスおよび5trept、ピオ
ゲネスに対する本発明のエライオフィリン誘導体の抗菌
活性もまた測定した。驚くべきことには、本発明の化合
物は、抗菌活性を示さないかまた非常に低い抗菌活性を
示すにすぎない。それ故に、本発明の化合物は、抗菌作
用が望ましくないので、特に駆虫剤として直接使用する
のに有用である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1)式( I )および(III) ▲数式、化学式、表等があります▼ I ▲数式、化学式、表等があります▼ I ′ ▲数式、化学式、表等があります▼III ▲数式、化学式、表等があります▼III′ のエライオフィリン誘導体。 上記式において、2,3および4,5−位におけるC=
    C二重結合は水素添加されていてもよく(式( I ′)
    および(III′)そして R^1は、水素または式(VI) −(CH_2)_n−R^4(VI) 〔式中、nは1〜3でありそしてR^4は水素、C_1
    〜C_1_5−アルキル、C_2〜C_1_5−アルケ
    ニル、C_2〜C_1_5−アルキニル、C_3〜C_
    9−シクロアルキル、フェニルまたは3〜9個の環原子
    を有するヘテロアリール(複素環式基は場合によっては
    塩素、臭素、沃素、ニトロ、ヒドロキシルまたはC_1
    〜C_4アルキルまたはC_1〜C_4−アルコキシに
    よって置換されていてもよい)である〕の基を示し、 Xは、OであるかまたはR^1が水素でなくそして式(
    I )および(III)のC=C二重結合が2,3および4
    ,5−位において水素化されている場合は、またNHで
    あり、 R^2は、水素またはC_1〜C_4アルキルであるか
    またはもしXがNHである場合は式(VI)(式中nおよ
    びR^4は前述した意義を有す)を有する基であり、そ
    して、 R^3は、水素または式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼(II) (式中、nおよびR^4は前述した意義を有す)の基で
    ある。 2)R^4が水素、C_1〜C_8−アルキル、フェニ
    ルまたはナフチル、チオフェン、フラン、ピリジン、ピ
    リミジンまたはピラジンである請求項1記載の式( I
    )および(III)のエライオフィリン誘導体。 3)R^4が水素、C_1〜C_4アルキルまたはフェ
    ニルである請求項1および(または)2記載の式( I
    )および(III)のエライオフィリン誘導体。 4)(a)式(IV)(式中、R^1、R^2およびR^
    3は水素である)のエライオフィリンを式HO−(CH
    _2)_n−R^4(式中、nおよびR^4は式(IV)
    について前述した意義を有す)のアルコールと反応させ
    て式(IVa)〔式中R^1は(CH_2)_n−R^4
    (式中nおよびR^4は式(VI)について前述した意義
    を有す)である〕の化合物を得、そして、 (b)先ず、中間体(IVa)を場合によってはその単離
    後水素添加触媒の存在下において還元して化合物(IVa
    ′)(式中2,3および4,5そしてまた2′,3′お
    よび4′,5′位のC=C二重結合は水素添加されてお
    りそしてR^1は式(IVa)の化合物に比較して未変化
    である)を得るか、または、 (c)反応(a)によって得ることのできる中間体(I
    Va)または反応(b)によって得ることのできる中間
    体(IVa′)を式R^2O^−M^+(式中Mはリチウ
    ム、ナトリウムまたはカリウムでありそしてR^2は式
    (VI)について前述した意義を有す)のアルカリ金属ア
    ルコレートと反応させて式( I c)または( I c′)
    (式中、R^3は水素であり、XR^2は基OR^2で
    ありそしてR^1およびR^2は水素のほかに請求項1
    において前述した意義を有 す)の化合物を得るか、または、 (d)非水性溶剤中において式( I c)の化合物をル
    イス酸と反応させて式(IIIc)(XR^2およびR^
    3の意義は式( I c)の出発化合物に比較して未変化
    のまま残る)の化合物を得るか、または、 (e)式( I c)または(IIIc)の化合物を水素添加
    触媒の存在下において水素で還元して式 ( I c′)または(IIIc′)(式中、R^1、XR^
    2およびR^3は式( I c)または(IIIc)の化合物
    に比較して未変化のまま残る)の化合物を得るか、また は、 (f)式( I c)の化合物を更にルイス酸活性を示す
    水素添加触媒の存在下において還元して式(IIIc′)
    の化合物を得るか、または、 (g)式( I c′)または(IIIc′)の化合物をアン
    モニアまたは式H_2N−(CH_2)_n−R^4(
    式中nおよびR^4は式(VI)について前述した意義を
    有す)の第1級アミンと反応させて式( I e′)また
    は(IIIe′)(式中XはNHである)の化合物を得る
    かまたは、 (h)式( I c)、( I c′)、(IIIc)、(IIIc
    ′)、( I e′)または(IIIe′)の化合物を式(V
    )Z−CO−(CH_2)−R^4(V) (式中nおよびR^4は請求項1において示した意義を
    有しそしてZは離核性基である)の化合物と反応させて
    式( I )または(III)または( I ′)または(III′
    )(式中R^1、XR^2およびR^3は請求項1にお
    いて示した意義を有す)の化合物を得るか、または (i)式( I )または( I ′)(式中、R^1および
    R^3は水素以外の請求項1に示した意義を有しそして
    またR^3は請求項1に示した意義を有す)の化合物を
    水性溶剤中においてルイス酸と反応させて式( I )ま
    たは( I ′)(式中、R^1は水素でありそしてXR
    ^2およびR^3は反応(i)に対して出発化合物(
    I )または( I ′)に比較して未変化のまま残る)の
    化合物を得ることからなる式( I )および(III)のエ
    ライオフィリン誘導体の製法。 5)エライオフィリン(式(IV)、R^1=R^2=R
    ^3=H)を、はじめに、請求項4からの反応(b)に
    よって水素添加し、それから反応(a)によって式HO
    −(CH_2)_n−R^4(式中、nおよびR^4は
    請求項1に示した意義を有す)のアルコールと反応させ
    て式(IVa′)の化合物を得ることからなる請求項4記
    載の方法。 6)医薬として使用するための請求項1記載のエライオ
    フィリン誘導体。 7)駆虫剤として使用するための請求項1記載のエライ
    オフィリン誘導体。 8)請求項1記載の式( I )および(または)(III)
    の1種またはそれ以上の種々な化合物の駆虫的に活性な
    量およびもし適当ならば薬理学的に許容し得る補助剤ま
    たは(および)賦形剤および場合によっては他の活性化
    合物を含有する駆虫作用を有する医薬。
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