JPH02107830A - 電磁式クラッチの温度検出装置 - Google Patents

電磁式クラッチの温度検出装置

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JPH02107830A
JPH02107830A JP63262091A JP26209188A JPH02107830A JP H02107830 A JPH02107830 A JP H02107830A JP 63262091 A JP63262091 A JP 63262091A JP 26209188 A JP26209188 A JP 26209188A JP H02107830 A JPH02107830 A JP H02107830A
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JP
Japan
Prior art keywords
coil
current
voltage
clutch
temperature
Prior art date
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Pending
Application number
JP63262091A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Tanaka
浩 田中
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Publication date
Application filed by Fuji Heavy Industries Ltd filed Critical Fuji Heavy Industries Ltd
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  • Hydraulic Clutches, Magnetic Clutches, Fluid Clutches, And Fluid Joints (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、車両等でエンジンからの駆動系に装備されて
自動的に接断作用する電磁式クラッチにおいて、クラッ
チ保護対策上コイル温度を直接的に検出する温度検出装
置に関する。
〔従来の技術〕
車両用クラッチとして電磁式クラッチを用い、クラッチ
電流の制御によりクラッチを自動的に接断し、ドラッグ
電流によりギヤのガタ詰め等を行うことが、既に本件出
願人により提案されている。
ところで、車両が雪道や砂地の悪路でタイヤスタックを
生じながら高負荷連続走行されたり、急ブレーキ時にタ
イヤロックする場合は、電磁式クラッチにスリップを生
じて発熱する。そしてこの発熱が著しく増大すると焼損
する恐れがあり、このためかかる焼損に対する保護対策
が考えられている。
そこで従来、上記電磁式クラッチトルクの焼損防止に関
しては、例えば特開昭58−163831号公報の先行
技術がある。ここで、クラッチコイルの両端の電圧によ
りクラッチ電圧を求め、コイルに直列接続する抵抗を用
いてクラッチ電流を求める。そして、これらのクラッチ
電圧とクラッチ電流とによるコイル抵抗値、コイル温度
係数等によりコイル温度を直接的に算出して過熱と判定
することが示されている。
〔発明が解決しようとする課題〕
ところで、上記先行技術のものは、コイル抵抗値の算出
に制限が設けられず、常に算出する状態であるため、以
下のような不都合がある。即ち、コイルはインダクタン
ス負荷であるため、電圧変化に対し電流が遅れ、両者の
間に位相差を生じる。
そしてこの位相差を生じている時点でコイル抵抗を算出
すると値が非常に大きくなり、このためコイル温度の値
も大きくなり誤って過熱と判断されることがある。
ここでクラッチ電流は、発進時のみならず直結状態でも
シフト時のショック軽減、低負荷時の節電等を図るため
細かく制御される傾向にある。従って、上述の電圧およ
び電流が変化する頻度は比較的多く、このことからも位
相差に伴う誤差をなくすことが望まれる。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたもので、その目的
とするところは、コイル温度の直接検出において誤差を
生じることなく過熱と判断することが可能な電磁式クラ
ッチの温度検出装置を提供することにある。
〔課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本発明の温度検出装置は、ク
ラッチコイルの端子間電圧、コイル電流を測定し、これ
らの値とコイル温度係数とによりコイル温度を算出する
制御系において、上記コイル電圧、コイル電流の変化状
態を検出し、上記コイル電圧およびコイル電流が略一定
の場合にのみ上記コイル温度を算出するものである。
〔作   用〕
上記構成に基づき、クラッチ電流が急激に変化するよう
に制御されてコイル電圧、コイル電流も急変し、両者の
間の位相差により誤差を生じ易い条件ではコイル温度算
出が中断される。そしてコイル電圧、コイル電流が定常
の条件でのみコイル温度を正確に算出し、コイルの焼損
防止等の判断を行うようになる。
〔実 施 例〕
以下、図面を参照して本発明の一実施例を具体的に説明
する。
まず第1図において、本発明が適用される電磁式クラッ
チを含む伝動系について説明すると、符号lは電磁式ク
ラッチ、2はエンジン、3は手動変速機、自動変速機等
の変速機である。
電磁式クラッチ1は、エンジン2からのクランク軸4に
ドライブプレート5を介してドライブメンバ7が一体的
に結合し、これに対し変速機3への人力軸8にクラッチ
コイル6を内蔵するドリブンメンバ9が回転方向に一体
的にスプライン結合する。これらのドライブメンバ7、
ドリブンメンバ9がギャップ10を介して近接嵌合して
おり、このギャップIOにパウダー室11から電磁粉を
集積するようになっている。また、ドリブンメンバ9の
入力軸8と同軸上の輔I2にはスプリング13が設置さ
れて、給電用のブラシ14がスリップリング13に摺接
しである。
こうして、エンジン運転時クランク軸4と共にドライブ
プレート5およびドライブメンバ7が回転しており、後
述する制御系からブラシ14およびスリップリング13
を経てクラッチコイル6に給電すると、このときドライ
ブメンバ7とドリブンメンバ9との間に生じた磁力線に
より両者のギャップIOに鎖状に連結した電磁粉が集積
して結合力を発生する。そしてこの結合力によりドライ
ブメンバ7に対しドリブンメンバ9が一体化して係合作
用し、クランク軸4のエンジン動力が入力軸8に伝達さ
れる。
次いで、クラッチ制御系について説明すると、車速セン
サ15.イグニッションパルス等によりエンジン回転数
センサ1B、アクセルの踏込みを検出するアクセルスイ
ッチ17.  シフト位置センサ18゜エアコンスイッ
チ19等を有する。そして、これらのセンサおよびスイ
ッチの信号は制御ユニット20のクラッチ制御部21に
入力し、各通電モードに応じ駆動部22を介してクラッ
チコイル6にクラッチ電流を供給または遮断し、更にそ
のクラッチ電流を制御するようになっている。また、電
磁式クラッチ1の焼損防止対策としてクラッチコイル6
の回路に複数の電圧計23ないし2Bが接続し、この信
号がコイル温度検出部28に入力して処理され、クラッ
チコイル6が過熱の場合は例えばアラーム29で警告す
るようになっている。
第2図において、コイル温度検出制御系について述べる
先ず、クラッチコイルBの両端に、その端子間電圧を測
定する電圧計23.24が接続する。また、クラッチコ
イル6に電流検出抵抗27が直列接続して、この電流検
出抵抗27の両端にも電圧計25.26が接続する。電
圧計23.24の電圧V、、V2はA/D変換されてコ
イル電圧検出部30に入力し、コイル端子間電圧VCを
Ve−V、−V2により算出する。電圧計25.26(
7)電圧V3.V4もA/D変換されてコイル電流検出
部31に人力し、電流検出抵抗27の抵抗値rを用いて
コイル電流1cを、r c −(V3  V4 )/r
により算出する。
これらのコイル電圧VC,コイル電流1cはコイル温度
算出部32に入力するが、電圧変化検出部33、電流変
化検出部34で電圧変化量ΔV、電流変化量ΔIが検出
されており、電圧変化量ΔV、電流変化量ΔIが略一定
の定常状態になった場合にのみコイル温度算出部32で
以下のように算出する。
即ち、コイル温度係数α、所定の温度Tsにおけるコイ
ル抵抗値Rs、算出時の温度Teにおける抵抗Reを用
い、 Re −Ve/Ic 。
Re =Rs(1+α(Tc −Ts)1により求める
こうして算出されたコイル温度TCの信号は過熱判定部
35に入力して判断され、焼損の危険がある場合はアラ
ーム29に警告信号を出力するように構成されている。
そこで、かかる構成の電磁式クラッチ1の制御を、第3
図のフローチャートと第4図のタイムチャートを用いて
述べる。
先ず、電磁式クラッチ■のクラッチコイル6のクラッチ
電流がクラッチ制御部21により各通電モードに応じて
制御され、このクラッチ電流に対応したクラッチトルク
を生じて自動的に接断またはトルク制御される。このと
き、電圧計23.24の電圧値V、、V2に基づきコイ
ル端子間電圧Vcが、電圧計25.28の電圧値V、、
V4と抵抗値「とに基づきコイル電流1cが検出され、
同時に電圧変化検出部33.電流変化検出部34で電圧
、電流の変化状態が検出されている。
ここで、例えばアクセル踏込みによりクラッチ電流1c
が第4図のようにステップ状に増大制御されると、コイ
ル端子間電圧Vcは直ちに増大変化する。一方、クラッ
チ電流1cはクラッチコイル6のインダクタンスにより
遅れて増大し、両者の間に位相差を生じる。するとかか
る電圧、電流変化時には、電圧変化量ΔV、電流変化量
Δ■が大きいことで第3図のフローチャートのようにコ
イル温度算出が中断し、前回の温度を保持する。
そして、電圧変化量ΔVと電流変化量ΔIとが略一定に
なった時点で、増大したコイル端子間電圧Vc、  ク
ラッチ電流1c等によりコイル温度算出部32でコイル
温度Tcが算出されるのであり、これにより位相差に伴
う温度算出の誤差が除かれる。
この場合に、電磁式クラッチlのスリップが少ないとコ
イル端子間電圧Vcとクラッチ電流1cとが同一に変化
して抵抗Reの値が小さい。一方、タイヤのスタック、
ロック等により電磁式クラッチlのスリップが増大する
と、コイル温度は上昇し、一方、クラッチ電流Ieは一
定に制御しているのでコイル電圧Vcが第5図のように
上昇して抵抗Reの値が大きくなり、コイル温度係数α
により換算されるコイル温度Tcの値もその抵抗Reに
応じて大きくなる。こうして、電磁式クラッチ1のスリ
ップ状態に応じてクラッチコイル6の発熱が外気温に影
響されることなく算出されるのであり、かかるコイル温
度Tcが過熱判定部35で判断される。そこで高いコイ
ル温度Tcが長時間継続する場合は、過熱と判断されて
アラーム29でドライバに警告する。このためドライバ
が走行停止すると、クラッチ電流1cがカットされて電
磁式クラッチ■は自動的に切断し、この状態が持続され
るとクラッチコイル6は冷却されて温度低下す゛るので
あり、こうして電磁式クラッチlの焼損が防止されるこ
とになる。
以上、本発明の一実施例について述べたが、上記実施例
に限定されない。
〔発明の効果〕
以上述べてきたように、本発明によれば、電磁式クラッ
チ等でコイルの電圧、電流、温度係数を用いてコイル温
度を算出し、これに基づき焼損防止する制御系において
、電流急変時等の電圧、電流の位相差による誤差を生じ
易い部分では温度算出を中断するので、温度の算出誤差
が減少し“C精度が向上する。これに伴い焼損防止の判
断も正確化する。
さらに、温度算出の中断時には前回の温度を保持するの
で、不都合を生じない。
また、コイル電圧 i′lt流の変化が一定の条件で行
われるので、制御が容易である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の電磁式クラッチの温度検出装置の実施
例の概略を示す全体構成図、 第2図は温度検出制御系のブロック図、第3図は作用の
フローチャート図、 第4図は温度検出状態を示すタイムチャート図、第5図
はクラッチの温度変化を示す図である。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)クラッチコイルの端子間電圧,コイル電流を測定
    し、これらの値とコイル温度係数とによりコイル温度を
    算出する制御系において、 上記コイル電圧,コイル電流の変化状態を検出し、 上記コイル電圧およびコイル電流が略一定の場合にのみ
    上記コイル温度を算出することを特徴とする電磁式クラ
    ッチの温度検出装置。
  2. (2)上記コイル温度の算出を中断した場合は、中断直
    前のコイル温度を保持する請求項(1)記載の電磁式ク
    ラッチの温度検出装置。
JP63262091A 1988-10-18 1988-10-18 電磁式クラッチの温度検出装置 Pending JPH02107830A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009210110A (ja) * 2008-03-06 2009-09-17 Toyota Motor Corp クラッチ制御装置

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57120733A (en) * 1981-01-17 1982-07-27 Mitsubishi Electric Corp Control device of electro-magnetic clutch for vehicular use
JPS58163831A (ja) * 1982-03-19 1983-09-28 Fuji Heavy Ind Ltd 車輛用電磁式クラツチのコイル温度検出装置

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