JPH0210367B2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0210367B2
JPH0210367B2 JP55026807A JP2680780A JPH0210367B2 JP H0210367 B2 JPH0210367 B2 JP H0210367B2 JP 55026807 A JP55026807 A JP 55026807A JP 2680780 A JP2680780 A JP 2680780A JP H0210367 B2 JPH0210367 B2 JP H0210367B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
signal
radiation
sample
detector
period
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP55026807A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS55140121A (en
Inventor
Baaro Dereku
Binsento Paakinsu Chaaruzu
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Pye Electronic Products Ltd
Original Assignee
Pye Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Pye Ltd filed Critical Pye Ltd
Publication of JPS55140121A publication Critical patent/JPS55140121A/ja
Publication of JPH0210367B2 publication Critical patent/JPH0210367B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • GPHYSICS
    • G01MEASURING; TESTING
    • G01JMEASUREMENT OF INTENSITY, VELOCITY, SPECTRAL CONTENT, POLARISATION, PHASE OR PULSE CHARACTERISTICS OF INFRARED, VISIBLE OR ULTRAVIOLET LIGHT; COLORIMETRY; RADIATION PYROMETRY
    • G01J3/00Spectrometry; Spectrophotometry; Monochromators; Measuring colours
    • G01J3/28Investigating the spectrum
    • G01J3/42Absorption spectrometry; Double beam spectrometry; Flicker spectrometry; Reflection spectrometry
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06GANALOGUE COMPUTERS
    • G06G7/00Devices in which the computing operation is performed by varying electric or magnetic quantities
    • G06G7/48Analogue computers for specific processes, systems or devices, e.g. simulators

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Spectroscopy & Molecular Physics (AREA)
  • Computer Hardware Design (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Theoretical Computer Science (AREA)
  • Mathematical Physics (AREA)
  • Spectrometry And Color Measurement (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は二重ビーム分光光度計に関するもので
ある。
比率記録型の二重ビーム分光光度計、即ち試料
通路を通つてきて受け取られる放射線の基準通路
を通つてきて受け取られる放射線に対する比を計
算して試料物質の透過率を求める型の二重ビーム
分光光度計は検出器から取り出された信号から、
放射線源から試料セルを含む第1の通路を通つて
きて検出器で受け取られた放射線からバツクグラ
ウンド放射線を差し引いたものを表わす第1の信
号と、放射線源から基準セルを含む第2の通路を
通つてきて検出器で受け取られた放射線からバツ
クグラウンド放射線を差し引いたものを表わす第
2の信号とを作る信号処理回路を具える。第1お
よび第2の通路を経て検出器に入射する放射線は
離散的に発生する飛び越しパルスの形態をしてお
り、それらのパルス同士の間が、第1と第2の通
路を通る放射線が検出器に入射しないようにした
暗信号期間で分離される。また検出器はそこで受
け取つた放射線の大きさを表わす複合電気信号を
出力する。
このような分光光度計では検出器で受け取られ
る放射線は時分割多重化された形をしており、従
つてバツクグラウンド放射線による検出器の出力
(これは第1と第2の通路を通つてきた放射線が
検出器に入射するのを妨げられる期間における検
出器の出力と考えられる)を第1と第2の通路を
通つてきた放射線が測定される時とは異なる時に
測定する。従つてバツクグラウンド放射線の大き
さが変動する場合はこれにより求められた透過率
の値に誤差が生ずる。バツクグラウンドレベルの
変化は例えば赤外領域をずつと走査する場合であ
れば大気中の水蒸気による吸収が波長で異なる選
択性を呈することにより生ずる。
従来技術の分光光度計では第1の通路を通つて
きて受け取られる放射線(即ち試料レベル)を測
定する直前にバツクグラウンド放射線レベル(即
ち暗レベル)を測定し、これらから減算により第
1の信号(即ち試料―暗信号)を得ていた。第2
の信号(即ち基準―暗信号)も同じようにして作
る。検出器は普通信号処理回路に交流結合されて
いるから試料―暗信号及び基準―暗信号は第1の
通路を通る放射線も第2の通路を通る放射線も検
出器に入射できない期間(以後暗信号期間と称す
る)において信号レベルを大地電位又は何らかの
他の基準電位にクランプすることにより発生させ
ることができる。第1と第2の信号を発生する別
の既知の回路は3個のサンプル―ホールド回路を
具え、これらで放射線が第1の通路を通る期間
(以後試料信号期間と称する)において検出器で
発生した信号と、放射線が第2の通路を通る期間
(以後基準信号期間と称する)において検出器で
発生した信号と、暗信号期間において検出器で発
生した信号とを夫々サンプリングする。このサン
プル―ホールド回路の出力端子を2個の減算回路
の入力端子に接続し、第1の減算回路で試料―暗
信号を作り、第2の減算回路で基準―暗信号を作
る。この回路ではバツクグラウンド放射線のレベ
ルが変動すると、試料―暗信号と基準―暗信号の
大きさが各暗信号期間、即ち夫々の試料期間又は
基準期間の両側の暗信号期間において最新のもの
に改訂される。しかしこれらのいずれの回路もバ
ツクグラウンド放射線レベルが急変する結果生ず
る第1の信号と第2の信号に対するダイナミツク
な影響(break through)を防止することができ
ない。
本発明の目的はバツクグラウンド放射線のレベ
ル変動が測定に及ぼす影響を軽減した分光光度計
を提供するにある。
このような目的を達成するため本発明によれば
検出器で発生される信号を受け、放射線源から試
料セルを含む第1の通路を通つて検出器で受け取
つた放射線からバツクグラウンド放射線を差し引
いたものを表わす第1の信号と、放射線源から基
準セルを含む第2の通路を通つて検出器が受け取
つた放射線からバツクグラウンド放射線を差し引
いたものを表わす第2の信号とを作る信号処理回
路を具え、上記の検出器で受け取つた放射線が第
1の通路を通つてきた放射線も第2の通路を通つ
てきた放射線も検出器に入射することが妨げられ
る暗信号期間により分離される飛越しパルスの形
態をしており、上記検出器がそこで受け取つた放
射線の大きさを表わす複合電気信号を出力する波
長連続走査型の二重ビーム分光光度計において、
順次の暗信号期間において検出器が発生した信号
が連続して平均され、前記順次の暗信号期間が、
第1および第2の通路からの信号に対応するそれ
ぞれの期間の各側において少なくとも1つの暗信
号期間を含み、放射線が第1の通路を通つてきて
受け取られる時検出器が発生する信号と放射線が
第2の通路を通つてきて受け取られる時検出器が
発生する信号とから上記平均値を差し引いて夫々
前記第1の信号と第2の信号とを作ることを特徴
とする。また、前記順次の暗信号期間が、第1お
よび第2の通路からの信号に対応するそれぞれの
期間の各側においてそれぞれ1つの暗信号期間の
みを含むようにすることができる。
このように順次の暗信号期間において発生した
信号の平均をとるようにするとバツクグラウンド
放射線レベルの変動が測定に及ぼす影響を軽減で
きるだけでなく、検出器が信号処理回路に交流結
合されているか又は低周波の熱時定数を有する場
合に透過率測定の非線形性を減らすことができ
る。これはパイロ電気検出器又はゴーレイニユー
マチツク検出器のような典型的な赤外線用検出器
について妥当する。
信号処理回路は前記信号処理回路に4個のサン
プル―ホールド回路を設け、第1のサンプル―ホ
ールド回路で第1の通路を通つて受け取られた放
射線を表わす信号を蓄わえ、第2のサンプル―ホ
ールド回路で第2の通路を通つて受け取られた放
射線を表わす信号を蓄わえ、第3と第4のサンプ
ル―ホールド回路で順次の暗信号期間において受
け取られた放射線を表わす信号を蓄わえ、この第
3と第4のサンプル―ホールド回路の出力を平均
する手段を設け、第1の入力端子を第1のサンプ
ル―ホールド回路の出力端子に接続し、さらに第
2の入力端子を上記平均化手段の出力端子に接続
した第1の減算器と、第1の入力端子を第2のサ
ンプル―ホールド回路の出力端子に接続し、さら
に第2の入力端子を前記平均化手段の出力端子に
接続した第2の減算器とを設け、これらの第1と
第2の減算器の出力を夫々第1と第2の信号とす
ることを特徴とする。
図面につき実施例を挙げて本発明を詳細に説明
する。
第1図に示す分光光度計は放射線源S,2本の
放射線ビームを作る手段、これらの2本の放射線
ビームの通路を一つにする手段と、モノクロメー
ターMOと、検出器Dと信号処理装置PCとを具
える。
放射線源Sから出た放射線(これはスペクトル
の赤外領域、可視領域及び紫外領域とすることが
できる)を鏡M1で反射させ、測定室MC内の試
料セルを通る通路SBに沿つて進ませる。
この通路SBに沿つて進む放射線は更に2個の
鏡M2とM3で反射されて回転しているセクター
ミラー(sector mirror)組立体M4に向かう。
するとこのセクターミラー組立体M4は通路SB
に沿つて進む放射線を交番的に透過させて鏡M8
上に落し、鏡M8で反射させる。放射線源Sから
出た放射線は別に鏡M5で反射させられてこれま
た測定室MC内にある基準セルRCを通る第2の
通路RBに沿つて進む。この第2の通路RBに沿
つて進む放射線は更に2個の反射器M6及びM7
で反射させられて回転しているセクターミラー組
立体M4に向かう。するとこのセクターミラー組
立体M4は第2の通路RBに沿つて進む放射線を
交番的に反射させて鏡M8上に落し、鏡8で反射
させる。斯くしてセクターミラー組立体M4で第
1の通路SBに沿つて進んできた放射線のパルス
とその間に挾まれた第2の通路に沿つて進んでき
た放射線のパルスとを含む合成放射線ビームCB
が形成される。回転自在のセクターミラーM4は
順次に放射線を透過するセクタと放射線を吸収す
るセクタと放射線を反射するセクタと放射線を吸
収するセクタとをシリーズに並べたものを具え、
このため複合放射線ビームCBでは第1の通路SB
に沿つて進んできた放射線のパルスと第2の通路
RBに沿つて進んできた放射線のパルスとが交互
に繰り返され、それらのパルス同士の間に放射線
源から放射線が届かない期間が挾まつている。複
合放射線ビームCBは鏡M8で反射させられてモ
ノクロメーターMOの入射スリツトSL1に入射
する。モノクロメーターMOは入射スリツトSL
1,凹面鏡M9,回折格子G及び射出スリツト
SL2を具え、入射スリツトSL1にある帯域幅の
広い放射線から波長帯の狭い放射線を選択するの
に利用される。射出スリツトSL2から取り出さ
れた狭帯域の放射線は鏡M10で反射して検出器
Dに入射する。検出器Dの出力信号は信号処理装
置PCを経て表示器Iに供給される。
試料の透過率を測定するために試料を測定室
MC内に入れ、試料ビームを通過させ、信号処理
装置PCで以つて試料セルSCから現われる放射線
の大きさの基準セルRCから現われる放射線の大
きさに対する比を求める。放射線源Sから放射さ
れる放射線の大きさが小さいと検出器Dの出力信
号が小さくなり、このため系内の雑音の影響が大
きくなる。信号処理装置PCの出力端子に現われ
る全雑音はその帯域幅の平方根に比例するから、
第2の通路RBに沿つて進んできて検出器Dに到
達する放射線の大きさを減らす時帯域幅も狭くす
ることにより雑音の影響を小さくできる。この手
段は信号処理装置PCの応答時間を増すものと言
い換えることができる。蓋し、放射線の大きさが
低下しているからである。この応答時間の増大、
換言すれば帯域幅の減少のため系が試料セルSC
から現われる放射線のレベルの高速の変化に応答
するのが妨げられ、このため意味のある測定を行
なうためにはモノクロメーターMOで発生する波
長の変化速度を制限することになる。
また試料(測定)期間内に検出器Dで検出され
る放射線は放射線源から出て試料セルを通過した
放射線による分にバツクグラウンド放射線による
分が加つたものであるから、試料セルを通過し、
検出器に入射する放射線による信号だけを取り出
すためには試料信号(sample signal)から暗信
号(dark signal)を差し引く必要がある。同様
に透過率(これは試料信号の基準信号に対する比
である)を求める前に基準信号から暗信号を差し
引く必要がある。このため必要な減算と除算とを
行なわせる目的で信号処理装置PCを設ける。
この信号処理装置PCには更に試料信号又は基
準信号の夫々の両端に生ずる暗信号を平均する装
置を設け、この平均信号を試料信号又は基準信号
から差し引くべき暗信号として用いる。これによ
り暗信号の振幅が変動することが試料信号又は基
準信号に及ぼす影響を軽減できる。試料期間又は
基準期間の両端で生起する暗信号を平均化するこ
とにより得られるもう一つの利点は検出器Dを信
号処理装置PCに交流結合する場合又は検出器D
自体が交流検出器である場合にこれにより透過信
号の非線形性の程度が下がることである。
表示器Iの代表的なものは記録紙レコーダ
(chart recorder)であり、そこではモノクロメ
ーターの波長変化と同期をとつて記録紙を進め
る。しかし他の表示器、例えばビデオデイスプレ
イ装置を使用することもできる。或は信号処理装
置PCの出力を計算機に供給し、計算器に情報を
蓄わえたり又はプリンタを駆動して波長に対する
透過率の値を印刷することもできる。
第2図は第1図の分光光度計で使用するのに適
した信号処理装置PCの一実施例のブロツク図で
ある。検出器Dからの信号は端子1からデコーダ
2の第1の入力端子と制御論理回路7の第1の入
力端子とに印加する。回転自在のセクターミラー
組立体M4の位置を検出する装置から取り出され
た4個のタイミング信号を端子3,4,5及び6
からデコーダ2と制御論理回路7の別の入力端子
に印加する。デコーダ2の第1の出力端子は
FET8を介して積分器20に接続する。積分器
20は抵抗R1コンデンサC1と演算増幅器A1
とから成る。コンデンサC1の両端にFET9を
接続する。積分器20の出力端子はサンプル―ホ
ールド回路22に接続する。このサンプル―ホー
ルド回路22はFET10と抵抗R2とコンデン
サC2と演算増幅器A2とを具える。演算増幅器
A2の出力端子を信号処理回路RCの出力端子1
1に接続する。デコーダ2の第2の出力端子を
FET12を介して第2の積分器21に接続する。
第2の積分器21は抵抗R3とコンデンサC3と
演算増幅器A3とを具える。コンデンサC3の両
端にFET13を接続する。第2の積分器21の
出力端子を抵抗R4及びR5並びに高速比較器A
4から成る比較回路の一方の入力端子に接続す
る。高速比較器A4の他方の入力端子を基準電位
VRに接続する。この比較回路の出力端子を制御
論理回路7のもう一つの入力端子に接続する。制
御論理回路7は3個の出力端子を有するが、第1
の出力端子iはFET8及び12のゲート電極に
接続し、第2の出力端子fはFET9及び13の
ゲート電極に接続し、第3の出力端子mはFET
10のゲート電極に接続する。
第3図は第2図に示す信号処理回路(装置)
PCの種々の点に生起する波形を示す波形図であ
る。波形aは検出器Dから端子1に印加される複
合波形を示す。4個の期間T1,T2,T3及び
T4は夫々、放射線ビームがミラー系で吸収され
る第1の期間、放射線ビームが基準セルを通つて
から検出器Dに入射する期間、放射線ビームがミ
ラー系で吸収される第2の期間及び放射線ビーム
が試料セルを通つてから検出器Dに入射する期間
である。波形b,c,d及びeは夫々期間T1,
T2,T3及びT4においてデコーダ2と制御論
理回路7とに印加される4個のタイミング信号を
示す。これらのタイミング信号を用いることによ
りデコーダ2はその第1の出力端子に以後「試料
―暗」(Sample―Dark)と称する、期間T4に
おける検出器出力信号から最も近い期間T1とT
3とにおける検出器出力信号の平均値を差し引い
た信号を出力し、その第2の出力端子に以後「基
準―暗」(Ref―Dark)と称する、期間T2にお
ける検出器出力信号から最も近い期間T1とT3
とにおける検出器出力信号の平均値を差し引いた
信号を出力し、期間T2の終りと期間T3の開始
との間の期間及び期間T4の終りと期間T1の開
始との間の期間において制御論理回路7は波形f
の信号を出力する。この信号fはFET9及び1
3のゲート電極に印加し、コンデンサC1及びC
3を放電させて2個の積分器20及び21をリセ
ツトする。期間T1とT3の初期において制御論
理回路7は波形iに示す出力信号を出力する。こ
れにより積分器20と21は夫々デコーダ2の第
1と第2の出力端子からの出力を積分する。積分
器21は基準―暗信号を積分し、波形gで示すそ
の出力が基準電位VRに達する時比較器の出力信
号を波形hで示すように変える。これにより今度
は制御論理回路7は積分パルスiを終端させる。
斯くして今度は積分器20(その出力信号は波形
jで示す通りである)が基準―暗信号の一部とし
ての試料―暗信号を表わすものを保持する。制御
論理回路7は波形mで表わされる信号を出力す
る。これはFET10をスイツチオンし、積分器
20の出力端子をサンプル―ホールド回路22に
接続する。波形mのサンプルパルスは積分パルス
iが終了した時点で立上り、そのパルス長は期間
T2における検出器の出力の大きさ、即ち第2の
通路RBを経て検出器Dに達する放射線の大きさ
に依存する。この大きさが増すとサンプリング時
間も長くなり、出力端子11における信号が受信
放射線の大きさの変化に一層迅速に追従できる。
系の雑音出力は帯域幅の平方根に比例するから
サンプリング時間を信号エネルギーの二乗に比例
するようにすると好適である。こうすれば雑音×
帯域幅は一定に保たれる。サンプリング時間を信
号エネルギーの二乗に比例させるため制御論理回
路7に期間T2における検出器Dの信号を二乗す
る二乗回路を設ける。こうすると制御論理回路7
はこの値を用いてパルスmの長さを決め、これに
よりサンプル―ホールド回路22のサンプリング
時間を決める。
第4図はサンプル―ホールド回路22の波形n
に示すステツプ入力に対する応答を示す。FET
10をずつとONにし続けると出力端子11の出
力は波形Pでずつと示す形となり、応答時間は抵
抗R2とコンデンサC2で決まる時定数CRに依
存する。しかし、FET10を時間CRの25%だけ
スイツチオンするようにすると出力端子11の出
力は波形qで示す形となる。明らかにこの場合サ
ンプル―ホールド回路22の出力が入力端子にお
ける信号の値の変化に追従する速度はFET10
がスイツチオンされている時間に依存する。
第5図に示す増幅器は入力端子1とデコーダ2
及び制御論理回路7との間に接続する。この増幅
器は演算増幅器A501とコンデンサC501と
抵抗R501と抵抗R502とコンデンサC50
2とを具える前置増幅段502を含む。この前置
増幅段502の後段に演算増幅器A502と抵抗
R503と抵抗R504とコンデンサC503と
コンデンサC504とを具える微分器503があ
る。微分器503の出力はライン701を経て制
御論理回路7に供給し、コンデンサC505と抵
抗R505を経て可変減衰器兼バツフア段504
に供給する。可変減衰器兼バツフア段504は演
算増幅器A503とコンデンサC506と抵抗R
506と抵抗R507とを具え、ライン601に
出力信号を出力する。この出力信号はデコーダ2
に供給される。この可変減衰器兼バツフア段は自
動利得比較兼増幅段505により制御される。こ
の自動利得比較兼増幅段505にはライン501
を伝わつてデコーダ2の出力が供給される。ライ
ン501上の信号は2個の抵抗R508,R50
9を直列接続したものを介して演算増幅器A50
4の正入力端子に供給する。正の電源ラインと負
の電源ラインとの間に接続された抵抗R510と
R511とを具える分圧器の抵抗R510とR5
11との接続点を抵抗R512を介して演算増幅
器A504の負の入力端子に接続する。抵抗R5
08と抵抗R509の接続点と抵抗R510と抵
抗R511の接続点との間に2個のダイオードD
501とD502を極を逆にして並列に接続した
ものを接続する。演算増幅器A504の出力端子
を抵抗R513と抵抗R514とを介して演算増
幅器A501の負の入力端子に接続する。抵抗R
513と抵抗R514の接続点をFET T501
のゲート電極に接続する。FET T501のソー
ス電極とドレイン電極とを抵抗R515の両端に
接続する。抵抗R515は負の電源ラインと演算
増幅器A503の正の入力端子との間に接続す
る。演算増幅器A504の正の入力端子と負の電
源ラインとの間にコンデンサC507を接続す
る。演算増幅器A504の出力端子と負の電源ラ
インとの間にコンデンサC508を接続する。演
算増幅器A504の出力端子と負の入力端子との
間にコンデンサC509を接続する。この自動利
得比較兼増幅段505により可変減衰器兼バツフ
ア段504を制御して検出器Dが受け取る信号レ
ベルが変動しても基準―暗信号をほぼ一定に保
つ。
第10図の波形は信号処理回路の例えばバツク
グラウンド放射線のレベル変動に帰し得る負方向
に向かうドリフトを有する複合信号に対する応答
を示す図である。
上述した第1のタイプの従来技術の系では夫々
の試料信号期間及び基準信号期間の直前の暗信号
期間において暗信号レベルが確定され、これが
夫々試料信号期間及び基準信号期間に確定した試
料信号レベル及び基準信号レベルから差し引かれ
て夫々試料―暗信号及び基準―暗信号を生ずる。
斯くして波形dで示すように期間Taでは基準―
暗信号はRa―D1aで与えられ、試料―暗信号は
Sa―D2aで与えられる。ここでRaは期間Taにお
ける基準信号レベルであり、Saは期間Taにおけ
る試料信号レベルであり、D1aは期間Taにおけ
る第1の暗信号レベルであり、D2aは期間Taに
おける第2の暗信号レベルである。しかし、バツ
クグラウンド放射線レベルが波形dで示すように
ドリフトするため真の暗信号レベルは
D1a+D2a/2及びD2a+D1b/2であり、従つて真の 基準信号レベルはRa−D1a+D2a/2であり、真の 試料信号レベルはSa−D2a+D1b/2である。バツ クグラウンド放射線レベルは波形dに示すように
負に向かつてドリフするためD1aはD1a+D2a/2よ りも一層正であり、D2aはD2a+D1b/2よりも一層 正であり、従つて計算された基準―暗信号と試料
―暗信号とは真の値よりもバツクグラウンド放射
線レベルのドリフトの速度に依存する量だけ低
い。逆にバツクグラウンド放射線が正の方向にド
リフトする場合には基準―暗信号及び試料―暗信
号は真のレベルよりも高い。
波形e及びfは前述した従来技術の回路の第2
のタイプの応答を示すものである。この場合試料
―暗信号及び基準―暗信号は基準信号期間及び試
料信号期間の終りにおいて定義されるだけでな
く、各暗信号レベルが確定した時修正されるもの
である。斯くして期間Tbにおいて波形eとして
示す試料―暗信号の場合は試料―暗信号の値が第
1の暗信号期間ではSa―D2aであり、基準信号期
間と第2の暗信号期間ではSa―D1bであり、試料
信号期間ではSa―D2bである。この波形を波す
るとほぼ一定の出力を与えることができる。しか
し波形eから明らかな通り真の試料―暗レベルS
―Dについて対称ではない。基準―暗信号は波形
fで示すように試料―暗信号と同じ様に変化す
る。斯くしてこの回路では計算された試料―暗信
号と基準―暗信号とはバツクグラウンド放射線が
負の方向にドリフトする場合は真の値よりも大き
く、バツクグラウンド放射線が正の方向にドリフ
トする場合は真の値よりも小さい。
波形g及びhは2個の順次の暗信号期間におけ
る暗信号レベルの平均をとり、基準信号又は試料
信号から差し引く信号処理回路の応答を示すもの
である。期間Tbにおいて波形gとして示す試料
―暗信号の計算された値は第1の暗信号期間では
Sa−D1a+D2a/2であり、基準信号期間及び第2 の暗信号期間ではSa−D2a+D1b/2であり、試料 信号期間ではSa−D1b+D2b/2である。それ故期 間Tbに亘る平均値は Sa−D1a+D2a/2+2〔Sa−D2a+D1b
/2〕+Sa−D1b+D2a/2/4 =Sa−3/4・D1b+D2a/2−1
/4・D1a+D2b/2 に等しい。
斯くして暗信号レベルは主として試料信号期間
の両側の暗信号期間における暗信号レベルの平均
により定義されるが、試料信号期間から次に遠い
暗信号レベルに因る付加的成分も1/3の重みで付
加される。
第11図に示す複合波形は信号処理回路に交流
結合されている検出器又は例えばパイロ電気検出
器若しくはゴーレイニユーマチツク検出器のよう
な赤外分光光合計で普通に使われている検出器か
ら取り出されるものである。第11a図は検出器
で受け取つたエネルギーを示し、第11b図は信
号処理回路に結合されている生成信号を示す。各
レベルの下降量σxはその平均レベルに関する信
号の大きさ(x)に比例し、τ≫tであればt/
τで与えられる。τは交流結合時定数、換言すれ
ば赤外検出器の低周波熱時定数である。良好な雑
音波特性を得るにはできるだけ長時間に亘つ
て、それもできれば基準信号期間又は試料信号期
間の全体に亘つて、信号の瞬時値を確定するので
はなく、平均レベルをとる必要がある。測定され
た透過率を第1の従来技術の回路の場合のように
Sa,Ra,D1a,D2aを夫々試料、基準及び暗信
号期間の平均信号レベルとして(Sa−D2a)/
(Ra−D1a)として計算し、σ数%とすると透
過率の測定値はTm=Ta+σ/4(1−Ta2)で与 えられる。ここでTmは透過率の測定値、Taは
透過率の真の値である。
第12図から明らかな通り、これはTa=1/2の 時σ/4のゼロオフセツトとσ/16の線形性から
の最大偏移を与える。σ=5%とするとσ/4=
1.25%でσ/16=0.31%である。
しかし透過率の測定値を Sa−D1b+D2a/2/Ra−D1a+D2a/2 として計算すると、透過率の測定はTm=Ta+
(1−Ta2)σ2/8で与えられる。
第5図から明らかな通り、これはσ2/8のゼロ
オフセツトとσ2/32の線形性からの最大偏移とを
与える。σ=5%とするとこれは0.31%のゼロオ
フセツトと0.0078%の線形性からの最大偏移を与
える。
斯くして夫々の試料信号期間と基準信号期間の
両側の暗信号期間中の暗信号レベルを平均化する
ことにより線形性と、透過率の測定値の真の値か
らのオフセツトの重要な改良を達成できる。
第6図はこの平均化を行ない得るデコーダ7を
示す。信号処理回路は4個のサンプル―ホールド
回路604,605,606及び607と2個の
減算回路608及び609とを具える。
サンプル―ホールド回路606はFET T60
4,抵抗R604,コンデンサC604及び演算
増幅器A604を具え、サンプル―ホールド回路
605はFET T605,抵抗R605,コンデ
ンサC605及び演算増幅器A605を具え、サ
ンプル―ホールド回路606はFET T606,
抵抗R606,コンデンサC606及び演算増幅
器A606を具え、サンプル―ホールド回路60
7はFET T607,抵抗R607,コンデンサ
C607及び演算増幅器A607を具える。
減算回路608と609とは形が同一であり、
減算回路608は演算増幅器A608を具える
が、その正の入力端子は抵抗R608及びR60
9(これらの両端間にコンデンサC608を接続
する)並びにR610及びR611を具える抵抗
回路網でバイアスする。抵抗R612とコンデン
サC612とを並列に接続したものを演算増幅器
A608の出力端子と負の入力端子との間に接続
する。減算回路608の第1の入力端子を抵抗R
613を介して演算増幅器A608の負の入力端
子に接続し、第2の入力端子を抵抗R614を介
して演算増幅器A608の正の入力端子に接続す
る。減算回路609も形は同じで抵抗R618―
R623、コンデンサC618及びC622並び
に演算増幅器A609を具える。
複合波形aを第5図に示す増幅器でしかるべく
処理した後ライン601からサンプル―ホールド
回路604〜607に印加する。タイミング信号
e,d,c及びbを夫々端子3,4,5及び6か
らサンプル―ホールド回路604〜607へ印加
する。これにより期間T1、即ち第1の暗信号期
間においてサンプル―ホールド回路607はタイ
ミング信号bがFET607を導通させその時の
複合波形の大きさをコンデンサC607に蓄える
時この複合波形をサンプリングする。このように
して第1の暗信号期間即ち放射線ビームが検出器
Dからはずれる期間に検出器Dに落ちる放射線を
表わすものが蓄えられる。同様にして基準信号の
値をコンデンサC606に蓄わえ、試料信号の値
をコンデンサC604に蓄わえ、第2の暗信号期
間の信号をコンデンサC605に蓄わえる。サン
プル―ホールド回路605と607の出力端子を
夫々抵抗R630とR631とを介してから一緒
にまとめ、最近の2個の暗信号期間中の合成信号
の平均値を減算回路608及び609の各々の一
方の入力端子に印加するようにする。サンプル―
ホールド回路604の出力を減算回路608の他
方の入力端子に印加し、サンプル―ホールド回路
606の出力を減算回路609の他方の入力端子
に印加すると共に、ライン501を介して自動利
得比較兼増幅器505(第5図)に印加する。
ライン602に接続されている減算回路608
の出力端子からは前述したように積分回路iの制
御の下に積分器20(第2図)の入力端子に印加
される試料―暗信号を提供し、ライン603に接
続されている減算回路609の出力端子からはこ
れまた積分信号iの制御の下に積分器21(第2
図)の入力端子に印加される基準―暗信号を提供
する。
減算回路608はその第1の入力端子に最新の
試料信号を受け取り、その第2の入力端子に最新
の2個の暗信号の平均値を受け取る。減算回路6
09はその第1の入力端子に最新の基準信号を受
け取り、その第2の入力端子に最新の2個の暗信
号の平均値を受け取る。その結果ライン602に
現われる減算回路608の出力は第3図に示す波
形gのようになり、ライン603に現われる減算
回路609の出力は波形hのようになる。これら
の波形に適当な波を施し、比をとると透過率の
値が得られる。
制御論理回路7を第7図及び第8図に詳細に示
すが、これはエネルギーレベル検出器703、二
乗回路704、エネルギーレベル比較器705及
び第8図に示す論理素子を具える。第7図にはこ
の他比較器706もあるが、これは第2図に示す
比較器706に代るものである。
エネルギーレベル検出器703の入力端子はラ
イン701を介して差動増幅段503(第5図)
の出力端子に接続されており、FET T703,
抵抗R703,コンデンサC704及び演算増幅
器A703とを有するサンプル―ホールド回路を
具える。
このサンプル―ホールド回路にはコンデンサC
703を介して信号を入力する。FET T703
は波形Cによりスイツチされ、その結果期間T2
において検出器に落ちる放射線が保持される。コ
ンデンサC703とFET T703の接続点と負
の電源ラインとの間に抵抗R723とFET T7
23とを直列に接続したものを接続する。FET
T723のゲートには波形bを供給し、期間T2
の前にコンデンサC703を放電させておく。サ
ンプル―ホールド回路の出力端子は2個の抵抗R
704とR705を直列接続した枝路を介して負
の電源ラインに接続する。抵抗R704とR70
5の接続点はエネルギーレベル検出器703の出
力端子を構成し、その先に二乗回路704を接続
する。
二乗回路704は演算増幅器A704を具える
が、この演算増幅器A704の正の入力端子は抵
抗R704とR705の接続点に接続する。演算
増幅器A704の出力端子は抵抗R706を介し
て演算増幅器A704の負の入力端子に接続す
る。2個のダイオードD701及びD702並び
に抵抗R708を直列接続したものを演算増幅器
A704の負の入力端子と負の電源ラインとの間
に接続する。またダイオードD701とD702
の接続点を抵抗R707を介して負の電源ライン
に接続する。
この二乗回路はダイオードD701が導通を開
始する迄即ち入力電圧が約625mVよりも高くな
る迄利得が1である。その後利得は
R706+R708/R708で表わされる。これは3に等しく おける。入力電圧が1.25Vに達するとダイオード
D702も導通し、利得は式 R706+R707×R708/R707+R708/R707×R708/R707+
R708 で表わされる。これは6に等しくできる。第9図
は0Vと2.5Vの間で変化する入力信号に対する二
乗回路の応答を示すものである。この応答は最大
入力信号の25%、50%及び100%で正しくなるよ
うな折線で近似できる。実際には折点でダイオー
ドが徐々にターンオンするため曲線は滑らかにな
る。二乗回路の出力電圧は1.6(Vin)2である。
エネルギーレベル比較器705はコンデンサC
705を充電するための定電流源、比較器及び第
2図の基準レベル比較器の修正形態をとる基準レ
ベル比較器706で制御されるスイツチを具え
る。定電流源はpnpトランジスタT705を具え
るが、そのエミツタを抵抗R710を介して正の
電源ラインに接続し、ベースを正の電源ラインと
負の電源ラインとの間に接続された抵抗R711
と予じめセツトされたポテンシヨメータR712
とを具える分圧器に接続する。トランジスタT7
05のコレクタとコンデンサC705の接続点を
抵抗R713を介して高速比較器A705の負の
入力端子に接続する。高速比較器A705はその
関連要素、即ちダイオードD703と低抗R71
4及びR715と共に1個の比較器を形成する。
FET T704を具えるスイツチは二乗回路70
4の出力端子をコンデンサC705とトランジス
タT705のコレクタとの接続点に接続する。
FET T704はダイオードD704と抵抗R7
09を介して基準レベル比較器706の出力によ
り制御される。
基準レベル比較器は演算増幅器A706を具え
るが、その負の入力端子は正の電源ラインと負の
電源ラインの間に接続されている2個の抵抗R7
16とR717を具える分周器に接続する。積分
器21の出力端子に接続されている入力ライン7
02と演算増幅器A706の正の入力端子との間
に抵抗R718を接続する。演算増幅器A706
の正の入力端子と負の入力端子との間にダイオー
ドD706を接続する。また演算増幅器A706
の正の入力端子とその出力端子との間に抵抗R7
19を接続する。演算増幅器A706の出力端子
を抵抗R720を介して正の電源ラインに接続
し、ダイオードD707を介して出力ライン70
7に接続する。出力ライン707を抵抗R721
を介して正の電源ラインに接続する。
動作に当つてはエネルギーレベル検出器703
は期間T2における複合波形aの大きさをサンプ
リングし、コンデンサC704にこの値を保持
し、これにより二乗回路704の入力端子に基準
セルを透過する放射線の大きさを表わす信号を与
える。二乗回路の出力は基準レベル比較器706
の出力で制御されるFET T704を介してエネ
ルギーレベル比較器に供給される。これによりコ
ンデンサC705は放電し、基準比較器の出力が
正の時コンデンサC705と抵抗R713の接続
点に基準セルを透過した放射線の大きさの二乗に
比例する負の電圧を生ずる。基準比較器の出力が
負に向う時FET T704はスイツチオフされ、
コンデンサC705は定電流源により直線的に充
電される。この作用は第3図の波形kで示され
る。この波形kの信号により比較器A705の出
力端子からは第3図の波形lの形をした信号が出
力される。第3図から明らかな通り波形lのマー
ク/スペース比は二乗回路704の出力の大きさ
に依存する。比較器A705の出力は後述するよ
うに制御論理回路で修正されて第2図のサンプル
−ホールド回路22の制御信号を発生する。
第8図は第3図の波形i,f及びmを生ずる論
理回路の回路図である。入力端子4及び6をOR
ゲート800の入力端子に接続し、ORゲート8
00の出力端子を単安定マルチバイブレータ80
1の入力端子に接続する。こうすると期間T1又
はT3のパルスの立上り縁により単安定マルチバ
イブレータ801が2個の双安定回路802及び
803をセツトするパルスを発生する。双安定回
路803の出力端子はインバータ804を介し
て出力ライン805に接続する。この出力端子
からは第2図の積分器20及び21の動作を統制
する波形iが出力される。双安定回路803はこ
の双安定回路803のリセツト入力端子に接続さ
れているライン707上の基準比較器の出力が負
になる時、即ち基準積分器21の出力が予じめセ
ツトされた値に達した時又は次の期間T2又はT
4の終りに於いてリセツトされる。入力端子3と
5はNORゲート806の入力端子に接続する。
NORゲート806の出力端子は単安定マルチバ
イブレータ807の入力端子に接続する。単安定
マルチバイブレータ807の出力端子は双安定回
路803のクロツク入力端子に接続する。こうす
ると波形c又はeの立下り縁により双安定回路8
03が状態を変える。かくして期間T2又はT4
の終り又は積分器21の出力が予じめセツトされ
た値に列達すると積分パルスiは消える。双安定
回路803のQ出力端子は単安定回路807の抑
止入力端子に接続し、積分が完了したならば単安
定回路807が出力パルスを出して双安定回路8
03をクロツクすることがないようにする。従つ
て双安定回路803は基準信号期間又は試料信号
期間T2及びT4が終る前にライン707を介し
てリセツトされる。
ライン707に接続されている基準レベル比較
器706の出力端子をインバータ808を介して
NANDゲート809の一方の入力端子に接続す
る。NANDゲート809の他方の入力端子には
ライン708を介してエネルギーレベル比較器7
05の出力端子を接続する。NANDゲート80
9の出力端子はインバータ810を介して出力ラ
イン811に接続する。このNANDゲート80
9で波形hとlとが組み合わされてパルス長が二
乗回路704の出力に比例し、従つて期間T2、
即ち基準セルを通過する放射線が検出器に入射す
る時検出器Dが受け取るエネルギーの二乗に比例
するサンプル―ホールドパルスmを発生する。
NORゲート806の出力も期間T2及びT4
の最初において双安定回路802をリセツトする
と共に、NANDゲート812の一方の入力端子
に印加される。NANDゲート812の他方の入
力端子は双安定回路802の出力端子に接続す
る。NANDゲート812の出力端子はインバー
タ813に接続する。NANDゲート809の出
力端子はインバータ814に接続し、インバータ
814をインバータ815に接続する。インバー
タ813と815とを一緒にして出力ライン81
6に接続し、出力ライン816の先にある第2図
の積分器20及び21にゼロクランプ信号、波形
fを供給する。かくしてゼロクランプ信号は期間
T2とT3の間及びT4とT1の間にだけ生ず
る。
代りの実施例では期間T1乃至T4の各々の間
に検出器に落ちる放射線のレベルを表わす信号を
積算型デイジタルボルトメータで測定し、データ
をメモリに蓄える。次に試料―暗信号と基準―暗
信号の差と後者に対する前者の比を演算装置で計
算する。応答時間は期間T2における信号の大き
さに依存する期間に亘つて結果の平均をとること
により変えることができる。この技術を用いると
平均をとる期間の測定結果に重みづけをする、例
えば最新の測定に大きな重みを与えるようにする
こともできる。
また中央処理装置の演算装置で任意の所望通り
の数のサイクルに亘つて平均した暗レベルを表わ
す信号を用いて試料―暗信号及び基準―暗信号を
計算することもできる。こうするとすぐ隣接する
暗期間におけるもの以外の変動の効果を考慮に入
れて測定された暗信号の大きさに重みを与えるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明二重ビーム分光光度計の略図、
第2図は第1図の分光光度計で使用するための信
号処理回路の回路図、第3図は第2図の信号処理
回路の動作を説明するための波形図、第4図は第
2図のサンプル―ホールド回路のステツプ入力に
対する応答を示す線図、第5図は放射線検出器と
第2図の信号処理回路の入力端子との間に挿入さ
れる増幅器の回路図、第6図は第2図のデコード
回路の詳細な回路図、第7図及び第8図は第2図
の制御論理回路の詳細な回路図、第9図は制御論
理回路の二乗回路の応答を示す線図、第10図は
種々の処理回路のバツクグラウンド放射線のレベ
ルが変動する時発生する複合信号に対する応答を
示す線図、第11図は或る種の検出器のそこに入
射する放射線に対する応答を示す線図、第12図
は従来技術の処理回路を用いる場合の測定された
透過率を実際の透過率に対して描いたグラフの
図、第13図は第6図の回路を用いる場合の第1
2図相当の図である。 S…放射線源、SC…試料セル、RC…基準セ
ル、MC…測定室、MO…モノクロメータ、D…
検出器、PC…信号処理回路、I…表示器、M1
〜M10…鏡、G…回折格子、SL…スリツト、
SB,RB,CB…放射線の通路、1…入力端子、
2…デコーダ、3〜6…端子、7…制御論理回
路、8〜10…FET、12,13…FET、11
…出力端子、20,21…積分器、22…サンプ
ル―ホールド回路、502…前置増幅器、503
…微分器、504…可変減衰器兼増幅段、505
…自動利得比較兼増幅段、604〜607…サン
プル―ホールド回路、608,609…減算回
路、703…エネルギー検出器、704…二乗回
路、705…エネルギーレベル比較器、706…
比較器。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 検出器で発生される信号を受け、放射線源か
    ら試料セルを含む第1の通路を通つて検出器で受
    け取つた放射線からバツクグラウンド放射線を差
    し引いたものを表わす第1の信号と、放射線源か
    ら基準セルを含む第2の通路を通つて検出器が受
    け取つた放射線からバツクグラウンド放射線を差
    し引いたものを表わす第2の信号とを作る信号処
    理回路を具え、上記の検出器で受け取つた放射線
    が第1の通路を通つてきた放射線も第2の通路を
    通つてきた放射線も検出器に入射することが妨げ
    られる暗信号期間により分離される飛越しパルス
    の形態をしており、上記検出器がそこで受け取つ
    た放射線の大きさを表わす複合電気信号を出力す
    る波長連続走査型の二重ビーム分光光度計におい
    て、順次の暗信号期間において検出器が発生した
    信号が連続して平均され、前記順次の暗信号期間
    が、第1および第2の通路からの信号に対応する
    それぞれの期間の各側において少なくとも1つの
    暗信号期間を含み、放射線が第1の通路を通つて
    きて受け取られる時検出器が発生する信号と放射
    線が第2の通路を通つてきて受け取られる時検出
    器が発生する信号とから上記平均値を差し引いて
    夫々前記第1の信号と第2の信号とを作ることを
    特徴とする二重ビーム分光光度計。 2 前記順次の暗信号期間が、第1および第2の
    通路からの信号に対応するそれぞれの期間の各側
    においてそれぞれ1つの暗信号期間のみを含むこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の二重
    ビーム分光光度計。 3 前記信号処理回路に4個のサンプル―ホール
    ド回路を設け、第1のサンプル―ホールド回路で
    第1の通路を通つて受け取られた放射線を表わす
    信号を蓄え、第2のサンプル―ホールド回路で第
    2の通路を通つて受け取られた放射線を表わす信
    号を蓄え、第3と第4のサンプル―ホールド回路
    で順次の暗信号期間において受け取られた放射線
    を表わす信号を蓄え、この第3と第4のサンプル
    ―ホールド回路の出力を平均する手段を設け、第
    1入力端子を第1のサンプル―ホールド回路の出
    力端子に接続し、さらに第2の入力端子を上記平
    均化手段の出力端子に接続した第1の減算器と、
    第1の入力端子を第2のサンプル―ホールド回路
    の出力端子に接続し、さらに第2の入力端子を前
    記平均化手段の出力端子に接続した第2の減算器
    の出力を夫々第1と第2の信号とすることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の分光光度計。 4 前記平均化手段が抵抗回路網を具えることを
    特徴とする特許請求の範囲第3項記載の分光光度
    計。
JP2680780A 1979-03-05 1980-03-05 Spectrophotometer Granted JPS55140121A (en)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
GB7907616A GB2043878A (en) 1979-03-05 1979-03-05 Dark Signal Compensation in Spectrophotometers

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS55140121A JPS55140121A (en) 1980-11-01
JPH0210367B2 true JPH0210367B2 (ja) 1990-03-07

Family

ID=10503605

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2680780A Granted JPS55140121A (en) 1979-03-05 1980-03-05 Spectrophotometer

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JPS55140121A (ja)
GB (1) GB2043878A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534952A (ja) * 2004-04-27 2007-11-29 アトメル グルノーブル 同期検波及び相関サンプリングを用いた測定方法及び装置
JP2010156655A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Shimadzu Corp 分光光度計
WO2013047565A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 テルモ株式会社 血液成分分析装置
JP5195905B2 (ja) * 2008-03-28 2013-05-15 コニカミノルタオプティクス株式会社 分光特性測定システム

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS593227A (ja) * 1982-06-28 1984-01-09 Shimadzu Corp 直接比測光方式分光光度計
JPS59231425A (ja) * 1983-06-14 1984-12-26 Shimadzu Corp ホトダイオ−ドアレイ分光光度計検出器
JPS60333A (ja) * 1983-06-16 1985-01-05 Hitachi Ltd 原子吸光分光光度計
US4921350A (en) * 1989-02-10 1990-05-01 Beckman Instruments, Inc. Monochromator second order subtraction method

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028037A (ja) * 1973-07-12 1975-03-22

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5028037A (ja) * 1973-07-12 1975-03-22

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007534952A (ja) * 2004-04-27 2007-11-29 アトメル グルノーブル 同期検波及び相関サンプリングを用いた測定方法及び装置
JP5195905B2 (ja) * 2008-03-28 2013-05-15 コニカミノルタオプティクス株式会社 分光特性測定システム
JP2010156655A (ja) * 2009-01-05 2010-07-15 Shimadzu Corp 分光光度計
WO2013047565A1 (ja) * 2011-09-30 2013-04-04 テルモ株式会社 血液成分分析装置

Also Published As

Publication number Publication date
JPS55140121A (en) 1980-11-01
GB2043878A (en) 1980-10-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
Radeka Optimum signal-processing for pulse-amplitude spectrometry in the presence of high-rate effects and noise
JPH0210367B2 (ja)
EP0017267B1 (en) Spectrophotometer
US2679010A (en) Infrared spectrophotometer
FR2584822A1 (fr) Dispositif de mesure du rapport de deux capacites de faibles valeurs
US4299485A (en) Spectrophotometer
JPS5940221A (ja) 多重赤外線−フ−リエ変換信号を同時に記録する装置
US2522976A (en) Electrical ratio-measuring system
US4079256A (en) Ratio-recording spectrophotometer with suppression of uncompensation
US3025746A (en) Spectrophotometer
US3131349A (en) Spectrophotometer pulse amplitude ratio measuring means with feedback amplifier for noise and drift compensation
US3242797A (en) Ratio-recording spectrophotometer
US4068165A (en) Circuit for determining the slope of a signal
US4000946A (en) Stepper motor tracking accuracy control for spectrophotometers
GB2045923A (en) Spectrophotometer
JPS6140928B2 (ja)
US3331955A (en) Signal analyzer systems
US3984772A (en) Signal peak detection arrangement
GB2045924A (en) Spectrophotometer
NL7905742A (nl) Werkwijze voor het bepalen van de uiterste waarden van veranderlijke elektrische grootheden, en keten voor het uitvoeren van deze werkwijze.
US3895315A (en) Voltage variable operational amplifier relaxation oscillator
US3298275A (en) Comparison signal circuit for measuring intensity of spectral lines
US3484596A (en) Spectrophotometric readout device
US4074190A (en) Signal measuring apparatus
US3710089A (en) Highly precise and stable logarithmic circuit