JPH02102082A - インクジェット記録装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ［産業上の利用分野］ 本発明は記録装置の本体構成に関し、好ましくはインク
ジェット記録装置の構成に関する。

［従来の技術］ 従来のプリンタは第３．４図に示すように装置の上方（
後ろ）から記録紙を入れ、記録後再び装置の上方（手前
）に排紙する構成が多かった。

［発明が解決しようとしている問題点］しかしながら、
上記従来例では、給紙部が装置上面後方にあるために、
用紙のセット等がしにくい、紙づまり時には、装置上面
の後及び前を開閉しなければならない不都合があり、特
に給紙部は上方に開いているため異物等が入りやすいと
いう問題がある。

そこで、給紙部を別の場所に、例えば、装置の横方向に
位置させると装置の大型化の問題は発生してしまう。

又、別の観点から、インクジェット記録装置においては
゛、インクジェットの吐出口が開放されていると乾燥の
問題があり、これを解決するためにキャッピング機構を
もっとさらに別の大型化、費用増大の問題がある。

いずれにしても装置が複雑になると、記録へラド〜のメ
ンテナンスを容易とすることや、記録ヘッド部にゴミ等
の不要物が侵入することは、従来では解決されていない
。

［発明の概要］ 本発明は、前述の装置の大型化の問題を解決できると共
に゛、装置のメンテナンスを容易にする第１目的を達成
することを共通とし、さらにインクジェット記録手段（
ヘッド）の乾燥の問題を解決できる装置構成の簡単な装
置の提供を第２目的とし、加えて、さらなる不要物の混
入を防止することを第３目的とするものである。

本発明の第１目的を達成する第１発明は、インクジェッ
ト記録手段を収納する装置本体と、装置本体の記録部へ
被記録材を給送するために被記録材を載置する給紙トレ
ーと、を有するインクジェット記録装置において、上記
給紙トレーを上記装置本体の上部を覆う位置と給送位置
とに移動可能に支持する支持手段と、該支持手段の支点
とは反対側に位置する支点を中心に、上記装置本体を下
部分と該下部分に対して回動可能な上カバー部分とに分
割支持する分割支持手段と、を有し、上記給送トレーを
装置本体上方に退避可能にしたことを特徴とするインク
ジェット記録装置であり、本発明の第２目的を達成する
第２発明は、インクジェット記録手段を収納する装置本
体と、装置本体の記録部へ被記録材を給送するために被
記録材を載置する給紙トレーと、を有するインクジェッ
ト記録装置において、上記給紙トレーを上記装置本体の
上部を覆う位置と給送位置とに移動可能に支持する支持
手段と、該支持手段の支点とは反対側に位置する支点を
中心に、上記装置本体を下部分と該下部分に対して回動
可能な上カバー部分とに分割支持する分割支持手段と、
該上カバー部分と装置本体下部分との接合領域に位置す
るシール材と、を有することを特徴とするインクジェッ
ト記録装置であり、本発明の第３目的を達成する第３発
明は、上記給紙トレーが装置本体の上部を覆う位置にお
いて、上記装置本体と上記給紙トレーとの間に位置する
シール材を有することを特徴とするインクジェット記録
装置である。

本発明によれは、装置横方向又は前方に給紙部の設置を
可能にでき、装置が小型化であり且つ不要物の混入を防
止できる。

本発明のシール材によって装置中の機密性を向上でき、
インクジェット記録手段の乾燥防止効果だけでなく不要
物の混入防止効果も高めることができる。

［実施例］ 第１図は本発明の実施例を示す斜視図、第２図は本発明
の実施例の横断面図である。１は下部本体とカバー６と
に分割可能な記録装置本体、２は前カバーとしての給紙
トレイ、３は給紙部で、第２図に示す様に、公知の分離
は給紙ローラ３１とパッドを有しているほか、用紙を積
載する本体内給紙台３２を有している。４は記録ヘッド
（サーマルヘッド又は熱エネルギーによって液中に気泡
を形成して液滴を吐出するバブルジェット式ヘッド）を
載せたキャリッジで、レール１に支持されつつ案内され
る。５は排紙ローラで片側ローラ５１は内カバー６に取
付けられて、他側ローラ５２下部本体に取り付けられて
いる。７は給紙ローラで、ヘッド４の位置決め案内部に
当接してヘッドの位置決めを行う。８は印字領域のガイ
ド板である。

まず、給紙トレイ２は不使用時は第２図のように閉じて
前カバーとして代用しており、使用時は矢印Ａの方向に
中心軸２１を中心として開かれて、第１図に示すように
給紙台３２に関連せしめられ給紙可能状態を形成する。

尚、給紙トレイ２は、第２図の状態で給紙口３３を閉じ
、第１図の状態で給紙口３３を開放する。

給紙トレーは支軸２１を支点として旋回可能であり、こ
の支軸２１を装置の手前側（図中右側）に設けられてい
る。装置カバーとしての上カバー６は装置の他端側であ
る奥側（図中左側）に設けられた回転中心６１を中心と
して旋回可能に本体下側部分に支持されている。第２図
中、破線２１は排紙トレーであり、上カバー６の回転中
心と同一の回転中心に支持され、装置の角部で旋回を禁
止することで通常状態となる（第２図示状態）。

給紙トレー２上に積層された被記録材としての紙又は樹
脂等のシートは、分離給紙ローラ３１によって１枚に分
離されて、分離ローラ３１から上方に向かって案内され
記録部に至る。この記録部では、インクジェット記録ヘ
ッドが下向き（図中左斜め下向き）になっており、分離
給紙ローラ３１以降のシート搬送路は、はぼ−直線上の
上方（斜め）に向かったものである。

従って、紙、シートは、分離給紙ローラを中心として７
字状に腕曲されつつ搬送されることになり、シートのこ
しにより、シートがガイド板８に密接することになる。

つまり、記録部では、吸弓搬送を必要とせず、シート面
とインクジェットヘッドとの距離を一定に保持しつつ記
録を行なうことができる。

一方、内カバー６は通常第２図のように閉じているがメ
ンテナンス、ジャム処理時等は矢印Ｂの方向に回動支点
６１を中心として開く。この時、排紙ローラ５の片側ロ
ーラ５１　（歯付滑車）はこの内カバー６に取付けられ
ているため内カバーが開かれると同時にローラ５２と互
いに離れるため、もし、記録紙等が残っていた場合、容
易に処理することができる。

内カバー開時に排紙ローラを開離させたが、当然、この
内カバー開動作と連動させて、紙送りローラー及び給紙
ローラの解放も可能である。

木実施例では、インクジェット記録ヘッド４を用いた場
合にさらなる構成を有している。即ち、内カバーと本体
下部との接合部のシール性を向上するために、内カバー
２の端部と係合してヘッド４の存在空間の密閉度を高め
るシール材（好ましくはゴム材等の弾性パツキンが良い
。）が本体下部に設けられている。このシール材は、内
カバー２側でもよい。又、このシール材は、支点６１と
反対側の前領域のみに設けてもよいが、好ましくは、内
カバーと本体との接離領域全体に設けることが好ましい
。これによって、内カバー２からの大気連通領域は排紙
口（不図示）にみとなり、ヘッドの乾燥が防止される。

さらに、本例では、非記録時に、給紙トレイが第２図の
ように前カバーとして機能することで給紙口３３も密閉
されるので乾燥防止効果が向上される。この給紙トレイ
２と本体又は内カバーとの接触領域にも前述のシール材
７１と同様の条件でシール材７０が設けられているので
、−層乾燥防止効果が向上している。加えて、本例では
、排紙トレイ２１をも本体上方側へ折り畳むことができ
る（支点６１を中心にしてＡ側に倒す）ので、排紙口を
も排紙トレイによって覆うことができる。

従って、上記装置の、特に非記録時には、本体装置に通
常設けられている部材を用いて、インクジェットヘッド
に対しての装置内部と大気との連通を遮断することが可
能となり、コンパクトでしかも記録能力の劣化の少ない
装置を提供できる。

又、前述した紙、シートのＶ字型搬送路と、記録ヘッド
の位置を上方経路に対向させているので、新しいシート
の搬入によるゴミ等の進入があっても、■字型搬送路の
最下部へ落下して除去されるので記録部側への不都合は
存在しない。

尚、本例では、記録中通常開状態にある排紙口からの不
要物の進入（はとんどないが）があっても記録部へ到達
することがないように、本体の排紙域の排紙トレイ２１
の延長上に不要物受は部１１を形成しており、さらなる
安全性も確保されている。

以上のような構成とすることで、 （１）不使用時前カバーを閉じることにより給紙部にフ
タができ、異物の侵入を防ぐことができる。又、不使用
時のスペースを小さくすることができる。

（２）内カバーを開くことにより、紙バス全体がチエツ
クでき、排紙ローラも開放となるためジャム処理が容易
になる。

（３）内カバーを開くことにより、記録部がオープンと
なり、メンテナンスが容易となる。

以上は、本発明の第１発明乃至第３発明と他の構成も含
む好ましい実施例を挙げたが、本発明の構成としては上
記作用の内容を満たす設計変更的内、容のすべてを含む
ことはいうまでもない。

（発明の効果） 本発明の第１発明によれば、簡単な構成で、メンテナン
スやヘッド交換が可能であって、非使用時には装置の小
型化が達成できる。加えて、第２発明によれば、インク
ジェット記録ヘッドの乾燥防止効果が簡単な構成で達成
できる。又、第３実施例によれば、更なるシール効果が
達成できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の実施例（開放状態）を示す斜視図、 第２図は、第１図の実施例の閉状態を示す。 第３図は従来の代表例を示す断面図、 第４図は従来の代表的プリンタの外観を示す図。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、インクジェット記録手段を収納する装置本体と、装
   置本体の記録部へ被記録材を給送するために被記録材を
   載置する給紙トレーと、 を有するインクジェット記録装置において、上記給紙ト
   レーを上記装置本体の上部を覆う位置と給送位置とに移
   動可能に支持する支持手段と、 該支持手段の支点とは反対側に位置する支点を中心に、
   上記装置本体を下部分と該下部分に対して回動可能な上
   カバー部分とに分割支持する分割支持手段と、 を有し、上記給送トレーを装置本体上方に退避可能にし
   たことを特徴とするインクジェット記録装置。 ２、インクジェット記録手段を収納する装置本体と、装
   置本体の記録部へ被記録材を給送するために被記録材を
   載置する給紙トレーと、 を有するインクジェット記録装置において、上記給紙ト
   レーを上記装置本体の上部を覆う位置と給送位置とに移
   動可能に支持する支持手段と、 該支持手段の支点とは反対側に位置する支点を中心に、
   上記装置本体を下部分と該下部分に対して回動可能な上
   カバー部分とに分割支持する分割支持手段と、 該上カバー部分と装置本体下部分との接合領域に位置す
   るシール材と、 を有することを特徴とするインクジェット記録装置。 ３、請求項第２項において、 上記給紙トレーが装置本体の上部を覆う位置において、
   上記装置本体と上記給紙トレーとの間に位置するシール
   材を有することを特徴とするインクジェット記録装置。