JPH0199838A - 多重層強化セラミック製品 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） この発明は、建築部材や機械部品に使用するセラミック
製品を、多重層にして且つ強化した多重層強化セラミッ
ク製品に係るものである。

（従来の技術） 従来、この種のセラミック製品は、セラミックスのみに
よって製造されている。

（発明が解決しようとする問題点） 上記従来のセラミック製品は、セラミックスのみで製造
されているから、もろいもので、僅かな衝撃に対しても
壊れる性質があり、今までいろいろ工夫が加えられて来
たが満足すべきものは無かった。

例えば、セラミックスを強化するために、セラミック素
材内に針金、網等の補強材を埋込んでも、それを焼成し
て製品を製造すると、そのセラミックスと補強材とが分
離し、補強材は大して作用をなさなく【製品はもろい。

また、セラミック素材中に石粉を混合させて製品を製造
しても、大して強さが出なくて矢張り製品はもろい。

等の点に問題があった。

（問題点を解決するための手段） そこで、この発明は、セラミックスのもろさに補強を加
えて上記の問題点を解決するために、焼成したセラミッ
ク薄板（１）を製造し、数枚のセラミック薄板（１）と
、合成樹脂シート、紙、布、ゴムシート、金属箔等の補
強薄板（２）とを交互に配置しそれらを接着剤（３）に
より一体に貼合わせて多重層強化セラミック製品（ａ）
を作製する。

（作用） （１）　　セラミック製品（場はその多重層のセラミッ
ク薄板（１）によりて硬い。

一方、セラミック薄板（１）のもろさは補強薄板（２）
により補強されて少なくなる。

従って、セラミック製品（尋は、硬くて強い。

（２）　　種々のセラミック製品の強さ（変形）の試験
を行うと、 Ａ　セラミック薄板（１）の厚さが１．３１１１の場合
。

（１）　　セラミックス中の石粉が少な（，９００℃で
焼成したもの。

（２）　　セラミックス中の石粉が多く、１２００℃で
焼成したもの。

Ｂ　セラミック薄板（１）の厚さが４ｍの場合。

セラミックス中の石粉が少なく、９００℃で焼成したも
の。

部上のことより、多重層セラミック製品は、（１）枚数
が多い程強い。

（２）　　セラミック薄板の間に補強薄板を挾んで接着
した方が強い。

（３）　　セラミック薄板の焼成温度が高い程強い。

（４）　　セラミック薄板および補強薄板の厚さが厚い
程強い。

ことが分る。

（実施例） 図面に示すこの発明の一実施態様についてその構造を説
明すれば、（ａ）はタイル、断熱材、天井屋根裏材、壁
材、日覆い等の建築部材、または機械部品等に使用する
多重層強化セラミック製品を示し、（１）はそのセラミ
ック薄板で、後記するセラミック薄板素材（６）を所要
の大きさ、形状に切断した後、乾燥し焼成して製造した
ものである。（２）はその補強薄板で、合成樹脂シート
、紙、布、ゴムシートまたは金属箔等より成る。

而して、数枚のセラミック薄板（１）と補強薄板（２）
とを交互に配置し、それらを接着剤（３）により一体に
貼合わせてセラミック製品（場を作製する。

（４）は半泥状のセラミック素材、（５）は軟質合成樹
脂、紙、布゛、ゴム等より成る可撓チェープ、（６）は
セラミック素材（４）を所要厚さ（１）に圧延したセラ
ミック薄板素材である。

（８）はセラミック薄板素材（６）を製造する圧延機を
示し、（７）はそのフレーム、（８）はフレーム（７）
の中間両側部上に固定した軸受台、（９）、Ｑｌは両側
軸受台（８）間に並架する上下のロールで、それらの外
周の両側端部にそれぞれ円形突条αυ、ａりを設け、そ
の下方四−ルα・のｐ−ル軸（Ｉｓは両側軸受谷（ｓ）
に回転自在に支持し、上方ロール（９）のロール軸α４
は両側軸受台（８）に調節ハンドルαりの回転操作によ
って上下調節できるように支持する。

なお、０−／Ｉ’（９）、ＱＩノ円形突条（１１）、ａ
２が接触シたとき、ロール（９）、鱒間が、所要厚さ（
１）のセラミック薄板素材（６）を圧延する間隙になる
ようになす。αｅは上下のロール軸＜１４）、Ｑｌの一
側部を連結する歯車機構で、図示してないがその下方ロ
ール軸Ｑ３の他側部に動力を伝達する。αηはロール（
９）、部間の前方ＫＧけだ供給樋、αｅはロール（９）
、ａ１間の後方に設けた排出樋である。

次にその製造法を説明する。第３図に示すようにセラミ
ック素材（４）を直方体等に平たく形を整えて可撓チェ
ープ（５）の先端部内に入れる。

一方、圧延機（４）の運転を開始し、上記セラミック素
材（４）入り可撓チー−プ（５）を第６図（（イ）に鎖
線で示すように供給樋鰭上に載せてロール（９）、ａ１
間に供給すれば、そのセラミック素材（４）はロール（
９）、α１により可撓チェーブ（５）内で圧延され、可
撓チェープ（５）の方向および両側に拡がり第６図（イ
）に実線で示すように成る程度薄い扁平状になりて排出
樋α特上に送り出される。従って、以下順次第６図の（
ロ）乃至に）に示すようにロール（９）、顛間の間隙が
狭くなっているロール（９）、顛間にセラミック素材（
４）入り可撓チェープ（５）を供給してゆくと、順次上
記作用が繰返されて可撓チェーブ（５）内のセラミック
素材（４）は薄い板状に圧延されてゆく。

而して、第６図に）に示すように、μｍル（９）、翰の
突条住υ、ａりが接触した状態のロール（９）、ａＱ間
をセラミック素材（４）入り可撓チェープ（５）が通過
したときＫは、その可撓チェープ（５）内のセラミック
素材（４）は可撓チェーブ（２）内め全幅に拡がって厚
さが１態、２鵡等の所要厚さ（１）のセラミック薄板素
材（６）になる。

そこで、その可撓チ為−プ（５）を切開き除去してセラ
ミック薄板素材（６）を取出し、その後、該セラミック
薄板素材（６）を使用目的に応じた大きさ、形状に合わ
せて切断する。次いで、その切断片を乾燥した後、炉に
入れ焼成してセラミック薄板（１）を製造する。

その後、第１図に示すように、使用目的に応じて任意枚
数のセラミック薄板（１）と補強薄板（２）とを交互に
配置し、それらを接着剤（３）により一体に貼合わせて
所要のセラミック製品（ａ）を作製する。

なお、上記のセラミック薄板素材（６）の作製後、可撓
チェープ（５）を除去してセラミック薄板素材（６）を
切断するのに代え、セラミック薄板素材（６）入り可撓
チェープ（５）をそのままで使用目的に応じた大きさ、
形状に切断し、その後可撓チェープ（５）の切断片を除
去してもよい。

また、上記ロール（９）、αＱの円形突条ａυ、ａりに
代え、何れか一方のロール（９）またはαＱの両側端部
に円形突条Ｉまたは０を設け、その円形突条αυまたは
ａ３がロール翰または（９）Ｋ接触したとき、ロール（
９）、顛間が、所要厚さ（１）のセラミック薄板素材（
６）を圧延する間隙になるようになしてもよい。

（発明の効果） この発明の多重層強化セラミック製品は、下記のような
顕著な効果を有する。

（１）焼成した数枚のセラミック薄板と補強薄板とを交
互になし、それらを接着剤により一体に貼合わせてセラ
ミック製品を作製した。従りて、 （イ）製品は、数枚のセラミック薄板によって硬い。

（ロ）製品中のもろいセラミック薄板は補強薄板によっ
て補強され、僅かな衝撃で容易に変形していたセラミッ
クスが変形に対する抵抗を生じて製品はなかなか変形し
難くなり、そのためにセラミック製品のもろさが改善さ
れて強力なセラミック製品が得られる。

それ故、従来のセラミック製品に比し、同じ厚さの製品
であれば同じ衝撃に対してより強い。一方、衝撃に対す
る同じ抵抗を有する製品は、同じ大きさや広さのもめで
あればより薄くて軽いものが得られる。

（２）従りて、この強い製品を使用すると、（へ）　タ
イルでは、薄くて軽いものが得られる。

（ロ）大きさの可成り大きいものでも薄（て軽いものが
得られるから、建築物の断熱材、天井屋根裏材、壁材、
日覆い等に使用することができる。

特に高層建築物の上層階の構成部材に使用すると、同じ
効果を求めるときは軽くて済み、実用上有益である。

Ｇ／ｉ　　機械部品等にも使用し得る。

（３）簡単に構成して容易安価に製作できる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の一実施態様を示す多重層強化セラミ
ック製品の側面図、第２図は分解斜面図、第３図はその
セラミック薄板の製造におけるセラミック素材入り可撓
チェーブの要部の斜面図、第４図は同上セラミック素材
の圧延状態を示す側断面図、第５図はその要部の平面図
、第６図（イ）乃至に）はセラミック素材から所要厚さ
のセラミック薄板素材を作製するまでの作用説明側断面
図である。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 焼成したセラミック薄板を製造し、数枚の上記セラミッ
   ク薄板と、合成樹脂シート、紙、布、ゴムシート、金属
   箔等の補強薄板とを交互に配置してそれらを接着剤によ
   り一体に貼合わせたことを特徴とする多重層強化セラミ
   ック製品。