JPH0192501A - 蒸気タービン固定装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、蒸気タービンの低圧外部車室が、水平方向に
移動するのを防止するための固定装置に５関する。

〔従来の技術〕

蒸気タービンの低圧外部車室は、車室の周囲に架台上に
配列されたベースプレート上に設定され内部には、低圧
内部車室、ダイヤフラム、ロータが組み込まれる。運転
状態になると、低圧外部車室は、内部の蒸気の温度の影
響により、熱膨張が発生するためタービン軸直角方向は
、タービン軸中心上の前後各々−ケ所、軸方向は、低圧
タービン蒸気入口中心近傍の左右各々−ケ所に、それぞ
れ、熱膨張の基点となる固定点を設けている。この固定
点は、ベースプレート外周部の架台内に埋込まれた埋込
金物に溶接固定された凸形のアンカーブロックに、低圧
内部車室脚より突き出した車室と一体の凹形のキー溝と
を接合させることに依り構成されている。この固定点に
は、低圧外部車室が熱膨張する際に生じるベースプレー
トとの摩擦抵抗が反力として作用する。一方、地震時に
は、この固定点を介して低圧タービン全体の地震荷重が
伝達される。熱膨張に依る摩擦抵抗の反力は比較的小さ
なものであるが、地震時の荷重は、近年、機器の大形化
、耐震条件の増加に伴い、非常に大きなものとなるため
、車室脚のキー溝部、アンカーブロック、埋込金物とア
ンカーブロックとの溶接部、埋込金物等の低圧タービン
固定装置は、非常に大形化してきている。従来、アンカ
ーブロックの埋込金物への溶接は、埋込金物の据付精度
上。

ベースプレートを設定し、さらに、低圧外部車室を設定
した後、低圧外部車室のキー溝にアンカーブロックの位
置を合わせて行っている。特に、高耐震強度を得るには
、アンカーブロックの埋込の埋込金物への溶接は、アン
カーブロックの全周隅肉溶接を行うのが好ましいが、こ
の場合、低圧外部車室側の面は、ベースプレート及び低
圧外部車室が障害となり、作業性が非常に悪いため、−
旦、アンカーブロックを仮溶接した後、低圧外部車室を
取り外し、作業性の良い状態にして溶接を行なう必要が
ある。このように、従来装置では、高耐震強度を得るた
めには、−旦設定したものを取外すという作業が生じ、
据付工程が増加するという欠点があった。又、低圧外部
車室のキー溝部が低圧外部車室の本体より大巾に突出し
てしまうため、輸送上及び製造上の経済性が悪くなると
いう欠点があった。

〔発明が解決しようとする問題点〕

上記従来技術は、高耐震性をもつためには、据付工程増
加、輸送費増加、製造費増加等経済性が悪くなるという
欠点が生じる。近年、特に、原子カプラントでは、高耐
震性の要求が増加する反面、建設工程の短縮、建設費の
低減が要求されてきており、経済性に優れた固定装置が
要望されてきた。

〔問題点を解決するための手段〕

上記目的は、低圧外部車室とベースプレートをキー接合
し、ベースプレートをアンカーブロックで固定すること
に依り達成される。

（作用〕 低圧外部車室とベースプレートをキー接合することに依
り、低圧外部車室の突出しキー溝部が不要になる。又、
ベースプレートをアンカーブロックで固定するため、ア
ンカーブロックの埋込金物への溶接は、ベースプレート
設定時に行なえるようになるので、据付工程を短縮出来
る。

〔実施例〕

本発明の一実施例を添付図を参照しながら説明する。

低圧外部車室１の脚２の下面にキー溝を設け、ベースプ
レート３の上部に設けたキー溝との間にキー４を挿入す
る。ベースプレート３の低圧外部車室１の反対側の側面
には、突き出したキー挿入溝を設けておき、アンカーブ
ロック５で、調整ライナー６を介してベースプレートを
固定する。アンカーブロック５は、架台７に埋め込まれ
た埋込金物８に溶接固定する。次に、据付手順について
説明する。ベースプレート３を架台７の上に設定しと後
、ベースプレート３の位置に合わせ、仮りの調整ライナ
を介してアンカーブロック５を設定する。この状態でア
ンカーブロック５を埋込金物５に溶接固定する。

次に、仮りの調整ライナを外し、ベースプレート３が移
動可能な状態しておきキー４をベースプレート３に取り
付け、その後、低圧外部車室１を設定する。ベースプレ
ート３は、キー４を介して低圧外部車室１と接合してい
るため、低圧外部車室１の設定時に、若干移動するが、
調整ライナ６の厚みを調整して、最終的なベースプレー
ト３の固定を行う。

本実施例によれば、アンカーブロックの溶接をベースプ
レート設定後に行うことが出来るため、高耐震強度が得
られ、据付工程を短縮することが出来る。又、低圧外部
車室の突起がなくなるため、製造上、輸送上の経済性が
大巾に向上する。

〔発明の効果〕

本発明によれば、高耐震強度が得られ、据付工程を短縮
出来る。又、低圧外部車室の突起がなくなるため、製造
上、輸送上の経済性が向上する。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明の一実施例の斜視図、第２図は第１図
のｎ−ｎ矢視断面図、第３図は、第１図のｍ−ｍ矢視断
面図、第４図は、第３図の■矢視図である。 １・・・低圧外部車室、３・・・ベースプレート、４・
・・キー、５・・・アンカーブロック、６・・・調整ラ
イナー、８・・・埋込金物。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、低圧タービン外部車室の水平方向の移動を防止する
   固定装置において、 架台の埋込金物に取り付けられたアンカーブロックと調
   整ライナでベースプレートを固定し、前記ベースプレー
   トと前記低圧タービン外部車室とをキー接合することを
   特徴とする蒸気タービン固定装置。