JPH0192177A - ワインダにおける糸の速度を求める方法及び装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、駆動される綾巻きドラムを用い、これと連携
されて駆動される綾巻きコーンボビン上に糸を′巻き上
げる繊維機械上の糸の速度を求める方法に関する。これ
は走行する糸の速度と同期して回転する１つの機械要素
の表面速度を計算することによって達成される。

〔従来の技術Ｊ この種の方法はスイス国特許出願公開第６３６３２３号
明細書に記述されており、そこでは該要素の表面速度、
従って糸の速度は１つのパルス送信器を用いて計算され
る。この方法で糸の速度を計算すると平均値が得られる
が、各瞬間の糸の速度の短期のふらつきは、ある種の糸
特性パラメータを計算するときには不正確さを生ずるこ
とになるので、実際上は必ずしも適切な方法という訳に
は行かない。

コーンパッケージの各小径端と大径端の間で巻取り直径
は２０咄以上も異なる。このため、糸が小径の所で巻か
れるか、大径の所で巻かれるかによって、糸の速度もほ
ぼ同じ位の大きさで変化する。かかる糸速変化は、例え
ばワインダ上で直接スペクトログラムを求めようとする
とその計算は使用できないものとなり、あるいは糸のシ
ンプレース（細い所）、シックプレース（太い所）の長
さと言った糸特性のパラメータを計算するときは著しい
不正確さを生じてしまう。

〔発明が解決しようとする課題〕

この公知の測定計算過程は、本発明の方法により著しく
改善される。即ち、糸の各瞬間の速度の偏りが記録され
、糸速度を計算するときに考１ｉ！呼入れられる。

〔課題を解決するための手段Ｊ この目的は、本発明により、コーンパッケージの直径と
、糸の各瞬間におけるコーンパッケージ上の横方向の位
置を求め、前記回転エレメントの表面速度から得られる
平均糸速度から、糸の各瞬間の速度を１を算するための
修正係数を導出することにより解決される。

本発明によれば、例えばワインダの如きａ雄機械上の糸
速度を求めるだめの過程は、これら機械上でオンライン
でスペクトログラムが求めることができる程度まで改善
することができる。

加えて、糸の欠陥の長さの測定は著しく正確となる。

本発明はまた、上記方法を実施するための、回転する機
械部材の表面速度を求める第１のセンサを持ち、該セン
サで得られる信号を評価するプロセッサを有する装置に
も関する。

本発明による装置は、上記プロセッサに接続されコーン
パッケージ上の糸の各瞬間の位置を求めるための第２の
センサを何することを特徴とする。

〔実施例〕

以下、添付の図を用いて本発明を詳述する。

第１図と第２図は、ワインダの一部を示し、その上に本
発明によるプロセスと装置が用いられている。系または
撚糸ｌはヤーンクリアラの測定ヘッド２を通って走行し
、該測定ヘッド２は公知のやり方で系中の欠陥を分離検
出し、欠陥を除去するため、内蔵の切断装置で糸を切断
する。糸ｌは測定ヘッド２を通り、綾巻きドラム（以下
ドラムと呼ぶ）３上に走り、コーンボビン４に巻かれる
。ドラムは駆動されており、コーンボビン４は摩擦接触
でドラムと共に回転している。・従ってドラム３の表面
速度から、糸ｌのコーンパッケージ速度と、測定ヘッド
２を通過する糸１の走行速度が求まる。

ドラム３の表面速度は、測定ヘッド２で検出される欠陥
領域の長さの計算の時間基準を与えるのに用いられる。

この目的のため、ドラム３の表面上のストリップ５にマ
ーキングが施されている。このマーキングは第１センサ
６で走査され、等長のパルスに変換される。このマーキ
ングとその走査は本発明の目的ではないので、ここでは
これ以上論じない。この点に関しては、スイス国特許出
願公開第６３６３２３号明細書が参照される。

ストリップｓ上のマーキングを走査するとき、第１セン
サ６で与えられる信号は、糸ｌの平均速度に対する測度
（メジャー）を与え、糸の各瞬間の速度は、糸の位置お
よびコーンパッケージの径によって変化する。コーンボ
ビンの円錐度により、その大径及び小径の所で到達する
速度は３：ｌあるいはもつと大きな比になり得る。

本発明によると、第２センサ７は糸の位置を測り、これ
により糸ｌの有効瞬間速度を求めることができる。特定
のワインダに対して予め定めた表か°ら、糸の位置と、
その時のコーンパッケージ４の直径を用いて修正係数が
導かれる。

該修正係数を用い、第１センサ６より測定される平均値
から、糸の速度の瞬時値が計算される。

この際、糸速度の瞬時値は平均糸速度と修正係数の積で
与えられる。

このようにして計算される糸速の瞬時値を用い、ワイン
ダ上でオンラインでスペクトログラムを直接求めること
ができるようになるばかりでなく、測定ヘッド２で検出
される糸欠陥の長さを測るときには著しく正確さが増大
する。

コーンパッケージの瞬間の直径は、センサを追加して直
゛接求めることもできるし、あるいは予め定義されたパ
ッケージパラメータ、例えばパッケージボビンの初期直
径、フルパッケージとなった時の径、及びフルパッケー
ジに至るまでのドラム３の所要回転数と言ったパラメー
タを基に計算で求めることもできる。

第２センサ７の実施態様と配置については、次の如く幾
つかの解決策が考えられる：実施態様：糸！の綾振りパ
ス（経路）ａ全幅にわたり、光電ダイオードの如きセン
サを多数１列に設ける。あるいは綾振りバスａの両側の
反転点の片方または両方にセンサ、例えばフォーク状ラ
イトバリアを設け、糸ｌが逐次該センサに入るようにす
ることもできる。第１の場合には、糸の位置のすべての
点は直接求めることができるが、第２の場合には糸の位
置は両端の反転点または、その何れか一方の端位置での
み測定され、その他の点は糸ｌが該ライトバリア中に順
次大る間のドラム３の回転数が分かつているので、第１
センサ６からのパルスを用いてその位置を求めることが
できる。

配置ニドラム３と測定ヘッド２の間に配置する。即ち例
えば、ドラム３の近くか、あるいは第２図に示す如く、
測定ヘッド２に併設する。

第３図は、上記プロセスに従い作動するヤーンクリアラ
のブロック図を示す。図示する如く、該ヤーンクリアラ
は測定ヘッド２、前記糸切断装置８、また機械に適用で
きる場合は停止装置９、電子的信号処理及び制御ユニッ
トｌＯ１該ユニットの心臓部をなすプロセッサ１１より
成る。

プロセッサ１１には、測定ヘッド２よりの信号が、増嘔
器１２とアナログディジタル変換器１３を介して与えら
れる。また該プロセッサ１１にはドラム３　’［１図、
第２図）の所の第１センサ６からの信号がパルス整形ユ
ニット１４を介し与えられ、また糸位置検出用の第２セ
ンサ７からの信号もこれに与えられる。

これらの信号は、プロセッサｌｌ中で結合され、一方で
は糸ｌの横方向の振れば連続的、即ち時間に比例して測
定されるのではなく、ドラムにつけたストリップ５上の
マーキングを分割して定義される距離で測定され、評価
される。

他方、糸の各瞬間の速度、従って与えられた時間の間に
パッケージに汝）れる糸長は、２つのセンサ６．７の信
号から、前記方法で求められ、以後の評価に用いられる
。

プロセッサ１１は、ヤーンクリアラの追加機能をも制御
する。即ちゲインコントローラ１５を介して糸番手を調
整し、ドリフト修正器１６を介して、測定ヘッド中で起
こり得る測定信号のドリフトの調整を行（い、また必要
なら糸切断装置８、停止袋Ｍ９の制御を行う。制御、監
視の信号はインデイケイタボード１７にも送ることがで
きる。

ヤーンクリアラは容易にヤーンモニタ１８を装備するこ
とができる。また測定ヘッド２と、第１センサ６からの
信号を、プロセッサ１１中で処理して、測定信号の走査
結果を監視するようにできる。もし糸ｌが持つ通常のむ
らによって、信号が常にある変化をしているならば１つ
のインデックスが作られ、糸が測定ヘッド中を走行通過
できるようにする。しかし予め定めた走査数の量測定ヘ
ッドからの信号が通常のひらによる変化を示さず一定で
あると、これは糸がなくなったか、停止したか、即ち糸
切れが生じたと解釈され、ヤーンモニタはこれに対応す
る制御を行う。

本発明はまた、測定ヘッド２の信号を、センサ６と７か
らの信号と組み合わせることができる利点を有する。測
定ヘッド２からの変化する　１信号があるにも拘らず、
第１センサ６からのパルスの定められた数の期間中、第
２センサ７からの信号が発生しない時は、ドラム巻き付
きを起こしている恐れがある。これは糸ｌがドラムの領
域で切れ、ドラム側に巻き付いていることを示す。かか
る現象が発生したら、できるだけ速やかに巻き取りヘッ
ドを停止させ、不良を取り除かねばならない。

また逆に、測定ヘッド２からの変化する信号がないにも
拘らず、第２センサ７からの信号が発生していることも
異状である。更に、測定ヘッド２からの変化する信号が
あり、同時にある期間（第１センサ６からのパルスの予
め定めた数の期間）、第２センサ７の何れか一方からの
信号パルス列としてではなく、連続した信号として存在
することも異状であり、これらの異状条件は前記同様速
やかにこれを検出し、処置をとらねばならない。本発明
の方法、装置は有利にもこれらの制御を行うことを可能
とする。

【図面の簡単な説明】

第１図は繊維機械の一部を本発明による装置と共に示す
図、第２図は第１図を矢印ＩＩの方げから見た図、第３
図は本発明による装置を含むヤーンクリアラのブロック
ダイアグラムである。 ｌ・・・糸、３・・・ドラム、４・・・コーンパッケー
ジ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １　回転駆動される綾振りドラム（以下単にドラムと言
   う）を用い、これと連接するコーンパッケージボビンを
   有し、該コーンパッケージボビン上に糸を巻き上げる繊
   維機械において、走行する糸と同期して回転する部材の
   表面速度を計算して繊維機械上の糸速度を求める方法に
   おいて、コーンパッケージ（４）の各瞬間の直径と、糸
   （１）の該パッケージ（４）上のその横軸方向の位置を
   知ることにより修正係数を求めて、該修正係数を用いて
   ドラム（３）の表面速度から求まる平均速度から、糸の
   各瞬間の速度を計算する如くしたことを特徴とする、繊
   維機械上の糸の速度を求める方法。 ２　コーンパッケージ（４）の各瞬間の直径を追加のセ
   ンサで測る如くしたことを特徴とする、請求項１に記載
   の方法。 ３　コーンパッケージ（４）の各瞬間の直径が、初期直
   径、フルコーン径、フルコーンに到達するまでのドラム
   （３）の回転数の如きパッケージパラメータを基に計算
   する如くしたことを特徴とする、請求項１に記載の方法
   。 ４　糸の各瞬間の速度が、修正係数と平均糸速度の積よ
   り求める如くしたことを特徴とする、請求項１ないし３
   のうち１つに記載の方法。 ５　糸（１）の断面太さが測定ヘッド（２）を用いて計
   算され、測定ヘッドからの信号と、第１、第２センサ（
   ６、７）からの信号を検査し、測定ヘッド（２）からの
   変化する信号が存在し、かつ第１センサからの与えられ
   たパルス数の期間中に、第２センサからの信号が発生す
   るか否かを求め、第２センサからの信号が発生しないと
   きは、ドラム領域中で糸切れが発生し、その後ドラム巻
   き付きが発生したと解釈する如くしたことを特徴とする
   、請求項４に記載の方法。 ６　第１センサからの与えられたパルス数の期間中、測
   定ヘッドからの変化する信号が存在せず、かつ同時に、
   第２センサからの信号が存在する時は、異状の巻取りが
   発生したと解釈する如くしたことを特徴とする、請求項
   ５に記載の方法。 ７　回転エレメントの表面速度を測定する第１のセンサ
   と、第１のセンサより与えられる信号を評価するための
   プロセッサを有し、第２のセンサ（６、７）が該プロセ
   ッサ（１１）に接続され、糸（１）のパッケージ（４）
   上の各瞬間の位置を求める如くしたことを特徴とする、
   請求項１に記載の方法を実施するための装置。 ８　第２センサ（７）が、糸の綾振りパス（ａ）の両側
   の反転点の少なくとも１つに位置せしめた光電検出器、
   好ましくはフォーク状ライトバリアよりなることを特徴
   とする、請求項７に記載の装置。 ９　糸（１）が光電検出器（第２センサ７）を遮り生ず
   る信号は、その瞬間の糸の位置を決める基礎をなし、他
   の糸位置は、第１センサ（６）からの信号をも用いて、
   これより求める如くしたことを特徴とする、請求項８に
   記載の装置。 １０　第２センサ（７）が、糸（１）の綾振りパス（ａ
   ）の全幅を覆う光電セルの列より成る如くしたことを特
   徴とする、請求項７に記載の装置。 １１　ドラムより糸の流れの上流側に測定ヘッドを配置
   し、第２センサ（７）がドラム（３）と測定ヘッド（２
   ）の間に取り付けられたことを特徴とする、請求項７な
   いし１０のうち１つに記載の装置。 １２　第２センサ（７）がドラム（３）に極めて近接し
   て組み込まれたことを特徴とする、請求項１１に記載の
   装置。 １３　第２センサ（７）が測定ヘッド（２）に極めて近
   接して組み込まれたことを特徴とする、請求項１１に記
   載の装置。 １４　第２センサ（７）が測定ヘッド（２）の構造上の
   一部をなす如く、測定ヘッド上に組み込まれたことを特
   徴とする、請求項１１に記載の装置。