JPH0153157B2 - - Google Patents

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JPH0153157B2
JPH0153157B2 JP15247481A JP15247481A JPH0153157B2 JP H0153157 B2 JPH0153157 B2 JP H0153157B2 JP 15247481 A JP15247481 A JP 15247481A JP 15247481 A JP15247481 A JP 15247481A JP H0153157 B2 JPH0153157 B2 JP H0153157B2
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Japan
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clamp
fixed
movable
stopper bracket
frame
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JP15247481A
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JPS5853389A (ja
Inventor
Shigeo Fukaya
Yoshihata Mori
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Toyota Industries Corp
Original Assignee
Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
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Publication date
Application filed by Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK filed Critical Toyoda Jidoshokki Seisakusho KK
Priority to JP15247481A priority Critical patent/JPS5853389A/ja
Publication of JPS5853389A publication Critical patent/JPS5853389A/ja
Publication of JPH0153157B2 publication Critical patent/JPH0153157B2/ja
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B23MACHINE TOOLS; METAL-WORKING NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • B23KSOLDERING OR UNSOLDERING; WELDING; CLADDING OR PLATING BY SOLDERING OR WELDING; CUTTING BY APPLYING HEAT LOCALLY, e.g. FLAME CUTTING; WORKING BY LASER BEAM
    • B23K20/00Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating
    • B23K20/12Non-electric welding by applying impact or other pressure, with or without the application of heat, e.g. cladding or plating the heat being generated by friction; Friction welding

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Pressure Welding/Diffusion-Bonding (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、回転速度差と軸推力を付加した接圧
によつて一対の加工片の接圧部に摩擦熱を生ぜし
めて塑性変形させ、急激な回転停止によつて加工
片を接合するようにした摩擦圧接機に関するもの
である。
一般に、摩擦圧接機は一方の加工片を締掴して
回転させるスピンドルボツクス、チヤツク等から
なる締掴回転機構と、他方の加工片を非回転のま
まクランプ保持するクランプ機構と、圧接時に加
工片に作用する推力を受ける推力受承機構とを備
えている。ところが、従来の摩擦圧接機は、前記
推力受承機構が加工片の後端に対応して配設され
ているので、加工片の長さに応じて推力受承機構
のストツパを位置調節する必要があるため、その
調節が面倒であるばかりでなく、構造が複雑とな
り装置全体が大型化するという欠陥があつた。
又、前記従来の摩擦圧接機は、フレーム上面に
配設されたクランプ機構によつて圧接時に加工片
に作用する推力の一部を受けるようになつている
ので、クランプ機構全体がその下端取付部を中心
として後方へ撓み、このクランプ機構に作用する
曲げ荷重によつてフレーム自身も撓むので、クラ
ンプ機構による調芯機能が低下して正確な接合作
業が困難になるという欠陥があつた。このような
調芯機能の低下を可及的に少くしようとすると、
クランプ機構あるいはフレームを大型化しなけれ
ばならないという問題が生ずる。
本発明の第一の目的は、フレーム上面に対しス
ピンドルボツクスを加工片の接圧方向の往復動可
能に支持するとともに、同ボツクスの前方に位置
するように固定ストツパブラケツトを立設固定
し、同じくフレーム上面には可動ストツパブラケ
ツトを前記接圧方向の往復動可能に支持し、この
可動ストツパブラケツトと前記固定ストツパブラ
ケツトを少くとも一対のタイロツドにより連結
し、前記可動ストツパブラケツトには前記スピン
ドルボツクスを往復動させるスラストシリンダを
取付け、さらに前記フレーム上面には複数基のク
ランプ機構をそれらのクランプ爪が互に接触もし
くは近接するようにかつ最後方のクランプ爪が前
記固定ストツパブラケツトの前面の推力受承面に
接触もしくは近接するように並設することによ
り、次に述べる,を達成することができる摩
擦圧接機を提供することにある。
圧接時に加工片に作用する推力によりクラン
プ機構のクランプ爪と加工片の間にスリツプを
生じさせてクランプ爪を前記ストツパブラケツ
トへ密着させ、前記推力を各クランプ爪及び固
定ストツパブラケツトを介して前記タイロツド
に受承させてクランプ機構及びフレームに圧接
方向の曲げ荷重が作用するのをなくして調芯機
能の低下を防ぐ。
クランプ機構及びフレームを小型化でき、さ
らに長尺の加工片の場合でも複数のクランプで
把持することにより、全体として十分な把持力
を得ることができるとともに、クランプ部が固
定ブラケツトで受承されることにより、直接加
工片の後端と対応する推力受承機構を省略して
装置全体をコンパクト化する。
本発明の第二の目的に、前記第一の目的の構成
に加えて複数基のクランプ機構のクランプ爪を固
定ストツパブラケツト側へ押圧して互に密着させ
るクランプ爪密着機構を配設することにより、前
記第一の目的に加えて、圧接加工時にクランプ爪
と同クランプ爪により締掴された加工片とのスリ
ツプを防止して円滑な圧接作業を行なうことがで
きる摩擦圧接機を提供することにある。
以下、本発明の実施例を説明の都合上まず第二
の目的を達成する摩擦圧接機を具体化した実施例
から第1図〜第9図に基づいて説明する。
この実施例の摩擦圧接機は概略的に見て、第1
図及び第2図に示すように第1加工片Wを把持し
て回転させながら第2加工片W′へ圧接する方向
に移動させるための回転接圧機構Aと、同接圧機
構A、後述する主芯出しクランプ機構D及び第1
および第2のフローテイングクランプ機構E1
E2とそれぞれ協働して第1、第2加工片W,
W′に作用する推力を受承し得るようにした推力
受承機構Bと、第2加工片W′の先端部を締掴し
て所定位置に保持するための把握力の弱い補助芯
出しクランプ機構Cと、同クランプ機構Cの後方
に位置しかつ前記推力受承機構Bを構成する固定
ストツパブラケツト6に近接して第2加工片
W′の中間部を締掴して所定位置に保持するため
の把握力の強い主芯出しクランプ機構Dと、同ク
ランプ機構Dに近接して配設され、第2加工片
W′の中間部をその外周面にならつて締掴把持す
るようにした把握力の強い二基の第1および第2
のフローテイングクランプ機構E1,E2と、さら
にクランプ機構Dのクランプ爪53,54に第1
および第2のフローテイングクランプ機構E1
E2のクランプ爪68,74を密着させるように
したクランプ爪密着機構Fとにより構成されてい
る。
そこで、まず前述した各機構のうち第1加工片
Wの回転接圧機構A及び推力受承機構Bについて
第1,2図を中心に説明すると、フレーム1の上
面左側にはスライドテーブル2が固定され、同テ
ーブル2上には第1図左右方向すなわち第1加工
片Wの第2加工片W′に対する接圧方向へ往復ス
ライド可能にスピンドルボツクス3が支承されて
いる。このスピンドルボツクス3には図示しない
モータにより高速回転され、停止機構により急停
止されるスピンドル4が前記接圧方向に平行に支
承されている。前記スピンドル4の先端部には第
1加工片Wを把持するチヤツク5が装着されてい
る。
前記フレーム1の右端上面には推力受承機構B
を構成する固定ストツパブラケツト6が立設固定
され、同ブラケツト6と対応するようにフレーム
1上面左側には可動ストツパブラケツト7が図示
しないローラ又は平面スライド接触により左右方
向の往復動可能に支承されている。この可動スト
ツパブラケツト7と前記固定ストツパブラケツト
6は推力を受ける一対のタイロツド8,9により
連結固定されている。前記可動ストツパブラケツ
ト7の後面にはスラストシリンダ10が固着さ
れ、そのピストンロツド11が同ブラケツト7を
貫通して前方のスピンドルボツクス3に連結され
ている。
この実施例では、前記スピンドル4とピストン
ロツド11の各中心軸線Oを一致させており、前
記一対のタイロツド8,9は前記中心軸線Oから
等距離離れた位置にかつ180度おいて配設されて
いる(第3図参照)。従つて、前記スラストシリ
ンダ10のピストンロツド11が第1図右方に移
動されると、ボツクス3、スピンドル4及びチヤ
ツク5等が一体となつて同方向に移動され、第1
加工片Wの先端が第2加工片W′の先端面に接圧
されて第1、第2加工片W,W′に推力が付与さ
れると、その反力はチヤツク5、スピンドル4、
ボツクス3、ピストンロツド11、スラストシリ
ンダ10及び可動ストツパブラケツト7を介して
一対のタイロツド8,9に均等に伝達される。
次に、第2加工片W′の先端部を非回転のまま
定位置に締掴保持するようにした前記補助芯出し
クランプ機構Cを第3図について説明すると、フ
レーム1の上面には前記スピンドル4の中心軸線
Oと直交するように水平に支持台12が固定さ
れ、同支持台12の上面にはスライドベース13
が固定されている。同スライドベース13の上面
両側部には固定ブラケツト14,15が配置さ
れ、両ブラケツト14,15の前方には可動ブラ
ケツト16,17が中心軸線Oに向つて往復動可
能に支承されている。前記可動ブラケツト16,
17の前側垂立面16a,17a、水平面16
b,17bにはそれぞれシムプレート18を介し
てクランプ爪19,20がボルト21により締付
固定されている。なお、クランプ爪19,20の
前面には円弧状のパツド22がそれぞれ嵌着さ
れ、下面には圧接時に推力を可動ブラケツト1
6,17に伝達するキー23が嵌入されている。
前記固定ブラケツト14,15にはイコライザ
レバー24,25がピン26,27によりそれぞ
れ回動可能に支承され、両レバー24,25の下
端部にはイコライザリンク28がピン29,30
により平行四節リンクを構成するように連節され
ている。又、前記イコライザレバー24,25の
前端部にはピン31,32により別のイコライザ
レバー33,34が連節され、同レバー33,3
4の先端部はピン35,36により前記可動ブラ
ケツト16,17に連節されている。
一方、前記固定ブラケツト14の後端面には、
クランプシリンダ37が固着され、同シリンダの
ピストンロツド38と前記イコライザリンク28
の一端部との間にはピン39により連結リンク4
0が連節されている。従つて、クランプシリンダ
37が作動され、そのピストンロツド38が第3
図左方へ移動されると、連結リンク40を介して
イコライザリンク28が同方向へ揺動され、これ
によりレバー24,25がピン26,27を中心
として第3図時計回り方向へ回動されてレバー3
3,34、可動ブラケツト16,17及びクラン
プ爪19,20がそれぞれ中心軸線Oに向つて等
速度で移動され、第2加工片W′の先端部は定位
置に締掴保持される。
次に、前記主芯出しクランプ機構Dを第4図及
び第5図について説明すると、フレーム1上面に
はスピンドル4の中心軸線Oと直交する水平方向
に支持台41が固設され、同支持台41の左右両
側上部には横四角筒状の固定ガイド枠42,43
が配置され、さらに両ガイド枠42,43の後端
部にはクランプシリンダ44,45が対向するよ
うに固着されている。前記ガイド枠42,43内
にはスピンドル4の中心軸線Oに向つて接離可能
に可動ブラケツト46,47がスライド支持され
ている。前記クランプシリンダ44,45のピス
トンロツド48の先端面には、第5図に示すよう
に可動ブラケツト46,47(第5図では47側
のみ図示する)の後端面に形成した凹部47aに
緩く嵌入される四角板状の連結ブロツク49がボ
ルト50により止着されている。この連結ブロツ
ク49の両側面と前記凹部47aの両側面にはそ
れぞれキー溝が形成されキー51が緩く挿入され
ている。従つて、前記クランプシリンダ44,4
5のピストンロツド48が前後方向に往復動され
ると、連結ブロツク49及びキー51を介して可
動ブラケツト47が同方向に往復動される。
前記可動ブラケツト46,47の前部垂立面4
6b,47bと水平面46c,47cに対しシム
プレート52を介してクランプ爪53,54がボ
ルト55により固着されている。なお、前記クラ
ンプ爪53,54の対向面には、第2加工片
W′の外周面を締掴する円弧状のパツド56が嵌
着され、下面には圧接時に第2加工片W′に作用
する推力を可動ブラケツト46,47に伝えるキ
ー57が嵌入されている。
第5図に示すように前記クランプ爪54の両側
面に形成された凹部54aには、圧接作業時に推
力を受ける固定受圧リング58が嵌合されてい
る。同リング58の内側縁部に形成した断面円弧
状の受圧面58aには可動受圧リング59が任意
の方向へのスライド可能に係合されている。さら
に、前記可動受圧リング59には受圧金具60が
嵌合され、ボルト61によりクランプ爪54に締
着されている。そして、これらの固定、可動受圧
リング58,59、受圧金具60及びボルト61
等によりクランプ爪54を固定ストツパブラケツ
ト6に面接触させるための面接触保持機構が形成
されている。
一方、前記固定ストツパブラケツト6の前面に
は前記受圧金具60と対応するように推力受承面
としての受圧部材62が固着され、同受圧部材6
2と前記受圧金具60との間には、一定の微小間
隙G1が形成されている。この間隙G1は小さいほ
ど望ましく、なくして両者を接触させてもよい
が、この場合には製作、組付上問題が生じたり、
部品が摩耗し易くなつたりするので、通常0.1〜
0.3mmに設定される。
第4図に示すように、前記可動ブラケツト4
6,47の前部下側にはそれぞれ脚片46d,4
7dが一体形成されており、両脚片46d,47
dの下端部と、支持台41の中央部に支軸63に
より回動可能に支承したイコライザレバー64の
両端部との間には一対のイコライザリンク65が
ピン66によりそれぞれ連節されている。従つ
て、シリンダ44,45のピストンロツド48に
より可動ブラケツト46,47が押動されると、
前記レバー64及びリンク65により両ブラケツ
ト46,47及びクランプ爪53,54が等速度
で移動され、第2加工片W′はクランプ爪53,
54により中心軸線Oと一致する定位置に締掴保
持される。
次に、前記補助及び主芯出しクランプ機構C,
Dにより定位置に締掴された第2加工片W′をそ
の両側周面にならつて締掴するようにした2基の
第1および第2のフローテイングクランプ機構
E1,E2のうち、クランプ爪密着機構Fを備えた
第1フローテイングクランプ機構E1を第6図〜
第8図について説明する。
このクランプ機構E1は第6図に示すように前
述した芯出しクランプ機構Dと比較して可動ブラ
ケツト46,47を等速運動させるイコライザ機
構が省略された点及びブラケツト46,47に対
し左右一対のクランプ爪68,68をフローテイ
ング支持した点において異なり、その他の構成は
前記主芯出しクランプ機構Dと同様であるから、
相違する左右一対のフローテイング機構のうち右
側のクランプ爪68について述べることにする。
第7図に示すように可動ブラケツト47の前部
垂立面47bには上下方向に円筒状受圧凹面47
eが形成され、水平面47c上には第8図に示す
ように2本の爪支持棒67が立設固定されてい
る。前記支持棒67に対しクランプ爪68が任意
の方向への浮動可能に緩く嵌合されている。前記
クランプ爪68の支持棒貫通孔68aの中間部に
は、支持リング部68bが一体形成されている。
そして、前記可動ブラケツト47の水平面47c
と前記支持リング部68b下面との間及び同リン
グ部68bと前記支持棒67の頭部67aとの間
に対しバネ受け69及び複数の皿バネ70をそれ
ぞれ介装して、クランプ爪68を水平面47cか
ら浮かせた状態に弾性的に保持している。なお、
前記貫通孔68aの上端部には蓋71がビス着さ
れている。
前記クランプ爪68の後面には前記可動ブラケ
ツト47の円弧状受圧凹面47eに密着される円
弧状受圧凸面72aを形成した受圧ブロツク72
が固着されている。前記可動ブラケツト47の上
部には前記受圧ブロツク72の上方への位置規制
を行なうストツパプレート73がボルトにより固
着されている。
従つて、クランプシリンダ45のピストンロツ
ド48が第6図矢印方向へ移動されると、ピスト
ンロツド48の先端によつて押される形となつて
可動ブラケツト47が同方向へ移動され、クラン
プ爪68は定位置に保持された第2加工片W′の
外側面に向つて移動接圧される。このとき、クラ
ンプ爪68は可動ブラケツト47に対しフローテ
イング支持されているので、パツド56全体が定
位置に締掴されている第2加工片W′の外周面に
ならつて同周面に密接される。このため第2加工
片W′の周面を局部的に強く押圧して損傷させた
り、クランプ爪68に曲げ反力を生じさせたり、
あるいはパツド56と加工片W′の接触不良によ
り第2加工片に作用する推力保持機能に低下を招
いたりすることがなくなる。特に、このようなフ
ローテイングクランプ機構を備えていることは、
同軸度の極めて悪い石油掘削用シームレスパイプ
等の加工片をクランプするのに非常に有効であ
る。
前記主芯出しクランプ機構Dと第1フローテイ
ングクランプ機構E1の間に介装された別の第2
フローテイングクランプ機構E2は、前記第1フ
ローテイングクランプ機構E1とほぼ同様に構成
されており、この第二フローテイングクランプ機
構E2のクランプ爪74,74と前記クランプ爪
53,54との間には第9図aに示すように微小
間隙G2(0.1〜0.3mm)がそれぞれ設けられている。
又、前記クランプ爪74,74とクランプ爪6
8,68の間にも微小間隙G3(0.1〜0.3mm)が設
けられている。
次に、前述した主芯出しクランプ機構Dのクラ
ンプ爪53,54に対し第一、第二フローテイン
グクランプ機構E1,E2のクランプ爪68,68,
74,74を密着させる一対のクランプ爪密着機
構Fのうち右側の密着機構Fを第7図について説
明する。
前記固定ガイド枠43の一側面にはブラケツト
75が水平に止着され、同ブラケツト75に対し
支軸76によりクランプ爪押付けレバー77の中
央部が水平回動可能に支持されている。同じくガ
イド枠43の一側面には比較的小容量のシリンダ
78が止着され、同シリンダ78のピストンロツ
ド79の先端が前記クランプ爪押付けレバー77
の後端に連結されている。又、クランプ爪押付け
レバー77の先端部はクランプ爪68へ向つて直
角状に折曲げ形成され、同爪68の端部に形成配
設した既述と同様の受圧金具60の端面に当接可
能とされている。
従つて、前記シリンダ78のピストンロツド7
9が第7図矢印方向へ突出されると、クランプ爪
押付けレバー77が支軸76を中心に第7図時計
回り方向へ回動され、フローテイング状態のクラ
ンプ爪68は前記レバー77によりクランプ爪7
4へ向つて押圧され(円弧状受圧凹面47eと円
弧状受圧凸面72aの間の隙間の大きさのとり方
によつて、設定量の移動が可能である。)、さらに
同クランプ爪74は主芯出しクランプ機構Dのク
ランプ爪54に密着され、3つのクランプ爪6
8,74,54は1つの剛体のごとく押圧密着さ
れる。
次に、前記のように構成した摩擦圧接機につい
て、その作用を説明する。
第9図aは第2加工片W′が図示しない支持ロ
ーラによりスピンドル4の中心軸線Oと対応する
定位置に支持され、各クランプ機構C,D,E1
E2が不作動状態を示す。この状態で第2加工片
W′を締掴するには、まず第9図bに示すように
補助芯出しクランプ機構Cのクランプ爪19,2
0により加工片Wの先端部を比較的弱い力(例え
ば40ton)で締掴するとともに、主芯出しクラン
プ機構Dのクランプ爪53,54により加工片
W′の中間部を比較的強い力(例えば200ton)で
締掴して定位置に保持する。
続いて、2基の第1および第2のフローテイン
グクランプ機構E1,E2のクランプ爪68,68
及び74,74により第2加工片W′の両外周面
を比較的弱い力(例えば30ton)で把持する(第
9図b参照)。その後、加工片W′を比較的弱い力
で把持したままあるいは締掴圧力を解除した状態
でクランプ爪密着機構Fの押付けレバー76,7
6によりクランプ爪53,54に対しクランプ爪
74,74,68,68を第9図cに示すように
密着させ、再び前記クランプ爪68,68及び7
4,74に今度は比較的強い把握力(例えば
200ton)を作用させて第2加工片W′をその外周
面にならつて締掴する。
このようにして、第2加工片W′を所定位置に
クランプ保持したら、スラストシリンダ10を作
動させてチヤツク5により把持され回転している
第1加工片Wを第9図c右方へ移動させ、第1加
工片Wの先端面を第2加工片W′の先端面に比較
的強い推力(例えば150ton)で接圧すると、両加
工片W,Wの接圧面に摩擦熱が発生して塑性変形
し、一定時間後にチヤツク5を急停止してそのま
まとするか、もしくは該急停止と同時か、微小時
間前後して前述よりさらに高い推力を付加したあ
と、第1、第2加工片W,W′は結合される。
ところで、第9図c〜dに示す圧接作業時にお
いては、可動ストツパブラケツト7がフレーム1
に対して移動可能に支承されているので、スラス
トシリンダ10により第1、第2加工片W,
W′に推力T(150ton)が作用すると、それと同じ
強さの反力が2本のタイロツド8,9にかかり、
そのためフレーム1に固定した固定ストツパブラ
ケツト6が第9図d左方へ強い力で引張られよう
とする。ところが、圧接作業開始と同時に第2加
工片W′にも推力Tが作用し、この推力は密着さ
れて1つの剛体のようになつているクランプ爪6
8,74,53及び68,74,54へ伝達され
るので、第2加工片W′を締掴することによりフ
レーム1に実質的に固定された各クランプ爪6
8,74,53及び68,74,54はそれぞれ
第2加工片W′とともに固定ストツパブラケツト
6に向つてクランプ機構D,E1,E2を若干弾性
変形させながら固定ストツパブラケツト6へ密着
される。この結果固定ストツパブラケツト6とク
ランプ爪53,54は互に同じ強さの推力Tで密
着し合うのであるが、固定ストツパブラケツト6
の受圧部材62とクランプ爪53,54の間隙
G1が微小であるためにクランプ機構D,E1,E2
が弾性変形してフレーム1に大きな曲げ荷重が作
用する以前に、固定ストツパブラケツト6の受圧
部材62とクランプ爪53,54が密着して推力
を打ち消し合い、従つて固定ストツパブラケツト
6及びクランプ機構D,E1,E2を介してフレー
ム1に曲げ荷重及び引張り荷重が作用することは
なく、推力Tはタイロツド8,9によつて受承さ
れる。
このように上述の実施例(第2発明に相当す
る)においては、固定ストツパブラケツト6の受
圧部材62、クランプ爪53,54,74,68
間に微小間隙G1〜G3を設けて圧接前にクランプ
爪53,54に対しクランプ爪74,68を密着
させ、圧接時にクランプ爪53,54、ブラケツ
ト6の受圧部材62をクランプ機構D,E1,E2
固定ストツパブラケツト6の弾性変形によりフレ
ーム1に曲げ荷重が伝わる以前にクランプ爪5
3,54をブラケツト6の受圧部材62に密着さ
せて、推力を一対のタイロツド8,9によつて受
承するようにしたので、クランプ機構D,E1
E2、固定ストツパブラケツト6及びフレーム1
の変形を防止して調芯機能の低下を防止すること
ができるとともに、クランプ機構及びフレームの
強度を小さくして小型化することができ、さらに
加工片W′の後端と対応する推力受承機構を省略
して装置全体を小型化することができる。
次に、前述した第二発明のクランプ爪密着機構
Fを省略した第一の目的を達成する第一発明を第
10図a〜dにより説明する。
第10図aはクランプ53,54,74,68
にそれぞれ締掴力P(200ton)が作用し、第1、
第2加工片W,T′に推力T(150ton)が引加され
た瞬間を示す。そして、第2加工片W′と各クラ
ンプ爪53,54,74,68との摩擦係数μを
0.3とすると、各クランプ爪における推力受承能
力R(p×μ)はそれぞれ60tonである。従つて第
2加工片W′に150tonの推力Tが作用すると、各
クランプ爪53,54,74,68は第2加工片
W′とともに後方へ移動され第10図bに示すよ
うにクランプ爪53,54が固定ストツパブラケ
ツト6に密着され停止される。
ところが、この状態ではまだ各クランプ爪の間
隙G2,G3があり、第2加工片W′にクランプ爪5
3,54の推力受承能力R(60ton)よりも第2加
工片W′に働く推力T(150ton)が大きいので、第
2加工片W′とクランプ爪53,54の間にスリ
ツプが起きて同加工片W′がクランプ爪68,7
4とともに後方へ移動されクランプ爪53,54
にクランプ爪74が密着される。しかし、この状
態でもまだクランプ爪53,54と74による推
力受承能力Rの和は120tonであるから推力T
(150ton)よりも小さいために第2加工片W′とク
ランプ爪53,54,74との間にスリツプが生
じ、第2加工片W′がクランプ爪68とともに後
方へ移動しクランプ爪68がクランプ爪74に密
着され、このとき初めて3対のクランプ爪53,
54,68,74の推力受承能力Rが全体で
180tonとなつて推力T(150ton)よりも大きくな
り、第2加工片W′とクランプ爪のスリツプがな
くなり、同加工片W′は停止される。
この第一発明の実施例においても3つの間隙
G1〜G3が合せて0.3〜0.9mmと非常に小さいので各
クランプ機構D,Eに曲げ荷重が加わつてフレー
ム1に伝達される以前にクランプ爪が互に密着さ
れてしまうので、第2加工片W′とクランプ爪と
の間に微小(0.2〜0.6mm)のスリツプがある点に
おいて第二発明と異なりその他の作用及び効果は
第二発明の実施例と同様である。
なお、本発明は次のような実施例で具体化する
ことも可能である。
(1) 前記実施例では主芯出しクランプ機構Dを使
用したが、これを省略したり、フローテイング
クランプ機構に変更したりすること。又、この
別例においてさらに固定ストツパブラケツト6
の後方に補助芯出しクランプ機構Cを設けるこ
と。
(2) 第2図に示す実施例のフローテイングクラン
プ機構E1,E2を1基又は3基以上配設するこ
と。
(3) 前記実施例では2本のタイロツド8,9を使
用したが、これを3本以上使用すること。な
お、この場合各タイロツドを結ぶ図形の内側に
スピンドル4の中心軸線Oを位置させるものと
する。
(4) クランプ爪68に対し受圧ブロツク72を回
動可能に取着したり、水平方向の相対移動可能
に取着したり、両者を組合せた構造にしたりす
ること。
以上詳述したように本発明は圧接時に加工片に
作用する推力をクランプ機構及び固定ストツパブ
ラケツトを介してタイロツドに受承させクランプ
機構及びフレームに圧接方向の曲げ荷重が作用す
るのをなくして調芯機能の低下を防ぎ正確な加工
作業を行なうことができるとともに、クランプ機
構及びフレームを小型化でき、さらに長尺の加工
片の場合でも複数のクランプで把持することによ
り、全体として十分な把持力を得ることができる
とともに、クランプ部が固定ブラケツトで受承さ
れることにより、直接加工片の後端と対応する推
力受承機構を省略して装置全体をコンパクト化す
ることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の摩擦圧接機を具体化した一実
施例を示す正面図、第2図は第1図の平面図、第
3図は第1図のX−X線拡大断面図、第4図は第
1図のY−Y線拡大断面図、第5図は第4図のZ
−Z線拡大断面図、第6図は第1図のH−H線拡
大半断面図、第7図は第6図のI−I線拡大断面
図、第8図は第7図のJ−J線拡大断面図、第9
図a〜dはそれぞれ圧接作用を説明する略体平面
図、第10図a〜dは第一発明の実施例の圧接作
用を示す略体平面図である。 フレーム……1、スピンドルボツクス……3、
スピンドル……4、チヤツク……5、ストツパブ
ラケツト……6、可動ブラケツト……7、タイロ
ツド……8,9、スラストシリンダ……10、受
圧部材……62、補助芯出しクランプ機構……
C、主芯出しクランプ機構……D、フローテイン
グクランプ機構……E1,E2、クランプ爪密着機
構……F、間隙……G1〜G3、第1、第2加工片
……W,W′。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 フレームに対しスピンドルボツクスをスピン
    ドルの軸線方向の往復動可能に装着し、前記スピ
    ンドルの先端部に第1加工片を把持するチヤツク
    を装着し、同じく前記フレームには前記チヤツク
    の前方に位置するように固定ストツパブラケツト
    を立設固定するとともに、前記スピンドルボツク
    ス側に位置するように可動ストツパブラケツトを
    前記軸線方向の往復動可能に装着してこれらのブ
    ラケツトを推力受承用の複数本のタイロツドによ
    り連結し、前記可動ストツパブラケツトには前記
    スピンドルボツクスを往復動し得るスラストシリ
    ンダを装着し、さらに前記フレームには前記チヤ
    ツクと固定ストツパブラケツトとの間に位置する
    ように第2加工片を締掴する複数基のクランプ機
    構を並設し、前記固定ストツパブラケツトの推力
    受承面と同ブラケツトに隣接するクランプ機構の
    クランプ爪及び各クランプ機構のクランプ爪どお
    しを接触させるか微小間隙をもつて対応させたこ
    とを特徴とする摩擦圧接機。 2 固定ストツパブラケツトの近傍に芯出しクラ
    ンプ機構を配設し、同芯出しクランプ機構の近傍
    にフローテイングクランプ機構を1基以上並設し
    た特許請求の範囲第1項記載の摩擦圧接機。 3 芯出しクランプ機構は、フレーム上面に対し
    加工片の圧接方向と直交する水平方向に配設され
    たスライドベースと、同スライドベースの両端部
    に固着された一対の固定ブラケツトと、同じくス
    ライドベース上に第2加工片の両側周面に向つて
    接近・離間可能に支承した一対の可動ブラケツト
    と、両可動ブラケツトの対向面に取付けた一対の
    クランプ爪と、前記可動ブラケツトを等速度で往
    復動し得るようにしたイコライザリンク機構と、
    このイコライザリンク機構を作動するクランプシ
    リンダとにより構成されている特許請求の範囲第
    2項記載の摩擦圧接機。 4 フローテイングクランプ機構は、フレーム上
    面に対し加工片の圧接方向と直交する水平方向に
    配設されたスライドベースと、同スライドベース
    に対し、前記加工片の両側周面に向つて接近・離
    間可能に支承された一対の可動ブラケツトと、前
    記スライドベースの両端部に互いに対向して固定
    され前記可動ブラケツトを作動するようにした一
    対のクランプシリンダと、前記両可動ブラケツト
    の対向部に対し弾性部材を介して浮上支持された
    一対のクランプ爪とにより構成されている特許請
    求の範囲第2項記載の摩擦圧接機。 5 フレームに対しスピンドルボツクスをスピン
    ドルの軸線方向の往復動可能に装着し、前記スピ
    ンドルの先端部に第1加工片を把持するチヤツク
    を装着し、同じく前記フレームには前記チヤツク
    の前方に位置するように固定ストツパブラケツト
    を立設固定するとともに、前記スピンドルボツク
    ス側に位置するように可動ストツパブラケツトを
    前記軸線方向の往復動可能に装着してこれらのブ
    ラケツトを推力受承用の複数本のタイロツドによ
    り連結し、前記可動ストツパブラケツトには前記
    スピンドルボツクスを往復動し得るスラストシリ
    ンダを装着し、さらに前記フレームには前記チヤ
    ツクと固定ストツパブラケツトとの間に位置する
    ように第2加工片を締掴する複数基のクランプ機
    構を並設し、前記固定ストツパブラケツトの推力
    受承面と同ブラケツトに隣接するクランプ機構の
    クランプ爪及び各クランプ機構のクランプ爪どお
    しを接触させるか微小間隙をもつて対応させ、さ
    らに前記各クランプ機構のそれぞれのクランプ爪
    を前記固定ストツパブラケツト側へ押圧して各ク
    ランプ爪を密着させるクランプ爪密着機構を設け
    たことを特徴とする摩擦圧接機。 6 クランプ爪密着機構は、固定ストツパブラケ
    ツトから最も離隔した位置にあるクランプ機構の
    可動ブラケツトを支持する固定ガイド枠側面に対
    し回動可能に支持されたクランプ爪押付けレバー
    と、同レバーを回動するシリンダとにより構成さ
    れている特許請求の範囲第5項記載の摩擦圧接
    機。
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