JPH0145389B2 - - Google Patents

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JPH0145389B2
JPH0145389B2 JP26483284A JP26483284A JPH0145389B2 JP H0145389 B2 JPH0145389 B2 JP H0145389B2 JP 26483284 A JP26483284 A JP 26483284A JP 26483284 A JP26483284 A JP 26483284A JP H0145389 B2 JPH0145389 B2 JP H0145389B2
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JP
Japan
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ball
catching
leather
baseball
polyurethane
Prior art date
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JP26483284A
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JPS61143081A (ja
Inventor
Yoshio Tanaka
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Asics Corp
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Asics Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 <産業上の利用分野> 本発明は野球用のグラブやミツト等の製造法の
改良に関するものであつて、前記グラブやミツト
等の特に捕球面革部等における捕球したボールの
脱落を防止し且つボールの衝撃による摩損を防止
し得るものである。
<従来の技術> 従来の製造法に係る野球用の捕球具例えば野球
用のミツト、グラブ及びフアーストミツト等とし
て、先づその捕球面革はその掌球部若しくはその
周辺或いはウエツプ部等でボールを捕球したと
き、捕球面革の表面に接したボールが滑つてフア
ンブル若しくは落球し易いおそれがあつたので、
前記捕球面革の掌部の全面或いは該掌部の全面部
及び指部の一部等で捕球したボールが滑らないよ
うに多数の凹み若しくは凸部を加熱型押し等で成
形する方法でなるものが提案された。
また同じく従来の製造方法に係る野球用の捕球
具は、その捕球面革の表革部における主として捕
球部に放射状、花びら状若しくは羽根車状等に配
列穿設した複数個の透孔内に前記捕球面革の表革
部と裏革部の間に介在したゴム状薄板の各凸部を
嵌め込み前記各凸部の周側面と表革部の各透孔の
断ち口面とを接着剤で結合して製造された野球用
の捕球具が提案された。
また更に前述野球用の捕球具に代り、野球用の
捕球具の捕球面革の表革部における主として捕球
部に放射状、花びら状若しくは羽根車状等に配列
した複数個の任意の形状の透孔を穿設し、これら
各透孔内に防滑性、柔軟性及び耐摩耗性に富む液
体ポリウレタン配合物若しくはこれと同効の液体
のゴム状弾性体材を注入充填し、この際前記液体
のゴム状弾性体材等の一部が前記表革の各透孔の
断ち口面及び内面(いずれも銀面のない粗面をも
つ部分)に浸透せしめながら充填するので接着剤
を使用せずに液体のゴム状弾性体材が反応成形さ
れたとき、各ゴム状弾性体部と表革部の各透孔の
断ち口面及び内面が一体的に密着成形することを
特徴とする野球用の捕球具の製造方法でなるもの
が提案されていた。
<問題を解決するための手段> 然しながら前述の最初の従来品の製造方法で製
造された捕球具はその捕球面革の表革部の掌部の
全面若しくは該掌部の全面から各指部の一部にわ
たつて成形された滑り止め凸部若しくは凹み部が
使用中に復元したり摩耗等して次第に消失してそ
の滑り止め効果を喪失するのみならず前記凸部若
しくは凹み部のある捕球面革の表革部の捕球部は
加熱型押しのため、高温で加熱されると天然皮革
がもつている独得の柔軟性を喪失(硬化)し同時
に収縮変形したり劣化して割れを生じたりするの
で捕球具として望ましい柔軟性によつてボールを
包み込むように捕球することが困難となるおそれ
があるのみならずその使用寿命を短かくしてい
た。
また前述の従来のつぎの手段の製造法に係る捕
球具はその捕球面革の表革部が柔軟でかつ薄いた
め打抜き穿設された各透孔が変形し易いので該各
透孔と前記ゴム状の各凸部の間に隙間が生ずる
し、また前記各透孔の断ち口面とゴム状の各凸部
の周側面との接着面積が極めて少なくかつ接着面
に対する加圧も不可能であるため接着状態がはな
はだ不完全であるのみならず接着剤による汚染が
避けられないし、また前記表革とゴム状薄板の各
凸部の柔軟性が相異する。即ち両者の屈曲度合い
が相違するのでこれらの結合部が剥離し易い、従
つてこれらの接合部が剥離した個所に砂等が入り
捕球面革の表革部を損傷し、その使用寿命を著し
く低下せしめる欠陥等があつた。
更にまた前述の従来の最後の手段の野球用の捕
球具の製造方法に係る捕球具は、その捕球面革に
設けた比較的小さい透孔内に、若しくは比較的大
きな透孔内に既成形の充填部材を嵌め込んだ透孔
の断ち口面と間隙等に注入した液体ポリウレタン
配合物等がその充填後に該液体ポリウレタン配合
物中の溶剤が蒸発することにより注入充填したも
のの成形物の体積収縮が起つて捕球面革の透孔等
の断ち口面等の成形物との間の密着結合度を低下
せしめ、野球用ボールを捕球している中に結合部
分が剥離してしまう原因となる等の欠陥があつ
た。
<問題を解決するための手段> 本発明の野球用の捕球具の製造法は前述の従来
の製造法に係る捕球具の欠陥を克服するために捕
球具の捕球面革の基部の表面側における捕球面部
辺または該部辺及び指部辺の一部分若しくは大部
分に摩擦係数が大で防滑性に富んだポリウレタン
成形物の小突起でなるボール等の把持アタツチメ
ントを簡便な方法で密着結合して落球の抑止とボ
ールの脱落抑止の各性能を永く維持せしめようと
するものである。
<実施例> 本発明の野球用の捕球具の製造法は、先づ第1
図で示されているように、織布、不織布、ポリウ
レタンフオーム若しくは床革等の如き基部1の外
表面にポリウレタン樹脂の如き合成樹脂の被膜2
を附着せしめてなるものを捕球面革形に截断して
捕球面革部品を形成し、第1図及び第2図と
で示すように該捕球面革部品の被膜2の外表面上
をMEKの如き溶剤で表面処理をするか或いはポ
リウレタン系等の接着剤を薄く塗布等した後、こ
れを乾燥させ、このような表面処理をした捕球面
革部品の被膜2上に任意の厚さであつて、かつ該
捕球面革部品の捕球部相当部辺イまたは該捕球部
相当部辺イ及び指部相当部辺ロの一部分若しくは
大部分に任意形状であつてかつ比較的小さな透孔
3を放射状若しくは横縞状の如き規則的若しくは
不規則的に多数穿設して成る非粘着性のシートC
を載置し、該シートCの上面側から該シートCの
各透孔3,3内に摩擦係数が大で防滑性に富んだ
液状のポリウレタン配合物Bを注入充填し、前記
注入充填した液状のポリウレタン配合物B′を硬
化成形せしめる。その後に、前記シートCを取り
除くと、前記捕球面革部品は、第3図乃至及
び第4図で示されているようにその被膜2上に
おける捕球部辺イまたは該捕球部辺イ及び指部辺
ロの一部分若しくは大部分に、摩擦係数が大で防
滑性に富むポリウレタン樹脂等の成形物である多
数の小突起のボール把持アタツチメントB,Bを
備えた捕球面革Aを成形することができる。次に
該捕球面革Aとその裏革及びその間に芯材を挾着
し、甲革D、ウエツブE等を革ひもFで編み合せ
る等と常とうの手段を加えて第5図及びで示
すような野球用の捕球具を製造することができる
ものである。
<発明の効果> 本発明の製造法に係る野球用の補球具の主要部
である捕球面革Aは、その被膜2の外表面上にお
ける主として捕球部辺イ或いは該捕球面部辺イ及
び指部辺ロ,ロの部分若しくは大部分に、ポリウ
レタン樹脂等の成形物である小突起状であつてか
つボールを把持できる把持アタツチメントB,B
を多数形成しているのでボール等が滑つて落球す
るおそれがないのみならずボール等の衝撃によつ
ても直接被膜2を摩損若しくはボールに附着した
砂等で摩損するおそれもない。また前記捕球面革
Aの被膜2の外表面を表面処理した後(殊にポリ
ウレタン樹脂の被膜2の外表面にポリウレタン系
等の接着剤を塗布した後)に液状のポリウレタン
配合物B′を密着せしめた場合、これら捕球面革
A被膜2と各把持アタツチメントB,Bの密着結
合がより強化されるので前記各把持アタツチメン
トB,Bの作用をより永く維持できる。
<別実施例> 前述の基本の実施例の他に、第1図、第2図
及び第4図及びで示されているように、所定
部位に設けられた各透孔2,2がその下面側の開
口縁の広がりがその上面側の開口縁よりも大きく
形成されたシートCを用い、該シートCの各透孔
2,2内に液状のポリウレタン配合物B′を注入
充填し、そして成形された把持アタツチメント
B,Bを密着した補球面革Aを備えた野球用の捕
球具は前記各把持アタツチメントBの捕球面革部
品の被膜2との接触面が拡大しているので各把持
アタツチメントBと捕球面革部品の被膜2との密
着結合を更に強化できるので各把持アタツチメン
トBの脱落のおそれが全くなくその使用寿命更に
永く維持できる。
また前記液状のポリウレタン配合物B′は、液
状ウレタンプレポリマーに適量の硬化剤、触媒及
び色素を溶融若しくは可及的に少量のこれらの共
通溶剤で溶解混和してなるものが最も良好なポリ
ウレタン樹脂の成形物でなる、ボール等の把持ア
タツチメントB,Bを構成することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本発明に係る野球用の捕球具の製造法を
示す略図である。第1図はその主要部である捕球
面革部品の横断面図である。第2図及至は第
1図の捕球面革部品の被膜上に液状のポリウレタ
ン配合物を充填密着する工程順を示す横断面図で
ある。第3図乃至は同じく本発明の主要部の
一つである捕球面革を示すものであつて、その
乃至は表面図の例示であり、はその横断面図
である。第4図乃至はその一部拡大断面図の
例示である。第5図及びは本発明の製造法に
係る野球用の捕球具の補球面側を示す正面図であ
る。 <図面の符号> A……補球面革、B……把持
アタツチメント、B′……液状のポリウレタン配
合物、C……非粘着性のシート、D……甲革、E
……ウエツブ部、F……革ひも、1……基部、2
……被膜、3……透孔、イ……捕球部相当部辺、
ロ……指部相当部辺。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 基布。不織布。ポリウレタンフオーム若しく
    は床革等の如き基部の外表面にポリウレタン樹脂
    の如き合成樹脂の被膜を附着せしめてなるものを
    捕球面革に截断して捕球面革部品を形成し、該捕
    球面革部品の被膜上をMEKの如き溶剤で処理す
    るか或いはポリウレタン系の接着剤を薄く塗布等
    した後、これを乾燥させ、このような表面処理等
    した捕球面革の被膜上に任意の厚さであつて、捕
    球部相当部辺または該捕球部相当部辺及び指部相
    当部辺の一部分若しくは大部分に任意形状であつ
    てかつ比較的小さな透孔を放射状若しくは横縞状
    の如く規則的若しくは不規則的に穿設してなる非
    粘着性のシートを截置し、該シートの上面側から
    該シートの各透孔内に、摩擦係数が大で防滑性に
    富んだ液状ポリウレタン配合物を注入充填し、捕
    球面革の捕球部辺等にボールの把持アタツチメン
    トを形成したことを特徴とする、野球用の捕球具
    の製造方法。 2 前記液状ポリウレタン配合物は、液状ウレタ
    ンプレポリマーと、適量の硬化剤、触媒及び色素
    等を熔融若しくは可及的少量のこれらの共通溶剤
    で溶解混和して成ることを特徴とする、特許請求
    の範囲第1項記載の野球用の捕球具の製造方法。
JP26483284A 1984-12-15 1984-12-15 野球用の捕球具の製造方法 Granted JPS61143081A (ja)

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