JPH0144409Y2 - - Google Patents

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JPH0144409Y2
JPH0144409Y2 JP1987067994U JP6799487U JPH0144409Y2 JP H0144409 Y2 JPH0144409 Y2 JP H0144409Y2 JP 1987067994 U JP1987067994 U JP 1987067994U JP 6799487 U JP6799487 U JP 6799487U JP H0144409 Y2 JPH0144409 Y2 JP H0144409Y2
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JP
Japan
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container
crankshaft
lid
reciprocating
piston
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、コーヒー豆、乾燥海苔その他、大気
中の水分を吸収して湿り易い被保存物を容器内に
使用時まで乾燥状態且つ非酸化状態で保存するた
めに、容器内を減圧することができる容器減圧用
蓋に関する。
〔従来の技術〕
コーヒー豆、乾燥海苔等は、湿潤すると品質や
風味が低下するので、保存に際しては、それらの
湿潤の防止のために、従来、瓶等の容器内に乾燥
剤と共に収納されている。一方、特開昭59−
221221号公報に、容器開口部を密閉した蓋部材上
に外部から真空ポンプの吸込ヘツドを装着して容
器内を減圧するようにした簡易真空包装装置が開
示されている。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、乾燥剤は、経時的にその乾燥能力を失
うのでコーヒー豆、乾燥海苔等の収納物の長期保
存には適さないものであつた。また、従来の上記
真空包装装置では、容器と真空ポンプの吸込ヘツ
ドとが減圧操作時を除いて分離されており、収納
性や携帯性において不便である。減圧操作の都
合、吸込みヘツドと容器との着脱を要する等の問
題点があつた。
本考案の目的は、瓶等の容器内を常時減圧状態
に保持することにより、被保存物の湿潤や酸化を
防止する容器減圧用蓋を提供することにある。ま
た、本考案の別の目的は、減圧操作に際しても吸
込ヘツドと容器との着脱を要しない容器減圧用蓋
を提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
本考案に係る容器減圧用蓋は、容器開口部に密
閉可能に装着されると共に容器開口部と連通する
吸込み穴を有する蓋体、蓋体に回動自在に軸支さ
れたクランク軸、蓋体にクランク軸から放射方向
に設置され、その吸気部がパイプ及び吸込み弁を
介して吸込み穴と連通すると共にその排気部が吐
出し弁を介して大気と連通する往復動ポンプ、ク
ランク軸の回転が往復動ポンプのピストンの往復
動を生じるようにクランクとピストンとを連結す
る連接棒、及びクランク軸の回転手段を備えたも
のである。
〔考案の作用〕
上記構成の容器減圧用蓋を、乾燥保存を要する
被保存物が入つた容器の開口部に密閉状態で装着
し、クランク軸を手動又はモータによつて回転す
ると、往復動ポンプが作動する。
そのように往復動ポンプが作動すると、そのピ
ストンがシリンダ内を往復動すると共にその吸込
み弁と吐出し弁が交互に開閉し、容器内の空気
が、往復動ポンプを経由して、漸次大気中に排出
されるので、容器内は次第に減圧され、除湿され
る。容器内の減圧状態は、クランク軸を必要に応
じて回転することにより、長期間保持することが
できる。
〔実施例〕
以下に、本考案を実施例に基いて具体的に説明
するが、本考案は、それらの実施例に限定される
ものでない。
〈実施例1〉 第1図は本考案に係る容器減圧用蓋の一例の断
面図であり、同図において、被保存物1が投入さ
れた円筒状の容器2に、円筒状の蓋体3が公知の
締め具4により装着されている。
蓋体3は、上板5中央部と底板6中央部に両端
を軸支されたクランク軸7、クランク軸7に互い
に180度離れて対向するように上下に突設された
一対のクランク8,8、上板5と底板6との間
に、クランク軸7を挟んで互いに180度離れて対
向するように、各クランク8と同じ高さに、支持
板9…9を介して設置された一対の往復動ポンプ
10,10、各クランク8と各往復動ポンプ10
のピストン11とに各端部が枢着された連接棒1
2、及び上板5上に突出したクランク軸7端部に
取り付けられた、クランク軸7の回転手段として
の回転ハンドル13を備え、蓋体3の底板6が、
容器2の開口部14とガスケツト15を介して密
着されている。
また、各往復動ポンプ10のシリンダ16のシ
リンダヘツド17吸気部からパイプ18が引か
れ、両イプ18,18は途中で集束されて一本に
なり、吸込み弁19を介して底板6の吸込み穴2
0に連結され、さらに各ピストン11排気部に吐
出し弁21が設けられると共に蓋体3の側板22
に吐出し穴23が開口されている。
上記の構成において、回転ハンドル13を回転
すると、クランク軸7及び各クランク8が回転
し、公知のピストン・クランク運動により、各往
復動ポンプ10におけるピストン11は、連接棒
12を介してシリンダ16内を往復動し、吸気工
程及び排気工程を繰返すことになる。
各ピストン11がシリンダヘツド17から離れ
る方向に移動する吸気工程にあるとき、吸込み弁
19が開き、かつ各吐出し弁21が閉じるので、
容器2内の空気が、吸込み穴20及びパイプ18
を経て各シリンダ16内に吸込まれる。次に、各
ピストン11がシリンダヘツド17に近づく方向
に移動する排気工程にあるとき、吸込み弁19が
閉じ、かつ各吐出し弁21が開くので、先の吸気
工程で取り込まれた空気が各シリンダ16外に押
し出され、蓋体3内部を通つて側板22の吐出し
穴23から外部に排気される。各往復動ポンプ1
0における上記の各吸気工程及び排気工程が繰返
されることにより、容器2内は次第に減圧され、
除湿されることになる。
なお、往復動ポンプ10は、対としてではな
く、単体で一筒又は二筒以上、若しくは対と単体
との複合で二筒以上設けることも可能である。
〈実施例2〉 第2図は本考案に係る容器減圧用蓋の他の一例
の内部概要斜視図であり、同図において、クラン
ク軸7aに互いに90度離れて二対のクランク8a
…8aが上下に突設され、一方、クランク軸7a
を挟んで互いに180度離れて対向するように二対
の往復動ポンプ10a…10aが蓋体3aに設け
られ、実施例1と同様にして各クランク8aと各
往復動ポンプ10aのピストン11aとが連接棒
12aで連結されている。また、各対の往復動ポ
ンプ10a,10aごとに、実施例1に示すよう
なパイプ18a、吸込み弁19a、及び吸込み穴
20aが各々設けらている。なお、上記以外の構
成は、実施例1に準じるので、詳細な図示及び説
明を省略する。
上記の場合、一方の対の往復動ポンプ10a,
10aが吸気工程及び排気工程のとき、それらと
90度離れた他方の対の往復動ポンプ10a,10
aは、その逆の工程、即ち排気工程又は吸気工程
となるので、減圧作業は連続的かつ円滑に進行す
る。なお、往復動ポンプ10aは、必要に応じ
て、同様の構成で、適当な角度だけ離して三対以
上、六筒以上にわたつて設けてもよい。
〈実施例3〉 第3図は本考案の係る容器減圧用蓋の他の一例
の断面図であり、同図において、蓋体3bの内部
にモータ24及び電池25、上板5b上に手動ス
イツチ26、また底板6bにはその真空度検出部
を容器2bの開口部14と対向させるように真空
スイツチ27が各々設置され、モータ24、電池
25、手動スイツチ26及び真空スイツチ27は
直列に接続されている。
さらに、モータ24の回転軸28に主動歯車2
9が設けられる一方、クランク軸7bに従動歯車
30が設けられ、それら主動歯車29と従動歯車
30とにタイミングベルト31が掛けられてい
る。上記は、全体としてクランク軸7の回転手段
を構成するが、上記以外の構成は、実施例1又は
実施例2に準じるので、詳細な図示及び説明を省
略する。
上記の構成において、手動スイツチ26を閉じ
ると、モータ24が起動すると同時に往復動ポン
プ10bが作動し、容器2b内の減圧作業が開始
される。容器2b内の気圧が所要の真空度に達し
たところで真空スイツチ27が自動的に開き、往
復動ポンプ10bが停止する。この後、容器2b
内の気圧が所要の真空度よりも上昇すると、真空
スイツチ27が自動的に閉じ、再び往復動ポンプ
10bが作動する。上記作動の繰返により、容器
2bは常時所要の減圧状態に自動的に保持され
る。
なお、上記において、モータ24は、必要に応
じて手動で制御してもよく、また電池25に代る
他の電源が使用されてもよい。
〔考案の効果〕
以上のように、本考案に係る容器減圧用蓋によ
れば、瓶等の容器内を手軽に減圧状態に保持し、
除湿することができるので、被保存物の乾燥状態
且つ非酸化状態における保存に資することができ
る。また、この容器減圧用蓋では、往復動ポンプ
を含む減圧装置が容器の蓋と完全に一体化されて
いるので、容器に蓋をすると同時に減圧装置も容
器に装着されることになり、減圧装置と容器の蓋
との間の密閉装着構造が不要であると共に減圧装
置の簡素化、コンパクト化が可能であり、減圧装
置の収納性や野外等への携帯性にも優れ、減圧操
作に際して吸込ヘツドと容器の蓋との着脱を必要
とせず、常時、手軽に減圧操作を開始しうる状態
に保持される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る容器減圧用蓋の一例の断
面図、第2図は本考案に係る容器減圧用蓋の他の
一例の内部概要斜視図、また第3図は本考案に係
る容器減圧用蓋の他の一例の断面図である。 主要符号の説明、2……容器、3……蓋体、7
……クランク軸、8……クランク、10……往復
動ポンプ、11……ピストン、12……連接棒、
13……回転ハンドル、19……吸込み弁、21
……吐出し弁。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 容器開口部に密閉可能に装着されると共に容
    器開口部と連通する吸込み穴を有する蓋体、蓋
    体に回動自在に軸支されたクランク軸、蓋体に
    クランク軸から放射方向に設置され、その吸気
    部がパイプ及び吸込み弁を介して吸込み穴と連
    通すると共にその排気部が吐出し弁を介して大
    気と連通する往復動ポンプ、クランク軸の回転
    が往復動ポンプのピストンの往復動を生じるよ
    うにクランクとピストンとを連結する連接棒、
    及びクランク軸の回転手段を備えた容器減圧用
    蓋。 2 往復動ポンプが、クランク軸を挟んで一対又
    は複数対設置された、実用新案登録請求の範囲
    第1項記載の容器減圧用蓋。 3 クランク軸の回転手段が、クランク軸端部に
    取り付けられた回転ハンドルからなる、実用新
    案登録請求の範囲第1項記載の容器減圧用蓋。 4 クランク軸の回転手段が、クランク軸にその
    回転可能に連結されたモータを含むものであ
    る、実用新案登録請求の範囲第1項記載の容器
    減圧用蓋。 5 モータが、容器内の真空度を検出するセンサ
    を備えた真空スイツチによつて作動する、実用
    新案登録請求の範囲第4項記載の容器減圧用
    蓋。
JP1987067994U 1987-05-06 1987-05-06 Expired JPH0144409Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1987067994U JPH0144409Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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JPS63177207U JPS63177207U (ja) 1988-11-16
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JP1987067994U Expired JPH0144409Y2 (ja) 1987-05-06 1987-05-06

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Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59221221A (ja) * 1983-05-28 1984-12-12 株式会社三栄コ−ポレ−シヨン 簡易真空排気装置

Patent Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59221221A (ja) * 1983-05-28 1984-12-12 株式会社三栄コ−ポレ−シヨン 簡易真空排気装置

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JPS63177207U (ja) 1988-11-16

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