JPH0143079Y2 - - Google Patents

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JPH0143079Y2
JPH0143079Y2 JP1983088279U JP8827983U JPH0143079Y2 JP H0143079 Y2 JPH0143079 Y2 JP H0143079Y2 JP 1983088279 U JP1983088279 U JP 1983088279U JP 8827983 U JP8827983 U JP 8827983U JP H0143079 Y2 JPH0143079 Y2 JP H0143079Y2
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slider
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はシリンジ式注入ポンプを用いて各種薬
液、血液等を人体に注入するための輸液装置に関
する。
従来よりシリンジ式ポンプを用いて自動的に輸
液を行うようにした輸液装置が知られている。こ
の装置では薬液を収納したシリンジ式ポンプを装
着し、シリンジの吸子をスライダにより一定速度
で押圧することによつて輸液を行うようにしてい
る。このような輸液装置においては、シリンジ内
の液を所定量だけ人体に注入する事が非常に重要
である。特にシリンジ式ポンプの場合は高濃度の
薬液を用いることが多いので、上記の点を充分に
考慮する必要がある。従来の装置では、輸液の終
了を前記スライダの位置をリミツトスイツチ等で
検出することで行つているので、精度に問題があ
ると共に、検出位置が固定されているので、使用
されるシリンジの寸法が変更されると対応するこ
とができなかつた。
本考案は上記の問題を解決した輸液装置を提供
するもので、以下本考案の実施例を図面と共に説
明する。
第1図は本考案による輸送装置1の外観を示す
もので、ケース2には操作部3とポンプ装着部4
とが設けられている。操作部3にはシリンジの大
きさ表示部5、注入異常表示部6、終了3分前表
示部7、駆動中表示部8、停止表示部9、デイジ
タル表示部10、流量設定釦部11、輸液開始釦
12、停止釦13、早送り釦14、経過時間表示
釦15、送量表示釦16及び動作釦17等が配さ
れている。ポンプ装着部4にはスライダ18がガ
イド19に沿つて移動自在に設けられると共に、
シリンジ保持部20及びシリンジ径検出器21が
設けられている。上記スライダ18には押圧部2
2(第3図参照)とロツク摘み23とが設けられ
ている。シリンジ24と吸子25とから成るポン
プ26は上記保持部20にシリンジ24を保持さ
れて装着され、吸子25の後端部に上記押圧部2
2が当接される。尚、シリンジ24の先端には輸
液パイプ27が接続される。
この第1図の状態でスライダ18が矢印a方向
に所定速度で移動することにより吸子25が押さ
れて、シリンジ24内の液が所定流量で押し出さ
れ、パイプ27を通じて患者に輸液されるように
成されている。
次にスライダ18の駆動装置の本考案を含む実
施例について第2図と共に説明する。
この駆動装置は本考案による機能を含む次の4
つの機能を持つように成されている。
(1) 液の注入速度に拘らず、輸液が終了する所定
時間前(第1図の場合は3分前)に警報を発す
る。
(2) 液を常に設定された量だけ正確に患者に注入
する。
(3) 輸液中に液が正常に輸液されているか否かを
シリンジ内の圧力を検出することにより監視す
る。
(4) シリンジの径を検出し、その検出に応じて自
動的に液の注入速度を設定する。
第2図において、前記スライダ18はモータ2
8で回転される送りネジ29により矢印a方向に
移動されることによつて、押圧部22を介して吸
子25を送るようにしている。上記モータ28
は、注入速度設定回路30で設定された注入速度
に応じて注入速度発生回路31から出力される速
度信号SSにより、モータコントロール回路32が
制御されることにより、設定された速度で回転さ
れる。
上記送りネジ29と平行にリニアポテンシヨメ
ータ33が配されており、このポテンシヨメータ
33にスライダ18に設けた接触子34が接触し
ている。従つて、このポテンシヨメータ33から
は、スライダ18の位置、即ち吸子25の位置を
表わす信号Sp1が得られる。
この信号Sp1は吸子位置検出回路35に加えら
れ、この回路35は吸子位置検出信号Sp2を終了
3分前検出回路36と注入終了検出回路37とに
加える。上記検出回路36は信号Sp2と前記シリ
ンジ径検出器21から得られるシリンジ24の径
を表わす信号SRと前記信号SSとに基いて注入が終
了する3分前の時間を演算し、その時間になれば
信号S3をアラーム信号発生回路38に加える。こ
れを受けてこの回路38はアラーム信号を出力
し、このアラーム信号により、第1図の表示部7
が表示状態となつて終了3分前にあることを知ら
せる。以上によれば、シリンジ径、注入速度に拘
らず、常に終了3分前に警報を得ることができ、
前記(1)項の機能を達成することができる。
次に注入終了検出回路37は信号SRと信号Sp2
とに基いて液の注入が終了したことを検出して、
信号SEをアラーム信号発生回路38に加える。こ
れを受けてこの回路38はコントロール回路32
に停止信号SSTを送り、これによつてモータ28
が停止される。以上によれば、常に一定の注入量
をシリンジ径に拘らず患者に与えることができ、
前記(2)項の機能を達成することができる。尚、注
入終了検出回路37は、例えばAシリンジ、Bシ
リンジ、Cシリンジに応じた大きさの基準電圧が
用意されると共に、上記シリンジ径を表わす信号
SRによつて上記基準電圧の一つが選択されるよう
に成され、この選択された基準電圧と上記吸子位
置検出信号SRとを比較し、信号SRが選択された基
準電圧を越えたときに、上記信号SEを出力するよ
うな構成となつている。
次に吸子25を押圧する押圧部22にはシリン
ジ24内の液圧を検出する圧力センサ39が設け
られている。この圧力センサ39から得られる圧
力を示す信号SPRはアンプ40を通じて初期値記
憶回路41及び圧力換算回路42に加えられる。
上記初期値記憶回路41は停止時液が注入されて
いないときの圧力値を記憶するもので、後段の圧
力換算回路42においてこの初期圧力値から注入
を行つているときの圧力値を引く事によつて、温
度ドリフト、シリンジ24の抵抗等を相殺するよ
うにしている。上記圧力換算回路42においては
また前記信号SRに基いてシリンジ径の違いによる
圧力差を換算し、液の単位面積当りの圧力を求め
てその信号SPSを比較回路43に送る。この比較
回路43には閉塞値発生回路44、開放値発生回
路45及び異常値発生回路46から圧力の異常を
示す各基準値が与えられ信号SPSと夫々比較され
る。尚、上記閉塞値は針づまり等のように、モー
タの負荷が重くなる場合の基準値であり、上記開
放値は針抜け、チユーブはずれ等のようにモータ
の負荷が軽くなる場合の基準である。また上記異
常値は負荷が急激に変動する場合の基準値であ
る。尚、これらの閉塞値、開放値及び異常値は信
号SRに応じて変更されるように成されている。
上記比較回路43は上記の各異常状態を検出し
てその検出信号SAをアラーム信号発生回路38
に加える。この回路38は異常状態に応じた表示
を第1図の表示部6で行うと共に、信号SSTを送
つてモータ28を停止させる。以上によれば、輸
液状態を常に監視することができ、前記(3)項の機
能を達成することができる。
次に比較回路47は、前記信号SRを受けてシリ
ンジ径の異なるシリンジの種類を識別する。即
ち、Aシリンジ、Bシリンジ及びCシリンジを識
別する電圧A,B,Cと信号SRとを夫々比較し
て、識別信号SDを出力する。モータコントロール
回路32はこの信号SDと注入速度設定回路30で
設定された注入速度とに基いてモータ28の速度
を制御している。上記信号SDは記憶回路48に加
えられ、現在使用されているシリンジの大きさと
して記憶される。この記憶されたシリンジの大き
さと信号SRとがシリンジ検出回路49に加えられ
て比較される。これによつて、シリンジ24がは
ずれたり、あるいは誤つて他の大きさのシリンジ
に交換されたような場合に検出信号SCを出力して
アラーム信号発生回路38に加える。これによつ
て適切な表示が成されると共に、モータ28が停
止される。以上によれば、自動的にシリンジの径
を検出してモータ28の速度を決定すると共に、
誤つたシリンジの装着を検出することができ、前
記(4)項の機能を達成することができる。
尚、アラーム信号発生回路38は種々の内容を
持つアラーム信号を出力するが、その内容に応じ
て音光等による警報の表示状態を変えるようにし
てよいことは勿論である。また第2図の各回路は
デイジタル回路で構成することができ、さらにモ
ータ28としてパルスモータを用いてよい。
次に圧力センサ39の実施例を第3図と共に説
明する。
第3図において、スライダ18の内部には枠5
0が設けられ、この枠50の一端部開口51には
デルリン樹脂等を材質とする前記押圧部22がパ
ツキング52を介して設けられている。この枠5
0にはさらにステンレス等から成る板バネ53が
設けられ、この板バネ53に一対のストレインゲ
ージ54,55が設けられている。上記押圧部2
2には硬質の突起56が埋設され、この突起56
の先端が板バネ53の略中央に当接している。
上記構成によれば、スライダ18が矢印a方向
に移動して押圧部22が吸子25を押圧すると、
突起56が板バネ53を押圧し、そのたわみ量が
ストレインゲージ54,55で電圧に変換され
て、前記信号SPRが得られる。
次にシリンダ径検出器21の実施例を第4図と
共に説明する。
図において、夫々検出子57,58が設けられ
た一対の回動アーム59,60はそれらの下部を
回動軸61,62により支持されている。この回
動軸61,62にはギヤ63,64が互いに噛合
して固定されている。これらの回動アーム59,
60はバネ65により、一対の検出子57,58
が互いに接近する方向に付勢されている。また一
方の回動アーム59の一端にはマグネツト66が
接着され、このマグネツト66に近接してホール
素子等の磁界検出素子67が固定配置されてい
る。
上記構成によれば、シリンジ装着部4に仮想線
で示すように径の異なるシリンジ24を装着する
と、検出子57,58がシリンジ24の両側部に
仮想線で示すように当接する。即ち、アーム5
9,60の回動角がシリンジ径に応じて異なるこ
とになり、これによつてマグネツト66の検出素
子67に対する位置が変化し、検出素子67はシ
リンジ径に応じた電圧を前記信号SRとして出力す
る。第5図はホール素子の出力特性を示すもの
で、Sの範囲でリニア特性が得られ、例えばA,
B,Cの各シリンジに対して図示の出力が得られ
る。
以上述べたように本考案は、シリンジ式ポンプ
26の吸子25をスライダ18により押圧移動さ
せることにより輸液を行うようにした装置におい
て、上記スライダの移動方向に延長されるポテン
シヨメータ33と上記スライダに設けられ且つ上
記ポテンシヨメータに接触する接触子34とによ
り構成される吸子位置を検出する第1の検出手段
と、上記スライダに設けられこのスライダと上記
吸子との接触圧を検出する第2の検出手段39
と、シリンジの径を検出する第3の検出手段21
と、上記第2の検出手段で検出された接触圧SPR
と第1の基準値44とを比較し、上記接触圧が上
記第1の基準値より大きくなつたとき第1の異常
信号SAを出力し且つ上記第1の基準値が上記第
3の検出手段で検出されたシリンジの径SRに応じ
て変更されるように成された第4の検出手段4
4,43と、上記第2の検出手段で検出された接
触圧と第2の基準値45とを比較し、上記接触圧
が上記第2の基準値より小さくなつたとき第2の
異常信号SAを出力し且つ上記第1の基準値が上
記第3の検出手段で検出されたシリンジの径に応
じて変更されるように成された第5の検出手段4
3,45と、上記第1及び第3の検出手段から得
られる検出信号SP1,SRに基いて輸液の注入が終
了したことを検出する第6の検出手段37と、上
記第1及び第2の異常信号が出力されたとき上記
輸液を停止させる手段38,32とを設けて成る
輸液装置に係るものである。従つて、本考案によ
れば使用されるシリンジの径に応じて自動的に輸
液の終了を検出しているので、シリンジの径に拘
らず常に設定された注入量を確保することができ
る。これと共に使用されるシリンジの径に拘ら
ず、針づまり、針抜け、チユーブはずれ等の異常
を確実に検出して安全をはかることができる。
【図面の簡単な説明】
第1〜5図は本考案の実施例を示すもので、第
1図は輸液装置の外観斜視図、第2図は駆動装置
のブロツク図、第3図は圧力センサの要部断面側
面図、第4図はシリンジ径検出器の要部断面正面
図、第5図はホール素子の出力特性図である。 なお図面に用いられている符号において、1…
…輸液装置、18……スライダ、21……シリン
ジ径検出器、22……押圧部、24……シリン
ジ、25……吸子、26……ポンプ、33……リ
ニアポテンシヨメータ、34……接触子、35…
…吸子位置検出回路、37……注入終了検出回路
である。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 シリンジ式ポンプの吸子をスライダにより押圧
    移動させることにより輸液を行うようにした装置
    において、 上記スライダの移動方向に延長されるポテンシ
    ヨメータと上記スライダに設けられ且つ上記ポテ
    ンシヨメータに接触する接触子とにより構成され
    る吸子位置を検出する第1の検出手段と、 上記スライダに設けられこのスライダと上記吸
    子との接触圧を検出する第2の検出手段と、 シリンジの径を検出する第3の検出手段と、 上記第2の検出手段で検出された接触圧と第1
    の基準値とを比較し、上記接触圧が上記第1の基
    準値より大きくなつたとき第1の異常信号を出力
    し且つ上記第1の基準値が上記第3の検出手段で
    検出されたシリンジの径に応じて変更されるよう
    に成された第4の検出手段と、 上記第2の検出手段で検出された接触圧と第2
    の基準値とを比較し、上記接触圧が上記第2の基
    準値より小さくなつたとき第2の異常信号を出力
    し且つ上記第2の基準値が上記第3の検出手段で
    検出されたシリンジの径に応じて変更されるよう
    に成された第5の検出手段と、 上記第1及び第3の検出手段から得られる検出
    信号に基いて輸液の注入が終了したことを検出す
    る第6の検出手段と、 上記第1及び第2の異常信号が出力されたとき
    上記輸液を停止させる手段と を設けて成る輸液装置。
JP8827983U 1983-06-09 1983-06-09 輸液装置 Granted JPS59193437U (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2772398B2 (ja) * 1988-04-28 1998-07-02 松下電器産業株式会社 光学的原稿読み取り装置
US5295967A (en) * 1992-09-23 1994-03-22 Becton, Dickinson And Company Syringe pump having continuous pressure monitoring and display
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5412191A (en) * 1977-06-29 1979-01-29 Takeda Chemical Industries Ltd Continuous syringe

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