JPH0142867Y2 - - Google Patents

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JPH0142867Y2
JPH0142867Y2 JP15472383U JP15472383U JPH0142867Y2 JP H0142867 Y2 JPH0142867 Y2 JP H0142867Y2 JP 15472383 U JP15472383 U JP 15472383U JP 15472383 U JP15472383 U JP 15472383U JP H0142867 Y2 JPH0142867 Y2 JP H0142867Y2
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JP
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magnetic
yoke
magnetic flux
magnetic circuit
permanent magnets
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JP15472383U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の技術分野) 本考案は、磁気デイスク装置などにおいて、磁
気ヘツドを搭載し所定のトラツクの選択が行なわ
れらるようにアクチユエータ機構を駆動させるボ
イスコイルモータの磁気回路に関する。
〔技術の背景〕
回転駆動される円板状の磁気デイスクに磁気ヘ
ツドが摺動または浮上されて記録再生を行なう磁
気デイスク装置において、磁気ヘツドを記録再生
すべき所定のトラツクに移送するアクチユエータ
機構は、第1図に示すように構成されている。即
ち第1図は従来のアクチユエータ機構の概要を示
すもので、イは側面図、ロは可動コイルの平面
図、ハは同可動コイルの部分断面側面図である。
磁気ヘツド3が保持された複数のスイングアー
ム2はスペーサを介して積層され、回動軸1に取
り付けられている。回動軸1の両端は、ベアリン
グ6によつてフレーム8に回動自在に支持され、
スイングアーム2は、ボイスコイルモータ9の駆
動によつて矢印a1方向の回動が行なわれるように
構成されている。このボイスコイルモータは、フ
レーム8によりヨーク4a,4bを介して互いに
磁極NSが対向するように所定空隙を設けて固着
されたマグネツト5a,5bと、空隙中に位置し
て一端は回動軸1に固着された可動コイル7とに
よつて形成されている。第2図はボイスコイルモ
ータ9の磁気回路を、第1図の矢印a2方向から見
た側面図である。
かかる可動コイル7は、ロ,ハに示すように形
成されている。即ち絶縁材の合成樹脂によつて平
板状に形成されたボビン7aには、回動軸1に固
着される取付け孔72と……、コイル7bが固着
される溝71と、コイル7bの始端および終端が
接続される端子片7cとが設けられている。コイ
ル7bは絶縁皮膜が施された断面が長方形の線材
を渦状に巻き、溝71に沿つて埋め込んで接着剤
によつて固着され、マグネツト5a,5bが鎖線
で示す個所に位置するように設けられている。そ
してコイル7bに所定の電流が供給されること
で、可動コイル7bから発生する磁束と永久磁石
5a,5bによる磁束の相互作用で、可動コイル
7は回動軸1を中心に所定角の回動が行なわれ
る。
〔従来技術とその問題点〕 このようなアクチユエータ機構では回動速度の
高速化を図り、アクセスタイムの短縮を行なうた
めには、空隙の磁束密度を高めるべく、マグネツ
ト5aと5bの空隙を極力狭くする必要がある。
そのためには可動コイル7のボビン7aの厚さt
を小さくすることで可能である。しかしボビン7
aの厚さtを小さくすると当然、溝71の部分の
肉厚Sが薄くなり、可動コイル7の強度が弱くな
るため、振動を生じ易くなる問題が発生する。
また空隙の磁束密度を高めるため、高磁束密度
の材料を使用すると有利で、例えば希土類磁石な
どのようにエネルギ積の大きな磁石を用いること
が望ましい。更に詳しく考察すると、希土類磁石
の特性の中で大きく2つに分類される。ところが
第2図に示した従来例の磁気回路においては、磁
気回路を着磁する場合、永久磁石単体を着磁して
ヨークに接着するか、接着した後第2図の磁気回
路の上または下半分の状態で着磁して組み立てる
のが普通であり、この場合、第4図における減磁
特性より永久磁石の動作点P0またはP1から完成
時にP2という変化を起すため、高Hc材の代表的
素材を使用するしかなかつた。
即ち高Br材はHcが一般に低いため無意味であ
る。また着磁後組み立てるのは作業性が悪く、磁
石の欠損などの原因となつている。
ヨーク4a,4bの両端の間に配置されたスペ
ーサ10a,10bは非磁性体で構成されてお
り、磁気回路を構成していない。磁気回路構成に
おいて、上下のヨーク4a,4bの厚さTは、空
隙面積×空隙部磁束密度の関係から、磁束が充分
通過可能な板厚にしなければならない。ところが
これは最近の高速化による高磁束密度の要求によ
り、ヨーク4a,4bの板厚Tがますます厚くな
り、磁気回路の小形化の障害になつていた。
〔考案の目的〕
本考案の目的は、従来の磁気ヘツドポジシヨナ
用ボイスコイルモータの磁気回路におけるこのよ
うな問題を解消し、磁気効率を改善することで、
磁気回路の小形化を実現することにある。
〔考案の構成〕
この目的を達成するために講じた本考案による
技術的手段は、磁気ヘツドアームを位置決めする
ヘツドポジシヨナ用の磁気回路であつて、2個の
偏平な永久磁石を磁気空隙を挾んで互いに逆極性
になるように断面形状がコ字状のヨークの2つの
腕部内面に配置した磁気回路を2個互いに付き合
わせてヨークが矩形状となるように密着させ、前
記永久磁石に挾まれた2つの磁気空隙における磁
束方向が互いに逆方向になるように構成し、該磁
気空隙に可動コイルを配設する構成を採つてい
る。
〔考案の実施例〕
次に本考案による磁気ヘツドポジシヨナの磁気
回路が実際上どのように具体化されるかを実施例
で説明する。第3図は本考案による磁気ヘツドポ
ジシヨナ用ボイスコイルモータの磁気回路の実施
例を示すもので、イは1個のコ字状ヨークの側面
図、ロは同ヨークの背面図、ハは該コ字状ヨーク
を組み立てて磁気回路を完成した状態の側面図で
ある。11はコ字状のヨークで、互いに平行な2
つの腕部11a,11bと、両腕部11a,11
b間を一体に接続するブリツジ部11cとから成
つている。また腕部11a,11bおよびブリツ
ジ部11cは総て磁路を構成できるように磁性体
から成つている。そして2つの腕部11a,11
bの内面に永久磁石5a,5bを固設してある。
本考案では、このようなコ字状磁気回路を2つ
用意し、それぞれの腕部11a,11bの先端同
士を突き合せることで、ハのように2つのコ字状
ヨーク11,11により矩形のヨークを形成す
る。ただし、片方のコ字状ヨーク11と他方のコ
字状ヨーク11とは、永久磁石5a,5b間の磁
気空隙における磁束の向きが逆になるようにす
る。このような構成にすると、3つの磁路が形成
される。即ち1つは、右側のコ字状ヨーク11の
永久磁石5a→右側のコ字状ヨーク11の腕部1
1a→左側のコ字状ヨーク11の腕部11a→左
側の永久磁石5a→5b→左側のコ字状ヨーク1
1の腕部11b→右側のコ字状ヨーク11の腕部
11b→右側の永久磁石5b→5aの磁路であ
る。2つめは、右側の永久磁石5a→右側のコ字
状ヨーク11の腕部11a→ブリツジ部11c→
腕部11b→右側の永久磁石5b→5aの磁路で
ある。3つめは、左側の永久磁石5b→左側のコ
字状ヨーク11の腕部11b→ブリツジ部11c
→腕部11a→左側の永久磁石5a→5bの磁路
である。
第2図に示す従来の磁気回路では、後の2つの
磁路は存在しなかつたが、本考案により後の2つ
の磁路が増加したことにより、最初の1つめの磁
路のみに磁束を集中させるのでなく、後の2つの
磁路にも磁束を分散させることができる。その結
果、永久磁石5a,5b間の磁気空隙を通過する
磁束密度を犠牲にすることなしに、ヨークの各部
を通過する磁束を軽減できるので、ヨークの板厚
を従来に比べて小さくすることが可能となり、磁
気回路を小型化できる。
第4図は従来の磁気回路と本考案による磁気回路
の特性を示すもので、 P1:従来例の着磁時パーミアンス P0:磁石単体のパーミアンス P2:従来例および本考案の矩形ヨークの最終
パーミアンス P3:コ字状ヨーク単体の着磁後のパーミアン
ス B1:従来例の磁束密度値 B2:本考案による磁束密度値 である。
第4図に示すように、高Br材は従来磁気回路
で使用しても、P1ないしP0の特性を示すため、
空隙磁束密度の向上は図られなかつた。ところが
本考案による磁気回路では、コ字状でP3の動作
点にあるため、永久磁石5a,5bの空隙の磁束
密度も容易に向上できる。
〔考案の効果〕
以上のように本考案によれば、コ字状ヨークの
2つの腕部内面に永久磁石を備えた磁気回路を2
個互いに付き合わせてヨークが矩形状となるよう
に密着させ、かつ前記永久磁石に挾まれた2つの
磁気空隙における磁束方向が互いに逆方向になる
ように構成し、該磁気空隙に可動コイルを配設す
るようにしている。そのため、磁路が3つに増
え、その結果それぞれの磁路を通過する磁束密度
が減少するので、ヨークの断面積を小さくでき、
磁気回路の小型化が実現される。またコ字状ヨー
クの状態で永久磁石を着磁した後、互いに突き合
せて矩形に形成できるので、着磁や組み立てが容
易である。
【図面の簡単な説明】
第1図のイは従来の磁気ヘツドポジシヨナを示
す縦断面図、ロは可動コイルの平面図、ハは可動
コイルの部分断面図、第2図は従来のボイスコイ
ルモータの磁気回路の側面図、第3図は本考案に
よる磁気回路を示す図、第4図は磁気特性を示す
図である。 図において、9はボイスコイルモータ、5a,
5bは永久磁石、11はコ字状ヨーク、11a,
11bは腕部、11cはブリツジ部をそれぞれ示
す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 磁気ヘツドアームを位置決めするヘツドポジシ
    ヨナ用の磁気回路であつて、2個の偏平な永久磁
    石を磁気空隙を挾んで互いに逆極性になるように
    断面形状がコ字状のヨークの2つの腕部内面に配
    置した磁気回路を2個互いに付き合わせてヨーク
    が矩形状となるように密着させ、前記永久磁石に
    挾まれた2つの磁気空隙における磁束方向が互い
    に逆方向になるように構成し、該磁気空隙に可動
    コイルを配設することを特徴とする磁気ヘツドポ
    ジシヨナの磁気回路。
JP15472383U 1983-10-05 1983-10-05 磁気ヘツドポジシヨナの磁気回路 Granted JPS6064467U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15472383U JPS6064467U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 磁気ヘツドポジシヨナの磁気回路

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JP15472383U JPS6064467U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 磁気ヘツドポジシヨナの磁気回路

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Publication Number Publication Date
JPS6064467U JPS6064467U (ja) 1985-05-07
JPH0142867Y2 true JPH0142867Y2 (ja) 1989-12-13

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ID=30341930

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JP15472383U Granted JPS6064467U (ja) 1983-10-05 1983-10-05 磁気ヘツドポジシヨナの磁気回路

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