JPH0137844Y2 - - Google Patents

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JPH0137844Y2
JPH0137844Y2 JP7505085U JP7505085U JPH0137844Y2 JP H0137844 Y2 JPH0137844 Y2 JP H0137844Y2 JP 7505085 U JP7505085 U JP 7505085U JP 7505085 U JP7505085 U JP 7505085U JP H0137844 Y2 JPH0137844 Y2 JP H0137844Y2
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holding
cylinder
rollers
needle
tightening
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JP7505085U
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Description

【考案の詳細な説明】 「産業上の利用分野」 本考案は、ドリル等の回転切削工具を掴持する
チヤツクに係り、特に回転切削工具又はこれを保
持するアダプタを挿着する保持筒と、その外周面
状に回転可能に着装された締付筒との間に、複数
のニードルローラを介在させたロールロツク式の
チヤツクに関する。
「従来の技術」 従来より、回転切削工具を掴持するチヤツクと
して、目的工具を直接又は間接的に挿着する保持
筒と、該保持筒外周面に所定間隔存して回転可能
に着装された締付筒との間の周面間に、これらの
軸線に対して適宜の傾斜角をなす軸線で多数のニ
ードルローラを全面に亙り複数段状に配列し、前
記締付筒の回動によりニードルローラが自転しつ
つ螺旋公転しながら前記保持筒の収縮と復元を行
なわせるようにしたロールロツク式のチヤツクは
既に公知(実公昭41−23987号)であり、この種
のチヤツクにおいては、例えば第4図に示す如
く、前記ニードルローラ30……と対応する数の
保持穴61を有するローラケージ60を、前記両
筒体周面間に挿設して、前記ニードルローラ30
……を回転自在に所定位置に保持しているが、か
かる構成では、前記保持穴61をニードルローラ
30……と同数だけ形成しなければならない為に
加工が面倒でコストアツプにつながり、且つ隣接
する保持穴61間の枠体部分62が強度上一定幅
を必要とする為に、ニードルローラ30……の装
着数に一定幅を必要とし、この結果ローラ30…
…の装着数に制約を受け、保持筒収縮方向に作用
する締付力も比較的小さかつた。
かかる欠点を解消する為に、例えば第5図に示
す如く、前記保持筒と締付筒の間に挿設されるロ
ーラケージ70の、筒体間ほぼ全周面に亙つて適
宜間隔存して形成された保持穴71内に、その円
周方向に夫々複数本づつ並べてニードルローラ3
0……を遊嵌保持させる事により、同一円周上に
設置し得るローラ30……の本数の増加する事が
出来、この結果、保持筒収縮方向に作用する締付
力を大幅に増加させる事が出来る技術が提案され
ている。(実公昭55−20405号) 「考案が解決しようとする問題点」 しかしながらかかる従来技術においては、保持
筒収縮方向に締付筒を回動させ、切削工具を締付
る場合において、各保持穴内に保持されている複
数本のニードルローラ30……が互いに同一方向
に回転する為に、回転動作中に一方向に偏つて互
いにせり合いが生じて該ローラ30……の円滑な
回転が阻止され、該ローラ30……と接触してい
る締付筒又は保持筒間に摩擦トルクが発生し、こ
の結果該摩擦トルクの増大により伝達効率が低下
すると共に、前記ローラ30……の数が増加した
割には締付力が増大せず、従つてその分操作力が
大になり、操作性の低下につながるという欠点を
有していた。
本考案はかかる問題点を解決するもので、隣接
するローラ同士のせり合いから生ずるすべり摩擦
の発生を防止し、所定位置で円滑に回動させるこ
とにより、締付筒の回動操作力を保持筒に有効に
作用させ、極めて軽い力で該締付筒を操作し得る
チヤツクを提供することを目的とする。
又本考案の他の目的とする所は、前記従来技術
に比較して保持筒収縮方向に作用する締付力を大
幅に増加させる事が出来るチヤツクを提供するこ
とにある。
「問題点を解決しようとする手段」 上記考案の目的を達成するための本考案に係る
チヤツクの構成は、外周面が先細テーパ状に形成
され、目的工具を直接又は間接的に挿着する保持
筒11と、該保持筒11外周面に所定間隔存して
回転可能に着装された締付筒20と、該両筒体1
1,20周面間に挿設され、ニードルローラ30
……を保持する複数の保持穴41をほぼ全周面に
亙つて形成したローラケージ40とを備え、前記
保持穴41内に夫々複数本づつ円周方向に平行に
並べたニードルローラ30……を回転自在に保持
し、前記締付筒20を回動させることによりニー
ドルローラ30……が自転しつつ螺旋公転しなが
ら前記保持筒11の収縮と復元を行なわせるよう
にしたチヤツクにおいて、前記夫々の保持穴41
内に保持された複数本のニードルローラ30……
同士が、夫々所定の隣接間隔を維持しつつ回転自
在に保持するローラ保持手段50……を設けた事
にある。
この場合前記ローラ保持手段は、ローラケージ
40の保持穴41両端側に、ニードルローラ30
……両端部を回動自在に支持する支持部を形成し
てもよく、又スペーサ等を用いて該ニードルロー
ラ30……を前もつて回動自在に支持し、該スペ
ーサをローラケージ40の保持穴41に嵌入固定
するように構成してもよい。
又前記ニードルローラ30……の端部が円柱形
状のものであれば、保持手段50の形状を先端R
状の凹形状とし、二点支持にて回動自在に軸支す
ればよく(後記実施例参照)、又前記ニードルロ
ーラ30……の端部が半球形状のものであれば、
そのニードルローラ30……の端面軸心上の位置
をR状に陥没させ、保持手段50の形状をピボツ
ト状に形成し、一点支持にて回動自在に軸支すれ
ばよい。
そしてこのようなローラケージやスペーサは、
例えば薄板から打ち抜き加工により保持穴41を
形成後、その後円錐筒状に所定形状に成形する方
法や、ロストワツクス鋳造により成形する方法等
があり、比較的容易且つ安価に提供出来る。
又前記保持穴41に装填されるニードルローラ
30……の数は2ケ、3ケ、又はそれ以上装填す
る事が可能であり、その数は使用目的に応じて
種々変更し得る。
「作用」 かかる技術手段によれば、前記保持穴41にニ
ードルローラ30……が複数本装填され、而も該
隣接するローラ30……同士が微小間隔保持して
回動自在に支持されている為、保持筒11収縮方
向に締付筒20を回動させ、切削工具を締付る場
合においても、各保持穴41内に保持されている
複数本のニードルローラ30……が、回転動作中
に一方向に偏寄することなく所定位置で回転す
る。
従つてローラ30……同士のすべり摩擦の発生
することなく、締付筒の回動操作力を保持筒11
に有効に作用させることが出来、極めて軽い力で
該締付筒を操作し得、この結果、従来技術に比較
して保持筒11収縮方向に作用する締付力を大幅
に増加させる事が出来る。
又本考案の好適な実施例において、前記ローラ
保持手段50、ローラケージ40の保持穴41両
端側に形成することにより、複数本のニードルロ
ーラ30……を微小間隔で保持することが出来、
この結果前記保持穴41面積を小にする事が出
来、その分ローラケージ周面に多数の保持穴41
を形成出来、より高い操作性と締付力の向上が図
れる。
「実施例」 以下、図面を参照して本考案の好適な実施例を
例示的に詳しく説明する。ただし、この実施例に
記載されている構成部品の寸法、材質、形状その
相対位置などは、特に特定的な記載がない限り
は、この考案の範囲をそれのみに限定する趣旨で
はなく、単なる説明例に過ぎない。
第1図乃至第3図は、本考案に係るチヤツクの
実施例を示し、第1図は縦断正面図、第2図はロ
ーラケージの形状を示す要部平面図、第3図は、
第2図の拡大図である。
10は主軸2に取付けられるホルダー本体で、
フランジ14を介してシヤンク15及び保持筒1
1が軸線C−C′上に沿つて一体的に形成されてい
る。
保持筒11は、目的工具としての切削工具1を
直接的に、又は切削工具1を保持するアダプタを
挿着する円筒状の内周面11bと、基端より先細
のテーパ状に形成した外周面11aとを有し、該
外周面11a周囲には、内周面20aが保持筒外
周面11aと相似形の先細テーパ面に形成された
締付筒20が所定間隔存して回動可能に着装され
ている。
そして、前記締付筒内周面20aと保持筒11
外周面11aとの間に形成される周面間隔内に
は、該両筒体11,20周面間に挿設され、ニー
ドルローラ30…を保持する複数の保持穴41を
ほぼ全周面に亙つて形成したローラケージ40が
挿設されており、該ローラケージ40は、保持筒
11と締付筒20の周面上11a,20a両端側
に取付けられた止め輪13,22により、ローラ
ケージ40の軸方向の動きを規制されている。
前記、ローラケージ40は第2図に示すように
円周方向に所定間隔存して全周面に亙り形成した
保持穴列41A……を軸線方向に多段状に平行に
配列した多数の保持穴41を有する。
そして該保持穴41は締付筒20及び保持筒1
1の軸線C−C′に対して、所定角度α傾斜させた
平行四辺形状をなし、その円周方向と平行な両辺
に前記傾斜角度αと平行に、各一対のR状凹部5
0……をニードルローラ30……と対応する数だ
け形成すると共に、隣接するR状凹部50……間
を突起51状に形成し、該R状凹部50に円柱状
のニードルローラ30……を装填する。
この結果、ニードルローラ30……の配列方向
が締付筒20及び保持筒11の軸線C−C′に対し
て、傾斜角α方向に沿つて平行関係を維持して配
列されると共に、その両端部が前記R状凹部50
……の周線上に点接触にて回転自在に保持される
こととなり、更に、隣接するニードルローラ30
……同士がR状凹部50……の突起51により位
置規制されて、常時一定の微小隙間を有する如く
配列される事となる。
かかる実施例によれば、前記締付筒20を回動
させることによりニードルローラ30……が自転
しつつ螺旋公転し、前記保持筒11の収縮と復元
を行なう事が出来ると共に、前記夫々の保持穴4
1内に保持された複数本のニードルローラ30…
…同士が一方に偏る事なく、夫々所定の隣接間隔
を維持して回転され、前述した作用効果が円滑に
達成されるものである。
「考案の効果」 以上記載した如く本考案によれば、隣接するロ
ーラ同士のせり合いから生ずるすべり摩擦の発生
を防止し、所定位置で円滑に回動させることが出
来る為、締付筒の回動操作力を保持筒に有効に作
用させ、極めて軽い力で該締付筒を操作し得ると
共に、前記従来技術に比較して保持筒収縮方向に
作用する締付力を大幅に増加させる事が出来る。
等の種々の著効を有す。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は、本考案に係るチヤツクの
実施例を示し、第1図は縦断正面図、第2図はロ
ーラケージの形状を示す要部平面図、第3図は、
第2図の拡大図である。第4図及び第5図はいず
れも従来技術に係るローラケージの形状を示す要
部拡大図である。 11:保持筒、20:締付筒、30……:ニー
ドルローラ、40:ローラケージ、41;保持
穴、50……:保持手段。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 目的工具を直接又は間接的に挿着する保持筒
    と、該保持筒外周面に所定間隔存して回転可能に
    着装された締付筒と、該両筒体周面間に挿設さ
    れ、ニードルローラを保持する複数の保持穴をほ
    ぼ全周面に亙つて形成したローラケージとを備
    え、前記保持穴内に夫々複数本づつ円周方向に平
    行に並べたニードルローラを回転自在に保持し、
    前記締付筒を回動させることによりニードルロー
    ラが自転しつつ螺旋公転しながら前記保持筒の収
    縮と復元を行なわせるようにしたチヤツクにおい
    て、前記夫々の保持穴内に回動自在に保持された
    複数本のニードルローラ同士が、夫々所定の隣接
    間隔を維持しつつ回転自在に保持するローラ保持
    手段を設けた事を特徴とするチヤツク。
JP7505085U 1985-05-22 1985-05-22 Expired JPH0137844Y2 (ja)

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JP7505085U JPH0137844Y2 (ja) 1985-05-22 1985-05-22

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