JPH0135849Y2 - - Google Patents

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JPH0135849Y2
JPH0135849Y2 JP1983168633U JP16863383U JPH0135849Y2 JP H0135849 Y2 JPH0135849 Y2 JP H0135849Y2 JP 1983168633 U JP1983168633 U JP 1983168633U JP 16863383 U JP16863383 U JP 16863383U JP H0135849 Y2 JPH0135849 Y2 JP H0135849Y2
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JP
Japan
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main body
plate
ridge
ventilation
ventilation hole
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JP1983168633U
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JPS6075521U (ja
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  • Roof Covering Using Slabs Or Stiff Sheets (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔技術分野〕 本考案は、屋根裏の換気を屋根の棟の部分にお
いて行なうようにした棟換気装置の鬼瓦に関する
ものである。
〔背景技術〕
金属屋根材を用いて屋根茸きを行なうようにし
た屋根にあつて、棟瓦及び鬼瓦も通常金属材で形
成され、このとき屋根裏の換気をこの棟の部分で
行なうことがある。すなわち、第1図に示すよう
に屋根の棟に沿つて本体水切板2と巴水切板25
とを取付けて本体水切板2に屋根裏に連通する換
気孔3を形成し、下面が開口する断面コ字形の本
体棟カバー4を本体水切板2上に取付けて本体棟
カバー4の両側の側片5,5に設けた通気がらり
6で本体棟カバー4の内外を連通させ、さらに通
気がらり35を前面に設けた鬼瓦Aを巴水切板2
5に取付けてカバー29で鬼瓦Aと本体棟カバー
4とを接続することにより通気がらり35で鬼瓦
Aの内外を連通させると共に鬼瓦Aをカバー29
を介して本体棟カバー4に連通させ、もつて換気
孔3及び本体棟カバー4と鬼瓦Aのそれぞれの通
気がらり6,35を介して屋根裏の換気がなされ
るようにしたものである。そしてこのものにあつ
て鬼瓦Aは金属板で形成した複数片の部材を組付
けて内部中空に形成されるが、強風雨時に鬼瓦A
の前面の通気がらり35から雨水が鬼瓦A内に吹
き込み、奥深く本体水切板2上にまでこの雨水が
及ぶことがあり、このときにはこの雨水が本体水
切板2の換気孔3から屋根裏に侵入するおそれが
あるという問題があつた。
〔考案の目的〕
本考案は上記の点に鑑みてなされたものであつ
て、雨水が鬼瓦に吹き込んでこの雨水が屋根瓦に
及ぶことを防止することができる棟換気装置の鬼
瓦を提供することを目的とするものである。
〔考案の開示〕
しかして本考案に係る棟換気装置の鬼瓦は、内
部空洞に形成される鬼本体31の前面に通気がら
り35を設けると共に鬼本体31の背面に接続体
41を取付けて接続体41によつて鬼本体31の
内部を屋根1裏に連通させた棟換気装置の鬼瓦に
おいて、通気がらり35と接続体41との間にて
前面側へ向けて下り傾斜する水切斜板57を鬼本
体31内に配設し、水切斜片57の下端の取付片
59を通気がらり35とともに鬼本体31にリベ
ツト56止めすると共に、水切斜片57の上端の
取付片60を接続体41とともに鬼本体31にリ
ベツト59止めして取付けて成ることを特徴とす
るものであり、かかる構成によつて、上記目的を
達成したものであつて以下本考案を詳細に説明す
る。
鬼瓦Aは第4図、第5図に示すように鬼本体3
1と接続体41とから構成されるもので、鬼本体
31は下面開口断面略コ字形の鬼ケーシング30
の前後に鬼前板36と鬼後板39とを取付けて形
成される。第5図に示すように鬼ケーシング30
の前後端縁に折り返し片32,33を延設して嵌
合溝34,34を設けるようにし、鬼前板36や
鬼後板39の端縁に設けた嵌合鍔片37,40を
それぞれ嵌合溝34,34に嵌合させることによ
つて、下面が開口し内部が中空になつた鬼本体3
1を組み立てるものである。鬼前板36にはがら
り取付開口46が形成してあつて、がらり取付開
口46にがらり取付片47が折り返し延設してあ
り、このがらり取付片47に取付枠49の取付片
50を嵌合させることによつて取付枠49の取付
けを行ない、さらに取付枠49のフランジ片51
に通気がらり35をリベツト56止めすることに
より、鬼前板36に通気がらり35が取付けてあ
る。また鬼後板36には下端で開口する接続用切
欠38が設けてあり、この接続用切欠38は接続
体41の外形と同形に形成してある。この接続用
切欠38に下面開口断面略コ字形の接続体41の
前端部を挿入し、接続体41の前端に切り起こし
形成した結合片55を鬼後板36にリベツト56
止めすることによつて接続体41を鬼後板36に
取付けてある。水切斜板57は第1図a,bに示
すように上下に傾斜する取付片59,60を一体
に設けて形成されるもので、下端の取付片59は
通気がらり35をリベツト56止めする際に、上
端の取付片50は接続体41をリベツト56止め
する際に、それぞれ通気がらり35や接続体41
に固定されるようにしてある。従つて第5図に示
されるように水切斜板57は通気がらり35と接
続体41との間を遮断するように前面側へ向けて
下り傾斜する状態で鬼本体31内に取付けられ
る。上記のようにして鬼瓦Aは構成される。
一方、本体水切板2は金属板材を断面山型に曲
成して形成されるもので、本体水切板2には換気
孔3が第1図に示すように1対設けてある。各換
気孔3の近傍にて両換気孔3間には防虫網11を
取着した防虫板12と水切立板13とが立設して
ある。また本体棟カバー4は本体水切板2と略同
長に形成され、金属板材を折曲成形して下面が開
口する略コ字形断面に形成されるものである。ま
た本体棟カバー4の両端にはそれぞれ防虫網15
付きの端板16が取付けてあり、本体棟カバー4
の各側片5,5には通気がらり6が設けてある。
しかして、第3図に示すように屋根1の棟部分
において野地板17上には屋根材13が茸設され
ており、野地板17の端部には取付用角材19
が、屋根材18上には添板20がそれぞれ設けら
れているもので、先ず添板20から取付用角材1
9にかけて一対の雨切板21を取付けて釘板22
で固定を行なつたのち、一対の雨切板21上間に
本体水切板2を取付け、さらにこの上に本体棟カ
バー4を取付けて本体棟カバー4と本体水切板2
とを釘板22で取付角材19に固定する。同様に
して本体水切板2の端部に接続した状態で棟の端
部において巴水切板25の取付けを行なう。巴水
切板25は前端に棟巴24を設けて形成されるも
のであり、巴水切板25上に鬼押え金具26で鬼
瓦Aを取着すると共に巴水切板25上にカバー取
付金具28で取着されるカバー29によつて鬼瓦
Aの接続体41と本体棟カバー4とを接続する。
このようにして取付用角材19,19間における
開口と本体水切板2の換気孔3とを通して本体棟
カバー4内で屋根裏と連通される。そして本体棟
カバー4は通気がらり6が換気孔3と上下に対応
しないよう水切立板13,13の間に位置する状
態で本体水切板2への取付けが行なわれるもの
で、屋根裏の空気は換気孔3から本体棟カバー4
内に入り、水切立板13を超えると共に防虫網1
1を通過して本体棟カバー4の通気がらり6から
排出される。また、本体棟カバー4の端部へ流れ
る空気は鬼瓦Aの通気がらり35が排出される。
そして通気がらり6より本体棟カバー4内に侵入
した雨水は水切立板13に遮断されて換気孔3か
ら屋根裏に流入することが防止され、この雨水は
本体水切板10の両側から流し落される。また通
気がらり35より鬼瓦A内に侵入した雨水は水切
斜板57に遮ぎられて本体水切板2へと流れるこ
とが防止され、この雨水は水切斜板57の両側か
ら流れ落ちて鬼瓦Aの下端開口から排出される。
特に強風雨時に雨水が通気がらり35より吹き込
んでもこの雨水の吹き込みは水切斜板57によつ
て遮断されることになり、雨水が本体水切板2に
まで及ぶことを防止できるものである。尚、本体
水切板2は端部同士を嵌合させて棟に沿つて複数
本を接続して使用されるもので、同様に本体棟カ
バー4も継手23によつて複数本を接続して使用
される。
〔考案の効果〕
上述のように本考案にあつては、通気がらりと
接続体との間にて前面側へ向けて下り傾斜する水
切斜板を鬼本体内に取付けるようにしたので、通
気がらりより吹き込まれる雨水は水切斜板に遮断
されて接続体より奥方に吹き入ることを防止で
き、この雨水が屋根裏にまで及ぶことを防止する
ことができるものである。
また、水切斜片の下端の取付片を通気がらりと
ともに鬼本体にリベツト止めすると共に、水切斜
片の上端の取付片を接続体とともに鬼本体にリベ
ツト止めして取付けるようにしたので、水切斜片
の取付けは通気がらりや接続体を鬼本体にリベツ
ト止めする際にそのリベツトを用いて同時におこ
なうことができ、雨水の吹き込み防止のために水
切斜片を用いるようにしたにも拘わらず、鬼瓦の
組み立ての工数が特に増加することがないもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は棟換気装置の分解斜視図、第2図は同
上の一部の分解斜視図、第3図は同上の拡大断面
図、第4図は本考案の一実施例の拡大斜視図、第
5図は同上の拡大断面図、第6図a,bは同上に
用いる水切斜板の拡大した正面図と側面図、第7
図は同上の鬼瓦の一部切欠斜視図である。 1は屋根、31は鬼本体、35は通気がらり、
41は接続体、56はリベツト、57は水切斜
板、59,60は取付片である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 内部空洞に形成される鬼本体の前面に通気がら
    りを設けると共に鬼本体の背面に接続体を取付け
    て接続体によつて鬼本体の内部を屋根裏に連通さ
    せた棟換気装置の鬼瓦において、通気がらりと接
    続体との間にて前面側へ向けて下り傾斜する水切
    斜板を鬼本体内に配設し、水切斜片の下端の取付
    片を通気がらりとともに鬼本体にリベツト止めす
    ると共に、水切斜片の上端の取付片を接続体とと
    もに鬼本体にリベツト止めして取付けて成る棟換
    気装置の鬼瓦。
JP16863383U 1983-10-31 1983-10-31 棟換気装置の鬼瓦 Granted JPS6075521U (ja)

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JP16863383U JPS6075521U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 棟換気装置の鬼瓦

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JP16863383U JPS6075521U (ja) 1983-10-31 1983-10-31 棟換気装置の鬼瓦

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JPS6075521U JPS6075521U (ja) 1985-05-27
JPH0135849Y2 true JPH0135849Y2 (ja) 1989-11-01

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Families Citing this family (3)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH068552B2 (ja) * 1987-12-08 1994-02-02 元旦ビユーティ工業株式会社 建築物の屋根構造に適用する換気構造体
JP2507591Y2 (ja) * 1989-05-25 1996-08-14 株式会社護国 棟飾り
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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57180754A (en) * 1981-04-30 1982-11-06 Matsushita Electric Works Ltd Ridge ventilating apparatus

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