JPH0135742Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0135742Y2
JPH0135742Y2 JP5371185U JP5371185U JPH0135742Y2 JP H0135742 Y2 JPH0135742 Y2 JP H0135742Y2 JP 5371185 U JP5371185 U JP 5371185U JP 5371185 U JP5371185 U JP 5371185U JP H0135742 Y2 JPH0135742 Y2 JP H0135742Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
thread ring
hook
sewing needle
thread
engaging protrusion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP5371185U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61170484U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP5371185U priority Critical patent/JPH0135742Y2/ja
Publication of JPS61170484U publication Critical patent/JPS61170484U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0135742Y2 publication Critical patent/JPH0135742Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sewing Machines And Sewing (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、主としてインサイドフツク形式の
水平釜を備えたジグザグミシンの目飛び防止装置
に関するものである。
(従来の技術) 従来、この種のジグザグミシンは、上下往復運
動及び横方向揺動運動可能な縫針と、その縫針の
目孔付近に形成された糸輪を捕捉する剣先を有
し、垂直固定軸線の周りに回転する外釜と、前記
縫針の落下を許容する切欠部を有し、前記外釜中
に嵌入保持される内釜とを備え、前記外釜の内方
に落下した縫針の糸輪を前記剣先が捕捉するよう
に構成され、ジグザグ縫いが行えるようになつて
いる。
(考案が解決しようとする問題点) しかしながら、この種のジグザグミシンにおい
ては、縫針の振り幅(ジグザグ幅)を大きく設定
するに伴つて、目飛びが発生し易くなるという不
具合を生じた。すなわち、第7図に示すように、
内釜72の切欠部73内における縫針の左右の両
揺動極限位置L,Rの中で、縫針の落下後の上昇
によつて形成されかつ外釜70の剣先71により
捕捉される時点での上糸のループ(糸輪ともい
う。)の大きさを比較すると、外釜70の回転方
向(図中矢印参照)に対向する側(剣先71の通
過が遅い左側)の揺動極限位置Lにおける上糸の
糸輪が他方(右側)の揺動極限位置Rにおける糸
輪よりも必然的に大きくなる。このため、その糸
輪が糸の撚りの影響を受けて捩られることにより
傾倒し、剣先71による糸輪の捕捉ができなくな
ることが原因となつて、前記目飛びが発生してい
た。したがつて、前記縫針の振り幅(最大揺動範
囲に相当する。)Aが、糸輪の傾倒が生じない程
度の大きさに制限され、これによつてジグザグ縫
いの模様の大型化が困難であるという問題点があ
つた。
(問題点を解決するための手段) 上記した従来の技術における問題点を解決する
ためのこの考案は、上下往復運動及び横方向揺動
運動可能な縫針と、その縫針の目孔付近に形成さ
れた糸輪を捕捉する剣先を有し、垂直固定軸線の
周りに回転する外釜と、前記縫針の落下を許容す
る切欠部を有し、前記外釜中に嵌入保持される内
釜とを備え、前記外釜の内方に落下した縫針の糸
輪を前記剣先が捕捉するジグザグミシンにおい
て、前記外釜の回転方向と交差する方向に形成さ
れた前記切欠部の両端縁の中で、その回転方向に
対向する側に位置する一端縁に糸輪係合突部を設
け、その糸輪係合突部が前記縫針の最大揺動範囲
の両揺動極限位置の中で前記一端縁側に位置する
一揺動極限位置に近接すると共に前記剣先の移動
軌跡の真上に位置するように糸輪係合突部を延出
形成し、 前記縫針の糸輪と係合してその糸輪を前記剣先
の移動軌跡と交差する状態に保持するために前記
糸輪係合突部の係合面が前記縫針の一揺動極限位
置近傍から前記外釜の内周面に向つて延びている
ことを構成の要旨とするものである。
(作用) 上記した手段によれば、前記縫針の最大揺動範
囲の両揺動極限位置の中で前記外釜の回転方向に
対向する側の揺動極限位置において、縫針の落下
後の上昇によつて形成される上糸の糸輪が大きく
なつても、同糸輪は内釜の糸輪係合突部の係合面
にて保持されることにより、上糸の捩れによる糸
輪の傾倒が防止され、同糸輪に対する剣先の捕捉
が確実化される。
(実施例) 以下、この考案の一実施例を第1図〜第6図に
したがつて説明する。ジグザグミシンにおけるイ
ンサイドフツク形式でかつ全回転式の水平釜の全
体を平面で示した第2図において、周知のよう
に、外釜1内には内釜2が相対的に回転可能に嵌
入保持されている。内釜2の収容凹部3には下糸
ボビン(図示省略)が配置される。外釜1は内釜
2に対し、図示しない回転駆動機構を介して、垂
直固定軸線(図中、点P参照)を中心として反時
計周り方向(図中矢印参照)へ積極的に回転可能
になつている。内釜2の後部(図示上部)には切
欠部4が形成されており、外釜1の内方における
同切欠部4内に設定された左右の揺動極限位置
L,Rに縫針が落下されるようになつている。こ
の両揺動極限位置L,Rの相互の間隔が縫針の最
大揺動範囲Aに相当する。
また、外釜1に形成された剣先5は若干内方へ
指向され、前記両揺動極限位置LあるいはRに落
下した縫針の上昇時に同縫針の後側(図において
上側)に形成される上糸の糸輪を捕捉しうるよう
になつている。
しかして、両揺動極限位置L,Rの中で、縫針
の落下後の上昇によつて形成されかつ外釜1の剣
先5により捕捉される時点での上糸のループ(糸
輪ともいう)。の大きさを比較すると、外釜1の
回転方向(図中矢印参照)に対向する側(剣先5
の通過が遅い側)、すなわち左側の揺動極限位置
Lにおける上糸の糸輪が他方(右側)の揺動極限
位置Rにおける糸輪よりも必然的に大きくなる。
そこで、左側の揺動極限位置Lにおける上糸の
糸輪を前記剣先5が捕捉しうるように保持するた
めに施した具体的構成について次に詳述すること
にする。
水平釜の要部を平面で示した第1図、同水平釜
の要部を斜視図で示した第3図、第1図の−
線断面を拡大して示した第4図において、前記外
釜1の回転方向と交差する方向に形成された前記
切欠部4の両端縁の中で、外釜1の回転方向に対
向する側に位置する一端縁に糸輪係合突部7が延
出されている。この糸輪係合突部7は前記内釜2
に一体形成されている。
糸輪係合突部7の先端部8は、左側の揺動極限
位置Lに近接されると共に、前記剣先5の移動軌
跡Tの真上に位置するように設定されている。
この糸輪係合突部7の外側に設定される係合面
9は、縫針の糸輪と係合してその糸輪を前記剣先
5の移動軌跡Tと交差する状態に保持するため
に、前記先端部8から前記外釜1の内周面に向つ
て形成されている。さらに同係合面9は、外釜1
の回転方向に対して傾斜しかつなだらかな円弧状
をなすように形成されている。
上記した水平釜を備えたジグザグミシンにおい
て、いま前記両揺動極限位置L,Rの中で、外釜
1の回転方向に対向する左側の揺動極限位置Lに
おいて、縫針Nが落下して上昇するときに同縫針
Nの目孔N1の後側に形成される上糸Yの糸輪Y
1は、第5図および第6図に示すように、内釜2
の糸輪係合突部7の係合面9にて接触して保持さ
れることになる。
これによつて上糸Yの糸輪Y1は、回転駆動機
構により回転される外釜1の剣先5によつて確実
に捕捉され、正常の縫い目が形成されることにな
る。
また、糸輪係合突部7が内釜2に一体形成され
ているため、内釜2の構造が内釜2に別体の糸輪
係合突部7を取着するものに比し簡単であり、そ
の製作も容易である。
また、糸輪係合突部7の係合面9は、外釜1の
回転方向に対して傾斜されているため、上糸Yの
糸輪Y1の各種の大きさに適宜対応して、同糸輪
Y1を適正に保持することが可能である。
(考案の効果) すなわち、この考案は前述した「問題点を解決
するための手段」の欄に記載した構成を要旨とな
し、前記縫針の最大揺動範囲の両揺動極限位置の
中で前記外釜の回転方向に対向する側の揺動極限
位置において、縫針の落下後の上昇によつて形成
される上糸の糸輪が大きくなつても、同糸輪は内
釜の糸輪係合突部の係合面にて保持されることに
より、上糸の捩れによる糸輪の傾倒が防止され、
同糸輪に対する剣先の捕捉が確実化されるもので
あるから、従来のジグザグミシンにおいて生じた
目飛びが防止されるという効果がある。したがつ
て、確実な縫成を行うことができると共に、縫針
の最大揺動範囲(振り幅)を大きく設定してジグ
ザグ縫いの模様を大型化することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第6図はこの考案の一実施例を示すも
ので、第1図はジグザグミシンにおける水平釜の
要部平面図、第2図は同水平釜の全体平面図、第
3図は同水平釜の要部を示す斜視図、第4図は第
1図の−線断面拡大図、第5図は作用状態を
説明する平面図、第6図は同断面図、第7図は従
来例を示す水平釜の平面図である。 1……外釜、2……内釜、4……切欠部、5…
…剣先、7……糸輪係合突部、9……係合面、N
……縫針、N1……目孔、Y1……糸輪、A……
最大揺動範囲、L,R……揺動極限位置。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上下往復運動及び横方向揺動運動可能な縫針
    と、その縫針の目孔付近に形成された糸輪を捕
    捉する剣先を有し、垂直固定軸線の周りに回転
    する外釜と、前記縫針の落下を許容する切欠部
    を有し、前記外釜中に嵌入保持される内釜とを
    備え、前記外釜の内方に落下した縫針の糸輪を
    前記剣先が捕捉するジグザグミシンにおいて、 前記外釜の回転方向と交差する方向に形成さ
    れた前記切欠部の両端縁の中で、その回転方向
    に対向する側に位置する一端縁に糸輪係合突部
    を設け、その糸輪係合突部が前記縫針の最大揺
    動範囲の両揺動極限位置の中で前記一端縁側に
    位置する一揺動極限位置に近接すると共に前記
    剣先の移動軌跡の真上に位置するように糸輪係
    合突部を延出形成し、 前記縫針の糸輪と係合してその糸輪を前記剣
    先の移動軌跡と交差する状態に保持するために
    前記糸輪係合突部の係合面が前記縫針の一揺動
    極限位置近傍から前記外釜の内周面に向つて延
    びていることを特徴とする水平釜を備えたジグ
    ザグミシンの目飛び防止装置。 (2) 前記糸輪係合突部は前記内釜と一体形成され
    ていることを特徴とする実用新案登録請求の範
    囲第(1)項記載の水平釜を備えたジグザグミシン
    の目飛び防止装置。 (3) 前記糸輪係合突部の係合面は、前記外釜の回
    転方向に対して傾斜して形成されていることを
    特徴とする実用新案登録請求の範囲第(1)項記載
    の水平釜を備えたジグザグミシンの目飛び防止
    装置。
JP5371185U 1985-04-10 1985-04-10 Expired JPH0135742Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5371185U JPH0135742Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5371185U JPH0135742Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61170484U JPS61170484U (ja) 1986-10-22
JPH0135742Y2 true JPH0135742Y2 (ja) 1989-10-31

Family

ID=30574829

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5371185U Expired JPH0135742Y2 (ja) 1985-04-10 1985-04-10

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0135742Y2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JPS61170484U (ja) 1986-10-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH0135742Y2 (ja)
JP2003111991A (ja) 本縫い2本針ミシンの釜装置
JPH0581278B2 (ja)
JPS608852Y2 (ja) ミシンの送り歯
JPS5921744Y2 (ja) 垂直全回転かまの内かま
JPS6352915B2 (ja)
JPS598684Y2 (ja) ミシンの送り歯
JPH0233752Y2 (ja)
JPH0218112B2 (ja)
JPH0226447Y2 (ja)
JPH05245287A (ja) ミシンの糸切断装置
JPH0211000Y2 (ja)
JPS6221267Y2 (ja)
JPS5849756Y2 (ja) ミシン
JPH0539483U (ja) ミシンの回転釜
JPH0211001Y2 (ja)
JPS61288891A (ja) ジグザグミシンにおける糸輪捕捉装置
JPS5931745Y2 (ja) 刺繍用ミシンの巻糸ボビン取付装置
JPS61170486U (ja)
JP3960563B2 (ja) 右回り全回転垂直釜
JPS6131753Y2 (ja)
JPH0610953Y2 (ja) ミシンの水平釜
JP3540363B2 (ja) ミシンの水平釜
JPH0752695Y2 (ja) 千鳥縫いミシンの針糸制御装置
JPS6132631Y2 (ja)