JPH0135167Y2 - - Google Patents

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JPH0135167Y2
JPH0135167Y2 JP1327684U JP1327684U JPH0135167Y2 JP H0135167 Y2 JPH0135167 Y2 JP H0135167Y2 JP 1327684 U JP1327684 U JP 1327684U JP 1327684 U JP1327684 U JP 1327684U JP H0135167 Y2 JPH0135167 Y2 JP H0135167Y2
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urine
livestock
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urine wastewater
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、家畜家禽舎において、剛構造とした
多孔床を設け、多孔床上の濾過材により糞は床上
に尿は床下に分離して搬出し、それぞれの利用あ
るいは浄化処理を容易ならしめるようにした畜舎
構造に関する。
家畜家禽の糞尿は土地に肥料として還元すれ
ば、地力の維持、増進を図ることができる許りで
なく、高価な化学肥料の節約となる。しかしなが
ら、糞尿を多量に施用し過ぎると土壌性状さらに
は作物の性状や収量を低下させることは一般によ
く知られている。現在、家畜の飼養規模は益々拡
大され、狭い自家耕地内に自家飼養家畜の糞尿を
投入するには、あまりにその量が多量となつてき
ており、畜産農家としては家畜糞尿を耕種農家の
利用しやすい肥料とするか、又は糞尿を河川に放
流可能な水質規準まで浄化する必要がある。
耕種農家の利用しやすい肥料の形態は固形態で
あり、かつ糞尿のうち、汚染物質の大部分が含ま
れるのは糞である。したがつて、糞尿は、可能な
限り尿の含まれていない糞と、可能な限り糞の含
まれていない尿に分離することが、糞尿を処理利
用するうえの第一の必要条件となる。
糞尿を分離する方法は従来から各種のものが採
用されているが、たとえば、乳牛舎等によく使わ
れているバーンクリーナは本来糞尿を分離する目
的と搬送を兼ねてつくられたものであるが、分離
孔が目詰りし分離が不完全であり、畜舎外に糞尿
混合のまま搬出され、あるいは、簀子豚舎の巻取
りベルトも尿分離孔が目的通りに機能せず、糞尿
は分離されないまま搬出される等いずれも不完全
な状態で使用されている。また、糞尿混合の状態
で搬出されたものを分離する糞尿分離機も使用さ
れてはいるが、固形分の50%程度は液合の中に残
るため、これも不完全なものといえる。
一方、肉牛舎などで広く一搬に採用されている
畜舎ではコンクリート等の床に多量の敷料(おが
くず、もみがら等)を敷き、これに糞尿を混合さ
せ、定期的にバケツトローダー等で搬出して清掃
し、再び新しい敷料を敷き飼養を行つている。こ
の方法では糞尿はすべて敷料と混合され堆肥とし
て利用されるので汚水が排出されず、公害問題が
起ることはなく、有利な方法ではあるが、近時敷
料の入手が困難となり、十分な敷料を使用出来な
いため、これを節約する方法が強く望まれてい
る。
そこで本考案は、上記敷料節減の要望を満た
し、且つ糞尿分離を完全に行わせるため、畜舎の
床を多孔板・非腐触性網及び通水盤等からなる多
孔床とし、これに濾過材を充填し、その上で家畜
を飼養し、***された糞は濾過材の上に、尿は濾
過材を通じ下部の濾過尿汚水室に落して畜舎の一
側に設けられた排尿溝に導くように構成し、***
された糞尿を濾過材によつて完全に分離させるこ
とにより、多孔床上に残置された固形分の糞から
は十分に水分を除去し、多孔床を濾通した液分中
の固形分の含量は極めて少なくするものである。
かくして、少量の濾過材(敷料)が長期間の持
続使用に耐え、敷料を節減することが可能となる
ばかりか、糞尿をほぼ完全に分離することができ
る。常に多孔床上には水分の少ない糞を、濾過尿
汚水室には固形分の極めて少ない尿汚水が滴下し
これを畜舎一側の排尿溝に導くことが可能とな
る。なお、多孔床上に残置された固形分は適時人
力又は機械により除去し、その後に少量の敷料を
散布しておけばよい。もし、通水盤中の濾過材が
目詰まりをおこし濾過が不良となつた場合は、取
外して濾過材を交換することも容易である。
以下に本考案に係る畜舎構造を添付図面に示さ
れた好適な実施例について説明する。
第1図はこの考案における多孔床の一例を示し
たものである。3は多孔板、4は非腐触性網、5
は全面にわたつて格子状に肉厚の鋼材で構成され
た通水盤(グレーチング、エクスパントメタル
等)であつて、これらを順次下方から上方に敷設
してなる多孔床を構成し、これに7の濾過材を上
部から充填してある。濾過材は砂、およびおがく
ず、もみがら等の無機又は有機の濾過効果のすぐ
れた材料であつて、糞と混合されて肥料として使
用されても差支えない材料であることがのぞまし
い。
第2図には畜舎構造の一実施例が示されてい
る。1及び1′は上記多孔床を支持する支持体で
あり、通常はコンクリート等で構築される。この
支持体の上に前記多孔床が敷設され濾過材7の上
で家畜が飼養される。多孔床2の下部は濾過尿汚
水室11であり、濾過材7と多孔床で濾過された
尿が滴下する場所であり、その床面に溜つた尿汚
水は適当な間隔で設けられた間隙又は排水孔13
から排尿溝12に導かれる。一方、多孔床上の濾
過材と混合された糞は水分が除去された状態で残
置される。なお、8はこの畜舎全体を示し、9,
9′は畜舎に設けられた柵であつて、9′は畜舎の
大きさに応じ支持体1と共にその設置場所が変更
される。また、多孔床は濾過材が目詰まり状態と
なつたとき随時その濾過材を交換しうるように、
容易に支持体から取はずし、取付けができるよう
に構成される。
第3図には他の実施例が示されている。この実
施例では濾過尿汚水室11がそれを囲んで気密に
構築された壁10で構成されている。13′はパ
イプ14を挿入する孔であり、このパイプ14は
排尿溝の水位面より深くまで達するように配設さ
れており、また、濾過尿汚水室11の一側には吸
気管15が設けられ、これが排風機16に連接さ
せてある。その他は1′及び2〜9,9′で示す部
分はすべて第2図に説明したものと同様に構成さ
れている。
第3図の構成においては、排風機16により上
部の多孔床から空気が吸引され、濾過材7の上に
***された糞尿から尿が濾過され、濾過材7は好
気的条件に保つて糞の発酵と水分乾燥をすすめる
ことができ、これら糞と濾過材7の混合物は適宜
機械で除去し、一方多孔床から滴下した尿汚水は
濾過尿汚水室11からパイプ14を通じ、排尿溝
12に導かれる。
第4図には第3図の濾過尿汚水室11の床を礫
17を堆積して構成したものが示されている。こ
の実施例では堆積した礫17の表面に上部の多孔
床から滴下した尿汚水が接触し、そこに繁殖した
微生物により分解されるので、汚染物が減少す
る。そして尿汚水は13′からパイプ14を通じ
排尿溝に排出される。
第5図、第6図はそれぞれ他の実施例である。
すなわち、第5図は排尿溝12内に散気管18を
設け、ポンプ20により散気孔19から尿汚水中
に気泡21を多数噴出させ、汚水中の微生物に酸
素を供給し、汚水を浄化するものであつて、第6
図に示す方式は同じく排尿溝12の中に多数の円
板23を軸24に取付け、これをゆつくり回転さ
せて円板23を汚水及び気に接触させることによ
り円板23の表面に繁殖した微生物によつて汚水
を浄化せんとするものである。25はプーリであ
る。なお、22は汚水の表面であつて、この表面
は回転軸より下方となるように保たれ、円板23
が回転すれば、汚水及び上部の空気と交互に接触
するようにしている。かくして、家畜等を飼養す
る畜舎床において糞と尿を分離し、尿汚水を排尿
溝12に直接導くか、あるいは濾過尿汚水室11
において一旦浄化した汚水をさらにこの排尿溝1
2内において浄化するものであつて、従来は畜舎
からそのまま浄化せずに尿溜に導かれていたもの
を十分浄化したのち尿溜に送ることが可能となる
効果を期待できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る畜舎構造の実施例を示すも
のであつて、第1図は多孔床の一部切欠した展開
斜視図であり、第2図は多孔床を配設した畜舎の
側断面図、第3図は濾過尿汚水室を気密とし一側
に排風機を配した畜舎の側断面図、第4図は第3
図の濾過尿汚水室の床を礫を堆積して構成した畜
舎の側断面図、第5図は前記第2図、第3図及び
第4図の畜舎の一側の排尿溝内に散気管を配設し
た排尿溝の一部切欠した斜視図、第6図は同じく
畜舎の一側の排尿溝内に回転体を配設した排尿溝
の一部切欠した斜視図である。 1……多孔床支持体、1′……多孔床支持体、
2……多孔床、3……多孔板、4……非腐触性
網、5……通水盤、7……濾過材、8……畜舎、
9……畜舎柵、9′……畜舎柵、10……濾過尿
汚水室壁、11……濾過尿汚水室、12……排尿
溝、14……パイプ、15……吸気管、16……
排風機、17……堆積体、18……散気管、19
……散気孔、20……ポンプ、22……汚水の表
面、23……回転体、24……回転体軸。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 多孔板及び非腐触性網と通水孔を全面に亘り
    穿孔した肉厚の通水盤からなる多孔床を敷設
    し、その上部に濾過材を充填して家畜を飼養す
    る畜舎床を形成せしめるとともに、多孔床の下
    部を濾過尿汚水室とし、***された糞尿を濾過
    材により分離し、分離された尿汚水を濾過尿汚
    水室から排尿溝に導くように構成された畜舎構
    造。 (2) 濾過尿汚水室の上部以外を気密とし、濾過尿
    汚水室の一側に排風機を配設して多孔床に通気
    を行わせるように構成したことを特徴とする実
    用新案登録請求の範囲第1項記載の畜舎構造。 (3) 濾過尿汚水室の床面を礫状物を堆積して構成
    したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲
    第1項又は第2項記載の畜舎構造。 (4) 濾過尿汚水室に付設された尿汚水を受ける排
    尿溝内に散気管あるいは軸架した回転体を設
    け、空気と尿汚水の接触を良好にし汚水を浄化
    するように構成したことを特徴とする実用新案
    登録請求の範囲第1項、第2又は第3項記載の
    畜舎構造。
JP1327684U 1984-02-01 1984-02-01 畜舎構造 Granted JPS60125856U (ja)

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JP1327684U JPS60125856U (ja) 1984-02-01 1984-02-01 畜舎構造

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JPS60125856U JPS60125856U (ja) 1985-08-24
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JPS60125856U (ja) 1985-08-24

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