JPH0134327Y2 - - Google Patents

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JPH0134327Y2
JPH0134327Y2 JP1982122472U JP12247282U JPH0134327Y2 JP H0134327 Y2 JPH0134327 Y2 JP H0134327Y2 JP 1982122472 U JP1982122472 U JP 1982122472U JP 12247282 U JP12247282 U JP 12247282U JP H0134327 Y2 JPH0134327 Y2 JP H0134327Y2
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coil device
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pot core
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、コイル装置に関し、特に、磁気シ
ールドのコイル装置に関する。
たとえばVTR(ビデオテープレコーダ)や
CTV(カラーテレビ)等において電磁干渉を受け
ては具合の悪い箇所や取り付けスペースの狭い箇
所に用いられるコイル装置として、従来、第1図
および第2図に示すものがある。
第1図に示すコイル装置は、鍔部2とその鍔部
2よりも大きな肉厚を有する鍔部1とを両端に有
する合成樹脂製ボビン3の内部中空の円筒形胴部
4に導電線を巻回してコイル5を形成し、導電線
の端末それぞれを、前記鍔部1の外側端面に打ち
込んだ2本のリード端子6,7の基部に絡げると
共に半田等によりリード端子6,7と導電線端末
とを電気的に接続し、内側底面の中心に円柱状コ
ア8を立設する有底円筒形状の強磁性体ポツトコ
ア9で、鍔部2側から円筒形胴部4の中空内部に
前記円柱状コア8を挿入するようにして、コイル
5を有する合成樹脂製ボビン3全体を被い、合成
樹脂製ボビン3と強磁性体ポツトコア9とを接着
剤等により機械的に結合してなる。
しかしながら、前記構成のコイル装置において
は、リード端子6,7の基部に導電線端末を絡げ
て固着しているので、リード端子6,7をその基
部で曲げたりする場合、リード端子6,7の曲げ
に導電線端末が追随することができないこと等に
より、導電線端末が断線することがある。また、
鍔部1に打ち込んだリード端子6,7が鍔部1よ
り容易に抜けないように、つまり鍔部1に対して
リード端子6,7が十分な引張り強度を有するよ
うに、また、打ち込んだリード端子6,7に加わ
る外部応力によつて鍔部2が破損しないように、
鍔部2はその肉厚が大きく形成されている。した
がつて、前記コイル装置の高さ寸法Hが大きくな
り、その小型化および軽量化を達成することがで
きない。さらに、前記構成のコイル装置の製造
は、合成樹脂製ボビン3の肉厚の鍔部1に打ち込
まれた一方のリード端子6に導電線端末を数ター
ン絡げ、次いで、前記合成樹脂製ボビン3の円筒
形胴部4に導電線を巻回してコイル5を形成した
後、巻き終つた導電線端末を他方のリード端子7
に絡げ、このようにしてコイル5を形成した合成
樹脂製ボビン3の全体を強磁性体ポツトコア9で
被うと共に両者を接着剤等で一体化し、次いで、
前記のように一体化したものを半田バス等に浸漬
することにより導電線端末とリード端子6,7と
を電気的に接続する工程よりなるものである。し
たがつて、基板等への自動挿入が可能となるよう
に前記コイル装置をテーピングするためには、前
記コイル装置の製造後にさらにテーピング工程を
付加しなければならなくなり、テーピングしたコ
イル装置の製造につき、コスト高および製造工数
の増加という問題が生ずる。
第2図に示すコイル装置は、鍔部12とその鍔
部12よりも大きな又は同一の肉厚を有する鍔部
11とを両端に有する強磁性あるいは常磁性のド
ラムコア13の円柱形胴部14に導電線を巻回し
てコイル15を形成し、導電線の端末それぞれ
を、前記鍔部11の外側端面に打ち込んだ2本の
リード端子16,17の基部に絡げると共に半田
等によりリード端子16,17と導電線端末とを
電気的に接続し、有底円筒形状の強磁性ポツトコ
ア19で、有底円筒形状の合成樹脂製スペーサ1
8を介して、コイル15を有するドラムコア13
全体を被い、ドラムコア13を内蔵する強磁性体
ポツトコア19の開口部を合成樹脂の注型剤で封
止してなる。
しかしながら、第2図に示すコイル装置は、第
1図に示すコイル装置の場合と同様の理由により
その小型化および軽量化を達成することができな
いし、テーピングしたコイル装置の製造につき、
コスト高および製造工数の増加という問題があ
る。
また、第1図および第2図に示すいずれのコイ
ル装置においても、リード端子6,7,16,1
7に導電線端末を絡げる作業が煩雑で、自動機械
による製造に適しない。
この考案は前記事情に鑑みてなされたものであ
り、特にテーピング工程を付加することなくテー
ピングされ、しかも断線事故の少ない小型で軽量
のコイル装置を提供することを目的とするもので
ある。
次に、この考案の一実施例について図面を参照
しながら説明する。第3図はこの考案の一実施例
である磁気シールド型コイル装置を示す断面図で
ある。
第3図において、30で示すのは、内側底面3
0Aが四辺形である有底筒状をなす強磁性体ポツ
トコアである。また、23で示すのは、円柱形胴
部24の両端に鍔部21,22を有すると共に、
鍔部21,22それぞれの外側端面に穿設した凹
部に銀液の吹き付けあるいは金属箔の貼着により
電極25,25を形成した強磁性あるいは常磁性
のドラムコアである。前記円柱形胴部24の外周
には導電線の巻回によるコイル26が形成され、
その導電線の端末は、前記電極25,25におい
て、リード端子27,28の一端と半田29等に
より電気的に接続されている。このようにコイル
26を有するリード端子27,28付きのドラム
コア23が、インダクタンス値のバラツキを低減
するための有底筒状の合成樹脂製スペーサ31を
介すると共に、前記ポツトコア30の底面30A
に対して前記円柱形胴部24の軸線を並行して、
前記ポツトコア30内に配置され、リード端子2
7,28の他端が前記ポツトコア30の開口部よ
り突出すると共に前記ドラムコア23の配置を固
定するように前記ポツトコア30内の間隙に合成
樹脂製の注型剤32を充填して磁気シールド型コ
イル装置が構成されている。
ここで第3図に明示された装置の構造の詳細に
ついて説明する。ポツトコア30は、底面30A
の幅がその高さ方向の寸法よりも大きくなつてい
る。また、ドラムコア23は軸方向を長手方向と
する構造であり、両端鍔部21,22の外側端面
に穿設した凹部は浅くなつており、そこに金属箔
が貼着され、この金属箔上に導かれた導電線の端
末がリード端子27,28に挟まれた状態で半田
29によつて接続されている(以下、この構造体
をコイル装置本体と称す)。リード端子27,2
8はドラムコアの軸線に対して直交する方向に延
びている。
ここで図面からも明らかなように半田29の最
外端は前記導電線端末の引出し部やリード端子の
引出し部よりも突出するように形成されている。
そして、ポツトコア30の内底壁及び内側壁に接
触するようにキヤツプ状の合成樹脂製スペーサ3
1が取付けられている。そして、前記コイル装置
本体が横置き状態で前記スペーサ31内に完全に
収容されるように配置されている。この状態にお
いて、前記ドラムコア両端鍔部21,22の外側
端面に形成された半田29の最外突出面がスペー
サ31の内側壁に当接することによつて位置決め
がなされている。このため、コイル装置本体をス
ペーサ31内に挿入する際に導電線端末やリード
端子がスペーサ内壁面角部に接触することがな
く、断線事故等は全く生じない。また、コイル装
置本体は前記ポツトコア30内の底面30A方向
に片寄つた位置に収納されており、この状態で注
型剤32が充填されているので、コイル装置本体
はポツトコア開口面から露出するようなことはな
いので高い磁気シールド効果を得ることができ
る。
次に、以上構成の磁気シールド型コイル装置の
一製造法について述べる。第4図は前記一製造法
における一工程を示す説明図である。
先ず、ドラムコア23の両端に位置する鍔部2
1,22の外側端面に穿設された凹部にたとえば
銀液の吹き付けあるいは金属箔の貼着により電極
25,25を形成し、次いで、導電線の一端を一
方の電極25に固定したまま円柱形胴部24の外
周に導電線を巻回することによりコイル26を形
成し、巻き終つた導電線の端末を他方の電極25
に導びいておく。なお、導電線の端末を他方の電
極25に導びいてなお余りあるときは、余分の導
電線部分をカツトしておく。一方、第4図に示す
ように、ドラムコア23の軸線方向長さにほぼ同
等の間隔をもつて2本のリード端子27,28を
並行に並ぶように、2本のリード端子27,28
の他端部をテープ33に固着しておく。なお、リ
ード端子27,28の先端は、前記鍔部21,2
2に穿設した凹部の形状に合わせて湾曲しておく
と、後述するように、ドラムコア23の位置決め
およびドラムコア23の挾持を容易に行なうこと
ができる。次いで、第4図に示すように、テープ
33に固着したリード端子27,28の間に、コ
イル26を形成したドラムコア23を挿入し、リ
ード端子27,28の湾曲先端と電極25,25
とで導電線端末を挾むようにして2本のリード端
子27,28でドラムコア23を挾持する。その
後、リード端子27,28で挾持したドラムコア
23全体をたとえば半田バスに浸漬することによ
り、あるいは、溶融半田を鍔部21,22の外側
端面に流すことにより、電極25,25において
リード端子27,28と導電線端末とを電気的に
接続する。この後、コイル26を形成したリード
端子27,28付きのドラムコア23に合成樹脂
製スペーサ31をかぶせると共に、ポツトコア3
0内に、ポツトコア30の底面30Aに対して円
柱形胴部24の軸線を並行してドラムコア23を
配置し、しかる後、ポツトコア30内の間隙に合
成樹脂の注型剤32を流し込む。乾燥機等によ
り、流し込んだ注型剤32を固化すると、突出す
るリード端子27,28にテープ33を固着した
所謂テーピングした第3図示の磁気シールド型コ
イル装置が得られる。
以上構成の磁気シールド型コイル装置は、ポツ
トコア30の底面30Aに対して円柱形胴部24
の軸線が並行となるようにポツトコア30内にド
ラムコア23を配置しているので、その高さ寸法
を小さくすることができ、全体としての小型化を
達成することができる。また、リード端子27,
28は鍔部21,22の電極において導電線端末
と電気的に接続されているので、従来のコイル装
置における鍔部のように、リード端子を打ち込め
るようにその肉厚を大きくする必要がなくなり、
鍔部の厚みを小さくすることにより磁気シールド
型コイル装置の軽量化を図ることができる。ま
た、リード端子27,28に導電線端末を絡げる
ことなく、導電線端末をリード端子27,28と
電極25,25とで挾むようにして、導電線端末
とリード端子27,28とを電気的に接続してい
るので、リード端子27,28がグラつかないよ
うに注型剤で固められていることと相まつて、導
電線が断線しにくい構造となつている。さらに、
リード端子27,28をテーピングしたまま磁気
シールド型コイル装置を製造することができるの
で、自動機械によりテーピングした磁気シールド
型コイル装置を容易に製造することができ、製造
コストの低減を図ることができる。しかも、第3
図に示す磁気シールド型コイル装置の製造工程に
さらにテーピング工程を付加することなく、テー
ピングした磁気シールド型コイル装置を製造する
ことができる。
以上、この考案の一実施例について詳述した
が、この考案は前記実施例に限定されるものでは
なく、この考案の要旨を変更しない範囲内で適宜
に変形して実施することができるのはいうまでも
ない。
前記実施例におけるポツトコア30のかわり
に、内側底面が円形である有底筒状のポツトコア
であつてもよい。また、前記実施例におけるドラ
ムコア23のかわりに、円柱状胴部の中央部と両
端部とに都合3個の鍔部を有すると共に、各鍔部
の間の胴部にコイルの形成が可能であるドラムコ
アを用いてもよい。さらに、前記実施例における
円柱形胴部を有するドラムコアのかわりに、角柱
形胴部とその両端に方形板状の鍔部とを有するド
ラムコアを用いてもよい。
コイル26を有するドラムコア23に、必要に
応じて塗装を施しておいてもよい。さらに、第3
図に示すコイル装置に必要に応じてチユーブ外装
をしてもよく、外装チユーブあるいはチユーブ外
装をしないときにはポツトコア30の表面にイン
ダクタンス値等の表示をしておくと使用上の都合
がよい。
以上詳述したこの考案によると、自動機械によ
り容易に、かつ、低コストで製造することのでき
る小型かつ軽量のコイル装置を提供するとができ
る。しかも、製造時にリード端子をテーピングし
ておくことにより、基板への配設が容易であるテ
ーピングしたコイル装置をも提供することができ
る。特に、この考案においては、同一のコイルイ
ンダクタンスを得る場合、従来装置に比して、高
さ寸法を半分以下にすることができるという顕著
な効果を奏することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図はそれぞれ従来のコイル装
置を示す断面図、第3図はこの考案の一実施例で
ある磁気シールド型コイル装置を示す断面図、並
びに第4図は前記磁気シールド型コイル装置の一
製造法における一工程を示す説明図である。 21,22……鍔部、23……ドラムコア、2
4……円柱形胴部、25……電極、26……コイ
ル、27,28……リード端子、30……ポツト
コア。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 有底筒状のポツトコアと、両端鍔部を有し軸方
    向を長手方向とするドラムコアに導電線が巻回さ
    れ、両端鍔部外側端面に形成された凹部に前記導
    電線端末が引き出され、リード端子と共に半田付
    けされてなり、半田付最外端が前記導電線引出し
    部及びリード端子よりも突出しているコイル装置
    本体と、前記ポツトコアの内壁面の大部分に接触
    配置されたキヤツプ状のスペーサとを有し、前記
    キヤツプ状スペーサ内にコイル装置本体が横置き
    状態でこのコイル装置の前記半田最外端を当接部
    として位置決め収容されてなり、前記ポツトコア
    内に収納されコイル装置本体がポツトコアの底面
    側に近付く如く位置決めされた状態でポツトコア
    内に注型剤が充填されていることを特徴とする磁
    気シールド型コイル装置。
JP12247282U 1982-08-12 1982-08-12 コイル装置 Granted JPS5926212U (ja)

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JPS5926212U JPS5926212U (ja) 1984-02-18
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