JPH0134080Y2 - - Google Patents

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JPH0134080Y2
JPH0134080Y2 JP13597381U JP13597381U JPH0134080Y2 JP H0134080 Y2 JPH0134080 Y2 JP H0134080Y2 JP 13597381 U JP13597381 U JP 13597381U JP 13597381 U JP13597381 U JP 13597381U JP H0134080 Y2 JPH0134080 Y2 JP H0134080Y2
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JP
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cooling device
box
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water
water passage
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JP13597381U
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JPS5841497U (ja
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  • Furnace Housings, Linings, Walls, And Ceilings (AREA)
  • Vertical, Hearth, Or Arc Furnaces (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はボツクス型冷却装置、特にアーク炉の
炉壁に装備されるボツクス型冷却装置において、
枠体の周縁部全体を断面円弧状となし、冷却面と
加熱面との温度差を減少させて熱応力を減少さ
せ、装置の長寿命化を実現できるようにしたボツ
クス型装置に関するものである。
一般にアーク炉においては、炉壁を形成する耐
火レンガに代えて鋼製又は鋳物製のボツクス型の
冷却装置を炉壁に装備し、チヤージ回数の増大を
図つている。しかしチヤージを繰返すうちに、冷
却装置にき裂等が生じ水洩れ事故を発生するなど
し、チヤージ回数の大幅な増大は望めなかつた。
なおこのき裂等の発生は枠体の周縁部特に熔接箇
所を含むコーナー部において数多くみうけられ
た。
本考案者は上記の如きき裂等の発生原因を解明
すべく所定の条件下で冷却装置各部の温度分布を
算出した。この条件は、(イ)形状が第1図に図示す
る如き断面をもつ3000×900×120(mm)で与えら
れかつ炭素鋼を材料とする冷却装置1とするこ
と、(ロ)冷却水流量が810/minとすること、(ハ)
冷却水入口温度が36℃で、冷却水出口温度が69℃
とすること、(ニ)冷却装置1後方の炉壁2温度を60
℃としかつ厚さを25(mm)とすること、(ホ)冷却装
置1と炉壁2との熱伝達は輻射のみとし、炉壁2
が自然放熱によつて失う熱量と炉壁2が輻射によ
つて得る熱量とが等しいとすること、などとし
た。そして得られた結果は、裏面板3の炉壁2側
の面4の温度が74.3℃、表面板5の水冷面6の温
度が134℃、表面板5の加熱面7の温度が338℃で
あつた。またコーナー部8の温度分布を求めるに
当つては、該コーナー部8の拡大図である第2図
を参照して説明すると、等温線Tの方程式をT=
T(x,y)とし、図示a,b,c,dで囲まれ
た微小部分の熱収支式即ち (aから入る熱量)−(bから出る熱量)+ (cから入る熱量)−(dから出る熱量)=0 から算出された式即ち ∂T2/∂2x+∂T2/∂2y=0 にもとづいて電算機により数値解析を行なつた。
この場合所定の境界条件を設定し入力した。この
結果、例えば厚さ16mmの場合第3図に図示する如
き温度分布が得られた。また同一厚さをもちかつ
1/4円をもつコーナー部8について同様に温度分
布を算出したところ、得られた温度分布は第4図
に図示する如きものとなつた。
これらの結果から直角部を有するコーナー部8
はその加熱面7側の最高温度が650℃にも達し水
冷面6側の温度134℃との温度差が416℃もあり、
この大きな温度差による熱応力の発生により上述
した如きき裂等が生じることが推測された。また
1/4円をもつコーナー部8については直角部を有
するコーナー部8に較べて最高温度差が325℃と
小さく、従つて熱応力が小さいことが推測され
た。
本考案は、上記の如き温度分布データからコー
ナー部が円弧状面(楕円を含む。)であることが
温度差の減少ひいては熱応力の減少につながるこ
とに着目し、コーナー部に積極的に円弧状面をも
たせるようにしてき裂等の発生を防止することを
目的としている。そのため本考案はアーク炉の炉
壁に装備されるボツクス型冷却装置において、枠
体の周縁部全体を楕円を含む断面円弧状となした
ことを特徴とする。以下図面を参照しつつ説明す
る。
第5図ないし第7図は本考案によるボツクス型
冷却装置の一実施例構成を示し、第5図は該装置
を表面側からみたときの部分切欠断面図、第6図
は第5図図示A−A線による断面図、第7図は第
5図図示B−B線による断面図を夫々示す。
第5図ないし第7図において、鋼製、鋳物製、
銅製又は銅合金製のボツクス型冷却装置9は四隅
に円弧状部を有する長方形状の表面板10と、該
表面板10と同一形状の裏面板11と、上記表面
板10および上記裏面板11を上下端および両側
端で連架する断面半円状の4個の割パイプ12−
1,12−2,12−3,12−4と、互いに隣
接する上記割パイプ12−1,12−2,12−
3,12−4と上記表面板10と上記裏面板11
とを四隅において連架する断面半円状の4個の割
エルボ13−1,13−2,13−3,13−4
とを有する枠体14をそなえると共に、枠体14
内に、等間隔で支持丸棒15が、垂直方向に等間
隔で水平支切板16−1,16−2,16−3,
16−4,16−5が夫々添着されかつ裏面縦中
央部に垂直支切板17が添着された中子板18が
内設されて構成される。裏面板11の下端には冷
却水を枠体14内に導入するための給水口19
が、上端には枠体14内を循環した後の冷却水を
枠体14外に排出するための排水口20がそれぞ
れ切欠かれて設けられている。また水平仕切板1
6−1,16−2,16−3,16−4,16−
5には冷却装置9裏面側において垂直仕切板18
の左方近傍又は右方近傍にリブ開口21−1,2
1−2,21−3,21−4,21−5が形成さ
れており、隣り合う水平仕切板16相互間でリブ
開口21位置が互い違いになるようにされてい
る。
枠体9内に給水口19を介して冷却水が導入さ
れてくると、冷却水は最下端通水室22−1内に
おいて、裏面側流路を図面に向つて右方向に流
れ、右下端の割エルボ13−2内で流れ方向が反
転され、表面側流路を左方向に流れ、左下端の割
エルボ13−3内で流れ方向が反転され、裏面側
流路を右方向に流れ、リブ開口21−5を介して
上方の通水路22−2内に流入する。この通水路
22−2内においては、冷却水は裏面側流路を左
方向に流れ、左端の割パイプ12−4内で流れ方
向が反転され、表面側流路を右方向に流れ、右端
の割パイプ12−2内で流れ方向が反転され、裏
面側流路を左方向に流れ、リブ開口21−4を介
して上方の通水室22−3内に流入する。以後同
様に通水室22−3内を循環すると共に上方に通
水室22−4,22−5内を順次通過してゆき、
最後に上端の通水室22−6内を循環した後排水
口20を介して枠体9外に排出される。なお図中
の符号23は表面板10、割パイプ12の表面
側、割エルボ13の表面側に適宜間隔で突設され
たフインであり、アーク熔解処理中の飛散スラグ
を捕捉して炉壁を形成し、またはアーク熔解処理
前に予め塗着した不定形耐火物を強固に保持する
などのために設けられたものである。
以上説明した如く、本考案はアーク炉の炉壁に
装備されるボツクス型冷却装置において、枠体の
周縁部全体を断面円弧状となした。このため冷却
面と加熱面との温度差が例えば231℃程度に著し
く減少し、それに伴ない熱応力が減少し装置を長
寿命化することができる。また中子板を設ける
と、ボツクス内流速が2倍となり冷却効果におい
ても一層向上させることが期待できる。なお上述
した実施例は断面円弧の周縁部を有する装置につ
いて説明したが、本考案は断面楕円の周縁部を有
する装置であつてもよい。
【図面の簡単な説明】
第1図ないし第4図は本考案を説明するための
説明図、第5図ないし第7図は本考案によるボツ
クス型冷却装置の一実施例構成を示し、第5図は
該装置を表面側からみたときの部分切欠断面図、
第6図は第5図図示A−A線による断面図、第7
図は第5図図示B−B線による断面図を夫々示
す。 9……ボツクス型冷却装置、14……枠体、1
8……中子板、22……通水室。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 1 アーク炉の炉壁に装備されるボツクス型冷却
    装置において、枠体の周縁部全体を楕円を含む
    断面円弧状となしたことを特徴とするボツクス
    型冷却装置。 2 上記枠体には、複数の通水室を垂直方向に配
    列しかつ冷却水が各通水室を循環して上方の通
    水室に送られるよう中子板が内設されている実
    用新案登録請求の範囲第1項記載のボツクス型
    冷却装置。
JP13597381U 1981-09-11 1981-09-11 ボツクス型冷却装置 Granted JPS5841497U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13597381U JPS5841497U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 ボツクス型冷却装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13597381U JPS5841497U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 ボツクス型冷却装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5841497U JPS5841497U (ja) 1983-03-18
JPH0134080Y2 true JPH0134080Y2 (ja) 1989-10-17

Family

ID=29929319

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13597381U Granted JPS5841497U (ja) 1981-09-11 1981-09-11 ボツクス型冷却装置

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JPS5841497U (ja) 1983-03-18

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