JPH0133221Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は鋼矢板歪矯正機に関する。

鋼矢板は横断面形状を溝形等とされているが、
何回も繰返して使用されるのが通常であり、施工
場所への建込み、引抜き回収の反覆で変形するこ
とを避け難い。変形した鋼矢板は、変形を矯正し
ないと、再使用できない。

鋼矢板の反復使用による変形は、弓なりの曲が
りのみならず、それに更にプロペラ状のねじれが
複合した三次元的な変形が少なくない。

従来の技術とその問題点 従来、鋼矢板の弓なりの曲がり及びプロペラ状
ねじれが複合した三次元的な変形を旨く矯正し得
る矯正機は開発されていない。因みに従来では、
プレスやプレスブレーキを鋼矢板歪矯正機に流用
しているのが、実情である。プレスやプレスブレ
ーキは、鋼矢板の前記三次元的な変形の矯正には
有効ではなく、弓なりの曲がりの変形をした鋼矢
板の歪矯正しかできない。

本考案の目的は、鋼矢板の弓なりの曲がりの矯
正はもとより、そのような曲がりに更にプロペラ
状ねじれが複合した三次元的な変形をも旨く矯正
できる鋼矢板歪矯正機を提供することにある。

更に本考案は歪矯正の適正範囲が広い鋼矢板歪
矯正機を提供することを目的としている。

問題点を解決するための手段 本考案の上記目的は、次の構成の鋼矢板歪矯正
機によつて達成される。

定位置に第１のチヤツク装置を、その左右両側
方に第２のチヤツク装置を配置した鋼矢板歪矯正
機であつて、第１のチヤツク装置が、駆動装置に
より前後方向への駆動が可能なフレーム、該フレ
ームに設けられていて別の駆動装置により上下方
向への駆動が可能な昇降体、及び該昇降体に取付
けられていて被処理鋼矢板を掴むようになつてい
るかつ更に別の駆動装置により軸線の周りの方向
への駆動が可能なチヤツクを包含しており、第２
のチヤツク装置のそれぞれが、左右へ移動し得る
かつ駆動装置により前後方向への駆動が可能なフ
レーム、該フレームに設けられていて別の駆動装
置により上下方向への駆動が可能な昇降体、及び
該昇降体に取付けられていて被処理鋼矢板を掴む
ようになつているかつ更に別の駆動装置により軸
線の周りの方向への駆動が可能なチヤツクを包含
している鋼矢板歪矯正機。

作 用 本考案は上記の構成を有するので、所要側の第
２のチヤツク装置のチヤツクで被処理鋼矢板の端
部を支持し或いは軽く掴み、該鋼矢板の中間部を
第１のチヤツク装置のチヤツクで支持して或いは
軽く掴んで、第１のチヤツク装置の昇降体をそれ
の駆動装置により上下向に駆動させる、または第
１のチヤツク装置のフレームをそれの駆動装置に
より前後方向へ駆動させると、第１のチヤツク装
置のチヤツクが上下に駆動され、または前後方向
に駆動され、それにより被処理鋼矢板に上下方向
へのまたは前後方向への押圧荷重を負荷すること
ができる。また上記昇降体の上下動及びフレーム
の前後動による第１のチヤツク装置のチヤツクの
上下方向駆動及び前後方向駆動の複合で、鋼矢板
に斜め方向の押圧荷重を加えることもできる。斜
め方向押圧荷重の負荷は、チヤツクの上下方向駆
動及び前後方向駆動の複合によるため、それ等二
方向の駆動量の規制により任意角度について行い
得る。

上記各押圧荷重の負荷は、鋼矢板の弓なりの曲
がりを矯正するのに寄与する。

また本考案においては、第一のチヤツク装置の
チヤツクで被処理鋼矢板の所要個所を掴み、該鋼
矢板の他の所要個所を所要側の第二のチヤツク装
置のチヤツクで支持して或いは軽く掴んで、第一
のチヤツク装置のチヤツクをそれの駆動装置によ
り軸線の周りの所要方向へ旋回駆動（全回転運動
ではない）させれば、それにより被処理鋼矢板に
軸線の周りの方向へひねり荷重を負荷することが
できる。

このひねり荷重の負荷は、鋼矢板のプロペラ状
ねじれの矯正に役立つ。

更に本考案では、被処理鋼矢板に前記ひねり荷
重を負荷した状態下で、第一のチヤツク装置のチ
ヤツクを前述したと同様にして該鋼矢板の軸線を
横切る平面内の任意方向へ駆動させることができ
る。これは、鋼矢板に対するひねり荷重の負荷
と、軸線横断方向への押圧荷重の負荷との複合を
可能にする。このため、鋼矢板の弓なりの曲がり
及びプロペラ状ねじれが複合した三次元的変形を
３回程度以下の少ない処理回数で矯正することが
できる。

鋼矢板は断面溝形等という形態的に塑性変形さ
せ難いものである。従つて若し、これに弓なりの
曲がり矯正のための所要方向への押圧荷重の負荷
と、プロペラ状ねじれ矯正のための逆ひねり荷重
の負荷とを別個の単独工程で行うならば、それ等
の単独荷重負荷が相互に複雑に影響しあつて、被
処理鋼矢板に新たな変形が発生し、３回程度以下
の少ない処理回数では必要とする度合いの矯正は
得られない。

これと異なり、本考案では前記のように、鋼矢
板に軸線の周りの方向へのひねり荷重を負荷した
状態下で、これに軸線横断方向への押圧荷重の負
荷を行い得るので、前示新たな変形の問題はな
い。

第２のチヤツク装置のそれぞれは、上記に示し
たようにチヤツク及び昇降体の構造、機能並びに
フレームの前後方向可動性において、第一のチヤ
ツク装置と構成が同じである。即ち、第２のチヤ
ツク装置のチヤツクは、鋼矢板に歪矯正荷重を負
荷し得る機能において、第１のチヤツク装置のチ
ヤツクと同じ構成である。従つて、鋼矢板に対す
る弓なり曲がりの矯正荷重及び逆ひねり荷重を第
２のチヤツク装置により鋼矢板の端部についても
負荷できるし、第１及び第２のチヤツク装置のチ
ヤツクを共に稼動させる形で、弓なり曲がりの矯
正荷重及び逆ひねり荷重の負荷も可能である。こ
のため本考案の歪矯正の適性範囲は、鋼矢板の中
間部のみに歪矯正荷重の負荷が可能なものより広
い。

第２のチヤツク装置のフレームが左右に移動可
能なことは、鋼矢板の歪み矯正に最適個所を該装
置のチヤツクで支持するまたは軽く掴むのに役立
ち、第１、２のチヤツク装置のチヤツクが上下、
前後、斜めの任意方向に変位し得ることは、被処
理鋼矢板に最適個所で歪矯正のための荷重を負荷
するのに役立つ。

考案の効果 上記の如く本考案によれば、鋼矢板の弓なりの
曲がりの矯正はもとより、そのような曲がりに更
にプロペラ状ねじれが複合した三次元的は変形を
も旨く矯正でき、しかも広い歪矯正適正範囲が得
られる効果がもたらされる。

実施例 次に本考案の実施例を添付図面を参照して説明
する。

全図を通じ、同符号は同部分を示している。

第１のチヤツク装置１を定位置に、第２のチヤ
ツク装置１３を第１のチヤツク装置１の左右両側
方に配置する。

第１のチヤツク装置１はフレーム１２、フレー
ム１２に設けた昇降体８、及び該昇降体８に取付
けたチヤツク１′を包含している。前記フレーム
１２は適宜の駆動装置、例えば油圧シリンダ・プ
ランジヤ装置１１により前後（第２図で左右）方
向への駆動が可能である。油圧シリンダ・プラン
ジヤ装置１１は一端がフレーム１２に、他端が歪
矯正機機台の固定部分に結合されている。昇降体
８は適宜の駆動装置、例えば油圧シリンダ・プラ
ンジヤ装置７，７によりフレーム１２上に上下方
向へ駆動可能に架装されている。油圧シリンダ・
プランジヤ装置７，７は一端が昇降体に、他端が
フレーム１２に結合されている。チヤツク１′は
適宜の駆動装置、例えば油圧シリンダ・プランジ
ヤ装置１０により軸線の周りの方向への駆動が可
能である。油圧シリンダ・プランジヤ装置１０は
一端が昇降体８に、他端が円筒形のチヤツク本体
４に枢着されている。チヤツク本体４は昇降体８
上の円筒形支持体９に回転自在に嵌合されてい
る。チヤツク１′はチヤツク本体４に装着したそ
れぞれが取外し可能な固定ジヨー２及び可動ジヨ
ー３を包含し、該ジヨー２及び３により被処理鋼
矢板ａを掴むようになつている。チヤツク本体４
は被処理鋼矢板に対する「当り」をなす側壁５を
内側に有する。可動ジヨー３はチヤツク本体４に
取付けた適宜の駆動装置、例えば油圧シリンダ・
プランジヤ装置６により駆動される。以上のフレ
ーム１２、昇降体８及びチヤツク１′の組立構造
は、第２図に図解されている。

第１のチヤツク装置１は定置型の形式（第１
図）でもよいし、左右方向へ移動し得る形式（第
３図）でも構わない。後者形式の場合、左右への
移動は適宜の駆動装置、例えば油圧シリンダ・プ
ランジヤ装置１７により行うようにすればよい。
油圧シリンダ・プランジヤ装置１７はチヤツク装
置１の基盤２３に装着され、基盤２３はガイドレ
ール１９，１９に左右摺動自在に架装されてい
る。チヤツク装置１の左右動は手動方式に代えて
もよい。

第１のチヤツク装置１は一基の設置型（第１，
３図）でもよいし、左右に複数基を並列した設置
型（第５図）でもよい。チヤツク装置１が左右複
数基並列設置型の場合、各チヤツク装置１はその
基盤２３がガイドレール１９，１９上に左右動自
在に架装され、油圧シリンダ・プランジヤ装置１
７によるなどの適宜の手段で左右動するようにさ
れる。チヤツク装置１が左右複数基並列設置型の
場合は、鋼矢板の複雑な曲がり、例えば弓なり曲
がりが二つある変形にも、対処し得る。

第２のチヤツク装置１３，１３のそれぞれは、
第１のチヤツク装置１におけるフレーム１２に相
当するフレーム１８が左右へ移動可能になつてい
る点を除き、第１のチヤツク装置１と構成が同じ
である。即ち、第２のチヤツク装置１３，１３の
それぞれは、適当な駆動装置、例えば装置１１と
同様な装置により前後方向への駆動が可能なフレ
ーム１８、該フレーム１８に設けられていて第１
のチヤツク装置１の昇降体８と同じ構造及び機能
の昇降体、及び該昇降体に取付けられていて第１
のチヤツク装置１のチヤツク１′と同じ構造及び
機能のチヤツクを包含している。第２のチヤツク
装置１３，１３はこのような構成であるので、そ
れにおけるフレーム、昇降体及びチヤツクの組立
構造の図解（第２図相当図）は省略した。チヤツ
ク装置１３，１３のフレーム１８，１８の左右動
は、チヤツク装置１のフレーム１２におけると同
様な手段、即ち油圧シリンダ・プランジヤ装置１
７，１７で行えばよい。

必要に応じ、第２のチヤツク装置１３，１３の
それぞれの或いは一者の側方に隣接してリフター
を配置する。このリフターは第６図に符号２０を
付して概略的に示されている。リフター２０はパ
ンタグラフ型など適宜の形式のものでよい。リフ
ター２０は被処理鋼矢板ａを搬送する適当なコン
ベア、例えばローラコンベア２１を備えている。

本考案歪矯正機による鋼矢板の歪矯正の具体仕
様例を図示の符号を参照して述べると、次の如く
である。

例１ （弓なり曲がりの歪矯正） 弓なり曲がりの変形をした鋼矢板を第１、２の
チヤツク装置１、１３，１３のチヤツクのジヨー
２及び３の対向空間に延びる状態下に歪み矯正機
に通す。要すればチヤツク装置１、１３，１３の
チヤツクを油圧シリンダ・プランジヤ装置７，７
及び／または１１により、鋼矢板の軸線横断方向
の所要位置に予め変位させておく、第２のチヤツ
ク装置１３，１３のチヤツクで該鋼矢板の端部を
支持する或いは軽く掴む。第１のチヤツク装置１
のチヤツク１′は鋼矢板を掴まなくともよい。こ
の際、必要に応じ、第２のチヤツク装置１３，１
３は鋼矢板に対する最適位置を占めるよう、左右
へ変位させる。第１のチヤツク装置１も左右へ可
動型の場合には、鋼矢板に対する最適位置を占め
るよう、必要に応じ左右へ変位させる。

次いで、第１のチヤツク装置１の昇降体８を油
圧シリンダ・プランジヤ装置７，７により、また
は油圧シリンダ・プランジヤ装置１１により、ま
たは油圧シリンダ・プランジヤ装置７，７及び１
１により、被処理鋼矢板の弓なり曲がりを逆曲げ
する方向へ所要度合い、即ち変形前の通常の形状
を若干超えて逆曲げが鋼矢板に加わるのに相当す
る度合い駆動する。

斯くて、鋼矢板に第１のチヤツク装置１のチヤ
ツク１′により上記方向へ所要度合いの押圧荷重
が負荷され、弓なり曲がりが矯正される。前記逆
曲げの度合いは、矯正中、目で見て感で適当に定
めればよい。変形した鋼矢板が再使用に適するに
は、それ程、正確に元の形状に戻す必要はなく、
そこそこに変形が矯正されれば十分である。若し
歪矯正が不足していれば、再矯正すればよい。

要すれば、第２のチヤツク装置１３，１３も第
１のチヤツク装置１について述べたと同じ要領で
作動させて、鋼矢板に逆曲げ荷重を負荷してもよ
い。

例２ （弓なり曲がりとプロペラ状ねじれが複合
した変形の矯正） 歪矯正機に鋼矢板を例１でのべたと同様に通
す。要すればチヤツク装置１，１３，１３のチヤ
ツクを例１におけると同様にして、鋼矢板の軸線
横断方向の所要位置へ予め変位させておく。第２
のチヤツク装置１３，１３のチヤツクで該鋼矢板
端部を支持する或いは軽く掴み、第１のチヤツク
装置１のチヤツク１′で鋼矢板の所要個所をしつ
かり掴む。この際、必要に応じ、第２のチヤツク
装置１３，１３は鋼矢板に対する最適位置を占め
るよう、左右へ変位させる。第１のチヤツク装置
１も左右へ可動型の場合には、必要に応じ鋼矢板
に対する最適位置を占めるよう、左右へ変位させ
る。

次いで、第１のチヤツク装置１のチヤツク１′
を油圧シリンダ・プランジヤ装置１０により被処
理鋼矢板のプロペラ状ねじれを逆ひねりする方向
へ軸線の周りに所要度合い、即ち逆ひねりが鋼矢
板に元の通常の形状を若干超えて加わるのに相当
する度合い駆動する。

鋼矢板を逆ひねりした状態下で、第１のチヤツ
ク装置１の昇降体８を例１でのべたと同様にし
て、被処理鋼矢板の弓なり曲がりを逆曲げする方
向へ所要度合い駆動する。

こうして、鋼矢板に第１のチヤツク装置１のチ
ヤツク１′により所要方向へ所要度合いのひねり
荷重が負荷され、かつそのひねり荷重を負荷した
状態下で、所要方向へ所要度合いの押圧荷重が負
荷され、弓なり曲がりとプロペラ状ねじれが複合
した変形が矯正される。この場合の逆ひねり度合
い、及び逆曲げ度合いも、矯正中、目で見て感で
適当に定めればよい。

要すれば、第２のチヤツク装置１３，１３も第
１のチヤツク装置１について述べたと同じ要領で
作動させて、鋼矢板に逆曲げ荷重及び逆ひねり荷
重を負荷してもよい。

例３ （鋼矢板の底板即ちウエブが幅方向につい
て湾曲した変形の矯正） チヤツク装置１或いは１３，１３のチヤツクの
一方のジヨーに中央部に凹溝２２付きのものを適
用し、他方のジヨーに断面山形のものを適用し、
両ジヨーの間にウエブを挾圧して、湾曲を矯正す
る。

例４ （鋼矢板の側壁即ちフランジが一部外方へ
張出す変形の矯正） チヤツク装置１或いは１３，１３のチヤツクの
ジヨーを開いて、そのチヤツク本体の所要の側壁
にフランジの変形部分を当て、フレーム１２或い
は１８を所要の方向へ前後駆動装置としての油圧
シリンダ・プランジヤ装置により所要度合い駆動
して、変形を矯正する。

上記のいずれの歪み矯正例でも第１のチヤツク
装置１のチヤツク１′のジヨー２，３、第２のチ
ヤツク装置１３，１３のチヤツクのジヨー２，３
は、被処理鋼矢板の断面形状に合わせて用意され
た種々の形態のものが、対応形態別に適宜に使い
分けられる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の一実施例を示す正面図、第２
図は第１図の実施例における第１のチヤツク装置
の正面図（第１図の側面相当図）、第３図は実施
の他例を示す正面図である。第４図は第３図の実
施例における第１のチヤツク装置基盤の架装構造
を示す正面図（第３図の側面相当図）、第５図は
実施の更に別の他例を示す正面図、第６図はリフ
ターの正面図、第７図はその平面図である。 １……第１のチヤツク装置、１′……同装置の
チヤツク、２……同チヤツクの固定ジヨー、３…
…同チヤツクの可動ジヨー、７……第１のチヤツ
ク装置の昇降体を上下へ駆動する駆動装置として
の油圧シリンダ・プランジヤ装置、８……第１の
チヤツク装置の昇降体、１０……第１のチヤツク
装置のチヤツクを軸線の周りへ駆動する駆動装置
としての油圧シリンダ・プランジヤ装置、１１…
…第１のチヤツク装置のフレームを前後へ駆動す
る駆動装置としての油圧シリンダ・プランジヤ装
置、１２……第１のチヤツク装置のフレーム、１
３……第２のチヤツク装置、１８……第２のチヤ
ツク装置のフレーム。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 定位置に第１のチヤツク装置を、その左右両側
   方に第２のチヤツク装置を配置した鋼矢板歪矯正
   機であつて、第１のチヤツク装置が、駆動装置に
   より前後方向への駆動が可能なフレーム、該フレ
   ームに設けられていて別の駆動装置により上下方
   向への駆動が可能な昇降体、及び該昇降体に取付
   けられていて被処理鋼矢板を掴むようになつてい
   るかつ更に別の駆動装置により軸線の周りの方向
   への駆動が可能なチヤツクを包含しており、第２
   のチヤツク装置のそれぞれが、左右へ移動し得る
   かつ駆動装置により前後方向への駆動が可能なフ
   レーム、該フレームに設けられていて別の駆動装
   置により上下方向への駆動が可能な昇降体、及び
   該昇降体に取付けられていて被処理鋼矢板を掴む
   ようになつているかつ更に別の駆動装置により軸
   線の周りの方向への駆動が可能なチヤツクを包含
   している鋼矢板歪矯正機。