JPH01319965A - 基板の吸着装置 - Google Patents

基板の吸着装置

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JPH01319965A
JPH01319965A JP63152696A JP15269688A JPH01319965A JP H01319965 A JPH01319965 A JP H01319965A JP 63152696 A JP63152696 A JP 63152696A JP 15269688 A JP15269688 A JP 15269688A JP H01319965 A JPH01319965 A JP H01319965A
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英昭 坂本
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青山 正昭
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Tomoyuki Yasuda
智之 保多
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は半導体素子(LS I、VLS I等)を製造
するための半導体ウェハ、もしくは液晶素子を製造する
ためのガラスプレート等の基板を平坦に吸着固定する装
置に関するものである。
〔従来の技術〕
従来、この種の基板を加工する装置、例えば投影型露出
装置、レーザリペア装置等においては、基板を真空吸着
して所定の平面内に平坦化矯正する真空吸着ホルダーが
使用されている。特にこの種の製造装置では、基板を高
い精度で平坦化する必要がある。投影型露光装置(ステ
ッパー)の場合、レチクルの回路パターンを等倍、11
5、又は1/10等の倍率で基板表面へ結像投影するた
めの投影レンズが設けられている。この投影レンズは広
い投影領域を確保しつつ、特に縮小投影しンズの場合は
1μm以下の高い解像力を得る必要があるため、年々高
N、 A、化され、それに伴って焦点深度も浅(なって
きている、ある種の投影レンズでは、15X15■角の
フィールド内で±1μm程度の焦点深度しかなく、これ
に伴ってより高精度な焦点合わせの技術も要求されてき
ている。
一方、露光すべき15X15a+a各内の領域、前面に
おいて±1μmの焦点深度しかないため、基板上の露光
すべき1つの領域の全面は、投影レンズの最良結像面と
正確に一致させる必要がある。
ところがウェハやガラスプレートの表面には、局所的に
は数μm程度、全面では数十μm程度のそりや凹凸が存
在するため、そのままでは良好な解像特性でパターンを
露出することは困難である。
そこで、−例として第3図(A)、(B)に示すような
ウェハホルダー(真空チャック)lによってウェハWを
平坦化矯正することが考えられている。
このウェハホルダー1は、ステッパーのウェハステージ
の最上部に投影レンズと対向するように設けられ、ウェ
ハステージとともに、投影レンズの下を2次元移動(ス
テッピング等)する。
第3図(A)はウェハホルダー1の平面図であり、第3
図(B)は第3図(A)のC−3矢印断面図である。ウ
ェハホルダー1は、ウェハWよりも十分に厚い金属、又
はセラミックス材で円板状に作られており、載置面の形
状は、ウェハWの直径よりもわずかに小さい径の円形で
あるものとする。ウェハホルダーlの中心部には、ウェ
ハWの載置や取りはずしのためのウェハ受渡し昇降機構
2が上下動のときに貫通するような円形開口部1aが形
成されている。またウェハホルダーlの載置面には、ホ
ルダー1の中心から放射方向に同心円状の複数の環状凸
部10が放射方向に一定ピッチでリム状に形成されてい
る。ここで載置面の最外周側に位置する環状凸部10a
の半径は、ウェハWの中心から直線的な切欠き(オリエ
ンテーションフラッ))OFまでの半径よりもわずかに
小さく定められている。また各環状凸部10の上端面の
幅(径方向の寸法)は極力小さくなるように作られてお
り、研削・ラッピングが処されたその各上端面によって
規定される面が、平坦化の基準平面となる。尚、最も内
側の環状凸部10gは開口部1aの周囲に形成され、こ
の凸部10gと凸部10aによって雰囲気圧(大気圧)
とのリークが防止される。さらに各環状凸部10の間の
各凹部(環状)11には、真空吸着のための吸気孔IC
が径方向に並べて形成され、各吸気孔ICはホルダ−1
内部に径方向に伸びたスリーブ状の孔1bと連通してい
る。この孔1bを真空源につなげて、減圧することによ
って、ウェハWの裏面と輪帯状の各凹部11とでかこま
れた空間が負圧になり、ウェハWの裏面は複数の環状凸
部10の上端面にならって平坦化矯正される。
〔発明が解決すべき問題点〕
このウェハホルダー1によると、同心円状の環状凸部1
0の径方向のピッチが大きい、すなわち凹部11の径方
向の幅が大きいと、各凹部11を減圧したときのウェハ
Wの変形(たわみ量)が、ステッパーで決定されている
焦点深度に対して無視できない程度になっている。これ
を防ぐためには環状凸部10のピッチを小さく(凹部1
1の幅を小さく)すればよい訳であるが、このことは必
然的に、ウェハWの裏面全面積に対する接触面積の割合
い(接触率)を大きくすることを意味する。
一般にウェハは、その両面に微小なゴミ粒子を伴って装
置に供給される場合が多く、ウェハホルダ71の載置面
(凸部10)とウェハ裏面との間にゴミを挟んだまま吸
着保持を行なった場合、ウェハ上面の平面度は、そのゴ
ミの大きさに応じた面積で局所的に悪化する。またその
ゴミの硬さによっては、最悪の場合、載置面の凸部10
の上端面に損傷を与えることにもなる。
従って、ウェハ(基板)の吸着時における変形を小さく
押さえるために、凸部10のピッチを小さくして、密に
配列した同心円タイプは、ゴミによる影響に対して致命
的な欠点を持っていると言える。
本発明は、上記のような問題点に鑑み、吸着時の基板の
変形(たわみ、そり等)を小さくしつつ、接触率も同時
に小さく押さえる構造の吸着装置を提供することを目的
とする。
〔問題点を解決する為の手段〕
本発明は、上記問題点を解決するために、ホルダーの載
置面には、基板裏面の複数の部分領域を減圧するために
、その部分領域を囲んで閉じた形状(輪帯状、あるいは
孤立状)の第1の凸部を複数形成し、さらに、第1の凸
部で囲まれた内側の凹部を雰囲気圧よりも小さい第1の
圧力に減圧する減圧手段と;複数の凸部の外側の凹部を
、第1の圧力と雰囲気圧との間の圧力にtFi節する圧
力調節手段とを設け、少なくとも前記基板の吸着開始時
には、減圧手段と圧力11節手段とによって基板裏面の
ほぼ全体を減圧するように構成した。
〔作  用〕
本発明では、ウェハ等の基板裏面の局所的な複数ケ所を
第1の圧力で真空吸着して確実な固定を行なうとともに
、真空吸着する複数の局所領域以外の部分を、第1の圧
力と大気圧との間の圧力に調整するため、圧力調整の働
く領域を広くしたとしても、基板の変形(たわみ)を全
体的に小さくすることができる。
ここで第3図に示したものと、本発明の趣旨に添ったも
のとの差異を第4図、第5図、第6図を参照して説明す
る。第6図は第3図に示した一部ピッチの環状凸部10
を備えたホルダー1での吸着の様子を模式的に誇張して
示したもので、凸部10のピッチを小さくして凹部11
を減圧することで、ウェハW(直径3.5.6.8イン
チ程度)には局所的に極めて小さなたわみ量Δδ1が存
在するものの、はぼ均一な平面に矯正される。
ただし、この場合凸部10の上端面(基準面)とウェハ
裏面との接触率がかなり大きくなるため、ウェハ裏面と
の間に塵介が挟み込まれる確率がそれだけ高くなる。ゴ
ミの大きさが数μm程度あると、ウェハ裏面には局所的
に大きな凹凸が生じ、投影レンズの焦点深度以上になる
ことがある。
そこで第4図に示したホルダー1の部分断面のように、
環状凸部のピッチを不等間隔にし、真空吸着すべき凹部
11aは、ピッチの狭い凸部10a、10b、及び凸部
10c、10dの夫りで囲み、その間の凹部11b(凸
部10bと10cの間)は、比較的広いピッチにしてお
く、ここで凹部11a、llbを吸気孔ICを介して減
圧(−300〜−760+mHg程度)すると、第4図
のように、凹部両側の凸部とウェハ裏面とが強固に圧接
するため、幅の広い凹部11bのところではウェハWが
上方にΔδ2だけそり上がってしまうこともある。また
凸部fob、10cとウェハ裏面との間に、部分的にわ
ずかなすき間が生じていると、凹部11aから凹部11
bへ真空圧のリークが生じることにもなる。このリーク
は時間的に徐々に進行し、やがて凹部11bもかなり低
い圧力に減圧される。このため凹部11bに対向するウ
ェハの一部も、大きく落ち込むようにたわむことになる
。ただし、凹部11bを大気圧に解放するような構造に
した場合は、凹部11bのリークによる減圧は生じない
ので、第4図のようにΔδ8だけそった状態で固定され
てしまうことになる。
そこで本発明では、ウェハが吸着されるときに、はぼ密
封状態にされる凹部11bの圧力を大気圧よりもわずか
に小さい負圧に調整することで、第4図に示したウェハ
のたわみを、第5図に示したたわみ量Δδ、のように低
減するようにしたのである。その圧力調整は凹部11b
に形成された孔leを介して積極的あるいは消極的に行
なう圧力調節手段により実行される。
ここで第4図、第5図、第6図に示したたわみ量におい
て、凹部11bの減圧を適当な値にすることで、はぼΔ
δ2〉Δδ、≧Δδ、にすることができ、ステフパーの
投影光学系統によって決定される焦点深度等の諸量に対
して、実用上、たわみ量Δδ、を十分小さく押さえるこ
とができる。
しかも、凸部10a〜10dの接触率を小さくできるこ
とから、ゴミを挟み込む確率はかなり小さなものになる
〔実 施 例〕
第1図(A)、(B)は本発明の第1の実施例による吸
着装置(ウェハホルダー)の構造を示し、第3図と同じ
部材には同じ符号をつけである。ここで第1図(A)は
ホルダー1の平面図、第1図(B)は第1図(A)のC
−1矢視断面図である。
ウェハホルダー1の載置面の最外周には、リム状に環状
凸部10aが形成され、これとピッチ12(実用上2〜
5ないし6請)で環状凸部10bが形成される。またホ
ルダー1の中央の開口部1aの周囲にも、ピッチltで
2つの環状凸部10e、10fが形成される。さらに、
環状凸部10bと10eの間のほぼ中央部にも、ピッチ
2!で2つの環状凸部10c、10dが同心円に形成さ
れる。
この場合、環状凸部10bと10cのピッチと、環状凸
部10dと10eのピッチとはほぼ2.で等しくなって
いる。この実施例ではI−z/l+ ≦1/3程度に設
定されている。このため、環状凸部Jobとlocでは
さまれた輪帯状の凹部1】bと、環状凸部10dとlO
eではさまれた輪帯状の凹部lidとの径方向の幅(2
1)はかなり広くなっている。そこで本実施例では、こ
の幅21の2つの輪帯状の凹部11b、lidについて
は、本来の真空吸着力を発生する凹部1.1a、11c
、11eと同じ吸着力が働かないように、第1図(B)
に示す如く、スリーブ状の孔1dと凹部内11b、li
dに形成した孔1eとを介して、その凹部11b、li
d内を大気圧よりは低く、孔1bで引かれる真空圧より
は高い負圧にするようにした。従って、本実施例の場合
、環状凸部10a、10bで規定される幅l!の輪帯状
の吸着面の内側、環状凸部10e、10fで規定される
幅!!の輪帯状の吸着面、及び環状凸部10c、10d
で規定される幅1.の輪帯状の吸着面の内側と外側はい
ずれも弱い負圧に付勢されている。
本実施例では、3つの環状の真空吸着面を設けたが、こ
れはいくつにしてもよい。また環状吸着面の径方向のl
1i(ピッチI!、□)も、3つとも等しくする必要は
ない。さらに弱い負圧に減圧する輪帯状の凹部11b、
lidの幅(ピッチ2.)も、互いに等しく必要はなく
、適宜な寸法関係に定めることができる。
ところで第1図のホルダー1では、ウェハWの外周部は
環状凸部10aよりもわずかにオーバーハングしており
、第4図に示したウェハの変形のし方から、ウェハ外周
は上方にそり上がることが予想される。このそり量は、
材料力学上のモデル弐からおおよそ求めることが可能で
あり、特に載置面内側での真空吸着面及び凸部の配置寸
法によって支配的に決定され得る。従って、外周部のそ
りが許容できる範囲内におさまるように、環状凸部10
a、10 b、 10 c、 10 d等の配置、ピッ
チ7!+、it等を決定すればよい、また環状凸部10
a〜10fの各上端部は、わずかな幅をもつ平面となっ
ていることが望ましい。
さて、第7図は、第1図に示したウェハホルダー1とと
もに使用される圧力調節手段の一例を示すブロック図で
ある。吸排気源30は約300mmHHの真空圧を発生
するとともに、加圧気体を発生することができる。真空
圧、又は加圧気体はバイブ31を通ってホルダーlの孔
1bにつながれている。圧力il1節器32は吸排気S
aOからの真空圧を入力して、バイブ33を介して孔1
dへ所定の負圧(ただしバイブ31を介して孔1bへ、
加えられる真空圧よりも高く、大気圧よりも低い)を供
給する。バイブ32に供給される負圧の大きさは制御系
34からの指令に応答して調整される。
また制御系34は吸排気源30も制御し、真空圧の供給
と加圧気体の供給との切り換え、その供給のタイミング
等をコントロールする。加圧気体の供給は、ウェハWを
ホルダー1から取り出すとき、各凹部11a、llb、
llc、lidが負圧に保持され続けないようにするた
めである。
このため圧力調節器32には制御系34からの指令に応
じて、加圧気体をバイブ33へ供給する機能も備えてい
る。この第7図の方法は、載1面内の輪帯状の凹部11
b、lidの夫々を強制的に−様な負圧に保持するもの
であり、第1図に示したようにピッチ11と!、が1:
3程度の場合凹部11b、lidの減圧は凹部11aS
 Ilc、lieの減圧の1720〜1/30程度で十
分な効果を得られることが実験によって確認された。
さて、第8図は圧力調節手段の他の変形例であって、第
7図のように凹部11b、lidを強制約に減圧するの
ではなく、凹部11a、llc、lidの真空圧(約−
300−〇g程度)が、ウェハWの裏面と各環状凸部の
上端面との部分的なわずかなすき間を通って凹部11b
、lidヘリークする現象(実際上は好しくない現象)
を積極的に利用して、自然に凹部11b、lidを減圧
させようとするものである。第8図はホルダー1の部分
断面を示し、孔1dと大気との間に、流量を半固定で調
整できるオリフィス40を設けである。
オリフィス40には、孔1dと大気とをつなぐニードル
穴を持つ円柱部材40aが回転自在に設けられ、この円
柱部材40aを適宜回転することによって、ニードル穴
を通る流量を調節することができる。
ウェハWを載置して凹部11aに真空圧を供給すると、
環状凸部10b (又は10c)の上端面とウェハ裏面
との間からリークが生じ、凹部11b(又は10d)、
吸気孔1e、及び孔1d内の空間も減圧し始める。とこ
ろが、オリフィス40のニードル穴を通して孔】dは大
気圧にわずかにリークしているため、凹部11b(又は
11d)は凹部11aのような高い真空圧まで達するこ
となく、ある圧力状態で安定する。ここでオリフィス4
0のニードル穴の流量を絞っておけば、凹部11b(l
id)の圧力は、かなり高い真空圧(凹部11aに近い
値)にまで達することになり、流量を絞らなければ、大
気圧よりもわずかに低い圧力までしか達しないようにな
る。
従って、第8図のような構成の圧力1j1節手段の場合
、ウェハWの真空吸着の開始時には、凹部11aととも
に凹部11bも瞬間的に高い真空圧になり、その後オリ
フィス40の作用で凹部11bは、凹部11aの圧力よ
りも高く大気圧よりも低い圧力に移行することになる。
尚、第8図に示したオリフィス40は、手動又は電動に
よって適宜流量可変にして使ってもよい。
ところで理想的には、凹部11a、llc、11eの真
空圧と、凹部11b、11dの圧力とはある所定の差が
安定して生じていることが望ましい。そこで第7図に示
した圧力調節手段を多少変形することが考えられる。例
えば、まずバイブ31の一部、もしくはホルダー1の凹
部の11a111c、lieのいずれかからパイプをひ
き出し、ここに第1の圧力センサーを設け、真空吸着時
の背圧をモニターする。そして圧力調節器32は流量可
変のニードル弁等で構成し、さらにバイブ33の一部か
らパイプをひき出し、ここに第2の圧力センサーを設け
る。そして第1の圧力センサーと第2の圧力センサーと
がモニターした圧力の差を演算し、その差が所定値にな
るようにニードル弁で流量を調整することもできる。あ
るいはパイプ33とバイブ31との間の差圧を直接、差
圧センサーで求めて、その差圧が所定値(吸着開始時と
吸着完了後とで異なってもよい)になるようにニードル
弁を制御してもよい。
尚、このように圧力センサー、差圧センサー等を用いる
場合、あるいは第7図に示した構成を用いる場合も、凹
部11a、llc、lieの 真空圧の時間的変化と凹
部11b、lidの減圧の時間的変化とを適宜調整して
おくことができることは言うまでもない。
次に、第2図(A)、(B)を参照して本発明の第2の
実施例による吸着装置について説明する。
第2図(A)は、そのウェハホルダー1の平面図であり
、第2図(B)は、第2図(A)のC−2矢視断面図で
ある。第2図(B)に示すように、本実施例ではホルダ
ー1をi3!1面を有する載置部IAと、載置部IAと
一体に底側に設けられる底部IBとで構成する。載置部
IAの載置面の外周部には、第1図の場合と同様に環状
凸部10aが形成され、ホルダーlの中央を上下動する
ウェハ受渡し昇降機構2が通る開口部1aの周囲にも、
環状凸部10fが形成される。そしてこの2つの環状凸
部10a、10fではさまれた大きな輪帯状の凹部11
の内には、2次元的にほぼ一定のピッチで微小円形凸部
10gが複数配列される。
これら円形凸部10gの径は2〜数圓程度であり、その
各上端面と環状凸部10a、10fの各上端面とは、基
準平面となるように研削、ラッピング加工等がなされて
いる。また各円形凸部Logの配列ピッチは数m〜士数
−程度に設定される。さらに本実施例では第2図(A)
でも示したように、互いに隣り合う3つの微小円形凸部
10gをみたとき、それがどこでもほぼ正三角形の頂点
の位置になるように配列されている。
さて大きな輪帯状の凹部11の内には、さらに孔1eが
設けられ、この孔1eは第2図(B)に示すように、載
置部IAの裏面(底部IBとの接合面)の開口部1aの
周囲付近に形成された環状凹部1fにつながっている。
さらに載置部IAの裏面で、各微小円形凸部Logの存
在する部分には、大きな輪帯状の凹部1gが同心円に形
成されており、この凹部1gは各微小円形凸部Logの
中心に形成された吸気孔ICとつながっている。
その輪帯状の凹部1gは、内側の環状凹部1fとはつな
がっていない。
一方、底部IBには、輪帯状の凹部1gとつながる孔1
bと、環状凹部1fとつながる孔1dとが形成され、こ
の底部IBと載置部IAとをリークが起こらないように
第2図(B)のように密着して一体化する。
また孔1b、Idは、それぞれ例えば第7図に示したよ
うな吸排気源30及び圧力調節器32へつながれる。
このような構造において、孔1bに約−300mmHg
以上の真空圧を供給すると、凹部1g内を通じて全ての
孔1cに真空圧が供給される。このためウェハWの裏面
は、全ての微小円形凸部Logの上端面(実際には微小
なリング状)に吸着固定される。そして、孔1dを介し
て凹部1fに負圧を供給すると、載置面の凹部11全体
が孔1eを介して減圧される。
本実施例によれば、微小円形凸部Logの径を小さくで
きるため、ウェハ裏面との接触率をかなり小さく押さえ
ることが可能である。また第2図(A)、(B)に示し
たホルダー1でも、真空吸着のための圧力制御、及び吸
着面以外の面を弱く減圧するための圧力制御等は先の第
1実施例で延べた各種方法をそのまま適用し得ることは
言うまでもない。
また本実施例では個々の微小円形凸部10gが単独で局
所的な吸着力を発生するタイプ、所謂吸盤タイプを説明
したが、各吸盤の形状は円形以外に正方形(2〜数■角
)にしてもよい。
以上、本発明の各実施例では、構造上の特徴を活して、
ウェハ裏面と載置面との間に挟み込まれるゴミ粒子をス
タティック(機械的な運動をともなわず)に、除去する
ことが可能である。このことを簡単に説明するが、この
場合、ホルダー1の孔1b、ldには第7図のような強
制的な加減圧手段が接続されているものとする。
まず、ウェハ受渡し昇降機構2の載置面をホルダー1の
載置面よりも上方に突出させた状態で、ウェハWを昇降
機構2の上に保持する。昇降機構2の上面には不図示で
はあるが真空吸着部が形成されている。そして昇降機構
2を降下させつつ、孔1bには高い真空圧(約−300
mat(g)を供給し、孔1dにも比較的に高い真空圧
を同時に供給する。ウェハWが載置面上に接触すると、
孔1b。
又は1dの背圧が急激に低下するので、この変化を検出
して昇降機構2の吸着を中断する。その後昇降機構2は
第1図(B)、又は第2図(B)の位置まで降下して停
止する。
さてこの状態のとき環状凸部10a〜10fの上端面、
又は微小円形凸部10gの上端面とウェハ裏面との間に
ゴミが挟み込まれたものとする。
次に、孔1bと1dのうち、いずれか一方に供給してい
る真空圧を加圧に切り替える。すると挟み込まれたゴミ
粒子のまわりでリーク(空気流)が生じ、ゴミ粒子は真
空圧が加わっている側へ力を受け、移動し得る。このた
めゴミ粒子は凸部10a〜10f、10gの上端面から
凹部側へ排除される。そこで孔1bと1dへ加える真空
圧と加圧とを複数回交互に繰り返すことによって、ウェ
ハ裏面に付着していたゴミ粒子を載置面の凹部に排除す
ることができる。この場合、ウェハ裏面の一部はかなら
ず吸着されていなければならない。
この操作の後、先に説明したように所定の圧力状態に保
持すればよい。従って、このようなゴミ除去を実施する
ことも考えると、各凸部10a〜1Of、Logの接触
面の幅を極力小さくした方が望ましいが、ホルダー1の
製造の容易さも考慮して0.2 ass程度が限度と思
われる。
尚、ホルダー1の載置面の凸部(又は凹部)の高さは0
.1〜0.5 m程度でよ(、またその平面形状も自由
に設定することができる。例えば第1図に示したホルダ
ー形状で、中央に形成した環状凸部10d、IOCを省
略し、環状凸部10bと108の間の広い輪帯状の凹部
に、微小ドツト0.5〜2!ll11程度の円形、また
は矩形)を規則的に所定ピッチで配列した構造にし、そ
の微小ドツトの各上端面を基準平面にしてもよい。この
場合も、環状凸部10bと10eの間の凹部を弱く減圧
すれば、同等の効果を得ることができる。
また吸着固定すべき基板は、角形のガラスプレートでも
よく、この場合、ガラスプレートの外形に合わせてホル
ダーの載置面の形状を作ればよい。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によれば、基板を吸着固定する際、
基板の裏面と載置面との接触率を著しく低減できるため
、ゴミの影響を除去できるとともに、接触率が小さいこ
とによる基板の矯正力不足も十分補うことができ、基板
、特にウェハのたわみ量は、実用上十分に小さく押さえ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図(A)、(B)は本発明の第1の実施例による吸
着装置の構造を示す平面図と断面図、第2図(A)、(
B)は第2の実施例による吸着装置の構造を示す平面図
と断面図、第3図(A)、(B)は従来考えられていた
吸着装置の構造を示す平面図と断面図、第4図、第5図
、第6図は従来考えられていたホルダーと本発明による
ホルダーとの各吸着の様子を模式的に誇張して示す部分
断面図、第7図は強制的な圧力調節手段の構成を示すブ
ロック図、第8図はオリフィスを用いた圧力調節手段を
組み込んだホルダーの構成を示す部分断面図である。 〔主要部分の符号の説明] 1・・・ウェハホルダー、 lb、ld・・・スリーブ状の孔、 1c・・・吸気孔、 1e・・・孔、 10a、10b、10c、10d、10e。 10f・・・環状凸部、 Log・・・微小円形凸部、 11、lla、llb、llc、lid、11e・・・
輪帯状凹部、 30・・・吸排気源、 32・・・圧力調節手段、 40・・・オリフィス

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)平坦化矯正すべき薄い基板の外形と同等、もしく
    はそれよりも小さな形状の載置面を有し、該載置面には
    前記基板の裏面の一部と接触する複数の凸部が形成され
    、該凸部で囲まれた凹部を減圧することにより、前記基
    板の裏面を前記複数の凸部の先端面で規定される基準面
    にならわせて吸着固定する装置において、 前記載置面には、前記基板の裏面の複数の部分領域を減
    圧するために、該部分領域を囲んで閉じた形状の第1の
    凸部が複数形成されており;該第1の凸部で囲まれた内
    側の凹部を雰囲気圧よりも小さい第1の圧力に減圧する
    減圧手段と;前記複数の凸部の外側の凹部を、前記第1
    の圧力と雰囲気圧との間の圧力に調節する圧力調節手段
    とを設けたことを特徴とする基板の吸着装置。
  2. (2)前記第1の凸部で囲まれた内側の凹部で規定され
    る全面積に対して、前記第1の凸部の外側の凹部で規定
    される全面積の方を大きく定めたことを特徴とする請求
    項第1項記載の装置。
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