JPH01317010A - 自動利得制御回路 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔概要〕 例えば、ディジタル多重無線装置の多値直交振幅変調部
に使用される自動利得制御回路に関し、多値直交振幅変
調手段に入力するＩｃｈおよびＱｃｈのベースバンド信
号のレベル差によって生ずる。

受信側符号誤り率の劣化を改善することを目的とし、 増幅手段を介して加えられたＩｃｈおよびＱｃｈのベー
スバンド信号を用いて直交振幅変調手段で直交振幅変調
波を生成する際に、該直交振幅変調手段に入力するＩｃ
ｈおよびＱｃｈのベースバンド信号のレベル差を検出す
るレベル差検出手段を設け、該レベル差検出手段の出力
でいずれか一方の増幅手段の利得を制御して該レベル差
を自動的に０にする様に構成する。

〔産業上の利用分野〕

本発明は９例えばディジタル多重無線装置の多値直交振
幅変調部に使用される自動利得制御回路に関するもので
ある。

近年、ディジタル信号を無線回線で伝送する傾向が増大
するのにともなって２周波数の利用効率を高めるために
１６値直交振幅変調方式（以下、１６ＱＡＭ方弐と省略
する）から５４　ＱＡＭ方式、更に２５６ＱＡＭ方式と
多値化が進んでいる。しかし、多値化が進むにつれて、
直交振幅変調器に入力するＩｃｈおよびＱｃｈのベース
バンド信号のレベル差が受信側の符号誤り率を劣化させ
る。

そこで、このレベル差によって生ずる受信側符号誤り率
の劣化を改善することが必要である。

〔従来の技術〕

第３図は従来例のブロック図、第４図は第３図の動作説
明図を示す。以下、第４図を参照して第３図の動作を説
明する。

先ず、ｍ系列のデータはＩｃｈのディジタル／アナログ
変換器で２６値のアナログ（３号（以下、ベースバンド
信号と云う）に変換され、低域通過形フィルタ１２．可
変減衰器１３．バッファ増幅器１４を通って直交振幅変
調器１９に加えられる。

また、Ｑｃｈのディジタル／アナログ変換器１５に加え
られた別のｍ系列のディジタル信号は、上記と同様に低
域通過形フィルタ１６．可変減衰器１７゜−バッファ増
幅器１８を介して直交振幅変調器１９に加えられるので
、第４図に示す様な信号点配置の２２″’　ＱＡＭ波が
得られる。

ここで、企画センターが昭和６０年３月１日に発行した
。桑原守二監修「ディジタルマイクロ波通信」の９７頁
に第４図に示す様な格子状信号点配置を有するｎ（ｌｉ
ＱＡＭ波（ｎ＝２”とする）の符号誤り率Ｐ、。の近似
式は、最小信号点距離ｄ７がで表されるので。

となる。

ここで、Ａは受信信号の最大振幅、　ｅｒｆｃは誤差補
間数を示す。

上式に示す様に、ｎの値が大きくなって多値化が進む程
、最小信号点距離ｄ７は小さくなり、これにともなって
符号誤り率も劣化する。

さて、ＩｃｈとＱｃｈのベースバンド信号との間にレベ
ル差があると、第４図に示すｄ、が小さくなり、符号誤
り率が劣化する。そこで、これを少なくするためにＩｃ
ｈおよびＱｃｈにランダムデータを加えて両方のレベル
が一致する様に、即ち符号誤り率が最良になる様に可変
減衰器１３．または１７の減衰量を手動で調整して固定
した。

〔発明が解決しようとする課題〕

しかし、Ｉｃｈ側のディジタル／アナログ変換器１１、
低域通過形フィルタ１２．可変減衰器１３及びバッファ
増幅器１４の温度特性と、Ｑｃｈ側のディジタル／アナ
ログ変換器１５．低域通過形フィルタ１６゜可変減衰器
１７及びバッファ増幅器１８の温度特性とは完全には一
致しない。

そこで９周囲温度が変化すると、直交振幅変調器１９に
入力するＩｃｈおよびＱｃｈのベースバンド信号にレベ
ル差が生じ、受信側における符号誤り率が劣化すると云
う問題がある。

本発明は多値直交振幅変調手段に入力するＩｃｈおよび
Ｑｃｈのベースバンド信号のレベル差によって生ずる。

受信側符号誤り率の劣化を改善することを目的とする。

〔課題を解決する為の手段〕

第１図は本発明の原理ブロック図を示す。

図中、４は直交振幅変調手段に入力するＩｃｈおよびＱ
ｃｈのベースバンド信号のレベル差を検出するレベル差
検出手段である。

このレベル差検出手段の出力で直交振幅変調手段５の入
力側に接続されている増幅手段２．３のいずれか一方の
増幅手段の利得を制御して該レベル差を自動的に０にす
る様に構成する。

〔作用〕

本発明は直交振幅変調手段５に人力するＩｃｈおよびＱ
ｃｈのベースバンド信号のレベル差をレベル差検出手段
４で検出し、このレベル差がＯになる様にいずれか一方
の増幅手段の利得を自動的に制御する。これにより、受
信側符号誤り率の劣化が改善される。

〔実施例〕

第２図は本発明の実施例のブロック図を示す。

ここで、低域通過形フィルタ２１．可変減衰器２２゜増
幅器２３は増幅手段２の構成部分、低域通過形フィルタ
３１．減衰器３２．増幅器３３は増幅手段３の構成部分
、バッファ増幅器４１．４４．検波器４２．４５゜積分
器４３．４６および比較器４７はレベル差検出手段４の
構成部分を示す。以下、Ｉｃｈのベースバンド信号のレ
ベルを変化させるとして第２図の動作を説明する。

先ず、入力したＩｃｈおよびＱｃｈのベースバンド信号
は低域通過形フィルタ２１，３１．′＄ｉ衰器２２，３
２．増幅器２３．３３を介して直交振幅変調器５１に加
えられ。

ここで搬送波を多値ＱＡＭ変調して送出する。

この時、直交振幅変調器５１に入力するＩｃｈおよびＱ
ｃｈのベースバンド信号の一部は高入力インピーダンス
のバッファ増幅器４１．４４を介して検波器４２、４５
でそれぞれ検波され、積分器４３．４６で積分された後
、比較器４７で比較されて差分信号が取り出される。

この差分信号はチョークｃｈを介して減衰器２２に加え
られ、差分信号が０になる様に減衰量が自動的に制御さ
れる。そこで、ＩｃｈおよびＱｃｈのベースバンド信号
のレベル差によって生ずる。受信側符号誤り率の劣化が
改善される。

〔発明の効果〕

以上詳細に説明した様に２本発明によれば多値直交振幅
変調器に入力するＩｃｈおよびＱｃｈのベースバンド信
号のレベル差を自動的に０にして受信側符号誤り率の劣
化が改善されると云う効果がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の原理ブロック図、 第２図は本発明の実施例のブロック図、第３図は従来例
のブロック図、 第４図は第３図の動作説明図を示す。 図において、 ２．３は増幅手段、 ４はレベル差検出手段、 ５は直交振幅変調手段を示す。 イ疋泉伊コのフ゛０ソフの 茅　　３　　日 竿　　４　　の

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 増幅手段（２、３）を介して加えられたＩｃｈおよびＱ
   ｃｈのベースバンド信号を用いて直交振幅変調手段（５
   ）で直交振幅変調波を生成する際に、該直交振幅変調手
   段（５）に入力するＩｃｈおよびＱｃｈのベースバンド
   信号のレベル差を検出するレベル差検出手段（４）を設
   け、 該レベル差検出手段の出力でいずれか一方の増幅手段（
   ２、または３）の利得を制御して該レベル差を自動的に
   ０にする様に構成することを特徴とする自動利得制御回
   路。