JPH01314168A - 化粧材およびその製造方法 - Google Patents

化粧材およびその製造方法

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JPH01314168A
JPH01314168A JP63147135A JP14713588A JPH01314168A JP H01314168 A JPH01314168 A JP H01314168A JP 63147135 A JP63147135 A JP 63147135A JP 14713588 A JP14713588 A JP 14713588A JP H01314168 A JPH01314168 A JP H01314168A
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JP
Japan
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layer
synthetic resin
resin layer
ink
decorative material
Prior art date
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Pending
Application number
JP63147135A
Other languages
English (en)
Inventor
Takeshi Shimizu
健史 清水
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
[産業上の利用分野] 本発明は、木目模様をもつ化粧材と、その製造方法に関
する。 [従来の技術] 家屋の壁材や家具などに、木目模様をもった種々の化粧
材が使用されている。 たとえば、薄葉紙に通常の方法
で木目模様を印刷し、表面保護のためにアミノアルキッ
ドまたはウレタン樹脂の塗膜を設けたシート、ポリ塩化
ビニルのフィルムまたは薄葉紙に木目印刷を施し、透明
なポリ塩化ビニルフィルムを積層したシート、紙質基材
に木目模様を印刷し、ポリエステルのフィルムを積層し
たシート、などである。 これらの化粧材は、木目模様をそなえてはいるが、真の
木材とは質感が異なり、模造品の感じを免れることがで
きない。 需要の動向をみると高級品が好まれており、ますます真
の木材に近い感じをもった製品が要望されている。
【発明が解決しようとする課題】
本発明の目的は木目模様をもった化粧材であって真の木
材に近い質感を与えるものを提供することにある。
【課題を解決するための手段】
本発明の化粧材は、基本的には第1図に示すように、基
材(1)上にエンボス加工を施した合成樹脂層(2)お
よび木目絵柄の印刷層(3)を有し、上記エンボスの凹
部に着色インキ(4)を充填してなる。 好ましい態様においては、第2図に示すように、合成樹
脂層の表面に隠蔽ベタ印刷層(6)や表面の保護を兼ね
たツヤ調整層(7)を設ける絵柄印刷層または隠蔽ベタ
印刷層の上に光輝性着色層を設けると、ざらに木材の質
感に近い化粧材が得られる。 紙質基材は、代表的には薄葉紙を使用する。 そのほかに晒または未晒のクラフト紙、上質紙、ラテッ
クス含浸紙、プラスチックファイバーを含む混抄紙、チ
タン紙、リンター紙、板紙、石膏ボード紙などの紙質シ
ートを用いることができる。 本発明の化粧材の製造方法は、第3図にみるように基材
(1)上に合成樹脂の層(2)を設け、木目絵柄の印刷
(3)を施したのちエンボス加工を行なって第4図のよ
うに上記合成樹脂の層へ凹凸を与え、第5図に示すよう
に着色インキ(4)を塗布してワイピングを行なうこと
により、エンボスの凹部(5)にインキを残すことから
なる。 上記の方法の実施に当っては、基材と、適当な剥離性基
材上にツヤ調整層、絵柄印刷層、隠蔽ベタ印刷層を順次
積層したものとを、合成樹脂層の形成と同時に積層して
もよく、あるいはいずれか一方に合成樹脂を積層してお
き、その後、両者を圧着する等の方法を採用することも
可能である。 基材の上に設ける合成樹脂の層は、代表的にはポリエチ
レンなどのポリオレフィン樹脂で形成するが、それ以外
に熱可塑性樹脂や熱硬化性樹脂から選択したものを用い
てもよい。 合成樹脂の層の形成には、使用する合成樹
脂の物性に合わせて、エクストルージョンそのほかの塗
布手段を選択する。 合成樹脂層の厚さは、エンボスに
より深みを出すという目的を達するためには5μ以上必
要であり、好ましくは20μ以上、5#1I11以下と
する。 木目絵柄の印刷層および必要に応じて設ける隠蔽ベタ印
刷層を形成するインキまたは塗料組成物としては、ビヒ
クルに顔料または染料である着色剤、可塑剤、安定剤、
その他の添加剤、溶剤または希釈剤を混練してなるもの
を用いる。 ビヒクルとして適当な材料は、ニトロセル
ロース等のセルロース誘導体、スチレン樹脂、アクリル
樹脂、ロジン、ロジンエステル樹脂、ポリ酢酸ビニル、
ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリウレタン、ブチラ
ール樹脂などである。 エンボスは、木目らしざをあられすようヘアライン状な
どの線状とし、とくに木目の導管溝を表現したものが好
適である。 エンボス加工によって設けた凹部への着色インキの充填
は、ドクターブレードまたはロールを用いたワイピング
法で行なう。 ここで使用する着色インキは、ウレタン
樹脂、アクリル樹脂、ボリエステルそのほか常用のビヒ
クルに顔料を加えたものである。 二液硬化型の、密着
性、耐溶剤性の良好なものが好ましい。 ツヤ調整層は、適量のツヤ調整剤を適宜のビヒクルに分
散させた塗料を塗布することにより形成する。 ビヒク
ルとしては、熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線硬化
性樹脂または電子線性硬化樹脂のいずれの樹脂も使用で
きる。 ツヤ調整層は、異なるツヤ消し度の塗料を2種
以上組み合わせて形成することもできる。 ツヤ調整層
を下の絵柄模様と同調するパターン状に設けると、視覚
的な立体感が増す。 前記したように、所望により隠蔽ベタ印刷層または絵柄
印刷層上に、光輝性着色層を設ける。 これは、いわゆる木材の「照り」を再現して質感を高め
る。 光輝性着色層を形成する顔料の例は、(イ)パー
ル顔料、(ロ)金属粉、(ハ)蒸着されたプラスチック
フィルムの破片である。
【作 用】
紙質シートを基材とし、その上に合成樹脂層を設け、木
目模様を印刷したのち、エンボス加工をするという手順
に従えば、所望の効果をもった印刷が容易にできる。 
エンボスにより与えた凹部に着色インキをワイピング法
で充填することによって木目導管部に似せた外観が得ら
れ、上記した印刷とあいまって、真の木目を思わせる模
様が実現する。 ツヤ調整層が光輝性着色層は、このような効果を助けて
、いっそう天然木に近い質感を出すのに役立つ。 プラスチックフィルムを基材に用いた化粧材は、熱によ
り絵柄が変形することがあったが、紙質シートを基材に
使用した本発明の化粧材には、その心配がない。
【実 施 例】
下記の配合の隠蔽ベタ印刷用インキを調製した。 (「部]はいずれも重量部である。) ニトロセルロース樹脂      20部二酸化チタン
          60部酢酸エチル       
     8部トルエン             8
部イソプロピルアルコール      4部合計100
部 下記の配合の光輝性着色用インキを調整した。 ニトロセルロース樹脂      30部パール顔料 
          20部ジオクチルフタレート  
     5部微粉無水ケイM          1
部酢酸エチル           18部トルエン 
           18部イソプロピルアルコール
      8部合計100部 下記の配合の絵柄印刷用インキを調整した。 ニトロセルロース樹脂      15部顔料    
           5部酢酸エチル       
     8部トルエン             8
部イソプロピルアルコール      4部合計40部 下記の配合のツヤ調整用塗料を用意した。 アクリルポリオール樹脂    100部キシレンジイ
ソシアネート    30部マイクロシリカ     
     3部酢酸エチル           30
部トルエン            30部合計293
部 坪ff140g/mの薄葉紙に、高密度ポリエチレン「
ミランン14」 (三井ポリケミカル)を50μの厚さ
にコートした。 ポリエチレン層の表面をコロナ放電処
理して「ぬれ指数」を38 dyne/d以上に高め、
基材とした。 この基材のコロナ放電処理面に上記の隠蔽ベタ印刷用イ
ンキを印刷し、その上に上記の光輝性着色用インキでグ
ラビアベタ印刷をした。 次に、上記の絵柄印刷用イン
キでオークの模様をグラビア印刷した。 このようにして得られた印刷紙を120℃に加熱してポ
リエチレン層を軟化させ、表面温度20℃のヘアライン
状エンボスロール(幅方向ピッチ100〜200μ)に
かけ、オークの木目模様の繊維方向にヘアラインの方向
を一致させてエンボスを行なった。 ついで、エンボス模様を有する表面に着色インキrW−
141J  (昭和インキ)を塗布してワイピングを行
ない、ざらにその上に上記のツヤ調整用塗料を版深60
μのグラビアロールで塗布した。 このようにして)qだ本発明の化粧材を、酢酸ビニル系
接着剤rAc315J  (中央理化)を用いて、厚さ
4mの合板に貼った。 得られた化粧板は、天然木を切り出した板材と(らべて
遜色のないものであった。 【発明の効果] 本発明の化粧材は、天然木の木目によく似た外観をもつ
ことはすでに述べたとおりである。 適切なエンボス加
工と表面塗装の選択により、手ざわりも木材のそれに近
くできる。 本発明の化粧材の製造は、既知の技術に従えばよく、特
殊な装置や材料を必要としない。 材料も安価なので、
本発明の化粧材は低価格で提供することができる。 本発明の化粧材を家屋の内装や建具、家具などの製造に
使用すれば、高級感のあるものが低コストで得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、本発明の化粧材の基本的な態様を示す模式的
断面図である。 第2図は、本発明の化粧材の好ましい態様を示す同様な
断面図である。 第3図、第4図および第5図は、本発明の化粧材の製造
方法の工程を説明する、上記と対応する断面図である。 1・・・基 材      2・・・合成樹脂層3・・
・木目絵柄の印刷層 4・・・着色インキ5・・・凹 
部      6・・・隠蔽ベタ印刷層7・・・ツヤ調
整層 特許出願人   大日本印刷株式会社 代理人  弁理士  須 賀 総 夫 第1図 第2図 第3図 第5図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)紙質基材上にエンボス加工を施した合成樹脂層お
    よび木目絵柄の印刷層を有し、上記エンボスの凹部に着
    色インキを充填してなる化粧材。
  2. (2)合成樹脂層の表面に隠蔽ベタ印刷層を設けた上か
    ら木目絵柄の印刷をしてなる請求項1に記載の化粧材。
  3. (3)表面にツヤ調整層を設けた請求項1または2に記
    載の化粧材。
  4. (4)絵柄印刷層または隠蔽ベタ印刷層の上に光輝性着
    色層を設けた請求項1ないし3のいずれかに記載の化粧
    材。
  5. (5)紙質基材上に合成樹脂の層を設け、木目絵柄の印
    刷を施したのちエンボス加工を行なつて上記合成樹脂の
    層に凹凸を与え、着色インキを塗布しワイピングを行な
    つて凹部にインキを残すことからなる化粧材の製造方法
JP63147135A 1988-06-15 1988-06-15 化粧材およびその製造方法 Pending JPH01314168A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007098592A (ja) * 2005-09-30 2007-04-19 Dainippon Printing Co Ltd 化粧材
JP2007181986A (ja) * 2006-01-06 2007-07-19 Seiren Co Ltd シート材およびその製造方法
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JPS59136257A (ja) * 1983-01-25 1984-08-04 ヤマハ株式会社 化粧合板の製法
JPS61293854A (ja) * 1985-06-21 1986-12-24 大日本印刷株式会社 化粧材

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