JPH01306693A - パルプスラリーの脱水促進剤および脱水促進方法 - Google Patents
パルプスラリーの脱水促進剤および脱水促進方法Info
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- JPH01306693A JPH01306693A JP13046588A JP13046588A JPH01306693A JP H01306693 A JPH01306693 A JP H01306693A JP 13046588 A JP13046588 A JP 13046588A JP 13046588 A JP13046588 A JP 13046588A JP H01306693 A JPH01306693 A JP H01306693A
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- Paper (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
Ａ、産業上の利用分野
本発明は各種パルプの製造工程におけるパルプスラリー
の脱水促進剤および促進方法に関するも・のである。
の脱水促進剤および促進方法に関するも・のである。
Ｂ、従来の技術
パルプ製造工程では、洗浄、Ｓ縮ならびにバルブシート
の製造等を目的として数多ぐのフィルターが設置されて
いる。この場合、パルプスラリーの脱水性が不良である
と、洗浄性が低下し、例えば漂白工程フィルターに於い
ては、漂白薬品コストの増大や加温用スチームコストの
増大の他、工程水中のピッチ等のデポ・ジット形成物質
を後工程に持ち出し深刻なピッチ問題を誘起する。この
他。
の製造等を目的として数多ぐのフィルターが設置されて
いる。この場合、パルプスラリーの脱水性が不良である
と、洗浄性が低下し、例えば漂白工程フィルターに於い
ては、漂白薬品コストの増大や加温用スチームコストの
増大の他、工程水中のピッチ等のデポ・ジット形成物質
を後工程に持ち出し深刻なピッチ問題を誘起する。この
他。
パルプスラリーの脱水不良は、しばしばパルプ生産能力
を制限する重要な因子となり１例えばバルブシート製造
マシンでの脱水不良は、プレスパートでの耳砕けによる
シート切れを生じ、生産性を著しく低下せしめるのみな
らず、シート水分上昇による規格外品の発生や、乾燥設
備な有する場合はスチーム使用量の増大につながる。
を制限する重要な因子となり１例えばバルブシート製造
マシンでの脱水不良は、プレスパートでの耳砕けによる
シート切れを生じ、生産性を著しく低下せしめるのみな
らず、シート水分上昇による規格外品の発生や、乾燥設
備な有する場合はスチーム使用量の増大につながる。
上記の様な理由により、パルプスラリーの脱水性を向上
する有効な方法が切望されてきたわけであるが１紙製造
工程で脱水性向上剤として用いられるカチオン性の高分
子凝結剤や凝集剤、例えばポリエチレンイミン類、ポリ
アミドポリアミン類、ポリアミン類、アクリルアミド系
重合物等は、パルプ製造工程のパルプに対しては効果が
ないが。
する有効な方法が切望されてきたわけであるが１紙製造
工程で脱水性向上剤として用いられるカチオン性の高分
子凝結剤や凝集剤、例えばポリエチレンイミン類、ポリ
アミドポリアミン類、ポリアミン類、アクリルアミド系
重合物等は、パルプ製造工程のパルプに対しては効果が
ないが。
もしくはわずかな効果しか示さない。この理由はパルプ
製造工程に於いてはパルプ繊維が未叩解もしくはわずか
な叩解しかなされず、従ってパルプ繊維のフィブリル化
、微細化がほとんど生じていない粗い繊維状態にあるた
めと考えられる。即ち紙製造工程で用いられる上記の如
き高分子凝結剤や凝集剤の主たる作用機構は（Ｉ）繊維
表面に微細繊維を凝集させ、通水性が高まる（２）電荷
の中和によって繊維表面上の２イプリルがもたれかかり
、水力学的表面積が減少する等によるものとされている
が、パルプ製造工程のパルプ繊維については微細繊維や
フィブリルという作用対象がないことが有効な作用を発
揮しない理由である。また、これらの高分子凝結剤や凝
集剤は粗大繊維に対するブロック化作用は、繊維の剛直
性、繊維間距離が大であること等の理由により期待出来
ないことも理由の一つである。
製造工程に於いてはパルプ繊維が未叩解もしくはわずか
な叩解しかなされず、従ってパルプ繊維のフィブリル化
、微細化がほとんど生じていない粗い繊維状態にあるた
めと考えられる。即ち紙製造工程で用いられる上記の如
き高分子凝結剤や凝集剤の主たる作用機構は（Ｉ）繊維
表面に微細繊維を凝集させ、通水性が高まる（２）電荷
の中和によって繊維表面上の２イプリルがもたれかかり
、水力学的表面積が減少する等によるものとされている
が、パルプ製造工程のパルプ繊維については微細繊維や
フィブリルという作用対象がないことが有効な作用を発
揮しない理由である。また、これらの高分子凝結剤や凝
集剤は粗大繊維に対するブロック化作用は、繊維の剛直
性、繊維間距離が大であること等の理由により期待出来
ないことも理由の一つである。
Ｃ１発明の目的
本発明の目的は、前記未解決の諸問題を解決することに
ある。本発明者らはパルプスラリーの脱水性を経済的な
方法を用いて促進し、それによってパルプ製造のユーテ
ィリティ所要量を削減し。
ある。本発明者らはパルプスラリーの脱水性を経済的な
方法を用いて促進し、それによってパルプ製造のユーテ
ィリティ所要量を削減し。
ピッチ等の生成を防止し、ひいては生産性とパルプ品質
の向上ビスるために、理論と実験に基づいて鋭意研究２
重ねた結果１本発明を完成するに至った。
の向上ビスるために、理論と実験に基づいて鋭意研究２
重ねた結果１本発明を完成するに至った。
Ｄ１発明の構成
本発明のパルプスラリーの脱水促進剤は、下記の一般式
（Ｉ）の化合物： Ｒ−０（−Ｃ，Ｈ，Ｏ）ｎＨ・・・−曲＝−ＣＩ ）？
有効成分として構成され、同じく脱水促進方法は、パル
プスラリー用フィルターの上流側の工程中に前記−形成
（Ｉ）の化合物を添加することによって構成される。
（Ｉ）の化合物： Ｒ−０（−Ｃ，Ｈ，Ｏ）ｎＨ・・・−曲＝−ＣＩ ）？
有効成分として構成され、同じく脱水促進方法は、パル
プスラリー用フィルターの上流側の工程中に前記−形成
（Ｉ）の化合物を添加することによって構成される。
本発明のパルプスラリー脱水促進剤の添加量はパルプの
種類、スラリー特性（温度ｐＨ等）フィルターの特性等
により異なるが１通常パルプ絶乾重全に対し、５０〜８
００ ｐｐｍ程度が好ましい。
種類、スラリー特性（温度ｐＨ等）フィルターの特性等
により異なるが１通常パルプ絶乾重全に対し、５０〜８
００ ｐｐｍ程度が好ましい。
添加場所としては、フィルターの手前でがっパルプスラ
リー中に十分混合され得る場所が好ましい。
リー中に十分混合され得る場所が好ましい。
尚、本発明の目的達成を阻害しない限り、他の任意の成
分１例えば溶剤等を併用しても差支えないＯ 次に実施例をあげて、本発明を更に詳しく説明する。
分１例えば溶剤等を併用しても差支えないＯ 次に実施例をあげて、本発明を更に詳しく説明する。
Ｅ、実施例
某りラフト工場塩素漂白段フィルターバットより採取し
たパルプスラリー（パルプ濃１１１．７％）を用い１本
発明の脱水促進剤ならびに比較参考品について脱水効果
を調べた。結果を第１表に示す。
たパルプスラリー（パルプ濃１１１．７％）を用い１本
発明の脱水促進剤ならびに比較参考品について脱水効果
を調べた。結果を第１表に示す。
表中実験Ｎ０１１〜４は本発明該当品であり、５〜８は
比較例である。尚、脱水試験装置試験条件等は下記の通
りであり、得られた脱水後のバルブシート中のパルプ農
産は下式によって算出した。
比較例である。尚、脱水試験装置試験条件等は下記の通
りであり、得られた脱水後のバルブシート中のパルプ農
産は下式によって算出した。
Ｏ脱水試験装置
官本製作所製減圧脱水装置（ＭＯＤＥＬ ＶＲ−２２）
にプラスチックワイヤーを張ったブフナーロー）Ｙ接続
して使用した。
にプラスチックワイヤーを張ったブフナーロー）Ｙ接続
して使用した。
Ｏ脱水試験条件
減圧度 １０ｃｍＨｇ （ｐ過脱水時間 ３０秒スラ
リー温度 ５０℃ 第工表 〔実施例２〕 円網式パルプマシンによりＵＫＰバルブシートを製造中
の基パルプ工場において設計値１８０トン／日のところ
２００トン／日の生産ヲ行なっていたが、脱水性不良に
よるプレスパートでの耳砕けのため、シート切れが多発
し、生産性の低下が生ニて＾た。
リー温度 ５０℃ 第工表 〔実施例２〕 円網式パルプマシンによりＵＫＰバルブシートを製造中
の基パルプ工場において設計値１８０トン／日のところ
２００トン／日の生産ヲ行なっていたが、脱水性不良に
よるプレスパートでの耳砕けのため、シート切れが多発
し、生産性の低下が生ニて＾た。
円網バット手前のレベルボックスに実施例１の実験Ｎｏ
、３．４に該当する化合物？絶乾バルブトン当り５００
ｐｐｍ添加したところ、添加直後より脱水性向上効果
によって円網バットレベルの低下が認められるとともに
、それまで多発していたプレスパートでの耳砕けによる
シート切れが皆無となった。さらに生産量を２３０トン
／日に増大しても、安定操業が可能であることが確認さ
れ、しかも最終のバルブシート製品水分の上昇も生じな
かった。
、３．４に該当する化合物？絶乾バルブトン当り５００
ｐｐｍ添加したところ、添加直後より脱水性向上効果
によって円網バットレベルの低下が認められるとともに
、それまで多発していたプレスパートでの耳砕けによる
シート切れが皆無となった。さらに生産量を２３０トン
／日に増大しても、安定操業が可能であることが確認さ
れ、しかも最終のバルブシート製品水分の上昇も生じな
かった。
Ｆ０発明の効果
本発明のバルブスラリーの脱水促進剤および脱水促進方
法によれば、パルプスラリーの脱水性向上、ユーティリ
ティー所要量の低減、ピッチトラブル等の防止が安全な
薬品と簡単な方法によって費用効果的に達成されるのみ
ならず、バルブ生産性の増大と最終パルプ製品の品質改
善に著しい効果を奏するものである。
法によれば、パルプスラリーの脱水性向上、ユーティリ
ティー所要量の低減、ピッチトラブル等の防止が安全な
薬品と簡単な方法によって費用効果的に達成されるのみ
ならず、バルブ生産性の増大と最終パルプ製品の品質改
善に著しい効果を奏するものである。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １、下記の一般式（ I ）の化合物を有効成分として含
有することを特徴とするパルプスラリーの脱水促進剤。 Ｒ−Ｏ■Ｃ＿２Ｈ＿４Ｏ）＿ｎＨ……………（ I ） ［式中Ｒは炭素数８〜２２のアルキル基又はアルケニル
基を、ｎは１〜４の整数を表わす。］ ２、パルプスラリー用フィルターの上流側の工程中に第
１請求項記載の化合物を添加することを特徴とする該パ
ルプスラリーの脱水性を促進する方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13046588A JPH01306693A (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | パルプスラリーの脱水促進剤および脱水促進方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP13046588A JPH01306693A (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | パルプスラリーの脱水促進剤および脱水促進方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01306693A true JPH01306693A (ja) | 1989-12-11 |
Family
ID=15034889
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP13046588A Pending JPH01306693A (ja) | 1988-05-30 | 1988-05-30 | パルプスラリーの脱水促進剤および脱水促進方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01306693A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998003730A1 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-01-29 | Kao Corporation | Agents gonflants pour papier, feuilles de papier a fort gonflement et leur procede de production |
| JP2002294577A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Hakuto Co Ltd | 石灰泥の脱水促進剤 |
| JP2004183124A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙の製造方法及び抄紙 |
| WO2021111698A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 栗田工業株式会社 | パルプシートの製造方法及びパルプスラリー用脱水向上剤 |
-
1988
- 1988-05-30 JP JP13046588A patent/JPH01306693A/ja active Pending
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO1998003730A1 (fr) * | 1996-07-18 | 1998-01-29 | Kao Corporation | Agents gonflants pour papier, feuilles de papier a fort gonflement et leur procede de production |
| EP0930394A1 (en) * | 1996-07-18 | 1999-07-21 | Kao Corporation | Bulking agents for paper, high-bulkiness pulp sheets, and process for the production of the sheets |
| EP0930394A4 (en) * | 1996-07-18 | 2000-05-31 | Kao Corp | VOLUMINOUS CELLULAR RAIL AND METHOD FOR THEIR PRODUCTION |
| US6273995B1 (en) | 1996-07-18 | 2001-08-14 | Kao Corporation | Paper bulking promoter, highly bulky pulp sheet, and process for producing the pulp sheet |
| JP2002294577A (ja) * | 2001-03-30 | 2002-10-09 | Hakuto Co Ltd | 石灰泥の脱水促進剤 |
| JP4575615B2 (ja) * | 2001-03-30 | 2010-11-04 | 伯東株式会社 | 石灰泥の脱水促進剤 |
| JP2004183124A (ja) * | 2002-12-02 | 2004-07-02 | Takemoto Oil & Fat Co Ltd | 抄紙用合成繊維処理剤、抄紙の製造方法及び抄紙 |
| WO2021111698A1 (ja) * | 2019-12-03 | 2021-06-10 | 栗田工業株式会社 | パルプシートの製造方法及びパルプスラリー用脱水向上剤 |
| KR20220103091A (ko) * | 2019-12-03 | 2022-07-21 | 쿠리타 고교 가부시키가이샤 | 펄프시트의 제조방법 및 펄프 슬러리용 탈수향상제 |
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