JPH01306534A - 細線用銅合金導体 - Google Patents

細線用銅合金導体

Info

Publication number
JPH01306534A
JPH01306534A JP13418688A JP13418688A JPH01306534A JP H01306534 A JPH01306534 A JP H01306534A JP 13418688 A JP13418688 A JP 13418688A JP 13418688 A JP13418688 A JP 13418688A JP H01306534 A JPH01306534 A JP H01306534A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
conductor
weight
copper alloy
alloy conductor
thin wire
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP13418688A
Other languages
English (en)
Inventor
Akitake Moriya
森谷 晃毅
Toshihiro Fujino
年弘 藤野
Yasuhito Taki
滝 康仁
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP13418688A priority Critical patent/JPH01306534A/ja
Publication of JPH01306534A publication Critical patent/JPH01306534A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Conductive Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野1 本発明は、銅合金導体に係り、特に例えば電子機器内配
線用電線の導体として用いるに適しており、細線におい
て高延性を有し、高強度で、電気的特性において高導電
性を有することのできる細線用鋼合金導体に関する。 (従来の技術1 一般に、近年の電子機器は、衛星用ロケット。 高音速ジェット機、自動車、各種通信機器、家庭製品と
いうようにあらゆるものに使われている。 この電子機器の小型化に伴い電子機器内の電線の配線ス
ペースが極力小さくなり、このため、最近では、電子機
器内配線用電線の細線化の要請が強くなっている。 ところが、電子機器内配線用電線を細線化すると、電子
機器の製造過程において導体が引張り及び曲げを受ける
ことから、その製造過程においてしばしば断線を引き起
こして作業効率を著しく低下させる原因となっている。 また、この電子機器内の配線にあたっては、配線作業上
、配線用の軟鋼線又は銅合金線に対して機械的な外力を
与えるような圧着接続や、加熱を与えるようなろう付に
よる接続が行なわれる。このため、導体をm純にMBa
化して電子機器内配線用電線の導体に用いた場合に、接
続部の機械的強度が低下し信頼性の乏しいものになって
しまうという問題がある。さらに、ロボット用ケーブル
の導体として用いた場合、ロボット用ケーブルの導体は
、作業中に繰返曲げ及び繰返引張を受けるため、断線し
易くなっておリ、導体が断線して生産効率を著しく低下
させることになる。 このように電子機器内配線用電線の導体を単純に細線化
すると、外的な機械的負荷に対し強度低下を来たしてし
まい、使用に適さなくなる恐、れがある。 そこで、電線を細線化するために導体外径を小さくして
も機械的強度を確保できる硬銅線が検討されたが、硬銅
線は材質的に伸びが著しく小さいため、端子間を圧着接
合しても、外力による機械的負荷が接合部に加わると、
この接合部が損偏してしまうというように端子圧着箇所
が機械的な弱点部となり外的負荷によって断線を生じや
すく信頼性に乏しいという結果を招来している。また、
従来の如き軟鋼線にあっては、導体外径を小さくすると
機械的強度が低下する。   −このような事情から、
近年、導体外径を小さくしても、機械的強度を充分確保
できる高強度で良好な導電性を有する銅合金としてCu
−CL−合金が、あるいは耐熱性を改善したCu−Cr
−7,r合会が、また、疲れ性質を改善したCu−Cr
−Mg合金が、さらには低コス1−化を図ったCu−F
e−P合金が細線用銅合金導体として電子機器内配線用
電線の導体に用いられている。 [発明が解決しようとする課題1 しかしながら、これら従来の銅合金にあっては、高い引
張強度を有し、かつ高い導電性と高い延性とを兼ね備え
たものがなく、細線用銅合金導体として満足しうるちの
が得られていない。従来の銅合金の如く銅に第2.第3
の元素を添加し、加工・熱処理を行なうことによって高
い引張強度は得られるが導電性及び延性を損なっている
。また、これら従来の銅合金は、高い導電性及び高い延
性を得るために熱処理を行なうと、引張強度の低下をき
たす結果となっている。 すなわち、Cu −F e −P合金においては、F 
e −P化合物を分散析出させる事により導電性及び引
張強さを向上させようというものであるか、耐熱性に乏
しく、加熱により引張強度の大幅な低下が避けられない
という問題点を有している。 また、Cu−Cr合金、及びCuCr−Zr合金におい
ては、Cr粒子の析出、あるいは、また、Cu−Zr化
合物の析出のため耐熱性がFe−Pを含む銅合金に比べ
ると改善されているが、引張強さが低く、また延性も少
なく、また、Cu−Cr−Mg合金においては、疲れ性
質は改善されているが耐熱性が低く、細線用銅合金導体
として充分満足する性能に至っていない。 本発明は、電子機器内配線用電線等導体として用いるに
適しており、細線において高延性を有し、高強度で、か
つ電気的特性において高導電性を有することのできる細
線用銅合金導体を提供することを目的としている。 [課題を解決するための手段] 上記目的を達成するために1本発明の細線用銅合金導体
においては、Crを0.3〜0.6重量%、Zrを0.
1〜0.3重量%、Mgを0.05〜0.2重量%、ミ
ツシュメタルを0.J〜0゜3重量%を含有し、上記C
u以外の添加元素の総合計を0.6〜1.4重量%で、
残部を基本的にCuによって構成したものである。 本発明において、添加元素のクロム(Cr)は銅マトリ
ックスに微細粒子で析出し強度を高める作用を有してい
る。そして、このCrの含有量を0.3〜0.6重量%
としたのは、Crの含有量が0.3重量%未満では、充
分な機械的強度が得られず、また、Crの含有量が0.
6重量%を超えて多いと他の性能(導電性)が得られな
いからである。また1本発明において、添加元素のジル
コニウム(Zr)は、Cu−Zrの微細な析出物が転位
線上に析出することから耐熱性の向上を図る作用を有し
ている。そして、このZrの含有量をO,1〜0.3重
量%としたのは、Zrの含有量が0.1重量%未満では
、充分な耐熱性が得られず、Zrの含有量が0.3重量
%を超えて多いと他の性能(延性、導電性)を損ない、
その割には耐熱性の向上が少ないからである。また1本
発明において、添加元素のマグネシウム(Mg)はクロ
ム銅における粒界空洞を少なくすることにより疲れ性質
を改善する作用を有している。そして、このMgの含有
量を0.05〜0.2重量%とじたのは、Mgの含有量
が0.05重量%未満では。 充分な効果が得られず、Mgの含有量が0.2重量%を
超えて多いと他の性能(導電性)を損なうからである。 さらに、本発明において、添加元素のミツシュメタル(
MM)は合金の清浄化を行なうことによりCrの時効硬
化性、Zrの耐熱性、Mgの耐疲労性への効果を強化さ
せる作用を有している。このミツシュメタルの含有量を
0.1〜0.3重量%としたのは、ミツシュメタルの含
有量が0.1重量%未満ではCrの時効硬化性、Zrの
耐熱性、Mgの耐疲労性の効果強化作用の効果が得られ
ず、ミツシュメタルの含有量が0.3重量%を超えても
添加量の割にその作用効果が少なく、また、コスト高に
なるからである。 そして、本発明において、Cuに添加されるCr、Zr
、Mg、ミツシュメタルの添加元素の含有量総計を0.
6〜1.4重量%とじたのは。 これら添加元素の含有量総計を0.6重量%未満とした
のでは高強度が得られない結果となり、これら添加元素
の含有量総計を1.4重量%を超えて添加すると、導電
率の低下をきたしてしまうからである。 そして、このCuに添加されるCr、 Zr、 Mg、
ミツシュメタルの添加元素の含有量総計を0.6〜1.
4重量%とすると、高導電性、高強度として細物用電線
及びリードフレーム等で求められている導電率80%l
5CS以上、引っ張り強さ55〜65kg/−という優
れた性能の細線用銅合金導体を得ることができる。
【作用】
上記のように構成された細線用鋼合金導体を用いると、
硬銅を超えた引張強さを有し、導電率は、硬銅よりはや
や低下するも80%lAC3以、1−を得ることができ
る。 また、上記のように構成された細線用銅合金導体を用い
ると、伸びは、軟鋼より小さくなるが、硬銅に比して9
倍の伸びを有しておることから、軟鋼と同等の屈曲性を
得ることができる。 そして、上記した理由から本発明のように構成された細
線用鋼合金導体を電子機器内配線用電線等として用いた
場合に、電子機器内配線用電線の導体に適した特性を得
ることができ、導体外径の小径化に対する機械的強度の
確保と端子圧着箇所及びろう付箇所での強度の確保及び
屈曲による断線を減少させることができる。 以上の点から明確なように、上記のように構成された細
線用銅合金導体を例えばロケッ1〜推進用の電子機器の
配線用電線等として用いた場合に、高強度で、しかも電
気的特性において高導電性を有し、かつ導線の小径化が
行なわれ、電子機器を小型化する方向に作用する。 (実施例1 以下、本発明の実施例について説明する。 本発明の実施例として、電気炉にて、不活性ガス(例え
ば、アルゴンガス)雰囲気中、木炭被覆下で電気銅地金
を溶解し、これにCu−Cr、Cu−Zrを母合金の形
態で、さらにMg、ミツシュメタルを添加し、第1表に
示す如き組成にした後、均一な溶湯を得、これを、20
φX 3001rn長のグラファイト製鋳型に鋳込み、
鋳塊を鋳造した。 この鋳塊表面を固剤した後、冷間圧延、伸線した後、溶
体化処理を行ない、伸線して↓、0IIIIlφとする
。さらに不活性ガス雰囲気中で時効処理を行ない、引張
強さ、伸び、導電率、を測定した。比較例も同様である
。また、細線性も良好であることが確認された。 (シ゛スT #θ ) 第1表の実施例と比較例との比較から明らかな如く、本
発明によると、添加元素のCrの銅マトリックスに微細
粒子で析出する作用により機械的強度を高めることがで
きる。また、添加元素のZrによってCu−Zrの微細
な析出物の転位線上への析出により、耐熱性の向上を図
ることができる。また、添加元素のMgによって、クロ
ム銅における粒界空洞を少なくすることができ、疲れ性
質を改善することができる。さらに、添加元素のミノシ
ュメタルによって、合金の清浄化を行ない、Crの時効
硬化性、Zrの耐熱性、Mgの耐疲労性の効果を強化す
ることができる。
【発明の効果】
以上説明したように、本発明によれば、硬銅以上の引張
強さを有し、導電率は、硬銅よりはやや低下するも80
%lAC3以上を得ることができる。また、本発明によ
れば、伸びは、軟鋼より小さくなるが、硬銅に比して9
倍の伸びを有しており、軟鋼と同等の屈曲性を得ること
ができる。 これに基づき本発明によれば、細線用鋼合金導体を電子
機器内配線用電線等として用いた場合に、電子機器内配
線用電線の導体に適した特性を得ることができ、導体外
径の小径化に対する機械的強度の確保と端子圧着箇所及
びろう付箇所での強度の確保及び屈曲による断線の減少
をさせることができる。また、電子機器内配線用電線の
導体、半導体のリード材等として用いるのに好適である

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)Crを0.3〜0.6重量%、Zrを0.1〜0
    .3重量%、Mgを0.05〜0.2重量%、ミッシュ
    メタルを0.1〜0.3重量%を含有し、上記Cu以外
    の添加元素は、その総合計が0.6〜1.4重量%で、
    残部が基本的にCuからなる細線用銅合金導体。
JP13418688A 1988-05-31 1988-05-31 細線用銅合金導体 Pending JPH01306534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13418688A JPH01306534A (ja) 1988-05-31 1988-05-31 細線用銅合金導体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP13418688A JPH01306534A (ja) 1988-05-31 1988-05-31 細線用銅合金導体

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01306534A true JPH01306534A (ja) 1989-12-11

Family

ID=15122450

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP13418688A Pending JPH01306534A (ja) 1988-05-31 1988-05-31 細線用銅合金導体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01306534A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04214829A (ja) * 1990-11-30 1992-08-05 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 高力高導電性銅合金細線の製造方法    

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193233A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Toshiba Corp 銅合金
JPS6270540A (ja) * 1985-09-20 1987-04-01 Mitsubishi Metal Corp 半導体装置用Cu合金リ−ド素材
JPS63109130A (ja) * 1986-10-23 1988-05-13 Furukawa Electric Co Ltd:The 電子機器用銅合金

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59193233A (ja) * 1983-04-15 1984-11-01 Toshiba Corp 銅合金
JPS6270540A (ja) * 1985-09-20 1987-04-01 Mitsubishi Metal Corp 半導体装置用Cu合金リ−ド素材
JPS63109130A (ja) * 1986-10-23 1988-05-13 Furukawa Electric Co Ltd:The 電子機器用銅合金

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH04214829A (ja) * 1990-11-30 1992-08-05 Tatsuta Electric Wire & Cable Co Ltd 高力高導電性銅合金細線の製造方法    

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1973120B1 (en) Electrical wire conductor for wiring, electrical wire for wiring, and their production methods
JP5186739B2 (ja) 導電用アルミニウム合金配線材料及びそれを用いた配線材
JP3383615B2 (ja) 電子材料用銅合金及びその製造方法
JP2661462B2 (ja) 繰り返し曲げ性にすぐれた直経:0.1mm以下のCu合金極細線
JP2004315940A (ja) Cu−Ni−Si合金およびその製造方法
JP2516622B2 (ja) 電子電気機器用銅合金とその製造法
JP4762701B2 (ja) 配線用電線導体およびそれを用いた配線用電線
EP0460454B1 (en) High-tensile copper alloy for current conduction having superior flexibility
JPS6160846A (ja) 半導体装置用銅合金リ−ド材
JPH0352523B2 (ja)
JPH01306534A (ja) 細線用銅合金導体
JP4615794B2 (ja) コネクター用銅基合金板の製造方法
JP2594250B2 (ja) コネクタ用銅基合金およびその製造法
JP3302840B2 (ja) 伸び特性及び屈曲特性に優れた導電用高力銅合金、及びその製造方法
JP2514926B2 (ja) はんだ接合強度に優れた電子機器用銅合金とその製造法
JP2743342B2 (ja) コネクタ用銅基合金およびその製造法
JP3333654B2 (ja) 伸び特性及び屈曲特性に優れた導電用高力銅合金、及びその製造方法
JP3275506B2 (ja) 自動車用電線およびその製造方法
JP2594249B2 (ja) コネクタ用銅基合金およびその製造方法
JPH0575812B2 (ja)
JPS64449B2 (ja)
JPH06158201A (ja) 高力高導電性銅合金
JP2576853B2 (ja) はんだ接合強度に優れた電子機器用銅合金とその製造法
JPS6256218B2 (ja)
JPH0816255B2 (ja) 電子機器用銅合金