JPH01305764A - 密着型原稿読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ファクシミリ装置などに用いられる密着型
原稿読取装置に関し、特に、−次元イメージセンサと等
倍光学系それに線状光源としての発光ダイオード（ＬＥ
Ｄ）アレーを含んだユニット構造部分に関する。

従来の技術 密着型の原稿読取装置については例えば「日経メカニカ
ルＪ　１９８６年１２月１日号７１〜７８頁に詳しく開
示されている。この種の装置の代表的な構成を第３図に
示している。

第３図において、原稿１は送りローラ２によってセンサ
基台３の下部を矢印のように送給される。

センサ基台３の下面側にある傾斜した光源取付面３ａに
ＬＥＤアレー４が取付けられている。このＬＥＤアレー
４は多数のＬＥＤを基板に直線状に配列形成した線状光
源であって、送シローラ２上の原稿１がその送り方向と
直交方向に直線状に照明される。ＬＥＤアレー４による
原稿照明ライン（読取ライン）の真上に位置するように
等倍光学系であるセルフォックレンズアレー５がセンサ
基台３に取付けられており、さらにセンサ基台３の上面
部分に一次元イメージセンサ６が取付けられている。

ＬＥＤアレー４で照明された原稿１からの反射光がセル
フォックレンズアレー５の下端に入射し、その上端から
の出射光がセンサ基台３のスリット（図示省略）および
−次元イメージセンサ６のガラス基板を通ってガラス基
板上の受光素子列６ａに受光され、原稿１の一次元イメ
ージが電子走査によって光電変換されて画信号が出力さ
れる。

一般的な原稿読取装置では、実際の原稿の地肌の白濃度
が様々であっても、読取った画信号の地肌の白レベルを
基準となる最大白レベルに揃えるために、ＡＢＣ（自動
背景調整）回路という自動利得制御回路を設けている。

つまり、前記イメージセンサから出力される画信号の白
ピーク値が設定した最大白レベルになるように、画信号
増幅系の利得を自動調整するようになっている。

また一般的な原稿読取装置では、最大読取幅よりも小さ
な幅の原稿ももちろん読取ることができる。多くの装置
では、幅の大小に関わらず原稿の幅中心線を装置の読取
中心線に揃えるような原稿ガイド機構になっている。こ
の場合、前記ＡＢＣ回路は１ライン分の画信号のうちの
予め決められた中央部分をサップリングし、そのサング
リフグ区間の白ピーク値が最大白レベルになるように利
得調整を行なう。つまシ、原稿の幅の大小に関わらず常
に位置の揃う原稿中央部の地肌濃度に基づいてＡＢＣ回
路を機能させている。

発明が解決しようとする課題 従来の原稿読取装置は部分的な感度むらをできるだけ小
さくするように注意して製作されている。

つ−！りＬＥＤアレー４、セルフォックレンズアレー５
、イメージセンサ６の部分的な特性差をできるだけ小さ
くするとともに、センサ百合３へのこれらの取付位置を
高精度にし、読取幅の全域にわたって均一な感度を実現
しようとしている。

しかし現実的には前記の各要素にある程度の誤差を許容
せざるを得す、複数の要素の誤差が集積された結果とし
て、部分的な感度むらがある程度生じる。幅の全域で均
一な感度を実現することを目標にして製作し、製作誤差
によって部分的な感度むらが生じるのであるから、感度
むらがどの部分にどのように生じるのかという態様は当
然一定しない。

したがって、中央部分が他の部分よシ低感度になった製
品もでてくる。この製品の場合、前述したように画信号
の中央部分をサンプリングしてＡＢＣ＠路を機能させる
構成であると、次のような問題を生じる。

原稿の地肌濃度が均一であっても、読取装置の中央部分
の感度が他よシ低ければ、画信号の中央部分の白レベル
が他より低くなり、その中央部分をサンプル区間として
ＡＢＣ回路が働くと、中央部分以外については信号の増
幅利得が過大になる。

その結果、中央部分以外の画信号が飽和してしまい、画
質が劣化する。

なお、部分的な感度むらは後段のシェージング補正回路
によりて白基準板の走査時に補償されるが、シェージン
グ補正回路の前段で前述のように画信号が飽和していれ
ば、シェージング補正回路によってもこれを補正するこ
とができず、画質の劣化は避けられない。

この発明は前記の問題を解決すべくなされたもので、そ
の目的は、読取幅の中央部分をサンプリングしてＡＢＣ
回路を機能させる方式における前述した画質劣化を防止
できるようにした原稿読取装置を提供することにある。

課題を解決するための手段 そこでこの発明では、前記ＬＥＤアレーと前記センサ基
台との取付関係において、ＬＥＤアレーを弓形に湾曲し
た状態で前記センサ基台に取付け、ＬＥＤアレーの各発
光点と原稿読取ラインとの間の距離が前記湾曲によって
ＬＥＤアレーの両端側ほど大きくなる構成とした。

作用 本発明は上述の構成によって、ＬＥＤアレーと原稿読取
ラインとの間の距離が、読取幅の中央部が最も小さく、
両端側ほど大きくなる。そのため、原稿の中央部の照度
が高く、両端側ほど照度が低下する。したがって、読取
装置としての総合的な感度は読取幅の中央部分が他より
高くなる。

実施例 第３図に示した原稿読取装置の全体的な概略構成は本発
明の実施例にも共通するものである。センサ基台３の下
面側に傾斜して形成された光源取付面３ａにＬＥＤアレ
ー４が取付けられておシ、送りローラー２上の原稿１の
所定位置がＬＥＤアレー４によって斜上方から直線状に
照明される。

ＬＥＤアレー４による原稿照明ライン（読取ライン）の
真上に位置するようにセルフォックレンズアレー５がセ
ンサ基台３の溝状部分に取付けられており、さらにセン
サ基台３の上面部分に一次元　。

イメージセンサ６が取付けられている。

ＬＥＤアレー４で照明された原稿１からの反射光力セル
フォックレンズアレー５の下端に入射し、その上端から
の出射光がセンサ基台３のスリット（図示省略）および
−次元イメージセンサ６のガラス基板を通って受光素子
列６ａに受光され、原稿１の読取ライン上の一次元イメ
ージが電子走査によって光電変換されて画信号が出力さ
れる。

この実施例の特徴は、第１図および第２図に示すように
、センサ基台３の光源取付面３ａを平面ではなく原稿ｌ
側に凸となって湾曲した曲面に形成し、この曲面に密着
させてＬＥＤアレー４を取付けた点にある。

ＬＥＤアレー４はある程度フレキシブルな基板４ａ上に
多数のＬＥＤ４ｂを配列したもので、これをセンサ基台
３の湾曲した光源取付面３ａに密着させて取付けること
により、ＬＥＤアレー４自体も弓状に湾曲した状態にな
る。そのため第２図に示すように、ＬＥＤアレー４の中
央部におけるＬＥＤ４ｂと原稿１との間隔ｄ１が最も小
さくなり、ＬＥＤアレー４の両端部ほど間隔ｄ２が大き
くなる。

したがって、読取幅の中央部ほど光源が原稿１に近く、
原稿１の照度が高くなる。これによシ読取幅の中央部分
の感度が両端部より高くなる。

発明の効果 以上詳細に説明したように、この発明ではＬＥＤアレー
を弓状に湾曲させてセンサ基台に取付けることによって
、読取幅の中央部分の感度を他より高くする構成とした
ので、等倍光学系や一次元イメージセンサ等の他の要素
の誤差を総合しても、読取幅の中央部分の感度が他の部
分より低くなった製品はほとんど生じない。そのため、
読取幅の中央部分の信号をサンプリングしてＡＢＣ回路
を働かせる構成としても、中央部分以外の画信号が飽和
するような不都合は発生せず、画質の劣化をなくすこと
ができる。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例の要部であるセンサ基台にお
ける光源取付面の構成を示す斜視図、第２図は同実施例
におけるＬＥＤアレーと原稿との間隔の部分的な違いを
示す断面図、第３図は本発明の実施例と従来例とに共通
する原稿読取装置の全体的な概念構成図である。 １・・・原稿、２・・・送りローラー、３・・・センサ
基台、３ａ・・・光源取付面、４・・・ＬＥＤアレー、
４ａ・・・基Ｌ４ｂ・・・ＬＥＤ、５・・・セルフォッ
クレンズアレー、６・・・−次元イメージセンサ、６ａ
・・・受光素子列。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名第１
０ 第　２１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 原稿面における読取ライン上の一次イメージを光電変換
   するように一次元イメージセンサと等倍光学系とを取付
   けたセンサ基台と、前記原稿面の読取ラインを斜め上方
   から線状に照明するように前記センサ基台に取付けられ
   た発光ダイオードアレーとを備え、前記発光ダイオード
   アレーは弓形に湾曲した状態で前記センサ基台に取付け
   られ、各発光点と前記読取ラインとの間の距離が前記湾
   曲によって前記発光ダイオードアレーの両端側ほど大き
   くなっていることを特徴とする密着型原稿読取装置。