JPH01300196A - チタン復水器冷却管の洗浄方法 - Google Patents
チタン復水器冷却管の洗浄方法Info
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- JPH01300196A JPH01300196A JP12843288A JP12843288A JPH01300196A JP H01300196 A JPH01300196 A JP H01300196A JP 12843288 A JP12843288 A JP 12843288A JP 12843288 A JP12843288 A JP 12843288A JP H01300196 A JPH01300196 A JP H01300196A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の目的〕
（産業上の利用分野）
本発明は復水器に係り、特にチタンで構成された復水器
の冷却管内に付着した海棲生物等を溶解し除去する復水
器の海棲生物除去方法に関する。
の冷却管内に付着した海棲生物等を溶解し除去する復水
器の海棲生物除去方法に関する。
（従来の技術）
従来、発電プラントの復水器には、アルミニウム黄銅管
が冷却管として広く用いられており、海水による腐食を
防止するために、冷却管内面に鉄皮膜を形成させて使用
している。鉄皮膜を形成させるには、硫酸第一鉄を薬注
する方法や鉄電解法がある。しかし、鉄皮膜を形成させ
てもアルミニウム黄銅の海水による腐食を完全に阻止す
ることは不可能であり、また環境保全の観点より鉄注入
は好ましいものではない。
が冷却管として広く用いられており、海水による腐食を
防止するために、冷却管内面に鉄皮膜を形成させて使用
している。鉄皮膜を形成させるには、硫酸第一鉄を薬注
する方法や鉄電解法がある。しかし、鉄皮膜を形成させ
てもアルミニウム黄銅の海水による腐食を完全に阻止す
ることは不可能であり、また環境保全の観点より鉄注入
は好ましいものではない。
そこで、近年は、海水中での耐食性が完壁ともいえるチ
タン製の冷却管がアルミニウム黄銅管にかわって使用さ
れるようになってきた。
タン製の冷却管がアルミニウム黄銅管にかわって使用さ
れるようになってきた。
（発明が解決しようとする課題）
従来のアルミニウム黄銅管にかわって使用されるように
なってきたチタン管は、耐食性の面では優れているが、
アルミニウム黄銅管に比べて海棲生物が付着しやすいと
いう欠点がある。管内面に付着する海棲生物のなかで、
特にフジッボは、冷却管内面に固着し、冷却管閉塞によ
る冷却面積減少や冷却管の内部検査時に支障をきたすな
ど、多くの障害をもたらす、そこで、管内面の海棲生物
を除去するために定期的なスポンジボール洗浄を行なっ
ているが、完全な除去効果が得られず、最終的には復水
器の開放点検時にジェット洗浄や、フジッボ除去棒等に
より強制的に剥離させる方法がとられている。
なってきたチタン管は、耐食性の面では優れているが、
アルミニウム黄銅管に比べて海棲生物が付着しやすいと
いう欠点がある。管内面に付着する海棲生物のなかで、
特にフジッボは、冷却管内面に固着し、冷却管閉塞によ
る冷却面積減少や冷却管の内部検査時に支障をきたすな
ど、多くの障害をもたらす、そこで、管内面の海棲生物
を除去するために定期的なスポンジボール洗浄を行なっ
ているが、完全な除去効果が得られず、最終的には復水
器の開放点検時にジェット洗浄や、フジッボ除去棒等に
より強制的に剥離させる方法がとられている。
ところが、これらの除去法はチタン管に過大な圧力やキ
ズを生じるため、これに起因した冷却管の損傷が問題と
なっている。
ズを生じるため、これに起因した冷却管の損傷が問題と
なっている。
本発明は上記の問題に鑑みなされたもので、チタン製冷
却管内面に強固に付着したフジッボ等の海棲生物を冷却
管を損傷させることなく除去することを目的としている
。
却管内面に強固に付着したフジッボ等の海棲生物を冷却
管を損傷させることなく除去することを目的としている
。
（課題を解決するための手段）
本発明は、チタン製復水器冷却管の内部の冷却水中に酸
を注入し、この酸を循環させて冷却管内面に付着した炭
酸カルシウムを含む付着物を溶解し除去することを特徴
としたチタン復水器冷却管の洗浄一方法である。
を注入し、この酸を循環させて冷却管内面に付着した炭
酸カルシウムを含む付着物を溶解し除去することを特徴
としたチタン復水器冷却管の洗浄一方法である。
（作 用）
冷却水中に注入した酸は、炭素カルシウム（ＣａＣＯ３
）と反応し、二酸化炭素（Ｃｏ、 ）を発生しながら炭
酸カルシウムを分解する０例えば、酸として塩酸を用い
る場合、下式の反応が起こる。
）と反応し、二酸化炭素（Ｃｏ、 ）を発生しながら炭
酸カルシウムを分解する０例えば、酸として塩酸を用い
る場合、下式の反応が起こる。
ＣａＣ０，＋ ２ＨＣＱ−＋ＣａＣＱ、 ＋ ｔｌ□Ｏ
十ＣＯ２塩酸と炭酸カルシウムの反応速度は、きわめて
速く冷却管内壁に付着したフジッボ等を容易に溶解し除
去することができる。
十ＣＯ２塩酸と炭酸カルシウムの反応速度は、きわめて
速く冷却管内壁に付着したフジッボ等を容易に溶解し除
去することができる。
（実施例）
以下、本発明の一実施例を図面を用いて説明する６図面
において、復水器２０は１本体胴１の内部に多数配設さ
れたチタン管２とこれらを支持するチタン管板３、さら
にこのチタン管板３で画成された海水入口水室４、海水
出口水室５とこの氷室に海水を導入する導水管６によっ
て構成されている。導水管６の復水器入口弁７と復水器
出口弁８の間に、海棲生物を除去するための塩酸注入系
統９を設け、海水循環ポンプ１０．塩酸注入量１１およ
びｐＨ計１２．１３が設置されている。上記の構成にお
いて、塩酸注入系統９の配管は、水室４，５や導水管６
に施されているようなゴムライニングやタールエポキシ
のコーティングを施し、酸に対する耐食性をもたせるこ
とが望ましい。
において、復水器２０は１本体胴１の内部に多数配設さ
れたチタン管２とこれらを支持するチタン管板３、さら
にこのチタン管板３で画成された海水入口水室４、海水
出口水室５とこの氷室に海水を導入する導水管６によっ
て構成されている。導水管６の復水器入口弁７と復水器
出口弁８の間に、海棲生物を除去するための塩酸注入系
統９を設け、海水循環ポンプ１０．塩酸注入量１１およ
びｐＨ計１２．１３が設置されている。上記の構成にお
いて、塩酸注入系統９の配管は、水室４，５や導水管６
に施されているようなゴムライニングやタールエポキシ
のコーティングを施し、酸に対する耐食性をもたせるこ
とが望ましい。
以上の構成において、導水管６、海水入口水室４、チタ
ン管２、海水出口水室５に海水を満した状態で復水器入
口弁７および復水器出口弁８を閉じ、塩酸注入系統９の
海水循環ポンプｌＯを作動して海水を循環させる。塩酸
は、ポンプ１０の下流側に設けた注入量１１から海水中
に注入する。塩酸の注入量は、注入量１１の下流側に設
置したＰＨ計１３でＰ）１１〜２程度になる様に調整し
ながら注入する。
ン管２、海水出口水室５に海水を満した状態で復水器入
口弁７および復水器出口弁８を閉じ、塩酸注入系統９の
海水循環ポンプｌＯを作動して海水を循環させる。塩酸
は、ポンプ１０の下流側に設けた注入量１１から海水中
に注入する。塩酸の注入量は、注入量１１の下流側に設
置したＰＨ計１３でＰ）１１〜２程度になる様に調整し
ながら注入する。
海水中に注入した塩酸によって、海水は酸性となり水室
４，５およびチタン冷却管２内面に付着したフジッボ等
の海棲生物を溶解し除去する。
４，５およびチタン冷却管２内面に付着したフジッボ等
の海棲生物を溶解し除去する。
フジッボ等の海棲生物の除去度は、Ｗｉ環ポンプ１１の
上流側に設置したＰＨ計１２によって海水のｐＨを連続
的に測定することによって監視することができる。すな
わち、海水系内にフジッボが残留している間は炭酸カル
シウムの溶解により塩酸が消費するために循環ポンプ１
０の前後のｐＨ値にひらきが見られる。フジッボ等の海
棲生物が完全に溶解されてなくなるとｐＨ値はほぼ一定
となる。その時点で完了したとみなし、復水器入口弁８
、出口弁９を開放し海水を系外に排出する６ 以上説明した実施例で使用する塩酸は非常に腐食性の強
い酸であるため、復水器本体をはじめとする海水に接す
る復水器部材の腐食が懸念されるが、海水系はすべてゴ
ムライニングやタールエポキシコーティングがなされて
いるため、塩酸による腐食の問題はない。
上流側に設置したＰＨ計１２によって海水のｐＨを連続
的に測定することによって監視することができる。すな
わち、海水系内にフジッボが残留している間は炭酸カル
シウムの溶解により塩酸が消費するために循環ポンプ１
０の前後のｐＨ値にひらきが見られる。フジッボ等の海
棲生物が完全に溶解されてなくなるとｐＨ値はほぼ一定
となる。その時点で完了したとみなし、復水器入口弁８
、出口弁９を開放し海水を系外に排出する６ 以上説明した実施例で使用する塩酸は非常に腐食性の強
い酸であるため、復水器本体をはじめとする海水に接す
る復水器部材の腐食が懸念されるが、海水系はすべてゴ
ムライニングやタールエポキシコーティングがなされて
いるため、塩酸による腐食の問題はない。
以上述べたように、本発明は復水器へ海水を導く導水管
に酸を注入することにより、フジッボ等の海棲生物を確
実に除去することができる６本発明によれば、冷却管内
面に付着したフジッボを除去するために実施したいた従
来のジェット洗浄その他物理的な除去法に要した莫大な
時間と費用を削減でき、かつ冷却管を損傷させることな
く除去することが可能となり、プラントの安全上多大な
効果が期待できる。
に酸を注入することにより、フジッボ等の海棲生物を確
実に除去することができる６本発明によれば、冷却管内
面に付着したフジッボを除去するために実施したいた従
来のジェット洗浄その他物理的な除去法に要した莫大な
時間と費用を削減でき、かつ冷却管を損傷させることな
く除去することが可能となり、プラントの安全上多大な
効果が期待できる。
図面は本発明の一実施例を示すチタン製復水器である。
１・・・復水器本体胴 ２・・・チタン冷却管３・・
・チタン管板 ４・・・海水入口水室５・・・海水
出口水室 ６・・・導水管７・・・復水器入口弁
８・・・復水器出口弁９・・・塩酸注入系統 １０・
・・循環ポンプ１１・・・塩酸注入座 １２．１３
・・・ＰＨ計１４・・・仕切弁 ２０・・・復
水器代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健
・チタン管板 ４・・・海水入口水室５・・・海水
出口水室 ６・・・導水管７・・・復水器入口弁
８・・・復水器出口弁９・・・塩酸注入系統 １０・
・・循環ポンプ１１・・・塩酸注入座 １２．１３
・・・ＰＨ計１４・・・仕切弁 ２０・・・復
水器代理人 弁理士 則 近 憲 佑 同 第子丸 健
Claims (1)
- チタン製復水器冷却管の内部の冷却水中に酸を注入し、
この酸を循環させて冷却管内面に付着した炭酸カルシウ
ムを含む付着物を溶解し除去することを特徴としたチタ
ン復水器冷却管の洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12843288A JPH01300196A (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | チタン復水器冷却管の洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP12843288A JPH01300196A (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | チタン復水器冷却管の洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01300196A true JPH01300196A (ja) | 1989-12-04 |
Family
ID=14984601
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP12843288A Pending JPH01300196A (ja) | 1988-05-27 | 1988-05-27 | チタン復水器冷却管の洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH01300196A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05215491A (ja) * | 1992-02-05 | 1993-08-24 | Kubota Corp | 水熱源用熱交換器 |
| WO2007040407A1 (en) * | 2005-10-05 | 2007-04-12 | Torp Technology As | A method for preventing growth of biological material in a water-based heat exchanger system |
| CN106345758A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-25 | 南京白云化工环境监测有限公司 | 一种cod回流冷凝管清洗装置及清洗方法 |
| CN106595381A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-04-26 | 中国矿业大学 | 一种基于酸性清洗剂连续喷射凝汽器在线化学清洗装置及清洗方法 |
| CN108050882A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-05-18 | 攀枝花钢企欣宇化工有限公司 | 一种钛板式换热器的在线清洗方法 |
-
1988
- 1988-05-27 JP JP12843288A patent/JPH01300196A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH05215491A (ja) * | 1992-02-05 | 1993-08-24 | Kubota Corp | 水熱源用熱交換器 |
| WO2007040407A1 (en) * | 2005-10-05 | 2007-04-12 | Torp Technology As | A method for preventing growth of biological material in a water-based heat exchanger system |
| CN106345758A (zh) * | 2016-08-26 | 2017-01-25 | 南京白云化工环境监测有限公司 | 一种cod回流冷凝管清洗装置及清洗方法 |
| CN106595381A (zh) * | 2016-11-15 | 2017-04-26 | 中国矿业大学 | 一种基于酸性清洗剂连续喷射凝汽器在线化学清洗装置及清洗方法 |
| CN108050882A (zh) * | 2017-12-08 | 2018-05-18 | 攀枝花钢企欣宇化工有限公司 | 一种钛板式换热器的在线清洗方法 |
| CN108050882B (zh) * | 2017-12-08 | 2020-01-31 | 攀枝花钢企欣宇化工有限公司 | 一种钛板式换热器的在线清洗方法 |
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