JPH01300005A - 動弁機構用カム軸の加工方法 - Google Patents

動弁機構用カム軸の加工方法

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JPH01300005A
JPH01300005A JP12799888A JP12799888A JPH01300005A JP H01300005 A JPH01300005 A JP H01300005A JP 12799888 A JP12799888 A JP 12799888A JP 12799888 A JP12799888 A JP 12799888A JP H01300005 A JPH01300005 A JP H01300005A
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JP
Japan
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cam
pair
rocker arm
speed
cams
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JP12799888A
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English (en)
Inventor
Koichi Fukuo
福尾 幸一
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Honda Motor Co Ltd
Original Assignee
Honda Motor Co Ltd
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Publication date
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/02Valve drive
    • F01L1/04Valve drive by means of cams, camshafts, cam discs, eccentrics or the like
    • F01L1/08Shape of cams
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01LCYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
    • F01L1/00Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
    • F01L1/26Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder
    • F01L1/267Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear characterised by the provision of two or more valves operated simultaneously by same transmitting-gear; peculiar to machines or engines with more than two lift-valves per cylinder with means for varying the timing or the lift of the valves

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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Grinding And Polishing Of Tertiary Curved Surfaces And Surfaces With Complex Shapes (AREA)
  • Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] 〈産業上の利用分野〉 本発明は、内燃機関の回転速度に応じて吸気弁あるいは
排気弁の作動状態を段階的に変化させる切換装置を有す
る内燃機関の動弁機横用カム軸を加工する方法に関する
〈従来の技術〉 燃焼室への混合気の送給、及び燃焼ガスの排出を所定の
タイミングに応じて行なわせるために、4サイクル内燃
機関の燃焼室は吸気弁と排気弁とを備えており、これ・
ら両弁は、バルブステムを囲繞するように設けられたバ
ルブスプリングにより常時閉弁方向に付勢されている。
更にこれら両弁は、機関のクランク軸からベルト・プー
リなどを用いて連結駆動されるカム軸に一体的に設けら
れたカムにより、上記したバルブスプリングの付勢力に
抗して強制的に押開けられるようにされゝている。
一方、広い回転速度範囲にわたる燃焼室への混合気の充
填効率向上を計るために、弁の作動状態を機関の回転速
度に応じて変化させる技術が種々提案されている。
このような弁作動状態切換装置として、例えば本出願人
による特開昭63−16111号公報に於て、一対の吸
気弁あるいは排気弁にそれぞれ対応しかつ機関の低速回
転域に対応した形状を有する一対の低速用カム及び機関
の高速回転域に対応した形状を有する単一の高速用カム
を機関の回転に同期して回転駆動されるカム軸に一体的
に隣接配置すると同時に、吸気弁あるいは排気弁に直接
係合しなえうで低速用カムに摺接する一対の直動ロッカ
アーム及び遊動付勢手段を介して高速用カムに摺接する
遊動ロッカアームを相対角度変位可能なようにロッカシ
ャフトに隣接配置し、これら各ロッカアームを一体的に
連結する状態と、直動・遊動ロッカアーム間の相対角度
変位を許容する状態との切換を可能にした連結手段を各
回ツカアームに内設するようにした内燃機関の弁作動状
態切換装置が提案されている。そしてこの連結手段とし
て、各ロッカアーム間を連通ずるように内股されたガイ
ド孔内にビス1〜ンを摺合させ、このピストンを油圧駆
動にて互いに隣接するロッカアーム同土間に跨がせるこ
とにより、各ロッカアーム同士を連結し得るようにした
構造が同明細書に開示されている。
上記した構造によると、それぞれ対応するカムのベース
円に各ロッカアームのカムスリッパが摺接している時に
、互いに隣接するロッカアーム間に跨がる位置にピスト
ンを変位させることにより、両口ツカアームが互いに連
結される。従って、ピストンの円滑な作動を確保するう
えには、3つのロッカアームのガイド孔の同軸精度を極
めて高くする必要があり、品質管理の面を煩雑化すると
いう問題があった。
そこで本出願人は、特願昭62−336596号明細書
に於て、動弁機構を構成する各部品の製造上の寸法公差
を極度に小さくしなくとも円滑な切換動作を可能なもの
とするために、両側に配設された直動ロッカアームのガ
イド孔に比して中央側に配設された遊動ロッカアームの
それを幾分か大きく設定する構造を提案した。
〈発明が解決しようとする課題〉 しかるに、同構造によると、ガイド孔とピストンとの間
のクリアランスにより直動ロッカアームと遊動ロッカア
ームとの間の累積誤差を吸収しようとするものであるこ
とから、場合によっては、がたを大きくする方向に誤差
が累積する可能性がある。そのため、高速回転域に於け
るカムの実質的な有効揚程の減少や、あるいは打音の発
生を誘発す゛る虞れがある。
本発明は、このような従来技術の不都合を改善すべくな
されたものであり、その主な目的は、ガイド孔の同軸精
度が低下する要因を可及的に排除すべく改良された動弁
機構用カム軸の加工方法を提供することにある。
[発明の構成] 〈課題を解決するための手段〉 このような目的は、本発明によれば、互いに隣接する部
分が所定の位置関係にある時に選択的に連結し得る連結
手段を有する少なくとも3つのカムフォロワと協働して
燃焼室の吸気ポートあるいは排気ボー1〜に設置されば
ね手段にて常時閉弁付勢された弁の開弁作動状態を段階
的に切換えるべく、機関の回転速度範囲に対応して異な
るカムプロフィルを与えられた一対の第1速度対応カム
及び該一対の第1速度対応カムの間に挟設された第2速
度対応カムを連設してなる内燃機関の動弁機構用カム軸
を加工する方法であって、前記一対の第1速度対応カム
の少なくともベース円部分が、同一軸線上にて回転する
研削工具にて同時加工されることを特徴とする動弁機構
用カム軸の加工方法を提供することにより達成される。
く作用〉 このようにすれば、一対のカムフォロワに対して同一の
作動条件を与える一対のカムが略同−の公差にて形成さ
れる。従って、これら一対のカムに係合する一対のカム
フォロワ間の累積誤差が拡大することを防止し得る。
〈実施例〉 以下、本発明の好適実施例を添付の図面について詳しく
説明する。
第1図に示されるように、図示されない内燃機関本体に
は、一対の吸気弁1a・1bが設けられている。これら
両吸気弁1a・1bは、クランク軸(図示せず)の1/
2の速度で同期駆動されるカム軸2に一体的に設けられ
た所定のプロフィルを有する一対の低速用カム3a・3
b及び単一の高速用カム4と、各低速用カム3a・3b
にそれぞれ係合して揺動運動を行なうカムフォロワとし
ての一対の直動ロッカアーム5・7及び高速用カム4に
係合して揺動運動を行なう遊動ロッカアーム6との働き
により開閉動作を行なうようにされている。また、本内
燃機関には、一対の排気弁(図示せず)が備えられてお
り、上記した吸気弁1a・1bと同様に開閉駆動される
各ロッカアーム5〜7は、カム軸2の下方に該カム軸2
に平行に固設されたロッカシャフト8に揺動自在なよう
に互いに隣接して枢支されている。
これらのうちの両直動ロッカアーム5・7は、基本的に
同一形状とされ、その基部がロッカシャフト8にそれぞ
れ枢支され、その遊端部が各吸気弁1a・1bの上方に
それぞれ延出されている。また、これら両直動ロッカア
ーム5・7の遊端部には、各吸気弁1a・1bの上端に
当接するタペットねじ9a・9bが進退可能なようにそ
れぞれ螺着されており、該タペットねじ9a・9bは、
ロックナツト10a・10bによりそれぞれ緩み止めさ
れている。
遊動ロッカアーム6は、両直動ロッカアーム5・7間で
ロッカシャフト8に枢支されている。この遊動ロッカア
ーム6は、ロッカシャフト8から両吸気弁1a・1bの
中間に向けて僅かに延出されており、第2図に良く示さ
れているように、高速用カム4に摺接するカムスリッパ
6aがその遊端部上面に形成され、シリンダへラド11
に穿設されたガイド孔11aに摺合する遊動付勢手段と
してのりフタ12の上端面がその下面に当接している。
リフタ12は、有底円筒状をなしており、その底壁側が
縮径され、これに伴い段部12aが内側に形成されてい
る。このリフタ12の内側には、ばね定数の比較的小さ
い小径ばね13a及びばね定数の比較的大きい大径ばね
13bが、これら両ばね13a・13b間にリテーナ1
2bを挾持したうえで縮設されている。これにより遊動
ロッカアーム6は、そのカムスリッパ6aが高速用カム
4に常時摺接するように弾発付勢されている。
前記したようにカム軸2は、機関本体の上方に回転自在
なように枢支されており、低速用カム3a・3bと高速
用カム4とが一体的に連設されている。そして第3図に
良く示されているように、低速用カム3a・3bは、基
本的に真円をなすベース円部分B1及び比較的小さな揚
程を有する高位部L1からなる機関の低速回転域に適合
したカムプロフィルに形成されており、各直動ロッカア
ーム5・7の上面に形成されたカムスリッパ5a・7a
に、その外周面をそれぞれ摺接し得るようにされている
。また高速用カム4は、同じく基本的に真円をなすベー
ス円部分B2及び低速用カム3a・3bに比してより広
角度にわたる大きな揚程を有する高位部L2からなる機
関の高速回転域に適合したカムプロフィルに形成されて
おり、前記したように、遊動ロッカアーム6のカムスリ
ッパ6aにその外周面を摺接している。尚、第3図に於
てリフタ12は図示省略されている。
これら各ロッカアーム5〜7は、各ロッカアーム5〜7
の中央部を貫通してロッカシャフト8と平行に穿設され
た孔内に装着された後記する連結装置14により、一体
的に揺動し得る状態と、相対変位し得る状態とを切換可
能なようにされている。
一方、各吸気弁1a・1bの上部には、リテーナ15a
・15bがそれぞれ設けられている。と同時に、これら
リテーナ15a・15bと機関本体との間には、各吸気
弁1a・1bのステム部を囲繞するバルブスプリング1
6a・16bがそれぞれ介装されており、これをもって
各吸気弁1a・1bを常時閉弁方向、即ち第3図に於け
る上方に向けて弾発付勢している。
第4・5図に良く示されるように、一方の第1直動ロッ
カアーム5には、遊動ロッカアーム6側に向けて開放す
る第1ガイド孔17が、ロッカシャフト8に平行して穿
設されている。この第1ガイド孔17の底部側には、縮
径された小径部18が形成され、これに伴い段部19が
形成されている。
遊動ロッカアーム6には、第1直動ロツカアーム5の第
1ガイド孔17に連通する第2ガイド孔20が、その両
側面間を貫通して穿設されている。
他方の第2直動ロツカアーム7には、第2ガイド孔20
に連通ずる第3ガイド孔21が穿設されている。この第
3ガイド孔21の底部側は、第1ガイド孔17と同様に
段部22と小径部23とが形成されており、更にその底
壁には、貫通孔24が穿設されている これら第1゛〜第3ガイド孔17・20・21の内部に
は、第1直動ロツカアーム5と遊動ロッカアーム6とを
連結する位置及びその連結を解除する位置間で移動し得
る第1ピストン25と、遊動ロッカアーム6と第2直動
ロツカアーム7とを連結する位置及びその連結を解除す
る位置間で移動可能な第2ピストン26と、両ピストン
25・26の移動距離を規定するストッパ27と、両ピ
ストン25・26を常時連結解除位置側に弾発付勢する
コイルばね28とが装着されている。
第1ピストン25は、第1ガイド孔17と第2ガイド孔
20に摺合し、これにより第1ガイド孔17の底面と第
1ピストン25の端部との間に油圧室29が郭成されて
、いる。また、ロッカシャフト8内には、図示されてい
ない油圧供給装置に連通ずる一対の通路30・31が穿
設されている。
そして、第1直動ロツカアーム5の油圧室29に連通ず
るように穿設された油路32と、ロッカシャフト8の周
壁に穿設された連通孔33とを介して、第1直動ロツカ
アーム5の揺動状態の如何に拘らず、一方の作動油供給
通路30から供給される作動油を、必要に応じて油圧室
29内に導入し得るようにされている。そして他方の潤
滑油供給通路31から供給される潤滑油により、各ロッ
カアーム5〜7の枢支部の潤滑が行なわれるようにされ
ている。
第1ピストン25の軸線方向寸法は、その一端が第1ガ
イド孔17内の段部19に当接した際に、その他端が第
1直動ロツカアーム5の遊動ロッカアーム6を臨む側面
から突出しないように設定されている。
第2ピストン26は、その軸線方向寸法を第2ガイド孔
20の全長に等しくされており、第2ガイド孔20と第
3ガイド孔21とに摺合し得るようにされている。
ストッパ27は、一端に第3ガイド孔21に摺合する円
板部27aが形成され、他端に貫通孔24に挿通する案
内棒27bが形成されている。更にストッパ27の円板
部27aと第3ガイド孔21の小径部23の底部との間
には、案内棒27bを外囲して前記したコイルばね28
が縮設されている。このコイルばね28は、油圧室29
に作用する油圧がある所定値以上に達すると撓むように
されている。
と同時に、かかる連結装置14に於て、その連結作動時
に第1ピストン25の第2ガイド孔20への嵌入を円滑
、かつ確実に行わせるために、第6図に示すように、遊
動ロッカアーム6側を臨む第1ピストン25の端部周縁
に部分球面状面取部34aが全周にわたり形成されると
共に、第1直動ロツカアーム5側を臨む遊動ロッカアー
ム6の開口端周縁にテーパ状面取部35aが全周にわた
り形成されている。そしてこれと同様に、第2直動ロツ
カアーム7側を臨む第2ピストン26の端部周縁に部分
球面状面取部34bが全周にわ゛たり形成されると共に
、遊動ロッカアーム6側を臨む第2直動ロツカアーム7
の開口端周縁にテーパ状面取り部35bが全周にわたり
形成されている。
次に以上説明した本装置の作動要領について説明する。
機関の中低速度域にあっては、別途図示されていない制
御弁を閉弁することにより、作動油供給通路30への油
圧の供給を断っておく。すると、各ピストン25・26
はコイルばね28の付勢力により、第4図に示すように
それぞれ各ガイド孔l7・20内に整合し、従って各ロ
ッカアーム5〜7は互いに相対角変位が可能である。
このような連結装置14の連結解除状態にあっては、カ
ム軸2の回転動作により、第1・第2各直動ロツカアー
ム5・7は各低速用カム3a・3bとの摺接に応じて同
時に揺動し、各吸気弁1a・1bがその開弁時期を遅く
すると共に閉弁時期を早くし、しかもリフ+−iも小さ
くしてそれぞれ開閉駆動される。この時、遊動ロッカア
ーム6は高速用カム4との摺接により揺動するが、その
揺動動作は両吸気弁1a・1bの作動に何の影響も及ぼ
さない。
一方、流体通路31には常時潤滑油が圧送されており、
図示されない油孔を介してロッカシャツh 8と各ロッ
カアーム5〜7間が潤滑される。
機関の高速運転に際しては、制御弁を開弁することによ
り、作動油供給通路30、ロッカシャフト8の連通孔3
3、及び油路32を介して連結装置14の油圧室29に
油圧が供給される。これにより、第5図に示されるよう
に、第1ピストン25はコイルばね28の押圧力に抗し
て遊動ロッカアーム6側に移動し、第2ピストン26は
第1ピストン25に押されて第2直動ロツカアーム7側
に移動する。この結果、ストッパ27の一端が段部19
に当接するまで第1及び第2ピストン25・26が共に
移動し、第1ピストン25により第1直動ロツカアーム
と遊動ロッカアーム6とが連結され、第2ピストン26
により遊動ロッカアーム6と第2直動ロツカアーム7と
が連結される3以上のようにして、各ロッカアーム5〜
7が連結装置14により相互に連結された状態にあって
は、高速用カム4に摺接した遊動ロッカアーム6の揺動
量が最も大きくなることから、第1及び第2直動ロツカ
アーム5・7は遊動ロッカアーム6と共に揺動する。従
って、両吸気弁1a・1bが、高速用カム4のカムプロ
フィルに従ってその開弁時期を早くすると共に閉弁時期
をも遅くし、しかもリフト量も大きくして共に開閉駆動
される。
ここで、第6図に示すように、低速用カム3a・3bの
ベース円径D1 ・DI ’が等しく、これらと高速用
カム4のベース円径D2との間にdlの偏差があること
を想定すると、各ロッカアーム5〜7のカムスリッパ5
a〜7aが各カム3a・3b・4のベース円部分B1 
・B2にある時には、両直動ロッカアーム5・7のガイ
ド孔中心C1・CI ’に対して遊動ロッカアーム6の
ガイド孔中心C2が、偏差d1に対応してカム軸2側に
d2(d2 ’ )だけ必ず偏心することとなる。
一方、各吸気弁1a・1bのバルブステム端に直接当接
している各直動ロッカアーム5・7について、タペット
クリアランスが0である状態を想定して見ると、この場
合、各直動ロッカアーム5・7の運動は各低速用カム3
a・3bのプロフィル及び各バルブスプリング16a・
16bにそれぞれ支配され、がたの生ずる要素は殆ど無
いものと言える。
他方、遊動ロッカアーム6が高速用カム4のベース円部
分Bに摺接している時には、リフタ12に於ける大径ば
ね13bは自由長の状態にあり、リフタ12内の段部1
2bとリテーナ12aとの間には間隙がある。従って、
この状態に於ては、ばね定数を比較的小さく設定された
小径ばね13aのみを収縮しなから遊動ロッカアーム6
を僅かに揺動させることが可能である。
この点を勘案したうえで、油圧室29の圧力Pにより第
1ピストン25が第2ピストン26を押し出さんとする
ことを想定すると、直動ロッカアーム5・7はバルブス
プリング16a・16bの押圧力F1にて変位し得ない
が、遊動ロッカアーム6には比較的小さい小径ばね13
aの押圧力F2のみが作用しているため、第1ピストン
25の突入力により遊動ロッカアーム6が下向きに変位
し得る。
即ち、上記のように、両側のガイド孔中心C1・CI 
’が同軸上にあれば、中間のガイド孔中心C2どの間に
幾分か偏差がある場合にも、両ピストン25・26の突
入力により遊動ロッカアーム6が変位して第2ガイド孔
26の偏心が矯正されることとなり、各ロッカアーム5
〜7の連結を達成し得ることがわかる。
次に両紙速用カム3a・3bのベース円径D1・D1′
の間に偏差がある場合を想定して見る。
この場合には、遊動ロッカアーム6のガイド孔中心C2
に対する第1直動ロツカアーム5のガイド孔中心C1の
偏差d2と、第2直動ロツカアーム7のガイド孔中心C
I ’の偏差d2 ’とが異なることとなり、その偏差
量によっては遊動ロッカアーム6が変位することができ
ず、円滑な連結動作を達成し得ない。
上記した説明にてわかるように、上記実施例に於ける動
弁装置は、互いに隣接するロッカアームのガイド孔間に
跨がってピストンが移動することをもって3つのロッカ
アームが連結される。従って、少くとも両側に配設され
た両直動ロッカアーム5・7のガイド孔中心C1・C1
′が正確に同軸上にないと、各ピストン25・26が移
動し得ないにととなる。
ところで、周知のように動弁機構を構成する各部品は、
所定の公差に基づいて製作されるが、例えば、仕上がり
公差がプラス側にある孔部品とマイナス側にある軸部品
とを組合わせた場合には、両者間のクリアランスが過大
となり、がたを生ずることが考えられる。また、逆の場
合には、円滑な作動が阻害されることが考えられる。こ
のようなことを防止するためには、各部品をその仕上が
り精度に応じて適宜に選別し、累積誤差が最小となるよ
うに組み合わせる必要があり、品質管理を極めて煩雑に
する。
そこで本発明に於ては、高速用カム4の両側にある低速
用カム3a・3bを共通の研削工具にて同時加工するこ
とにより、両紙速用カム3a・3bのベース円径の仕上
がり公差を可及的に等しくしている。
第7図に示すように、研削工具40は、アルミナ材など
を溶解・成形してなる公知形式の研削砥石であり、概ね
円盤状をなし、その外周面の両軸線方向端部に、被加工
品であるカム軸2の両紙速用カム3a・3bに対応する
研削面41a・41bが形成され、その中間部に高速用
カム4との接触を避けるための逃げ講42が形成されて
いる。
この研削工具40をカム軸2と平行に置いた駆動軸43
上にて回転させつつカム面に押し当て、数値制御にてカ
ムプロフィルの加工が行われる。
尚、この研削工具40は、第8図に示すように、共通の
ドレッサ44にてその研削面41a・41bが同時に整
形される。
以上、ベース円径を等しく加工する実施例についてのみ
説明したが、各ガイド孔の同軸精度は、ロッカアームの
カムスリッパ面の高さとの相対関係にて定まるものであ
り、必ずしも両カムのベース円径が等しい場合のみに限
らず、要は、両カムの仕上り公差が等しくあれば良いこ
とは云うまでもない。
し発明の効果] このように本発明によれば、両側に配設された一対のロ
ッカアームの公差を略等しく加工することが可能となり
、連結装置に関連する寸法誤差の累積を抑制することが
できる。従って、連結装置に生じ得るがたを低減してそ
の作動の円滑性を増大するうえに極めて効果的であると
同時に、管理公差を幾分か緩和して品質管理を簡略化す
ることが可能となり、製造コストを削減するうえに大き
な効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図i本発明に基づき構成された弁作動状態切換装置
を有する動弁機構の上面図である。 第2図は第1図に於ける■−■線に沿う断面図である。 第3図は第1図に於ける■矢視図である。 第4図は低速運転時を示す第3図に於けるIV−IV線
に沿う断面図である。 第5図は高速運転時を示す第4図と同様な断面図である
。 第6図は各部の関連を説明するための第3図のV[−V
l線に沿う部分的な断面図である。 第7図はカムの研削工程を示す模式図であり、第8図は
研削工具の整形工程を示す模式図である。 1a・1b・・・吸気弁 2・・・カム軸3a・3b・
・・低速用カム 4・・・高速用カム   5・・・第1直動ロッカアー
ム6・・・遊動20ツカアーム 7・・・第2直動ロツカアーム 5a・6a・7a・・・カムスリッパ 8・・・ロッカシャフト 9a・9b・・・タペットねじ 10a・10b・・・ロックナツト 11・・・シリンダヘッドlla・・・ガイド孔12・
・・リフタ    12a・・・段部12b・・・リテ
ーナ  13a・・・小径ばね13b・・・大径ばね 
 14・・・連結装置15a・15b・・・リテーナ 16a・1.6 b・・・バルブスプリング17・・・
第1ガイド孔 18・・・小径部1.9・・・段部  
   20・・・第2ガイド孔21・・・第3ガイド孔
 22・・・段部23・・・小径部    24・・・
貫通孔25・・・第1ビス1〜ン 26・・・第2ピス
トン27・・・ス1〜ツバ   28・・・コイルばね
29・・・油圧室    30・・・作動油供給通路3
1・・・潤滑油供給通路32・・・油路33・・・連通
孔 34a・34b・・・部分球面状面収部35a・35b
・・・テーパ状面取部 40・・・研削工具   41a・41b・・・研削面
42・・・逃げ講    43・・・駆動軸44・・・
ドレッサ 特 許 出 願 人 本田技研工業株式会社代   理
   人  弁理士 大 島 陽 −第1図 第2図 / 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)互いに隣接する部分が所定の位置関係にある時に
    選択的に連結し得る連結手段を有する少なくとも3つの
    カムフォロワと協働して燃焼室の吸気ポートあるいは排
    気ポートに設置さればね手段にて常時閉弁付勢された弁
    の開弁作動状態を段階的に切換えるべく、機関の回転速
    度範囲に対応して異なるカムプロフィルを与えられた一
    対の第1速度対応カム及び該一対の第1速度対応カムの
    間に挟設された第2速度対応カムを連設してなる内燃機
    関の動弁機構用カム軸を加工する方法であって、 前記一対の第1速度対応カムの少なくともベース円部分
    が、同一軸線上にて回転する研削工具にて同時加工され
    ることを特徴とする動弁機構用カム軸の加工方法。
JP12799888A 1988-05-25 1988-05-25 動弁機構用カム軸の加工方法 Pending JPH01300005A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE10333916A1 (de) * 2003-07-25 2005-03-03 Audi Ag Verfahren zum Schleifen der Nocken von Brennkraftmaschinen-Nockenwellen
JP2015132169A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 田中精密工業株式会社 可変動弁装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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DE10333916B4 (de) * 2003-07-25 2010-10-14 Audi Ag Verfahren zum Schleifen der Nocken von Brennkraftmaschinen-Nockenwellen
JP2015132169A (ja) * 2014-01-09 2015-07-23 田中精密工業株式会社 可変動弁装置

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