JPH01294025A - 透明耐熱性多層容器の製造方法 - Google Patents

透明耐熱性多層容器の製造方法

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JPH01294025A
JPH01294025A JP63125586A JP12558688A JPH01294025A JP H01294025 A JPH01294025 A JP H01294025A JP 63125586 A JP63125586 A JP 63125586A JP 12558688 A JP12558688 A JP 12558688A JP H01294025 A JPH01294025 A JP H01294025A
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temperature
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Kaneo Yamada
務夫 山田
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    • B29C49/10Biaxial stretching during blow-moulding using mechanical means for prestretching
    • B29C49/12Stretching rods

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  • Blow-Moulding Or Thermoforming Of Plastics Or The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は透明性及び耐熱性に優れた多層延伸ブロー容器
の製造方法に関し、特に口部及び底部のみに耐熱性樹脂
の層を設け、延伸ブロー及び熱処理をすることにより全
体として透明性に優れた多層容器を製造する方法に関す
る。
〔従来の技術及び発明が解決しようとする課題〕近年、
耐熱性樹脂をポリエチレンテレフタレート(PET)と
共射出し、次いで延伸ブロー成形することにより、耐熱
性ボトルを得る技術の開発が行われている。耐熱性ボト
ルは、80〜95℃のホットフィル又はバステライジン
グに使用し得るように、口部を結晶化し、底部は熱変形
しにくく特殊形状にしていた。
しかしながら、PET に耐熱性を賦与するためにPE
T と共に耐熱性樹脂を共射出し、延伸ブロー成形する
ことに関して次のような問題点があることがわかった。
例えば耐熱性樹脂として用いることができるUポリマー
(ボリアリレートとポリエチレンテレフタレートのブレ
ンド)とPET は延伸適性温度が異なる。従って異な
る延伸適性温度を持つUボリマ−とPETを共射出し、
多層パリソンをP8Tの延伸適性温度に加熱し、慣用法
によって冷たいブローエアを用いて延伸ブロー成形すれ
ば、延伸ブローの工程において、ボトルを胴部中心にい
わゆる白化現象が発生する。一方、Uポリマーの延伸適
性温度まで多層パリソンを加熱し、次いで延伸ブロー成
形することにより、白化を解消することができるが、P
ETの延伸時の偏肉が著しくなるとともに、結晶化によ
り透明性がそこなわれる。
〔課題を解決するための手段〕
上記課題を解決するために鋭意研究の結果、本発明者は
、非延伸部である容器の口部及び底部のみに耐熱性樹脂
の層を設けるとともに、延伸部である胴部はポリエステ
ル樹脂により構成し、口部、底部及び胴部に接する金型
部の温度を調節しつつ延伸ブロー成形及び熱処理をする
ことにより透明性に優れている耐熱性多層容器を得るこ
とができることを発見し、本発明に想到した。
すなわち口部、胴部及び底部からなるポリエステル樹脂
製透明耐熱性多層容器を延伸ブロー成形法により製造す
る本発明の方法は、前記口部及び底部に少なくとも1層
の耐熱性樹脂層を設け、前記口部及び底部に接する金型
部の温度を前記耐熱性樹脂層のガラス転移点より低い温
度に調節するとともに、前記胴部に接する金型部の温度
を前記ポリエステル樹脂の結晶化温度以下でガラス転移
点以上の温度に調節し、加熱加圧エアを吹き込むことに
より延伸ブローし、次いで輻射加熱により熱処理するこ
とを特徴とする。
以下本発明の詳細な説明する。
本発明の多層容器に使用するポリエステル樹脂は飽和ジ
カルボン酸と飽和二価アルコールとからなる熱可塑性樹
脂である。飽和ジカルボン酸としては、テレフタル酸、
イソフタル酸、フタル酸、ナフタレン−[4−又は2.
6−ジカルボン酸、ジフェニルエーテル−4,4′−ジ
カルボン酸、ジフェニルジカルボン酸類、ジフエノキシ
エタンジエタンジカルボン酸類等の芳香族ジカルボン酸
類、アジピン酸、セパチン酸、アゼライン酸、デカン−
1,10−ジカルボン酸等の脂肪族ジカルボン酸、シク
ロヘキサンジカルボン酸等の脂環族ジカルボン酸等を使
用することができる。また飽和二価アルコールとしては
、エチレングリコール、プロピレングリコール、トリメ
チレングリコール、テトラメチレングリコ−、ル、ジエ
チレングリコール、ポリエチレングリコール、ポリプロ
ピレングリコール、ポリテトラメチレングリコール、ヘ
キサメチレングリコール、ドテカメチレングリコール、
ネオペンチルグリコール等の脂肪族グリコール類、シク
ロヘキサンジメタツール等の脂環族グリコール、2.2
−ビス(4° −β−ヒドロキシエトキシフェニル)プ
ロパン、その他の芳香族ジオール類等を使用することが
できる。好ましいポリエステルは、テレフタル酸とエチ
レングリコールとからなるポリエチレンテレフタレート
である。
本発明に用いるポリエステル樹脂は、固有粘度が 0.
5〜1.5、好ましくは0.55〜0.8 の範囲の値
を有する。またこのようなポリエステルは、溶融重合で
製造され、180〜250 ℃の温度下で減圧処理また
は不活性ガス雰囲気で熱処理されたもの、または固相重
合して低分子量重合物であるオリゴマーやアセトアルデ
ヒドの含有量を低減させたものが好適である。
また耐熱性樹脂として、Uポリマー(ユニチカ製、ボリ
アリレートとポリエチレンテレフタレートのブレンドポ
リマー)、ポリカーボネート、ポリカーボネートとポリ
エチレンテレフタレートのブレンドポリマー、ボリアリ
レートとポリカーボネートとポリエチレンテレフタレー
トのブレンドポリマー等を使用し得る。
なお本発明で使用するポリエステル樹脂ないし耐熱性樹
脂中には、本発明の目的を損なわない範囲で安定剤、顔
料、酸化防止剤、熱劣化防止剤、紫外線劣化防止剤、帯
電防止剤、抗菌剤等の添加剤やその他の樹脂を適看加え
ることができる。
第1図は本発明の多層容器を形成するための予備成形体
くパリソン〉の−例を示す断面図である。
多層予備成形体は口部1と胴部2と底部3とからなる。
第2図に詳細に示すように、口部1はネジ山11とロッ
キングリング12とサポートリング13とを有する。本
実施例においては口部1は外側から順に耐熱性樹脂層1
4、ポリエステル層15、耐熱性樹脂層16、ポリエス
テル層17及び耐熱性樹脂層18からなっている。また
開口端19は全面的に耐熱性樹脂層に覆われている。
口部1においては、耐熱性樹脂層14.16.18の厚
さには特に制限はないが、全体で口部1の肉厚の20〜
90%程度であるのが好ましい。なお口IIにおいて、
多層構造の表裏両面が耐熱性樹脂14.18となってい
るのは、耐熱性とともにシール性、耐薬品性等を向上さ
せるという理由からである。
同様な理由により開口端19も耐熱性樹脂層からなって
いる。
一方胴11flS2はポリエステル層20のみからなる
また底部3は少なくとも一層の耐熱性樹脂層23を有す
る。
第3図は本発明の別の実施例による多層容器を形成する
ための予備成形体の口部を示す。第1図の実施例と同様
に、この多層予備成形体の口部はネジ山26、ロッキン
グリング28及びサポートリング30を有する。この実
施例では、口部は外側から順に耐熱性樹脂層31、ポリ
エステル層32、耐熱性樹脂層33、ポリエステル層3
4、耐熱性樹脂層35、ポリエステル層36、耐熱性樹
脂層37の7層からなり、開口部38は全体的に耐熱性
樹脂からなっている。
第1図に示す予備成形体の底部の層構造の他に、種々の
層構造のものを用いることができる。第4図はその幾つ
かを例示するもので、(a)は耐熱性樹脂層41.42
を有する例であり、(b)は極く薄い耐熱性樹脂層43
に挟まれて厚い耐熱性樹脂層44を有する例であり、(
6)は比較的薄い45.46 に挟まれて厚い耐熱性樹
脂層47を有する例である。
次に上記種々の層構造の予備成形体の製造方法について
説明する。上記予備成形体の成形は共射出成形法により
行うことができる。共射出成形法は使用するホットラン
ナ−ノズルの形態や、ポリエステル樹脂及び耐熱性樹脂
の共射出開始、停止のタイミング設定の組み合わせによ
り、4通りの方法がある。
方  法  (1) 第5図へに図示するホットランナ−ノズル51を使用し
、第6図へで図示する流路及び樹脂流で予備成形体ゲー
ト52よりキャビティ53中へ第一次ポリエステル樹脂
層を射出した後、耐熱性樹脂B及びAを共射出し、さら
に第二次Aの射出を行う。
方  法  (2) 第5図Aに図示するホットランナ−ノズル51を使用し
、第6図Bで図示する流路及び樹脂流で予備成形品ゲー
ト52よりキャビティ53中へ第−次へを射出した後、
B及びAを共射出し、さらに第二次Aの射出を行う。
方  法  (3) 第5図已に図示するホットランナ−ノズルを使用しく東
6図Cで図示する流路及び樹脂流で)、第一次Aの射出
を行った後、B及び八を共射出し、さらに第二次A射出
を行う。
方  法  (4) 第5図A、81.:図示のホットランナ−ノズルを使用
し、第6図A、B又はCに図示する流路及び樹脂流で、
第一次への射出を行った後′、完全にAの射出を停止し
た状態でBの射出を行い、Bの射出の完了後に、第二次
Aの射出を行う。ここで2層の易結晶化層が成形される
条件は、B射出が行われた後、A射出が不連続的に再開
されることである。
口部に耐熱性樹脂層を集中するためには、方法(3)で
さらに第5図已に図示の中央A流路にチャツキ弁76を
介在させ、Bの流路をAの流路の射出樹脂圧により開閉
し得るようにした構造のホットランナ−ノズルを使用す
るのが望ましい。また方法(3)によればAの流路が2
層に分かれ、この間にBの流路があるため、口部集中が
容易である。
予備成形体はまた2ゲート共射出法によっても成形する
ことができる。この方法によれば、まず第1O図に示す
コア型110、リップ型111、及びキャビティー型1
12により成形されたキャビティー120 を有する射
出金型に、ポリエステル樹脂射出用ノズル113よりポ
リエステル樹脂を射出し、ポリエステル樹脂を胴部に対
応する部分のキャビテイー領域120内に流入せしめる
。一方耐熱性樹脂射出用ノズル114より耐熱性樹脂を
射出し、突出リングを少なくとも1つ以上設けた耐熱性
樹脂射出用ゲート115より半径方向に耐熱性樹脂を流
入せしめる。
引き続きポリエステル樹脂と耐熱性樹脂を同時に射出し
、口部に充填する。このような操作を繰り返すことによ
り、所望の層構造の口部を形成することができる。また
底部の層構造については、前述の通りノズク113 よ
り共射出することにより行うことができる。
次に予備成形体(パリソン)に延伸ブロー成形及び熱処
理を施す。
第7図は本発明の延伸ブロー成形法及び熱処理法を概略
的に示すものである。
まずポリエステルのパリソン70aを、予め80〜12
0 ℃の延伸温度T1に温度調整しておく。このような
温度調整は、赤外線加熱器等を用いて行ってもよいが、
内面に沿って複数の層状ベルチェ熱電素子を配した温度
調整型を用いて行うのが好適である。温度調整は、パリ
ソン成形後、その冷却を制御するか、あるいは−旦室温
付近まで冷却後あらためて加熱調整する方法のいずれに
よって行ってもよい。
次いで第7図(a)に示すように、温度調整したパリソ
ン70aを口部金型72a、72bで挟持しながら金型
内に設置する。金型は基本的に一対の割型73a 、 
73 bと底部入子型74と口部金型?2 a 、 7
2 bとからなる。(ハ)において、口部金型?2 a
 、 72 bに加熱装置75を取りつける。加熱装置
75は棒状ヒータ76と、これに連結した駆動ロッド8
1と、棒状ヒータ76を保護し、熱処理時以外の工程中
外気との接触による熱損失を防止する機能を有し、且つ
棒状ヒータ76をパリソンないし成形容器内に挿入した
りこれから抜き出すためのヒータスライド筒82かから
成っている。駆動ロッド81の固定ブロック86下端に
は、加圧エアの導入口83及びリード線84が設けられ
、ヒータスライド筒82の側面には加圧エアの抜気口8
5が設けられている。なおこれら金型装置の各部は、固
定装置により固定され、またエアシリンダー等駆動装置
に連結され、第7図(a)〜(f)に示したような一連
の運動を行うものであるが、駆動装置ならびに固定装置
の図示は省略する。
第7図(C)において、パリソン70a内部に棒状ヒー
タ76を挿入し、そこから加熱加圧エアを噴出し、パリ
ソン70aを延伸ブロー成形する。
棒状ヒータ76の詳細な構造は第8図に示す通りである
。棒状ヒータ76は駆動ロッド81と一体的に連結して
おり、ステンレス等の金属製の円筒状の外筒部91を有
する。外筒部91内には、その内壁に沿って、一対のニ
クロム線102aを:4go等の電気絶縁、’1ij1
021]を介してステンレス’i!102cにより被覆
してなる径が1.5〜3羅φの線状発熱体102 が螺
旋状に巻き込まれており、それ自体の弾性を利用して外
筒91内に固定され、ストッパー106 により固定保
持されている。更に外筒部91の外周には、赤外線輻射
用のたとえば5102、A120i等のセラミック又は
CuO等の金属酸化物の!103 が焼結等により形成
されている。また外筒91の先端には、パリソン底部を
突押しするためテフロン等の熱の不良導体よりなるロッ
ド頭97がネジ止めされている。
また外筒91の側壁には多数の加圧加熱エア放出口10
4が設けられている。なお線状発熱体102 は駆動ロ
ッド81内を通り、Qリング107 により固定ブロッ
ク86に固定されている接続スリーブ108 を介して
、リード線84に接続している。
このような構造の棒状ヒータ76を用い、放出口104
から加熱加圧エアをパリソン70a内に噴出することに
より、パリソン70a は二軸延伸ブロー成形され、金
型の内壁に沿った形状に膨張変形する(第7図(d))
次にこの状態で輻射加熱により成形体の熱処理を行う。
輻射エネルギーは、線状発熱体くシースヒータ)102
 によりセラミック発熱体層103 が加熱され、放射
される赤外線エネルギーである。
以上の延伸ブロー成形及び熱処理の工程において、(a
)パリソンの口部及び底部はほとんど延伸されず、胴部
のみが延伸されること、及び(′b)口部及び底部にの
み耐熱性樹脂層が設けられていることに謹み、口部、底
部胴部における金型温度を異なるものとする必要がある
。本発明においては、口部及び底部の金型温度は耐熱性
樹脂層のガラス転移点より低い温度に調節し、胴部の金
型温度はポリエステル樹脂の結晶化温度以下でガラス転
移点以上の温度に調節する。具体的には、耐熱性樹脂の
種類によっても異なるが、口部の温度を30〜70℃程
度に調節し、また底部の温度を40〜100 ℃程度に
調節し、また胴部の金型温度を85〜130 ℃程度に
調節するのが好ましく、より好ましくはそれぞれ40〜
50℃程度、50〜70℃程度及び90〜110 ℃程
度に調節する。また延伸ブロー成形用の加熱加圧エアの
温度は70〜300 ℃程度であり、圧力は3〜40 
kg / cd程度である。
延伸ブロー成形後、加熱加圧エアとともに棒状ヒータ7
6の輻射熱により急速に加熱する。
これにより容器70cを金型本体73a 、74bのベ
ース温度T0より少なくとも10℃高く融点より10℃
以上低い熱処理温度T2に加熱し、この温度で保持する
。これにより容器70cの延伸成形時の応力が緩和され
るとともに延伸配向下での結晶化が進み熱処理が行われ
る。熱処理温度T2での保持時間は。
金型離型後の体積収縮率が1%以下で、且つ球晶による
白化のない容器が得られるような時間を試行的に決定す
ればよく、通常10〜30秒程度で程度。
放出口104から放出された加熱加圧エアは、容器内壁
70c内を対流しつつこれを加熱した後、駆動ロッド8
1と口部金型72a 、72b及びヒータースライド筒
82との間隙を通じて抜気口85より排出される。
熱処理終了後、加熱エアの放出を停止し、棒状ヒータ7
6を容器70d の外部へ抜き出し、ヒータースライド
筒82内に収容する(第7図(e))。これにより容器
70d は密着する金型73a 、73b により冷却
されてベース温度T0付近まで冷却される。冷却に必要
な時間は5秒ないし15秒程度であり、熱処理温度T2
への内部加熱に要する時間と同程度である。これにより
離型時の温度T3は熱処理温度T2より少なくとも5℃
、望ましくは10℃以上低い温度とする。次いで、抜気
ならびに型開きを行い、冷却した容器70cを取り出す
く第7図(f))。抜気は抜気口85を通じ、開放弁(
図示せず)を通して行われる。
第7図(a)〜げ)に図示し、上記で説明した一連の過
程により、延伸ブロー成形ならびに熱処理を行い、短時
間で熱効率がよく、寸法均−製に優れたポリエステル樹
脂製耐熱延伸中空成形容器を製造することができる。
〔実施例〕
第1図に示す多層構造の予備成形体をポリエチレンテレ
フタレートとUポリマーにより形成し、第7図に示す金
型内に設置した。底型、胴部型及び口部型の温度をそれ
ぞれ55℃、98〜105 ℃及び50℃に設定し、棒
状ヒータ76を予備成形体内に挿入しつつ、約80〜1
00 ℃の加熱エアを噴出し、延伸ブロー成形をした。
さらに500Wシースヒータを巻き込んだ棒状ヒータで
15秒内輻射加熱を行った。
冷却後成形された多層容器は全体的に十分な透明度を有
するとともに、口部及び底部において良好な耐熱性を有
していた。
〔発明の効果〕
以上詳述した通り、パリソンの延伸ブロー成形及び熱処
理において、耐熱性樹脂層を有する口部及び底部に接す
る金型の温度を、耐熱性樹脂のガラス転移点より低い温
度に調節し、またポリエステル樹脂のみからなる胴部に
接する金型の温度をポリエステル樹脂の結晶化温度以下
でガラス転移点以上の温度に調節し、容器内部からの加
熱による胴部の熱処理により、耐熱性、機械的強度等に
優れた口部、底部及び胴部を存するとともに、良好な透
明度を有する延伸ブロー成形容器を、単層の非耐熱性ポ
リエステル延伸ブロー成形容器とほぼ同程度の成形サイ
クルで、得ることができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の方法に使用する延伸ブロー成形用多層
予備成形体の一例を示す断面図であり、第2図は第1図
の多層予備成形体の口部を示す部分断面図であり、 第3図は本発明の別の実施例による多層予備成形体の口
部を示す部分断面図であり、 第4図は種々の層構造の多層予備成形体の底部を示す部
分断面図であり、 第5図は種々の層構造の多層予備成形体を製造するのに
使用するホットランナ−を示す断面図であり、 第6図は第5図のホットランナ−における各樹脂流を図
式的に示す図であり、 第7図は本発明の方法の各工程を概略的に示す図であり
、 第8図は本発明の方法に使用する棒状ヒータの一例を示
す断面図であり、 第9図は第8図の棒状ヒータの断面図であり、第10図
は多層予備成形体を製造するのに使用する2ゲート金型
の一例を示す断面図である。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 口部、胴部及び底部からなるポリエステル樹脂製透明耐
    熱性多層容器を延伸ブロー成形法により製造する方法に
    おいて、前記口部及び底部に少なくとも1層の耐熱性樹
    脂層を設け、前記口部及び底部に接する金型部の温度を
    前記耐熱性樹脂層のガラス転移点より低い温度に調節す
    るとともに、前記胴部に接する金型部の温度を前記ポリ
    エステル樹脂の結晶化温度以下でガラス転移点以上の温
    度に調節し、加熱加圧エアを吹き込むことにより延伸ブ
    ローし、次いで輻射加熱により前記金型温度以上に加熱
    した後輻射加熱源を容器外に移動し、前記金型温度付近
    まで容器を冷却し、離型することを特徴とする方法。
JP63125586A 1988-05-23 1988-05-23 透明耐熱性多層容器の製造方法 Pending JPH01294025A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH06209760A (ja) * 1993-01-21 1994-08-02 Dainippon Printing Co Ltd 培養容器
JPH07257533A (ja) * 1994-03-18 1995-10-09 Dainippon Printing Co Ltd 耐圧自立容器
JP2021194899A (ja) * 2020-06-18 2021-12-27 株式会社青木固研究所 射出成形型とプリフォーム成形方法、及び中空体の製造方法

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