JPH01293867A - 人工肛門用連結器具 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は人工肛門用連結器具、更に詳しくは、人工肛門
を持つ患者に人工肛門用袋を接続するのに有用な連結用
器具に関する。

ツーピース型の人工肛門用装置であって、人工肛門用パ
ウチに固着した連結要素に機械的に掛合するようになっ
た連結要素を体側面に備えた、商業的価値の高いものが
、ステアらの米国特許第４４６０３６３号および英国特
許第１５７１６５７号に記載されている。

新しいパウチを体側面に固着するとき体に対する加圧を
最小化するための、他の商業上入手しうる装置としては
、アレキサングーの米国特許第４４１９１００号および
英国特許第２１１５２８８Ｂ号で示されるように、接着
剤パッドと体側運結要素間に柔軟なプラスチックウェブ
を設けたものが知られている。また別の商業上入手しう
る装置として、ジエンセンのヨーロッパ特許出願第９８
７１８号に示される、接着剤パッドと体側連結要素間に
アコーディオン要素を用いたものがある。

上記市販装置の改良品がステアの米国特許第４７１０１
８３号および英国特許第２１４８７１６Ｂおよび２１７
９５５６Ｂ号に記載され、その改良点は、体側連結要素
と接着剤パッド間に柔軟なシュートリングが介在されて
いることである。またステアらの英国特許第２１１９６
５４Ａ号には、体側連結要素が接着剤パッドから角度を
なした横フランジを有し、そのフランジの屈曲部とパッ
ド間にアプリケーターが挿入されている他の具体例か記
載されている。アーノンらの米国特許第４６４２１０７
号において、ステアらの市販装置の体側連結要素と袋側
連結要素間に独立したアコーディオン要素が使用されて
いる。フエルガソンの米国特許第４６６４６６１号にア
コーディオン要素の変成改良品の記載かあり、また米国
特許第４６４８８７５および４６８５９９０号で、接着
剤ノ寸ツドと体側連結要素間にポリマーフオームが使用
されている。

エドワーズらの米国特許出願第２１８１６５２Ａ号には
、体側連結要素が強靭もしくは半硬質の段付支持部材に
よって接着剤パッドから一定間隔にある人工肛門用器具
が開示されている。エドワーズのＰＣＴ出願ＷＯ／８５
１０３４２７および英国特許出願第２１９０８４１Ａ号
に、回転式ベルトの取付用リングを包含する人工肛門用
器具か開示されている。エドワーズの英国特許出願第２
１９３８９３Ａ号に、機械的に嵌合し合う体側および袋
側連結要素を有する人工肛門用器具が開示されている。

ステアらの英国特許第１５６８８６０号に、体側要素が
屈撓性のシール片を包含し、袋側および体側要素がベル
クロ（Ｖｅ４ｃｒｏ　）で接合している人工肛門用器具
が開示されている。ステアらの英国特許第１５７９８７
５号に、差込式連結要素を用いた人工肛門用器具が開示
されている。ステアらの英国特許第２１２１９０２Ｂ号
に、体側連結要素が、内部壁を有するフランジと、該内
部壁から半径方向へ一定間隔にあり、かつ相互に隔離さ
れた周囲に突出する一連の部材からなり、袋側連結要素
が、屈撓性シール片を持つリブを包含している人工肛門
用器具が開示されている。ステアの英国特許出願第２１
６３３５０Ａ号に、体側連結要素がＶ形状のもので、人
工肛門用袋の溝型連結要素内に嵌合しうるようになって
いる人工肛門用器具が開示されている。ステアの英国特
許出願第２１７３４０３Ａ号に、Ｖ型体側連結部材が入
れ予成にスライド可能で、使用者の指がＶ型部の下へ接
近できるようになっている人工肛門用器具が開示されて
いる。ステアの英国特許出願第２１８３４８１Ａ号に、
内部シュート部材を包含する人工肛門用器具が開示され
ている。ステアらの英国特許出願第２１９３０９８Ａ号
に、３つの部品からなる人工肛門用器具が開示されてお
り、該器具において、体側連結要素はフランジ、中心シ
ュート、および−夕１］になった間隔突起を有し、袋側
連結要素はシュートの外壁部を包囲して掛合する屈撓性
シール片と、間隔突起にスナップ嵌合しうる突出リムを
有し、第３部品は回転して、リムと突起間をポジティブ
に締付けることができるようになっている。ステアらの
米国特許第４５１８３８９号に、ピンとヘッドのからみ
合いによって２つの連結要素を固定する人工肛門用器具
が開示されている。ステアの米国特許第４５５９０４８
号に、連結部が体側連結要素にスナップ嵌合できるよう
になった環状リングを有し、このため使用者は親指をリ
ングの下に置き、新しい袋を取付けるときに用いる内方
への力に対して体側連結要素を支えることができるよう
になった人工肛門用器具が開示されている。

他のツーピース型の機械的に接合する人工肛門用器具は
、シュナイダーらの米国特許第４６１０６７６号、モー
ヒラジンの米国特許第４６１０６７７号、オツツコウス
キーの米国特許第４３５９０５１号、ハウヤーのヨーロ
ッパ特許出願第１６３９７９号、ジョーンズのヨーロッ
パ特許出癩第２５１５０２号、およびカイの英国特許出
願第２１９３４３９Ａ号に記載されている。

本発明の目的は、相互に掛合しうる連結要素を有し、そ
の一方（体側連結要素と称す）は医療用接着剤パッドに
固定され、または固定することかでき、他方が人工肛門
用袋に固定され、または固定することができるタイプの
改良した人工肛門用連結器具を提供することにある。

発明の構成と効果 すなわち、本発明は、４つの環状部品から成り、第１物
品は医療用接着剤パッドを介して着用者の体に取付けら
れ、かつ回転式締付はリングである第２部品によって第
３部品にも取付可能であり、第３部品はそれ自体プツシ
ユ嵌合により第４部品に取付可能で、第４部品は人工肛
門用袋に接続されることを特徴とする人工肛門用連結器
具を提供するものである。

かかる本発明器具の使用にあって、最初に第４部品（袋
側連結リング）と第３部品を、第１および第２部品から
分離しながら、スナップ嵌合する。

第２部品（回転式締付はリング）は好ましくは、第３部
品に係留（ｃａｐｔｉｖｅ　）されるが、第３部品に対
して回転しうるようになっている。第１部品を医療用接
着剤パッドを介して着用者に取付ける。

このように第２、第３および第４部品を予め組立ててか
ら第１部品に組合せるため、されると痛い小孔周辺部に
対して圧力を加えることはない。次に、締付はリングで
ある第２部品をその非締付は位置まで回転せしめ、接続
した第３および第４部品を第１部品の上方に設け、やさ
しくそっと置き、次いで第２部品をその締付は位置まで
回転せしめる。

以下、添付図面を参照して、本発明器具についてより具
体的に説明するが、本発明はこれらの具体例に限定され
るものではない。

第１〜４図はそれぞれ、本発明器具を構成する第１、第
２、第３および第４部品の一例を示す半径平面の断面図
、 第５図は第１〜４図の各部品の組立て方法を示す断面図
、 第６図は第１図の第１部品の正面図、 第７図は第２図の第２部品の正面図、 第８図は第２部品を矢印Ａ（第７図）から見たくぼんだ
戻り止め部を示す第２部品の部分拡大図、および 第９および１０図はそれぞれ、第３図の第３部品の正面
図および側面図（第３図よりスケールを小さくしたもの
）である。

第１および６図において、第１部品１０は小孔用口１１
を取巻く実質的同品シュート壁１２を△ 有し、該シュート壁１２の一端から、フランジ１６が半
径方向の外方へ延びている。フランジ１６には、アーチ
状に間隔をおいた一連のフック部１４が設けられている
。これらのフック部１４は、小孔用口１１の中心の周り
をアーチ状に等間隔て配列している。図示の如く、６つ
のフック部１４があり、これらは相互に６０°の中心角
度をなしている。各フック部１４の両端を結ぶ中心角度
は３０゜である。しかしながら、６つのフック部の使用
は必須ではなく、また相対的回転によって連結か可能と
なるように、アーチ状に等間隔となるように選定されて
いるが、これも必須ではない。このことは、後に説明す
る記載からより詳しく理解されるだろう。

シュート壁１２から半径方向の外方′へ、かつフック部
１４から半径方向の内方へ溝１７が設けられている。こ
の溝１７の使用目的は、第５図の下の図から明らかなよ
うに、第３部品の一部を受容するためである。

第２．７および８図において、第２部品２０は一般的に
環状の形をしており、かつ周囲フランジ２２を有し、該
フランジ２２は一定箇所に半径方向の内方に突出する延
長部２４を有し、かつ他の箇所にフック部２６を有する
。各延長部２４の内部縁は２５で示されるように面取り
されており、小孔用口は２３で示される。各フック部２
６はくぼみ２７を有し、これは後述の戻・す止めと協同
作動する。

フランジ２２はそれから半径方向に延びる一対有 のラジアルアーム２　ｓ　多結る。このアームは／＼ン
ドルまたはグリップ部として役立ち、第１部品１０に対
して第２部品２０を手で回転させることができる。第５
図の下の図から明らかなように、第２部品２０のフック
部２６は、第１部品１０のフック部１４とフランジ１６
で形成されるくほみの中に侵入する。第７図に示される
ように、各フック部２６はその両端を結ぶ中心角度が２
６°であり、これらフック部２６は相互に６０°の中心
角度をなしている。なお、当業者であれば、第１部品１
０において適切な改良かなされた場合、フック部の数や
相互間隔の中心角度を適宜に変えることかできよう。ま
た、第１および第２部品１０．２０の相対的回転によっ
て、それぞれ締付は位置と非締付は位置間で、フック部
２６をシフトしうろことが理解されよう。相対的締付は
位置において、フック部２６とフック部１４のオーバー
ラツプによって、第１および第２部品１０．２０の軸方
向の分離が防止され、一方、非締付けの相互的回転位置
では、両部品１０．２０を分離することができる。

第３．９および１０図において、第３部品は半径方向の
外方へ延びる環状フランジ３２払実質的円筒状のシュー
ト壁３３を有する。このシュート壁３３は延長壁３３ａ
を有し、延長壁３３ａには、半径方向の外方に位置する
フック部３５と、半径方向の内方に位置する屈撓性の一
体化シール片３６が設けられている。このシール片３６
は、英国特許第１５６８８６０号に記載されている。

第５図で示されるように、フック部３５およびシール片
３６は溝１７に嵌入しうる寸法であって、シール片３６
がシュート壁３３へ屈撓し、かつ外方へはね返って、シ
ュート壁１２と掛合し、気密性および液密性が得られる
。

フランジ３２には、周囲に延びるＶ型運結部材３４が設
けられている。Ｖ型連結部材３４の外側リブ部は、段形
成部３９ｂと面取り縁３９ａからなる。第３部品３０は
小孔用口３７をとりまいており、勿論、この小孔用口３
７は他の部品の小孔用口１１．２３および４８と一直線
に整合する。

第４図におし）で、第４部品は連結リング４０で構成さ
れ、これは図示の如く、人工肛門用袋４６に取付けられ
る。この取付けは、たとえばプラスチック溶接または接
着剤で行ってよい。連結リング４０は半径方向の内部壁
４２を有し、内部壁４２はリング４０の残部と共に溝４
４を形成する。第５図で示すように、第４部品４０を第
３部品３０に接合すると、Ｖ型連結部材３４は溝４４に
嵌入し、リム４３が段形成部３９ｂと接触する。

使用に際し、通常第１部品１０を着用者の体へ医療用接
着剤パッド１３を介して取付ける（第５図）。適当な接
着剤組成物は、チェノの米国特許第３３３９５４６号、
チェノらの米国特許第４１９２７８５号、パラエルチャ
フらの米国特許第４３９３０８０号、またはドイルらの
米国特許第４５５１４９０号に記載されている。接着剤
パッドの体に接触する面は通常、使用前にあっては剥離
紙シートでカバーされている。パッド１３に穴を設けて
おき、使用者はその穴を大きくして、小孔のまわりにぴ
ったり合せることができる。勿論、小孔用の開口は第１
部品１０の口１１と同じくらい大きくすることはない。

接着剤パッド１３の体に接触しない面は通常、薄いポリ
マーフィルムでカバーしておき、該フィルムに熱シール
、溶接または接着剤で第１部品１０を固着するこ七がで
きる。第２部品２０を第３部品３０に固定するが、これ
は第３部品３０の周囲フック部３５に第２部品２０の延
長部２４を押しあてることによって行う。延長部２４の
面取りした内部縁２５は、この操作を助成する。このよ
うに第２部品２０を第３部品３０に対して、回転可能で
かつ安全に取付ける。次いで、組立てた第２および第３
部品に対し、Ｖ型連結部材３４を押しあて、溝４４に掛
合せしめることにより、第４部品４０を取付ける。この
ように人工肛門用袋４６を第２部品２０および第３部品
３０に接続した後、かかる第２、第３および第４部の集
成体を第１部品１０へ組合せ、各部材３３ａ、３５およ
び３６を溝１７へ入れ、第２部品２０のフック部２６を
第１部品１０のフック部１４とフック部１４の間に整合
させる。次いで、リング（第２部品）２０をその締付は
位置まで回転させて、第２部品２０のフック部２６を第
１部品１０のフック部１４とフランジ１６で形成したく
ほみに入れ、このようにして４つの部品１０゜２０．３
０および４０の全てを相互に接続した状態で強固に維持
することができる。第１部品１０の戻り止め１８は第２
部品２０のくばみ２７のいずれか１つと協同作動するが
、この戻り止め１８の設置によって、締付はリング２０
の第１部品１０に対する回転が適切なため、両部品を手
で安全に連結できる状態まで移動しうるという明確な指
示を着用者に与える。この戻り止め配列は、両部品を締
付は位置で保持するのに役立つ。

上述の如く、第２および第３部品を組立てた後に第４部
品の接続を行うが、これに代えて、第３および第４部品
を組立て、次いで第２部品を取付ける方法を採用しても
よい。いずれの場合も、第１部品への接続に役立ち、第
２、第３および第４部品の予備組立が必要であることが
理解されよう。

第１および第３部品１０．３０は低密度ポリエチレン、
第２部品２０は高密度ポリエチレンから作られてよい、
第４部品はエチレン／酢酸ビニルのコポリマーであるプ
ラスチック材料から作られてよい。これら各部品１０，
２０．３０および４０の材料にあって、他の材料も好適
に使用されてよい。

以上の説明から、本発明器具にあって、第１部品１０に
対して、軸方向の圧力を加える必要が実質的にないこと
が理解されよう。この第１部品は通常、されると痛い敏
感な小孔周辺部に固定されるが、これは医療用接着剤１
３を介して行われる。

このように本発明器具によれば、比較的簡単な手の操作
によって、安全でかつ漏れのない人工肛門用袋の取付け
を行うことかでき、しかも重要な点は、着用者のされる
と痛い小孔周辺部に傷をつけたりあるいは加圧すること
がない。

【図面の簡単な説明】

第１′〜第４図はそれぞれ、本発明器具を構成する第１
〜第４部品の一例を示す断面図、第５図は第１〜第４部
品の組立て方法を示す断面図、 第６図は第１部品の正面図、 第７図は第２部品の正面図、 第８図は第２部品の部分拡大図、 第９および１０図はそれぞれ、第３部品の正面図および
側面図であって、 １０：第１部品、２０：第２部品、３０：第３部品、４
０：第４部品、１２，３３：シュート壁、１４．２６，
３５：フック部、１６，２２．３２：フランジ、１７，
４４：溝、３４：Ｖ型連結部材、３６：シール片、１３
：接着剤パッド、４６：人工肛門用袋。 特許出願人　フレイブ・メディカル・プロダクツ・リミ
テッド 代理　人　弁理士青白　葆外１名

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. １．４つの環状部品から成り、第１部品は医療用接着剤
   パツドを介して着用者の体に取付可能で、かつ回転式締
   付けリングである第２部品によつて第３部品にも取付可
   能であり、第３部品はそれ自体プツシユ嵌合により第４
   部品に取付可能で、第４部品は人工肛門用袋に接続され
   ることを特徴とする人工肛門用連結器具。
2. ２．第２部品が第３部品に係留されるが、第３部品に対
   して回転しうる請求項第１項記載の人工肛門用連結器具
   。
3. ３．第３部品が、半径方向に延びるフランジ、シユート
   壁、および断面形状が実質上Ｖ型の周囲に延びる連結部
   材からなつている請求項第２項記載の人工肛門用連結器
   具。
4. ４．４つの部品のそれぞれが小孔用口を有し、第１部品
   の小孔用口の直径は第３部品のそれより小さく、第４部
   品の小孔用口の直径は第３部品のそれより大きい請求項
   第３項記載の人工肛門用連結器具。